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スーパーE.D.F.
メーカー:ジャレコ
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1991年10月25日
価格:8700円
ジャンル:シューティング(2D横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 5 7 6 6 6 62
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひ!良ひぞ!
・武器の種類が何と8種類もある!!「敵貫通で画面端まで届くが威力が効かない」とか「全然飛ばないけど爆風で倒せるし威力もある」とか「威力は期待できんけど敵をホーミングするし連射速度も速い」などなど、個性的な物が揃っている。

・グラディウスとかR-TYPEみたいにかっちりパターン化するよりは、その場その場でのアドリブ性が重要なバランスっぽい。前者のような練り込まれたステージ構成とかは感じず大雑把な作りだが、その分、シューティング好きでもない大雑把な人間でも楽しめる作りだとは思う。後半の敵は相応に鬼だけど。
ファー!イカンぞな!
・ショットの種類が多いのは良いのだが、使える or 使えないの差は結構大きく、殆ど使い物にならない物もあったりして、先の面に進みたい場合、見た目ほど選択肢は広くない。そう言った意味ではバランスは大味かと。ステージ毎に「これで決まり!」みたいなバランスじゃなく、同じステージの中でも有利不利が出るようなバランス取りだったら、豊富な武器種ももうちょっとウリになり得たと思う。

・敵の配置がワンパターンでちょっと芸が無いかな…。ステージ毎に何か個性があるでもないし、色違いの敵がどのステージでも出て来るし、個性の付け方・メリハリの効き方って面でも同時期のメジャーどころのシューティングより見劣りする印象。

・ラスボスは尋常でない『避け』を強要されんのがしんどい。最近の弾幕系シューティングと違って、自機の判定はやたらでかいので、そのハンディを抱えて避けに徹しなければならないのは辛いかと。

・曲自体の出来は悪くないと思うんだが、スーファミの出始めのタイトルで散見する音質のチープさが気になる。やや勿体なく思えたりも。
感想じゃけいのぅ。
 元はアーケード作品、かつアーケードのリリースから間を置かずに移植された作品らしいが、アーケード版は1回もやった事ないので、そちらとの比較は割愛。

 この時期のシューティングと言えばどんどん高難易度化していって客層を選ぶようになっていった印象だが、このゲームの場合そこまでのインフレは見られず、割と妥当なバランスで遊べるって意味では良く
出来た内容だと思う。一方、これと言った尖った長所が感じられないため、やや没個性的で言ってしまえばクソ地味でもある…(笑)。
 総じて「超一流の御馳走!」って域まではいかん印象だけども「フツーに美味しい系のB級グルメ」的な作品だと思う。Wiiのバーチャルコンソールやスイッチさんのスーファミオンライン等でも配信されているので、興味持たれた方はそちらが購入しやすいかと思いますぞ。

掲載日:2014年8月4日
更新日:2019年11月26日


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