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コットン100%
メーカー:データム・ポリスター
開発:サクセス
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1994年4月22日
価格:8800円
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)


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スーファミ2023年復刻版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 7 7 7 6 72
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのでござ〜る。
・グラフィックの描き込みは非常に細かく、キャラクターのみならず背景とかも動く部分が多くてなかなか凝っている。カラフルで楽しげな雰囲気が良く出ているかと(もっとも、中盤辺りからは敵の攻撃もそれなりに厳しいため、あんまりゆっくり背景の描写を楽しむ余裕はナイけどね!)。カラフルで「カワイイ」路線のシューティングって事で、イメージ的にはセガの『ファンタジーゾーン』だとか90年台以降のアニメ的な表現が増えたコナミ『ツインビー』だとかに近い。

・シューティングゲームと言えばどうしても世界観の説明とか端折り気味になる事が多いが、ステージ間にはストーリー要素を持たせキャラや世界観に深みを持たせてるのも良し(そんな長ったらしいワケでもなく、ゲームに集中したい場合は飛ばせるし、まぁ程よい塩梅かと)。

・自機へのダメージは一発ミスなんで難易度自体はそこまでユルい方でも無いが、難易度設定で幅広く調整できる。壁への接触ではダメージを受けず、ミスした際の復活は巻き戻しではなくその場復活制なため、敷居自体はそんなに高くは無いかな…とは思う。

・カセットメディアなスーファミながらそれなりに喋るのが当時としては珍しかった(ボイスは容量を食うので入ってるゲームは少なかった)。
イカンのであ〜る。
・グラフィックが可愛らしくて凝っているのはよろしいのだが、画面構成はゴチャゴチャしていて、悪く言えば視認性はあんまり良くない。敵弾が背景に馴染んで見づらく、当たり判定が大きい事もあってよく分からないウチにミスになってしまう事が結構ある。前述の『ツインビー』ではこういうイライラ要素が無かったのを思えば、敵弾のカラーリングだとか敵配置だとかにちょっと配慮が足らん部分があるのかなー、と。

・敵や弾に触れると一発死なのだが、初見殺し的な高速の体当たりだとかもそれなりにあり、覚えゲー的な色合いも濃いかなーと。覚えゲーが駄目とは言わんが、ちょっと理不尽に思える場面もあったり。
感想な〜の。
 魔女っ子が主人公のコミカルタッチなシューティングゲームのスーパーファミコン版。

 システム自体はオーソドックスな2D横スクロールシューティングって感じであり、そんなに突き抜けて個性的な要素だとか奇抜な要素が無いため案外ジミではあるが、しっかり丁寧に作られてるって意味では良い出来と思う。スーファミ中期の佳作〜良作って感じですな。

掲載日:2024年12月10日


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