縮緬遊戯堂　レビューランド　ゲームレビュー　《安藤ケンサク》

安藤ケンサク
メーカー：任天堂
開発：シフト
機種：Ｗｉｉ
発売年月日：2010年4月29日
価格：4800円
ジャンル：ミニゲーム集（言葉あそび）

かいたひと　：　アルツ社長

映像	音楽	快適性＆操作感	独自性	難易度・バランス	ボリューム	総合評価
７	７	９	９	７	６	７８

プレイ時間・・・10～15時間程度
※映像～ボリュームは10点満点、総合は100点満点

ふ～ん、よくやるね～。
（黒幕の声で）

そうくるかあ！？ダメじゃないの？
（ひ弱の声で）

・気軽にどっちの検索HIT数が多いでしょう？・・・って楽しむことができる。意外な物が意外と伸びたりするあたりがまた面白い。どのミニゲームも説明を聞いても良く分かんないんだけど、遊ぶと面白さがすぐ分かる。

・人生で蓄積した知識を随所で発揮する機会があり、博識な人ほど有利（あんまり勝ち込むと露骨な邪魔が入るけど、まあ我慢しましょう）。そう言った意味ではお堅いゲーム。まぁ、勉強になるかって言うとそうでもない気がするけど。

・操作なんかはすごい簡略化されててゲーム慣れしてないユーザーでもしっかり楽しめる配慮がなされている。ここまで親切ならば機械が苦手な中高年の方々でも安心でしょう。

・リモコンからヒントが流れてくるなど、ちょっとした遊び要素が楽しい。

・ゲーム中、随所でつぶやきの吹き出し＆音声が流れてくるが、これがまた意外とダークな内容でツボにはまった。人間の声を収録した物ではなく、機械的な合成音声なのだが、それが逆に味になってる感じ（黒過ぎて不愉快って場合はナシにもできます）。まー、ニコニコ動画のコメントを少し丸くした感じのようなイメージです。

・基本的にはいろんな方面の知識が豊富な人ほど有利なのだが、ゲームの経過次第では上位に大きなハンディが科せられたり、下位プレイヤーに凄まじい効果のお助けサービスがあったりして、誰が勝つか分からないってのがいい（悪いとことも被るが）。

・例えば、対戦モノ（1対1で戦うRPG戦闘風のミニゲームや「アタック２５」似のミニゲームなんかでは自分と相手で手持ちの検索ワードが違うため、不公平感を感じることが多い。明らかに手持ちの用語で相手の持つ用語に勝てないと明白な時、ややしらける。あと、かなり運が絡む上位ユーザーに露骨に邪魔が入ったりするのでどんでん返しもあり得る（いいとことも被るが）。

・うん。地味！すごく地味！！あんまりCMさえ流してないし。せめて発売週くらいマリオ（ブラザーズWii＆カートWii）の宣伝してないで、この作品の宣伝してあげればいいのに。メーカー側もはなっから諦めてるのかもしれんが、売ろうという、やる気を感じない。そういう意味では凄く気の毒・・・（苦笑）。

・ミニゲームの中には社会における常識だとか用語だとかプレイヤーの知識の豊富さを問われる内容の物が多いので、見た目に反して子供向けでは無い（子供ができない、というわけではないけど）。

・結構“雑学力”が問われる内容なので、お子様には辛いかもしれん（「ヒントです。九州の温泉地です」・・・で果たして子供は理解できるだろうか、とか思った）。

そうですか。私はこう思います（無機質に、かつ少女の声で）

　内容が見えにくいため、かなり損してる部分もあると思えるが、出来自体は悪くない。一人でコツコツ遊んでも楽しいし、多人数で遊んでも展開の予想が付かないため勝敗が読めず面白い。「Wiiでちっとも新作出ねえなあ。仕方ねぇから買ってやるか」的なノリで購入したのだが、予想以上に楽しめている。まともにソフトが出ないWiiの現状に満足できない方、遊んでみれば意外とドツボにハマるかも・・・。
　個人的にはやっぱ「アタック２５」（無論、この名前ではないが）が好きですねえ。そして、一列揃えてアタックチャンスですよ！（勿論、こちらも違う名前だが）。これで司会が児玉清だったらもう文句なしだったね（ないない）。

掲載日：2010年5月8日
更新日：2010年5月22日

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