ヴァーチャルハイドライド
メーカー:セガ
開発:T&Eソフト
機種:セガサターン
発売年月日:1995年4月28日
価格:5800円
ジャンル:アクションRPG


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
38
プレイ時間・・・7〜8時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
良かですたい。 駄目ですばい。
・セガサターンやプレイステーションと言った世代の初期に見られた特有の胡散臭さがかなり強く出た作品なので、当時を思い出して遊ぶには面白い作品なのかもしれない。(私は思い入れが無いんでスゴいと思えませんが

・RPGだけどスコア制を導入しているので、ハイスコアを目指して繰り返し遊ぶことができるぞっ!!(私はとても繰り返し遊ぶ気になれませんが
・キャラの挙動がかくかくで爽快感がゼロだし、戦闘が面白いわけでもアイテムの使い分けが面白いわけでもなく、アクションRPGとして疑問符が付く内容。敵が完全にただの障害物ってのはどうかと思うが(経験値とかあるでもなく、アイテムも落とさないので戦わないにこしたことはない)。

・その上、とにかく不親切。ゲームそのものの難度も高いが、それ以上に基本的なゲームのシステム面の説明不足に拠る不条理な部分が目立つ。攻略に必要な類の情報は攻略サイトなり本なり別のメディアを参照せんでも判るよう初めから入れててもらわんと困る。何しろこのゲーム、どこへ行き何をすればよろしいか、サッパリわからんのだ。

・マップ自動生成で毎回遊ぶたびに違う世界になる!!・・・とか宣伝してるけど、別に地形とアイテムの位置がちょっと変わるだけでゲーム性を深めてるワケじゃないからあんまり意味を感じない。

・“実写取り込みと3Dポリゴンの融合による超美麗なグラフィック”がウリらしいのだが、・・・・・・。悪いがあんまり綺麗だと思えない、ってかむしろ発売した時期を差し引いても汚い。実写取り込み風のキャラは動きがカクカクだし、ポリゴンは剥き出しだし、スクロールは粗いし。主人公も中年太りのオッサンぽくてカッコいいとは言い難いよなあ。悪い意味でリアル化してどうするよ?

・べらぼうにセーブデータの保存領域を食うのが気になる。パワーメモリーなんかに保存しておくのが無難なんだろうが、アレは接触が悪くてイマイチ信頼性に欠けるし。うーむ、困ったものよのぅ・・・。
感想という話
 PCゲームの黎明期の作品の大幅なリメイクだそうだが、生憎それらの時期にPCを持ってはいなかった故、存在も知らず。とりあえず、不親切なゲームとしか印象が残らない内容。当時不親切でも許されたのはハードの制約上それしかできなかったからであって、それをそのまま持ってくるのはやはり無理があると言うモノ。ゲーム性の古さもちょっと「古き良き」とは言い難い部分が多い。やっぱ時代に合わせて変えるべきところは変えなきゃイカンと思うのだが。

掲載日:2011年4月25日


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