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戦え原始人3
主役はやっぱりJOE&MAC

メーカー:データイースト
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1994年2月18日
価格:9350円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 6 5 5 56
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのである!
・アクションゲームとしては奇抜過ぎる要素も無く、まぁオーソドックスな横スクロールアクションで慣れやすい感じ。

・横スクロールで比較的展開の早いアクションゲームで2人同時に遊べるってのが珍しく、操作自体もシンプルなんで友達とガヤガヤ遊べる…ってのが楽しかったように思う(『ファイナルファイト』みたいな動きの遅い格闘寄りのゲームなら兎も角、『マリオ』タイプのゲームでの同時プレイはかなり珍しかったように思うんで)。

・キャラクターは大きめに描写されており、表情も豊かに動くのは◎。
イカンのでござる。
・ステージ数が6つと少なくボリュームもそんなに無い。代わりに1面辺りの長さが長くはなっているが、ダラダラとした構成でボリュームアップには繋がってないし、どうも遊んでてダレるのも否めず。

・女の子に貢物をして結婚したりとか微妙にギャルゲーチックな要素とかも入ってるけど、ホントにオマケみたいなモンって感じ。これによってゲームが面白くなってるって印象も無く、色々と半端な要素にも思える。

・道中がかなり難しい反面、ボスはゴリ押しでアッサリ倒せるのが大半だったり、かと思えば妙に強い敵もいたり…。難易度のバランスはかなりイビツで丁度いいって感じる場面が少なく簡単か難しいか両極に偏りがちで今ひとつ。
感想だぜよ。
 『戦え原始人』シリーズのスーファミでの3作目。前作『2』は違うキャラが主役だったと思うだが、今回はまた『1』でのコンビに戻って内容もそちら寄りに戻った感じである。そんな事情なんでタイトルがそういう感じ(=やっぱりJOE&MAC)になってるのかと。ウケなかったのかな?2の主人公。

 ソレはさて置き、ナンバリングは付いているが、シナリオとかが続き物になってるワケでもなく、独立した内容で楽しめる。ただ、難易度調整がどーも雑に感じられたり、半端なギャルゲー要素が加わってたり、ボリューム自体も少なかったりで、出来自体は前作までと同様に平凡な印象ではある。変なゲームを多数出してるデータイースト社にしてはそんな『ヘンテコ』要素を感じないのも、ある意味では物足りなく感じたり…(笑)。

 かなりマイナーなゲームと思うが、何故かスイッチさんオンラインのスーファミのラインナップに入っており、道中の高めの難易度もインチキ巻き戻し機能で手軽に遊べるようになった点はナイス。

掲載日:2024年3月5日


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