マインクラフト Playstation Vitaエディション
メーカー:マイクロソフト
機種:プレイステーションVITA
発売年月日:2014年10月29日
価格:2592円
ジャンル:シミュレーション(オープンワールド)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 6 10 8 9 85
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひ!良ひぞ!!
《新たに感じた点》
・他機種版の劣化移植の域には留まってはいるが、大まかなゲーム性自体は失われておらず、エッセンス自体はしっかり味わえる。

・タッチパネルでのアイテムの選択の操作はアイコンが大きめで思ったよりも誤操作が出なくて助かった。ムリヤリ感も無く、直感的に操作できるのは良い。

《他機種と同様の点》
・驚異の時間ホイホイっぷりは健在で穴を掘ってたり素材を集めたり建物を建造してたりするとあっという間に数時間が経過してしまう没入度の高さは凄い。

・すべてがドットで成り立ってる世界。テイストとしては洋ゲー全開なんだけど、このドットテイストのおかげで他の洋物オープンワールド系RPGなんかにありがちな癖の強さがかなり暖和されてるとは思う。例えるなら無限に用意されたレゴブロックで世界そのものを作っていける感じ。この圧倒的なスケールの大きさはスゴい。
イカンぞな。
《新たに感じた点》
・どこか全体的に処理がワンテンポ遅い感じで、快適性ではどうしても劣化版という印象が抜けない。場所によっては処理落ちしたりフレームレートが落ちたり、性能的にはちょっとムリがあったのかな…って感じではある。遊べる事は遊べるけど、挙動がたまに不安定になる辺り、もうちょい頑張って欲しかった気も。

・グラフィックもかなりグレードダウンされてる印象で光源処理などは据置機版から一回り二回り見劣りするのは否めず。地形がポップアップで表示される点や表示される区域が狭い点から、広大さを感じにくいのは地味に痛い。

・フォントが大昔のPCゲームみたいな無骨で角ばった味気ないデザイン。これはローカライズの時点でどうにでもできたと思うのだが…。

《他機種と同様の点》
・多くの道具に耐久力が設定されていてしかも頻繁に壊れるのがちょっとめんどくさい。食料に関しては難易度変えてOFFにできるが、装備品は壊れるやつは絶対すぐ壊れる。

・明確な目的は一切存在しないタイトルなので、自分で何かしら野望を持って動かないと何もやる気がしないのが欠点と言えば欠点。
THE 感想。
 基本的には良い点も悪い点も他機種版と一緒ですんで、そちらのレビューもご参考にどうぞ → こちら

 恐らく、国内でマインクラフトと言ったら、多分40万だか50万だか売れてるこのVita版って事になるのかな?この率直に言えば据置機で出たやつの劣化版に留まっていて、映像のみならず快適性の部分でも据置機版よりかなり劣るかなぁ…といった印象。Vitaならではの明確な利点ってのは持ち運べる点以外は見当たらない。
 ただ、劣化してるとは言えどエッセンス自体が失われている訳ではないからしっかり楽しめるし、携帯機という事で手軽に遊べる点は嬉しい。その点ではしっかり機種毎のすみ分けは出来てるのかなー…といった気はする。

掲載日:2015年12月21日


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