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ぐわんげ
メーカー:ケイブ
機種:Xbox360
発売年月日:2010年11月10日
価格:800円
ジャンル:シューティング(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 7 6 7 6 64
プレイ時間…20〜25時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・前方を中心に攻撃し自機も自由に動ける通常ショットと、敵弾を遅くし地形に遮られずに攻撃可能な式神、2種類のショットを使い分けての立ち回りがなかなか楽しい。慣れるまでが非常にしんどいのだが、ある程度動きを掴んでくると楽しさが分かってくるタイプとは言えそうな。

・難易度が全体的に下がったアレンジモードとか、下の欠点の欄で挙げた操作周りでネックになってる部分に大幅に手を加えた360モードなども用意されているので、割かし遊びやすくなり敷居が下がった点はありがたい。

・ライフ制を採用しておりミスしても即死しないって意味ではシューティング初心者にも優しい。ま、それ前提で難易度調整されてるっぽいから、簡単かっていうと絶対そうでもないけどな!!(苦笑

・室町時代あたりの日本をイメージした舞台。まー、室町っていっても室町末期の戦国時代モノなんて腐るほどあるわけだが、戦国時代に足つっこんでない時期の室町時代ってのはちょっと珍しい。グロの域にまで脚を突っ込んでるグラフィックも一見の価値あり。
ダメですばい。
・式神の操作はなかなかユニークなのだが、特に通常モードだと、敵に照準を合わせる操作と自機を動かす操作を同時に行わなければならないのが煩雑と言わざるを得ない。弾除けばかりに気を取られているとマトモに敵に爆弾を当てられず、かと言って攻撃を優先すると連続で被弾して一気にゲームオーバーとかもザラ。あれこれ忙しいのもそれを狙ってのデザインなんだとは思うけども、正直、導入部分が結構投げっぱなしなんで、ユーザーに優しいとは言い難い。

・高解像度化とか手は加えられているが、それでも20世紀に出たゲームの移植なんで、見た目的に派手さまでは感じないのは仕方ないところか。弾幕のおかげで寂しいって感じる事は無いけど。ただ、緻密なドット絵のシゴトは堪能できる出来だとは思う。
感想ですけん。
 1999年頃にアーケードで出たシューティングゲームの初の家庭移植版。アーケード版は数えるくらいしか遊んだこと無いと思うのだが、おぼろげに記憶もあり「いや〜、懐かしいチョイスやねー…」と。ま、当時は自身のシューティングの腕前のへっぽこさと作品自体の高難度・独自の操作系ゆえに瞬殺され続けて50円玉(確か置いてたゲーセンが1プレイ50円だった)が次々無くなってたな…と思ったもんだが、腰を据えて遊んでみるとなかなか練られたシステムだったんだなあ、と思わせる。

 やり始めて速攻で面白いと感じる内容じゃないけど、ちょっと我慢して遊び続けるとじわじわと面白さが判ってくる、そんな内容。ジャンルがジャンルなんでとっつきは悪いけど。

掲載日:2013年10月7日
更新日:2020年10月6日


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