縮緬遊戯堂　レビューランド　ゲームレビュー　《すりぬけアナトウス》

すりぬけアナトウス
メーカー：任天堂
開発：キーズファクトリー
機種：Ｗｉｉ（Ｗｉｉ　Ｗａｒｅ専売）
発売年月日：2010年9月7日
価格：800円
ジャンル：パズル

かいたひと　：　アルツ社長

映像	音楽	快適性＆操作感	独自性	難易度・バランス	ボリューム	総合評価
７	９	８	７	５	６	７０

プレイ時間・・・5～6時間程度
※映像～ボリュームは10点満点、総合は100点満点

ズゴォォォォーーー！！
（注：良いとこ

ズゴォォォォーーー！！
（注：いかんところ

・個人的には上の方の難易度なんかはとてもじゃないが難し過ぎて太刀打ちできないのだが、なんとか手におえる範囲の面をやり込むだけでも相当の疾走感＆スリルを味わうことができる内容。たぶん、立体を感覚的に即座に把握できる感覚を持ってない限りは超えられない壁があると思われるので、自分の持つ立体把握能力の範囲で楽しむが吉、なんだとは思う。自分の身の丈に合った場所にてスコアを追求する。そんなストイックさがステキ。

・クリアするだけでも相当難しいと思われるが、とにかく手応えのある内容ゆえ、手強いモノを好む硬派ユーザーにうってつけの内容なのではないかと思う。

・BGM、特に前面に出てる感じじゃあなんだけど、なんかリズム感がよろしいです。個人的には大好きです。

・通常の落ちモノ系パズル（例えばテトリスとか）だとピースの回転軸は1つ（時計回りかその逆か）なのだが、このゲーム、なんとその回転軸がX/Y/Zの3方向！！これはム・ズ・イ！！これは多分やり込んで先に進めるとか、そういうレベルの話じゃない。余程立体・空間認識能力が高くなければ早くに壁にぶつかることになるので、あくまで自分に合った範囲で楽しめるか、と言うことを割り切れるかがこのゲームを楽しめるかどうかの分岐点なんだと感じる（Wi-Fi世界でランキングとか見れるが、ホントに巧いヒトとそうでないヒトの差が大きいゲーム）。

・難易度の上昇カーブがとんでもなく急なんですな、これが。ゲーム開始時点で結構な難易度なのだが、レベルが１つ上がる度に一気にハードルが高まる。

・対戦の類のゲームモードが用意されてないのは残念。

グォワーーーーー！！！
（注：感想等

　降ってくるパネルを巧く動かしていく、と言った流れはなんとなく落ちモノ系パズルに通じるモノがある。別に次々とブロックを降らせていく訳ではないのでその類のパズルとはちょっと違うのだが、感覚的には落ちモノ系パズルの３Ｄ視点版と言った感じがする。
　やることは『猛スピードで動き続けるブロックの塊の向きを変えて小さい穴に通す』だけなんだが、それが非常に難しい。一応、できるだけ穴に対する面積を一番小さくなるようにブロックの向きを変えて、その向きを維持しながら遊べば多少は進めるが、すぐ壁にぶつかる。
　自分でも書いた文が全然まとまってなくて読み辛いなあ・・・とは思うのだが、本当に表現し辛い内容（意味不明でスンマセン）。うまい例えが見つからない。うーん、そうだねェ・・・、『猛スピードで爆走するブレーキがぶっ壊れた車を何とか事故らないよう制御していく』だとか、やはり『ブレーキの無い自転車に乗って細い登山道を直滑降で下ってく』だとか・・・、そう例えるのが無難かも・・・。とにかくスリルはスゴイものがありまする・・・！コワイ物知らずの猛者は是非。

掲載日：2011年4月18日

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