ヴァンパイアセイヴァー EXエディション
VAMPIRE SAVIOR EX EDITION
メーカー:カプコン
機種:プレイステーション
発売年月日:1998年11月5日
価格:5800円
ジャンル:アクション(2D・格闘)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
10 9 7 8 8 7 83
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひ!良ぞ!!
・なんと言ってもグラフィックの表現が独特。あえて色数を抑えたアニメ・コミック風の表現+アメリカ受けを狙ったのにアメリカ人に「ヌルヌル過ぎて全体的にキモい」と敬遠されただけの超絶滑らかなアニメパターンが他の格闘ゲームにない強烈な個性。他機種より劣化してるそうだが、それでも凄さは味わえる。この多彩かつ細やかなアニメーションパターンによるウネウネ感、ネロネロ感は他のゲームではなかなか味わえん独特の良さがある。

・登場人物が(誰一人として人間じゃないからある意味当然かもしれんが)圧迫感を覚える程の巨人からちんまい女の子に至るまで、皆人間離れした動きを見せるので見た目にも面白く性能的にもユニークな見た目&性能の技が多い。

・また、キャラ数こそ多いとは言えないと思うが、似たようなキャラがいないので一人一人の個性が立っている。バランスも(強弱はあるそうだが)誰を使っても『絶対負け』とかなく実力でひっくり返せるなどバランスは良い。体力ゲージが少なめで、それほどコンボを繋げる事を要求されないバランスのせいか、格闘慣れしてないプレイヤーにも(他の格闘ゲームよりは)取っ付きは良いと思う。

・カラーエディットモードがあり、あらかじめ登録しておけば好きな色で遊べるのは面白い。ヘンテコな色でウケを狙うも良し。ありそうでなかったカラーリングを地道に作りこんで悦に浸るも良し。

・格闘ゲームと言うとどうしても物量面で物足りなさを感じてしまう事が多いのだが、本作の場合は家庭用モード限定の要素(アーケード版複数作に渡ってのキャラを使い分けられる、オリジナルキャラを作れる、イベントのイラストを収集しコレクションとして閲覧できるモードがある等の物量をカバーしてくれる要素)が多く、好感が持てる。そのハードでできる・しっかり遊べるだけのアレンジの巧さが◎。
イカンですきにー。
・アーケード版や2D系の移植に強かったセガサターン版に比べるとグラフィックやキャラの動きやロード時間が劣化している…そうな(他機種版とか比べられる程やり込んでませんのでね、詳細は割愛)。

・カラーエディットは細かい部位での指定ができない(同じ色は髪でも服でも皮膚でも一箇所変えると全身の全ての部位が変わる)ので、見栄え良く仕上げようとすると結構な慣れがいる。

・プレイステーションに移植されたカプコン格ゲー全般そうなのだが、ゲーム開始時やメニューへの移行など要所要所での細かいロードは結構多い。ロードあたりの時間も短いとは言い難い。終戦→勝利メッセージ→次ステージの表示→バトル開始…と結構な読み込みの多さ&長さ。

・まぁ発売時期的に仕方ないけど、ゲーム内で必殺技のコマンドが参照できないのは面倒と言えば面倒(PS2以前だとゲーム内で説明がある物は殆どなかったと思うので、このゲームだけの欠点でもないが)。

・同時期のSNK格闘と比べりゃそれ程でもないんだろうが、カプコン系格闘にしてはコマンドが複雑で覚えにくい。

・直接サターン版と比べたワケじゃないが、4ボタンで弱中強のいずれかをLRに割り振らざるをえないPSと6ボタンで弱中強の出し分けが容易なSSと比べると操作性で分は悪いとは思う。
THE 感想。
 筆者アルツはまぁ基本的にへっぽこゲーマーですのでね、格闘ゲームだのシューティングゲームだの硬派なジャンルだとお手上げになる事が多い。たた、本作の場合は下手なら下手なりに楽しめる要素が多く、バランスもコンボ重視の作りではないように感じられ、独特の挙動にさえ慣れれば見た目よりは敷居は低いように思われる(もっとも、アーケード版で対人戦で勝とうとするとフレームレベルでの技の入力や厳密なコンボやガチッと固まった戦略が要求されるんだろうけど)。
 純粋な移植度なんかだと同時期だとサターン、後に出たドリームキャストやプレイステーション2版なんかには太刀打ち出来ないんだろうけど、家庭用ならではのアレンジの巧さって意味では完成度は後の作品から見劣りする物では無いと思う。アーケード版と同等の感覚を楽しみたいなら他機種版、あんまり移植度に興味は無くてあくまで家庭用ならではの良さを優先するならこちら、って感じでしょーか。

掲載日:2014年11月24日


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