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《攻略:COM動作解説》
本作のレース中のCOMマシンはかなりのインチキ走行であり、プレイヤーから見える範囲外(後方)ではマジメに走行はしていない。
・COMがプレイヤーの後方に位置している場合、ある程度プレイヤーと距離が離れると、すぐにプレイヤーのすぐ後ろに配置し直される特徴がある。つまり、プレイヤーが実力でCOMマシンと距離を離しても裏の見えない所でインチキですぐ距離を詰められるため、「3位以内にゴールする」事が目的のレースにおいて、1位を独走中にS-JETを使うのは意味は無い(タイム更新が目的ならば勿論アリではあるが)。レースでのS-JETはあくまで順位が落ちた時用にストックしておいた方が良い。
・余談だが、「ワープせずにマジメに走るCOM」は本作のシステムを流用して製作された同じ任天堂の『スーパーマリオカート』で実現される事になる。『スーパーマリオカート』では画面が常に分割され、1人用では常にコース全体を俯瞰して監視できる格好になるため、流石にワープ等のインチキは不自然と見なされたと思われる。ただ、マリオカートはマリオカート側でCOM内で譲り合いの八百長レースをしていたりプレイヤーにはできないアクションで危険を回避したりするので、そちらはそちらで別方向のインチキっぷりは発揮しているが…(苦笑) →詳しくは本サイト別コーナー『マリオカート攻略 スーパーマリオカート』にてどうぞ!
・画面内で順位に絡むCOMマシンは同時に3台までしか出て来ない。つまり、順位を回復させるには見えているCOMを追い抜き画面外に出した上で、上位のCOMマシンを表示させてまた追い抜く…を繰り返す必要が出て来るため、高難度のクラスで序盤で大きく順位を落としてしまうと挽回はかなり厳しくなる。
・本作の時点ではドライバーポイントの概念は無く、クリア・優勝する条件は「3位以内でゴールすること」のみである。3位ギリギリでの入賞続きの場合、「加速の良いCOMゴールデンフォックスが毎回1位だった」って事も当然あり得ると思うが、負けた扱いにはならず、しっかりエンディングまで拝める。
・COMマシンに体当たりをかますと大きく挙動を乱しやすい。どうやらこの初代F-ZEROの時点ではCOMマシンの動作はしっかり制御できていないらしく、特にコーナー途中などでゴッツリぶつかるとCOMは変な方向に進み出して自ら壁にぶつかる事も多い。この性質を利用して特定のマシンのみに体当たりし続ける事で順位を下げる事もできる。……のだが、本作は上述の通りドライバーズポイントの概念は無くプレイヤーが3位でゴールできるかどうかのみが優勝条件に関わるため、特定マシンの妨害を試みても殆ど意味は無い。
・次回作『F-ZERO X』以降と異なり、敵COMマシンは絶対にリタイアしない。コース外に落下させようとしても、空中で延々と再ジャンプできてしまうため、落ちてミスにはならず、耐久力も設定されていないためタフなワイルドグースを使って脆いゴールデンフォックスを延々と攻撃してもエネルギー切れで爆発したりも絶対にしない(ズルいですぞ!)。
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