The Elder Scrolls IV Oblivion
メーカー:スパイク
開発元:ベセスダ・ソフトワークス
機種:Xbox360
発売年月日:2007年7月26日
価格:8190円
ジャンル:RPG
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
7 | 7 | 5 | 7 | 4 | 7 | 6 | 61 |
良かですたい! |
・なんとなーく、でぶらぶらしてるとあっという間に時間が10時間単位で吹っ飛んでく時間ホイホイっぷり。何かやろうとすると割と何でも時間がかかり、それでいて地味ながらも(妙なプラスの意味での)作業感も相まってどんどん時間が過ぎ去ってしまう。遊んでて「超絶おもしれー!!」とか無縁なんだが、プチプチと敵を倒していく作業とこの地味な充実感こそが最大の長所なのかも。 ・ロード・オブ・ザ・リングとかそれ系統の重厚なファンタジー感が良い。正直いろいろと表現が濃くて日本人受けはしそうにないが、こういう手加減ナシの西洋ファンタジーが日本語で遊べるってところに価値があるのかなーと。 ・マップからある程度自由に好きな場所に飛べるので、移動で苦労しないのは嬉しい。 ・マップを跨いで「ふぅー逃げ切った」と思ったら洞窟から出ても海を泳いでもどこまでしつこく追ってくる賊。ある意味「わっっすげー!」とビビる。日本のゲームの常識が通用しなくて、その点は凄く新鮮に感じた。 |
ダメですばい。 |
・ゲームの方からプレイヤーに対して働きかけが少なくてよく方向を見失う。一応あれこれとクエストはあるけどどれも典型的なお使いクエストであり、どれも恐ろしく作業的で面白くない。もうちょい工夫していただきたかった。 ・戦闘がどうにもつまらない。簡単とか難しいとか言うレベル以前に、戦略性も何も無いわ攻撃が当たってんだか違うんだかすら分からん手応えの無さだわ、モッサリで爽快感ゼロだわでストレスしか感じない。自分に合わせて敵もレベルが上がっていく手のバランスなんで、強い敵に苦戦とか自分が強くなって「俺ツエー」すら味わえない。 ・マップが純粋に広いってのは事実だが、何か発見が多いでもなく、戦闘が面白いでもなく、アイテム収集が楽しいでもなく、つまるところやっぱり『薄い』。 ・ロードがめちゃくちゃ多い、そして長い。データ量が多いのは理解できなくもないが、もうちょっとうまく誤魔化してほしかった。 ・「話す」と「アイテムを取る」のが同じボタンに割り振られている。で、何が悪いかと言うと、話そうと思ってカーソルを人に合わせようとしてだいたい人に合ったからボタンをエイヤって押すと実は手前の棚の上のアイテムに合わさっていて、「盗むかどうか?」の確認も無いので速攻で「ドロボー!!」→えっなに?とか戸惑ってると衛兵が出てきて連行、監獄逝き…とかどうにかして欲しかった。 ・広いのはいいけど、行っちゃ駄目な端っこの方に行くと『そこから先には行けません』とか味気ないメッセージと共に見えない壁に遮られるのが興醒め。 |
感想ですけん。 |
なんだか海外では有名な賞を沢山もらったとか、メチャクチャ売れたとかいう名のある洋物RPG。…って事でシステムも物語もグラフィックのテイストもやたらめったら全方位で濃いのが特徴。反面、どうもゲーム部分が薄味で水増し感が常に拭えない感じなのが、個人的には好きになれず。世界で絶賛されてても自分に合うかは別の話のようで…。その辺を目的なしでぶらぶらしてるだけで10時間単位で時間が吹っ飛んでくけど、時間分の濃密な体験が出来たかというと微妙。かなりアクが強いゲームのようで、個人的には全然楽しめなかった感がひしひし…。 んー、なんか最近こんなんばっか言ってますね、わし(苦笑)。 |
掲載日:2015年3月2日
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