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チョコボの不思議なダンジョン
時忘れの迷宮

メーカー:スクウェア・エニックス
開発:ハ・ン・ド
機種:Wii
発売年月日:2007年12月13日
価格:6800円
ジャンル:RPG(ローグライク)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
8 8 5 6 7 8 5 67
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
すンばらしい!
・『トルネコの大冒険2』であったようなジョブチェンジシステムが採用されている。特性の異なるジョブがたくさん用意されており、それぞれ違った遊び方ができるのは面白い。

・BGMはこれまでのファイナルファンタジーシリーズからのアレンジされた曲がいい感じ。その他の新曲も良質。

・グラフィックは派手さこそないが暖か味があって綺麗で良い。チョコボの見せる仕草もかわいくて◎。

・ミスしてもレベルが維持されるのでこの手のローグライク系ゲームの入門用としてはそれなりに向いていると思う。
だめナノ!
・ロードの回数が多い&長い。特にゲーム開始時と町の中の移動で待たされる時間が長い。

・Wiiリモコンによる操作はボタンの少なさのためかかなり難あり(横持ち時は斜め移動するたびに持ち方を変えねばならず不便なことこの上なし。“-”ボタンではなく使用していないBボタンに割り振って欲しかった。縦持ちは基本的に無理なカンジ)。『シレン』や『トルネコ』であるダッシュ機能がないのも×。また、どのコントローラでもキーレスポンスが若干悪い。従来型のゲームなのにゲームキューブのコントローラが使えないのも不満。

・クリティカル攻撃の発動率が高過ぎる(チョコボも敵も)。

・ストーリーは展開が唐突で強引な感じ。その上イベントムービーシーンが長く、ややダレる。さらに、一部のキャラの台詞が棒読みなのが気になった。ちょっと興ざめ。
THE 感想。
 久しぶりに登場のチョコボの不思議なダンジョンの新作。

 わしが遊んだのはPS1版以来だが、それに比べると真っ当な不思議のダンジョンに近づいていたのは個人的には嬉しい改善点だった。一方で『シレン』や『トルネコ』等の本家不思議のダンジョン好きのわしとしては操作周りがが洗練されていないことに不満を感じた(まぁ同じWiiで出た『風来のシレン3』がクソゲーよりの微妙ゲーだったんで、ソレに比べりゃまだこっちの方が遊べる出来だったりするのはなんか寂しさすら感じるが)。

 総じて、物足りなさはそれなりにあるが、不思議のダンジョン系ゲームの入門用としてはそれなりの出来、と言ったところか。

掲載日:2008年4月11日
更新日:2008年10月6日


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