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マリオクラッシュ
メーカー:任天堂
機種:バーチャルボーイ
発売年月日:1995年9月29日
価格:4900円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 4 6 3 49
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イーヤッフー!ハハー!(よかばい)
・手前と奥の2層構造のマリオブラザーズ。まぁ根っこのシステムはまんま大昔の『マリオブラザーズ』(スーパーじゃない古い方ね)であり、ソレ以上でも以下でもない感じで、これといった仕掛けは無いものの、画面の奥から手前に甲羅を投げると相応に迫力は味わえる。

・基本操作がほとんどファミコン版と一緒なシンプル操作なのですぐに慣れることができる。挙動・操作性と言ったアクション部分の作りは任天堂作品らしくしっかりしている。
マンマミーア…(ダメなんじゃい)
・内容が古いしボリュームも1995年のパッケージタイトルとしては非常に少ない。これで2000円とか安いなら納得もいくが、しっかり新作レベルの値段を取られるからなァ。先のステージに進んでも敵の組み合わせがほんのり変わっていくだけなので刺激も少なく、飽きるのが非常に早い。ストイックに高得点を狙うのが好きならばそこそこ楽しめるだろうが、そうでないとあっという間にモチベーションが下がりがち。

・2層のフィールドの内、画面の奥側の方は自キャラ(マリオ)も敵キャラも小さくて見難いのがしんどい。結局、見栄え優先で遊びやすさがおざなりになっとるのでは?

・スコアや途中経過などが一切セーブされないのは不親切。バーチャルボーイの特性として目に来やすい(疲れやすい)んで、パスワード制でも良いから中断機能を付けてくれれば良かったと思うのだが。ボリュームが無い上に配慮も足りんって意味で印象が良くない。

・ファミコン版/アーケードの『マリオブラザーズ』と言えば2人同時プレイが協力するにも潰し合うにも非常に熱くて楽しかったものだが、本作は完全に1人用であり、対戦プレイがバッサリカットされてしまった点が悲しい(まぁバーチャルボーイを持ってる友人なんていなかったんで、仮に2人モードがあっても遊べなかったけどね!!)。
イッツミーザ、感想。
 フィールドが2層構造になっているっていう要素はあるのだが、それ以外はまんまファミコンの『マリオブラザーズ』。同じバーチャルボーイの『マリオズテニス』の時も思ったのだが本作もまた、「大昔の名作を立体的にしてみました!」だけに留まってて作りが古典的過ぎる内容なのがすこぶる残念。手触り自体はまぁ悪くないと思うが、出た時期を考えても内容が古過ぎるし、ボリュームも皆無だったのがキツい。大昔のゲームのアレンジ移植でもゲームボーイの『ゲームボーイギャラリー』(→ゲームアンドウォッチ)や『スーパーマリオブラザーズDX』みたいにオマケ要素・やりこみ要素を増やすとかいう試みも見られず、素人目にもあまりにも立体視のインパクト頼りの一発芸的な作りであり、客を楽しませる工夫が足りんと思う。

 古典的なゲームに立体視要素を付けただけで革新性のあるゲームがロクに出なかったバーチャルボーイは早い内に廃れて当然だったのかも。ゲームとして面白いものがあったなら、また違った未来があったかもしれんがね。

掲載日:2004年7月11日
更新日:2023年2月14日


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