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グランディア
メーカー:ゲームアーツ
機種:セガサターン/プレイステーション
発売年月日:1997年12月18日(SS)/1999年6月24日(PS)
価格:7800円(SS)/5800円(PS)
ジャンル:RPG


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
9 9 6 9 8 10 9 87
プレイ時間…200〜250時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
グレートぜよ。
・熱血漢の少年主人公が活躍する、宮崎アニメのような壮大なストーリー。CGムービーやボイス等の使い方も効果的で良い。登場人物はいずれも個性的で魅力で魅力がある。大御所級の声優が多く、随分予算を奮発しとったイメージはある。

・この作品が出た時点で3Dのフルポリゴンマップを実現しているのはスゴイ!純粋に見た目としても新鮮だったし、演出・臨場感の点でも抜きん出た存在感がある。

・戦闘のシステムはターン制のシステムを取ってはいるが、アクション要素もあり、コンボを繋ぐ面白さがある。戦闘フィールド上をキャラが所狭しと動き回るので賑やか。どの技・魔法をどのタイミングで放つかが重要であり、戦略性が高くやり込みがいがある。

・本筋には関係ない非常に難易度の高い隠しダンジョンが複数用意されているなど、やり込みに対する配慮があるのも良し。
ブーブーぜよ。
・両機種共にロードは何かと長い。また、PS版はセーブ周りのテンポの悪さが気になる。戦闘の前後やフィールドの切り替えで当然のごとく長い読み込みが発生する他、ステータス画面を開くだけで2秒ほどかかるのは勘弁してほしかった。ロードに耐性の無いわしは常時イライライラであった(苦笑)。ここはモロにCD-ROMゲームのダメなトコを踏襲しちゃってたイメージである。

・3D出始めの頃のゲームって事で仕方ない面はあるが、カメラの出来は今ひとつ。フィールドの切り替え時に勝手にカメラ向きが変わってしまうため(+似た景色の場所が多いせいもある)、道に迷いやすいのが困りモノ。
感想なり。
 ロードが長い等の欠点もあるにはあるが、かなりのボリュームを誇る大作RPG。心躍るストーリーと迫力の演出。サターン/PS1期のRPGとしては、3Dポリゴンで描画された広大なスケールのフィールドが圧巻。新しいゲームのカタチをこの作品で見る事ができた気がする。

掲載日:2004年7月11日
更新日:2020年5月26日


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