実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル
メーカー:コナミ
機種:プレイステーションVITA
発売年月日:2016年4月28日
価格:基本無料(アイテム・ガチャ課金)
ジャンル:スポーツ


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 5 4 4 4 48
プレイ時間…20〜25時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
サイコーでやんす!
・イベント時のグラフィックは3Dっぽいが、2D時代のイラストのテイストに近くなった。2013辺りは手抜き3Dモデルでグラフィックが退化していたが、水準としては元に戻ったかな、と。試合のグラフィックも概ね家庭用版の同ハードの物と遜色ない作りかと。

・試合では打者は敵の変化球が投球前には判別できなくなった。事前に投げる球種が判るってのもどっか変だったし、これは良い改良点だと思う。

・基本無料のガチャ課金ゲーだが、2013と違って試合に負けたりダイジョーブ改造で失敗したりするたびに『時間を戻しますか?(※要課金)』なるえげつない要素が無くなった点は評価する。

・「なんとなく」でダラダラと遊べてしまう意味ではまぁ基本無料のメリットもあるにはあるのかなー…とは思う。後述の通り重課金が前提っぽいから、強い選手(もしくは過去作で作れた程度)を作ろうとすると途端にストレスの塊となったりするが。

・選手の髪型や顔の種類がほんのり増えた点は◎。
クーン……(※いかんのである
バランス面は重課金前提っぽくてかなりしょっぱい。過去作よりも明らかに課金へ誘導するバランスで無課金ではザコを量産する羽目になる。2013〜2014のサクセスのデッキ制を採用しているが、過去作よりもセットしているキャラのレア度で完成する選手の強さが左右されやすい(レアでないキャラをセットしているとオールBはおろかC程度の選手を作るのもしんどい)。

・試合や一打席勝負の前後のロードはクソ長い。どうも作品を重ねる毎にどんどん伸びてる気がする…。どうしても周回して遊ぶスタイルのゲームゆえ、この長いロードは嫌でも気になってしまう。

・現状ではシナリオが2つしか選べない。悪い意味で作業的になりがちゆえ必然的に飽きる。2013でも同じ事を感じたけど、最初から4〜5個くらいは選べるようにしてて欲しかった。いくら基本無料って言っても、これじゃ作りかけを売ってんのと何ら変わらん気が。

・試合で投手で遊んでいると、スタミナが完全に切れていても回をまたぐまでは交代できない。必然的にボッコボコにされる事になる。これ、2013の時も同じように文句言ったつもりあるが、…コナミ、直す気ねぇな…。

・パワチャレでは過去作と違って操作強制だが、相手の方が格上の場合、自分が抑えても自分が本塁打打っても勝手に逆転されるので虚しくなる。回ってきた打席で全部ホームラン打ってもダメとかさ、戦力差で全て決まってプレイヤーが介入できんならば、最初からオート進行でいいんでないの、これ。

・フォームが家庭用版と比べ、明らかに少ない。基本無料だし仕方ない面もあるが。
感想ノ進歩ニ犠牲ハ付キ物デース…。
(※感想である
 アプリ版パワプロはやった事はないが、どうやらそっち準拠の作りかつ劣化版っぽい。かつ、バランスはそちら同様重課金ゲーっぽいんで、ゲームとしての楽しさよりもコナミの課金へのえげつなさばかりが前面に出てきてるなァ…と言った印象。あくまで「タダでも遊べる」はウリ文句であって実際は重課金ゲーっぽいんで、コナミにお布施する気が無かったらパスでよろしいかと。時間は際限なく潰せる内容だけど、あちこちと昔できた事がダメになってたりしてストレスを抱える事が多いんで、これを遊ぶなら良作の域にあった過去作の方が純粋に楽しめる気がする。

 あくまでゲームじゃなくてコナミへのお布施アプリ止まり。元から期待してないけど、期待しただけアホだった…(苦笑

掲載日:2016年5月30日


機種別一覧(PSV)に戻る

レビュートップページに戻る

縮緬遊戯堂トップページに戻る