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ゆめにっき
メーカー&開発:ききやま氏によるRPGツクール2003、MV版による開発
機種:Steam
発売年月日:2018年1月18日
価格:無料
ジャンル:アドベンチャー


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
10 8 7 10 7 8 8 86
プレイ時間…50時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
きょうの いいところ
・夢の世界を歩き回るだけ、という簡単な趣旨のゲームだが、とにかく夢の世界の映像やイベント、音楽など、有りとあらゆる演出がとても独特。狂気的な世界やカオスな世界、妙にほのぼのとした世界など、実際の夢や悪夢で見るかのような光景が見事に演出されている。最初から最後までこのカオスな世界観のまま貫き通せるのは凄い。

・ちょっとした小ネタやイベントがとても豊富で、色々試して発見した時の嬉しさはひとしお。繰り返しになるが、とにかく演出やイベントがボリューム豊富で、どれも奇妙な魅力があるものばかりでとても良い。

・マップの広さはかなりのもの。クリアには必要ないエリアやイベントも多々あるが、それらを見て回るのが楽しい。同じような見た目ばかりにはせず、様々な見た目や仕掛けで飽きさせない工夫を感じた。
あしたの わるいところ
・主人公の移動速度が遅く、2倍の速度で移動出来る自転車を使っていてもまだ足りないくらい遅い。広いフィールドを探索するのが主な目的のゲームなので、移動速度が遅めだと不便さを感じた。steam版でも4倍速バグ、8倍速バグという高速移動出来るバグを残したままにしてくれてたのは救いだったが。

・一部のエフェクトやイベントはかなり見つけにくい。全てのエフェクトを揃えないとエンディングが見れないので、エンディングが存在する事自体を知らなかった人も多いそうな。エンディング自体、簡素なモノなのであまりクリアする事を唯一の目的として捉えてプレイするべきではないと思う。
か ん そ う
 極めて異質なフリーゲーム。元はRPGツクールで作られているものの、戦闘の類いはほぼ皆無で、なおかつRPGどころか他のジャンルのゲームでも見たことが無いようなゲーム。強いて言うならアドベンチャーゲーム、お散歩ゲームとも言えるが、狂気と混沌で構築された夢の世界を彷徨き廻るのは他のゲームでも中々お目にかかれない。『演出』が何より魅力のゲームであり、このゲームならではの演出が気に入らない人は面白く感じないかもしれない。逆に独自の演出が気に入った人であればこの世界へ入り込む事間違いなし。

 自分が初めてプレイしたのは10年以上前になるのだが、とにかく本作の世界には圧倒された。他に類を見ないようなこの不気味な世界はホラーゲームが苦手な自分でも、とにかく魅了される謎の魅力があった。現在に至るまで、お気に入りのゲームの一つになっている。今年になってsteamでも出てきたので久し振りにプレイしたが、昔と変わらず魅了されてしまった。

 エンディングも存在するものの、極めて簡素なモノであり、とにかく夢の世界を探索するのが目的のゲームなので、まだプレイした事が無い人はエンディングまで早く行こうと執着しない方がオススメ。夢の世界を十二分に探索し終えたなと思ってからエンディングを見ようとしても良いと思う。

掲載日:2018年10月2日


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