縮緬遊戯堂　レビューランド　ゲームレビュー　《みんなの常識力テレビ》

みんなの常識力テレビ
メーカー：任天堂
開発：ＨＡＬ研究所
機種：Ｗｉｉ
発売年月日：2008年3月6日
価格：4800円
ジャンル：トレーニング

かいたひと　：　アルツ社長

映像	音楽	快適性＆操作感	独自性	難易度・バランス	ボリューム	総合評価
７	７	８	６	８	７	７４

プレイ時間・・・5～6時間程度
※映像～ボリュームは10点満点、総合は100点満点

良いとこ。

気になるとこ。

・ニンテンドーDS版と比べると、問題に容量がかさむ動画や生音声が豊富に使われており、光ディスクメディアを採用したWiiならでは、と言った感じを受ける。まぁ、うまく住み分け出来てると思う。

・音声読み上げ機能が結構自然とでも言うか、よく出来ている。「人工」音声の割にはかなり自然に発音出来てるのではないかと。

・Ｗｉ－Ｆｉで問題が配信され、自分が全国でどのくらいの実力にあるかを知ることができるのは楽しいしやりがいがある。

・おまけでサウンドノベルチックなミニゲームが出てきたりするのがちょっと楽しい。

・季節によってナビゲーターのお姉さんの服装が変わる等、ちょっとした凝りようが微笑ましい。子供の日。紙のカブト被ってましたよ・・・。ちょっと萌え。

・対戦モードと言った類の物が無く、知識を競うモードが無いのが最大の不満。家庭用据置機で出すならば、最低、この部分は備えてあってほしかったところだが・・・。常識力で対戦。大人同士で遊んでも絶対盛り上がると思うんだがなあ。何故、ここを盛り込まない？ワシが企画者ならまっさきに提案するところだ。

・あんまり常識じゃないようなことを常識と言われても・・・と言うことがたまにある（個人的には音楽のクラシックやオペラ、歌劇や歌舞伎など日本古来の文化等への知識が低いので、そこを分からずに常識知らずって言われるのにはちょっと抵抗がある）。

・ホントにこれが正統率9割！？・・・って問題が結構ある。反対に、一部数学系の問題はなんでこの単純な計算が4割の人ができないの？って感じる部分もある。どうゆー統計なんでしょ？どの層からサンプル取ってんのかが気になる。

・1人でやってると1日にできる問題が限られていて、長時間遊べないのが不満と言えば不満。

感想ですたい。

　DS版は100万超の売上を記録した大ヒット作品だが、DS版のようにうまくヒットに繋げられなかったのはご愁傷様、と言った感じ。もうちょっと家庭用ならではの工夫があればアピールできる点も増えてたんじゃないですかね？対戦できたら雑学勝負！！・・・とかで楽しかったと思うんだけどね～。作り的には「惜しい」と思われる部分が多いです。
　しかしまあＨＡＬ研究所さん、最近は自前のシリーズ（カービィもそうだし、スマブラも他の会社が作ってた）をなかなか出してきませんね～。こう言った実用モノに確実にシフトしてるのが伺えるんだけど、なんか方針の転換でもあったんでしょーか！？まー、看板ディレクターの桜井政博氏の退社が響いてるんでしょうが（苦笑）。

掲載日：2010年5月22日

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