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JOE&MAC 戦え原始人
メーカー:データイースト
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1991年12月6日
価格:8500円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 5 5 6 5 59
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
サイコーだYO!
・スーパーファミコンのアクションゲームとしてはごくオーソドックスな造りであり、使うボタンも少ない。毎回妙な独自性を発揮していたデータイースト製のゲームとしては珍しくシンプルで馴染みやすい作りとは言える。

・難易度設定が可能で、自分の腕に合わせて難易度を変えて遊べる点は◎。敵やトラップの配置にしても、元がアーケードの作品にしてはプレイヤーを理不尽に殺しに掛かって来るような意地悪さは無く、その点でもマイルドな作り。その場復活制なので、復帰がしやすいのもありがたい。

・グラフィックの出来は並程度で突き抜けた綺麗さは無い感じだが、キャラクターが大きめに描かれており、横スクロールアクションとしては迫力はある方だと思う。

・互いに当たり判定のあって2人ともほぼ対等な立場で2人同時プレイで遊べる点は、横スクロールアクションとしては珍しい。大味な展開になりがちだが、ワイワイ遊べるって意味では楽しかったよなー、と記憶。
ダメなんだZE!
・挙動はかなりトロ臭い感じでモッサリしている(ダッシュしてもまだ遅い)。敵に攻撃を加えた時のフィードバックもイマイチで、アクションとしては爽快感はあまり感じられない。

・敵の耐久力がかなり高く、1体の敵に何度も攻撃を撃ち込まないと倒せない。プレイヤーの当たり判定も大きく避けて進むのも無理があるため、その都度足を止めて安全を確保しながらチビチビと進む展開になりがち。テンポはあんまり良くない。

・ボリュームは今一つ。ステージ数も少ないし、1つの面あたりの長さも短く、ちょっと進むとすぐボス…って流れ。もうちょっと通常のアクション部分が長くても良かった気が。また、セーブ・パスワード機能が一切無いため、必ず通しで遊ぶ必要がある点は不親切。

・「このゲームならでは」の個性には乏しく、正直あんまり印象には残らない内容ではある(わしゃ昔はシリーズ作を多数やってたのに、スイッチさんで遊ぶまですっかり忘れてたし)。
感想じゃんよー。
 データイースト製の横スクロールアクションゲーム。データイーストにしては妙に無難な作りであり、奇をてらった要素が無いため取っ付きは良い。使うボタンもジャンプと攻撃のみであり、シンプルにまとまっていて馴染みやすい。一方、アクションゲームとしては挙動が万事トロ臭い・敵が無駄に固いためその都度足止めされてなかなか先に進めない等、爽快感はあんまり感じない。

 良くも悪くも『フツー』程度でそんなにハマった記憶も無く、正直な所あんまり印象に残るようなゲームでも無かったと思うのだが、何故かスイッチさんオンラインのスーファミのラインナップに加わったので20年ぶりくらいに遊んでみた次第。
 まぁやっぱり昔と一緒で「うん、フツー」って感じで「うおー!おもしれー!」って感じない辺りはこのゲームらしい…(笑)。まぁ並程度なだけで別に駄目なゲームでは無いんで、当時の標準的なクオリティの作品として懐かしむ分にはよろしいかとは思う。

掲載日:2021年6月22日


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