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ポップンミュージック
メーカー:コナミ
機種:Wii
発売年月日:2009年8月6日
価格:5800円
ジャンル:アクション(音ゲー)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 3 3 3 4 35
プレイ時間…3〜4時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・キャラクターが大きく描かれてるし、動きも滑らかで見栄えは良い。とりあえず、グラフィックはそれなりに力が入ってる、と言えなくもないかね。

・非常にユル目の難易度に設定されてるので、ゲームが苦手な人でもちゃんと遊べる、クリアできる!音ゲーが苦手なわしが言うんだから間違いない!
だめですばい。
・リモコンの感度がなんと申せばいいのか、うーむ、これは…。小ぶりに弱く振ると振ったこと自体が検知されない。かと言って強く振ると予備動作(左に振りたい時、右にあらかじめリモコンを移動しておく必要があるのだが、その動作)も検知されてしまう。画面内のキャラの手が常にプルプルと必要以上に左右に揺れてるのはある意味ではアホくさくて面白いのだが…。

・上記の欠点があるためか大雑把な操作でも難易度・判定がこの上なく緩めに設定されている(横に振ったつもりでも画面内のキャラが複数のボタンを同時に叩く動きを見せるなどから判断できる)。本来なら「Wiiリモコンじゃこの企画はちょっと無理だね」と判断すべきだったのではなかろーか?この音ゲーが苦手なわしが初見で「難しい」レベルのパーフェクトコンボ達成できてしまうようでは、さすがにちょっとハードルを下げ過ぎな気も。これは子供でも退屈だろう。ゲーム慣れしてないウチの親とか、そもそもゲームやらない人間向けの内容なのかも。さぞやシリーズのコアなファンは退屈するだろう…と思いきや、そもそも全然売れてない様子。ちゃんと危険を事前に察知して回避したってことなのかね。経験者に媚び過ぎるのも良くないが、ファンが全く楽しめない内容もどうかと思う。

・最近の音楽ゲームにしては収録曲が少ない。んでもってそのくせ追加曲配信が有料ってのも納得いかない。出さねえけどな、こんな出来のゲームのDLコンテンツにカネとか。

・このシリーズについて詳しいわけじゃないが、従来のポップンミュージックと違い、プレイヤーが音を奏でるんじゃなくて太鼓の達人のようにリズムを刻む、と言った方が近い内容なのは違和感がある。シリーズ作品としては結構大事な部分を外してるんじゃないか、これ。
感想なり。
 ま、全体としてはWiiのサードパーティ製ソフトで結構見掛けるダメなギミックゲーの典型例って感じか。ボリューム自体も褒められた内容ではないが、それ以前にちょっとバランス面でちょっと失敗レベルな内容。通常の音ゲーには太刀打ちできないことの多い自分ですらパーフェクトに近いスコアを叩き出せるくらい。言うならばボンカレーのパッケージなのに味が『カレーの王子様』って感じか。「ゲームなんか全然触ったことなんてないよ!!」ってくらいの方でないと簡単過ぎて物足りなく感じる事間違いなし。

掲載日:2011年5月23日
更新日:2018年11月20日


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