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F-ZERO FOR GAMEBOYADVANCE攻略
《マシン性能詳細》



マシン名 パイロット名
ホットバイオレット ミーガン
ファイアーボール ミッキー・マーカス
J.B.クリスタル ジェーン・B・クリスタル
クレイジーホース ナイチ・ザ・スウィープマン
ダーティジョーカー サイバー卿
ザ・スティングレイ アレックス
シルバーサンダー ブリッツ・ワーグナー
ファルコンMk.II ケント・アケチ
ファイティングコメット クミコ・ザ・ブレット
ジェットバーミリオン ヤズーJr.

★性能解説 項目の説明 

アルファベットの評価は良い順にA>B>C>D>E

・最高速…ブーストを使わないときの最高速度。表示上は「表の数字に到達したあと数km/h下がりまた最高速に到達」を繰り返す。
・ブースト速度…ブーストを使用した際の最高速度。通常最高速同様、やはり多少の振れ幅あり。
・ブースト持続…ブーストの効果が持続する時間。発動開始からの時間なので、最高速を維持できる時間とは異なることには注意。
・ボディ強度…壁や敵マシンに衝突した時のダメージの受けにくさ。数字が大きいほどダメージが小さくて済む。
・コーナリング…ハンドルの軽さ。評価が高いほど曲がりやすい。
・バランス…コーナーでの安定感。バランスが悪いマシンほどコーナーでブラストターンを駆使しないとバランスが崩れやすい。
・加速…最高速に到達するまでの時間。評価が高いほど最高速に到達するまでの時間が短い。
・ジャンプ…ジャンプした際の飛距離。評価が高いほど飛距離が長い。
・惰性…高速を維持する能力。ブーストやダッシュプレート通過後の効果の残りやすさ。評価が高いほど高速状態を持続させやすい。
・ブーストパワー…プーストの威力。評価が低いマシンほどブースト作動からブースト最高速度になるまでの時間がかかる。評価Eのマシンはダートで減速してしまう。
・ダート減速…ダートゾーンでの減速しにくさ。評価が高いほどスピードが落ちにくい。


 
ホットバイオレット


<性能>
最高速 422km/h (D)
ブースト速度 579km/h (C)
ブースト持続 6.0秒 (C)
ボディ強度 69 (C)
ターンパフォーマンス B
ターンバランス C
加速性能 A
ジャンプ距離 D
惰性 E
ブーストパワー B
ダート減速 E

<設定>

パイロット ミーガン(女性・年齢不詳)
マシン制作者 ???
プロフィール  本作の主役級のパイロット。ただ、本作は初代F-ZERO同様にゲーム内でパイロットがほぼ出て来ないため、印象は薄い。
 空手の達人なる噂があるが、年齢も性別も不明。…っと、性別は見るからに女だし別に不明じゃないな!!

 窓からパイロットが体を乗り出して相手にチョップとかかまして隣のマシンの窓ガラスを割ったりできたりするわけないので、ゲーム上ではタツジン云々は残念ながら関係ない。

 COM操作だと上位に食い込む実力者。性能的にハンディのあるホットバイオレットでトップを走るたぁ、やるな、ミーガン!!(苦笑)

<性能解説>
 ・ターン性能に優れる。旋回スピードが速いのでどのサーキットの急なコーナーでも難なく通過できるのが強み。
 ・旋回性能は良いのだが、バランスが少々悪く、アクセル押しっぱなしでコーナーに突入すると簡単にグリップを失う。そのため、ブラストターン(アクセル連打でグリップを保つ走法)の使用は必須と言える。
 ・スピード性能は全マシン中最低と言っていい。惰性が極めて低いのでダッシュプレートに乗っても、ブーストが切れても、すぐに通常速度に戻ってしまう。
 ・初期マシンの中ではブーストパワーが割合高く、ダートゾーンに入ってからでも十分な加速を得ることができるのは長所。
 ・シルバーサンダーやジェットバーミリオン程ではないがジャンプ力が低いので、強引なショートカットは無謀。特に、気軽にやり直せないグランプリの2コース以降では控えた方が無難。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度★★★★★(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・低難易度の際は気にならないスピード性能の低さが終始厳しい。スピードに関する能力は軒並み低く、長距離かつ直線の多いサーキットは入賞が非常に難しい(特にナイト・ビショップの第一戦はキツい)。
 ・惰性が低いのであまり効果は無いのだが、それでも、先頭グループに食いつくには後ろからどついてもらい、自身が加速し敵を減速させ続けるしかない。ボディ強度もそれほど高くないので、あまりブロックし過ぎると残りエネルギーが少なくなりスピードが更に低下する恐れもあるが、ブロック無しでは次々にCOMに抜かれてしまうので上位入賞はムリ。一旦離されるとブーストでしか挽回できない(惰性が低いため、ダッシュプレートや地雷に拠る加速では厳しい)ので、マークが入ったら確実にブロックは決めていきたい。
 ・最終ラップで2回ブーストを使えるよう、レース序盤はブースト無しで乗り切りたい(最終ラップ用に2回ブーストを残しておきたいため)。トップで走っている間はブーストを使っても無駄になる(飛ばそうがCOMは常にすぐ後ろにくっついてくる)ので、ブーストは温存しよう。
 ・コースにもよるが、基本的には3位狙いが目標となるはず。勿論、1位を狙うくらいの意気込みでないと入賞は厳しい。気合いが肝要だ…!


 
ファイアーボール


<性能>
最高速 440km/h (C)
ブースト速度 565km/h (D)
ブースト持続 6.5秒 (C)
ボディ強度 82 (B)
ターンパフォーマンス C
ターンバランス B
加速性能 C
ジャンプ距離 C
惰性 C
ブーストパワー D
ダート減速 E

<設定>

パイロット ミッキー・マーカス(男性・30代)
マシン制作者 ミッキー・マーカス
プロフィール  F-ZERO伝統の"美しさにこだわる男"。金髪イケメンのお兄さん…と思いきや、実は30代半ば過ぎのオッサン。おうおう!F-ZEROレーサーはこんなんばっかだな!だがそれがいい!

 チャラい見た目に反し、かなりのコダワリ派であり、マシンの設計も自ら行い各種パーツも全て自分好みにチューニングしている。マシンに搭載するエンジンはやや旧式だが、加速や扱い易さでなく、あくまでトータルバランスを優先してのチョイスとの事である。

 当たり前だが、ナンパな性格であることはゲーム内では特に反映されていない。反映されても困るが。

<性能解説>
 ・ブースト性能は正直あんまりよろしくない。持続時間こそそこそこなのだが、加速力が鈍くて最高速に達するまでに時間がかかる。ダートで減速することは無いのだが、ダート直前でブーストを使用してもダート内での速度の上昇が見込めない。ショートカットをする際は早めにブースト発動して事前に最高速に到達してからダートに突入することが望ましい。ダート突破中にアクセルを離すと減速は免れない。速度維持が精一杯なので、ショートカットの際はアクセルOFF操作はなるべく控えたい。
 ・ブースト速度自体は遅いものの惰性の高さを利用して、ブースト発動→ダッシュプレートに乗る、と言った使い方もできる。ブースト発動時は惰性が向上し速度が落ち辛いため、ダッシュプレートが連続している地点であえてブーストを発動させることで高速域を維持できるのだ。
 ・ターンバランスは「B」となってはいるが、グリップB組の中では滑る方に入り若干クセがある。コーナーで横滑りするような感覚があるためブラストターンの使用が必須と言える。意図的に滑らせて走ればタイム短縮も可能だが、ノーブレーキで滑らせる走法に適したジェットバーミリオンより挙動が乱れやすく、タイムアタックで5周ラップを揃えるのは難しいかも。
 ・単純に画面で表示される性能のみを見比べると「ファルコンMk.II」の下位互換のように見えるが、このマシンの方が明らかに優れているのはブーストやダッシュプレートで加速した後の惰性。ブーストが切れた後のスピードの持ちやダッシュプレートの効果はこちらの方が上。ただし、挙動はクセが強いので少々慣れが要る。
 ・ジャンプ性能に比較的優れるので、ショートカットもやりやすい。
 ・初期マシンの中では最もスピード性能に優れるが、隠しマシンも含めて全体からみてみると別にそうでもない。ずば抜けて優れた特性が無い反面、致命的に駄目な所も無い。全体的には中くらいでまとまってる感じのするマシン。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度★★★(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・初期マシン4台の中では最もマスター攻略は楽。スピード面である程度の性能があり、ボディがタフなので堅実にブロックをこなしていけば、割と楽に勝てる部類のマシンと言える。画面表示される数値はどれもそれほどでもないが、表示されない惰性が高さやジャンプ力が地味にプラスに作用している感じはする。
 ・少々注意すべきなのはブーストの使用。最高速に達するまで時間がかかるので、ブースト使用後に他のマシンの真後ろにドついたりすると、ブースト1回分まるまる損してしまうことも…。ブースト使用中は壁や敵マシンとの接触には気をつけたいところ。ブースト使用中こそ丁寧な走りが求められるマシンの一つ。


 
J.B.クリスタル


<性能>
最高速 418km/h (E)
ブースト速度 560km/h (E)
ブースト持続 9.5秒 (A)
ボディ強度 63 (D)
ターンパフォーマンス C
ターンバランス A
加速性能 B
ジャンプ距離 D
惰性 D
ブーストパワー E
ダート減速 E

<設定>

パイロット ジェーン・B・クリスティ(女性・自称20歳)
マシン制作者 ???
プロフィール  やたらと露出度の高いスーツを着用した金髪の女性。20歳と語るが、サバ読みとの噂もある。流石に30歳とか40歳以上って事ぁ無いだろうが…(笑)。

 クルマのデザインはF-ZEROの舞台となる26世紀から遥か昔の1970年代のクラシックカーがお好み(本作デザイナー清水一伸氏のお好みってこの辺なんだろうか?)。

 F-ZEROのマシンも着用する露出度の高いスーツもエメラルドグリーン色で統一されている。エンジンは加速重視の新型モデルを搭載しており安定性はトップクラスな反面、速度面・ボディ強度は今一つだったりする。

<性能解説>
 ・地面に吸着するが如きグリップ性能の高さが魅力。ブラストターンを使用しなくてもターンはそこそこ曲がれてしまう。ターンパフォーマンスは評価Cだが、全10台の中ではかなり良好な部類。急な切り返しも充分こなせる。
 ・加速性能もかなり良いが最高速に関しては最低レベル。長くてダッシュプレートの少ないサーキットでは苦戦を強いられる。
 ・ブースト持続時間は9.5秒で全マシン中第2位。長いストレートで加速を狙うのが基本だが、操作性にクセが無く扱いやすいので、コーナーが連続する区間での使用も可能。
 ・路面に吸い付くようなグリップ力の犠牲なのか、ダート区間ではブーストを使っても速度を維持できない。ブースト自体の加速も鈍いので、最高速に到達するまで時間がかかる。ブースト発動中にゴツゴツと壁にぶつかっているとブーストの長さを全然活かせない。操作性自体は良いのだが、その分ミスは許されないマシンと言える。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度★★★★(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・ホットバイオレットと同じく、スピード不足が辛いマシン。とにかくスピードに関する性能が低いので、一度COMに先行を許すと挽回が難しい。
 ・ブーストの持続時間が長いのが取り柄だが、ブーストの加速自体は鈍いため、壁にガツガツとぶつかっているとロクに高速で走れないままブーストが切れてしまう。他のマシンならばブースト発動中に壁にぶつかってもダメージは少ないが、このマシンの場合、ブースト発動している間こそ丁寧な走りが求められる。また、ブースト発動中でもダートで減速してしまうため、ダート地帯を突っ切るようなショートカットには使えない点にも注意が必要となる。
 ・序盤の2周をブースト無しで耐えれば余分に一回ブーストを使えるため、だいぶ楽になる。ボディが弱いので無茶は禁物とは言え、序盤は積極的に後続マシンをブロックをブロックしよう。惰性が低いので自身の加速は期待できないが、自分より順位が下のマシンを先に行かせないことこそが重要。


 
クレイジーホース

<性能>



<性能>
最高速 428km/h (D)
ブースト速度 585km/h (C)
ブースト持続 5.3秒 (D)
ボディ強度 50 (E)
ターンパフォーマンス A
ターンバランス D
加速性能 A
ジャンプ距離 B
惰性 E
ブーストパワー B
ダート減速 E

<設定>

パイロット ナイチ“ザ・スィープマン”(男性・28歳)
マシン制作者 ???
プロフィール  アメリカンインディアン風の衣装がイカす、ネイティブ系のパイロット。根拠はナイがたぶん無口。

 ピーキーな性能を持つ愛機を、卓越した反射神経とドライビングテクニックで乗りこなす。

 タイトル画面で放置した際のデモでは穴に落ちて落下してしまう氏だが、グランプリではCOMマシンの先頭を行く事の多い実力者でもある。

 ちなみに、海外版ではマシン名が変更され『WIND WALKER』となっている。商標権だとか実在するインディアンの部族名とかで引っ掛かってた、とか理由があるかも…。

<性能解説>
 ・ゲームを初めて手に取った直後から選べる4台のうちの1台。割とマイルドな性能のマシンが並ぶ初期マシンの中ではかなり癖が強い性能を持つ。ブラストターン(コーナーでのアクセルのON/OFF)を使いこなせない段階で使用すると完走できずに爆発必至である。なにしろ、グリップが弱い。そしてボディが貧弱!
 ・ボディが弱いという事は、後ろからダッシュをかましてくるマシンをブロックするのには向いていないと言う事でもある。
 ・通常の最高速・ブースト持続時間・スピードの持ち、いずれにおいてもかなり抑え目の性能につき、速度そのもので勝負するにはちょっと厳しい。
 ・ブーストは持続時間は今一つだが、加速力はあるため、ミスのリカバリーやダート地帯のショートカット等、幅広い利用が可能。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度★★★★(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・ウ〜ン、こいつぁしんどいですぞ!!マスタークラス攻略の基本はCOMを先に行かせない事。しかし、クレイジーホースはボディが弱いため、毎回ブロックで進路を塞いでいると耐久力が削られて5周持たない事が多いのだ。このマシンでマスターに挑むなら1位を取るとるのはスッパリ諦め、とにかく5周目ゴールするまで3位に絡めれば良し、と割り切るべきだ。欲張ってガンガンとガードをかましているとあっという間にパワー不足であの世逝き。一応、速度面ではホットバイオレット、J.B.クリスタルよりは爆発力がありマシなので、コーナリングでCOMマシンを抜き去る技術さえあるなら多少は楽かもしれない。
 ・COMはコーナーの攻めが甘い。このマシンで付け入る隙があるとすればそこで、先行するCOMがコーナーで膨らんだら、インに切り込んで一気にかわす。直線では太刀打ちできないので、コーナーは最短ラインを丁寧に回り、差を縮めたい。


 
ダーティジョーカー


<性能>
最高速 436km/h (C)
ブースト速度 591km/h (B)
ブースト持続 3.0秒 (E)
ボディ強度 75 (C)
ターンパフォーマンス C
ターンバランス A
加速性能 C
ジャンプ距離 D
惰性 B
ブーストパワー A
ダート減速 E

<設定>

パイロット サイバー卿(男性・40歳前後)
マシン制作者 ???
プロフィール  詳細なプロフィールは不明な謎の多いパイロット(ただし、本作のパイロットデータは不明な人間だらけなので、謎が多いのは彼に限った事でもない)。中世ヨーロッパの王侯貴族の子孫と言うウワサがある。

 とりあえず、辺境の豪邸に住んでいて、かなりの金持ちらしい。賞金目当てで参戦するワケでもなく、道楽として危険なF-ZEROグランプリに参戦する物好きなセレブである。

 チャームポイントはつぶらな瞳とブロンドの長髪。

<性能解説>
 ・ブーストの加速力はトップクラス。反面、ブーストの持続時間が3秒と全マシン中、最も短い。ただし、スピードが乗った後の持続性能が高いため、壁などにぶつからずに走れれば高速域を長時間維持できる。この惰性の高さはブーストだけでなく、ダッシュプレートを用いての加速や他のマシンが後ろから追突した時の加速でも発揮される。
 ・非常に高い惰性だが、実は減速しにくいのはアクセルONの時だけ。アクセルOFF時の減速しかたは他マシンと大差ないため、コーナーなどでブラストターンのためにアクセルのON/OFFを繰り返しているとあっと言う間に減速してしまう。このマシンで好タイムを狙うには、まずは加速後に壁にぶつからないこと、そしてコーナーでなるべくアクセルのON/OFFを控えることが大切。グリップの非常に高いこのマシンならブラストターンを極力減らすのも容易。
 ・旋回時の安定性が高く、他のマシンよりも大雑把な操作でもコーナーをクリアすることが可能。旋回速度は平均程度。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度★★(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・このマシンでマスタークラスに挑むならば、後方からマシンが迫った時のブロックの腕を磨いておくと非常に楽ができる。他のマシンに真後ろから追突されるたびに550km/h程度まで加速できるので、極めてしまえばどのコースでもブースト無しでもクリアできるほど。ダッシュプレートが多いコースでは常にトップスピードを維持してかっ飛ばすことが可能。ノロノロ走る雑魚マシンにぶつかって減速するのは勿体ないので、余裕を持って大きく回避した方が良い。比較的小回りの利くこのマシンならば、多少ラインを乱されても心配は無用。
 ・ブーストは序盤は使わず、ショートカット用もしくは何らかのミスで減速してしまった時のために多めにストックしておこう。


 
ザ・スティングレイ

<性能>



<性能>
最高速 460km/h (A)
ブースト速度 525km/h (E)
ブースト持続 12.0秒 (A)
ボディ強度 85 (B)
ターンパフォーマンス C
ターンバランス C
加速性能 D
ジャンプ距離 A
惰性 C
ブーストパワー B
ダート減速 C

<設定>

パイロット アレックス(男性)
マシン制作者 ???
プロフィール  フルネームはアレキサンダー・オニール。

 元はアメフトのプロ選手として鳴らした異色のパイロット…と思いきや、F-ZEROシリーズはそもそも異色の経歴の持ち主だらけ(=奇人変人だらけ)ゆえ、スポーツ選手上がりって経歴も別にそれほど目立ってない。そもそもフツーの人なんて居ねえからな、このシリーズって!(笑)

 性格は陽気。挙動にややクセのあるマシンを持ち前の身体能力・反射神経の高さで時に大胆に時に巧みにマシンを操縦する。

<性能解説>
 ・全マシン中最長のブースト作動時間を誇る。作動速度は最低だが、長い持続時間を活かして様々な立ち回りが可能なマシン。ダッシュプレートを通過する際にブーストを発動させておけばジェットバーミリオン並の惰性で高速域を維持できる。マシン性能の研究が進んでいなかった発売直後は『ロングコースでのタイムアタック向き』とされる事も多かった。
 ・ジャンプ力もダントツのトップ。ブーストを作動させなくても大胆にショートカット可能なポイントも。ブーストやダッシュプレートを活かせばより楽にジャンプできる。
 ・加速はやや鈍いが、中の下クラスは確保。ブースト非作動時の最高速はNo.2。ボディも頑丈でこれと言って大きな欠点が無い割にメリットが目立つ、なかなかの高性能マシンと言えそう。
 ・ロケットスタートのアクセルONタイミングの許容幅がやたらと広く、カウント3の直後から1ちょうどまでのどこでアクセルONにしても成功する。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・ブーストが発動しているか否かでCOMのマシン速度が決まるグランプリではブースト発動時の遅さもハンディに感じない。12秒とダントツの持続時間で、ショートカットに挽回に活かしたい。地のジャンプ力も圧倒的で、場所によってはノンブーストでラクラクとショートカットを決める事もできる。
 ・ボディのタフさもありブロックも容易。速度と耐久性を両立しており、最も楽にマスタークラスをクリアできるマシンの一つと言えるかも。


 

シルバーサンダー


<性能>
最高速 464km/h (A)
ブースト速度 589km/h (B)
ブースト持続 3.7秒 (E)
ボディ強度 90 (A)
ターンパフォーマンス D
ターンバランス B
加速性能 E
ジャンプ距離 E
惰性 C
ブーストパワー B
ダート減速 A

<設定>

パイロット ブリッツ・ワーグナー(男性・43歳)
マシン制作者 ドクター・スチュワート
プロフィール  地球人のパイロットしか登場しない本作においては最年長で、ハゲ&ヒゲ、そして太めな巨体な事もあり、外見は非常にいかつい(ただし瞳はキラキラでちょっぴりキュート♪)。

 愛機シルバーサンダーはF-ZERO界のレジェンドでもあるドクター・スチュワートが設計(国内ではそれらしい記述は無いが海外の取説では言及がある)。スチュワート自身のマシンであるゴールデンフォックスとは真逆の、最高速とボディ強度に特化した性能となっている。

 操縦し易いとは言えない重量級のマシンをいかつい見た目とは裏腹な繊細なテクニックで巧みに操る技巧派パイロットである。

<性能解説>
 ・本作随一の重量級マシンで、通常走行時の最高速は10台中で最高の464キロ。一方で加速は鈍く、最高速まで到達するにはかなりの時間を要する。
 ・ブーストの作動時間が非常に短い。そしてダーティジョーカーほどの惰性力も無いため、通常時の最高速とは裏腹にタイムアタック等で速さを追求するには不向き。
 ・ジャンプの飛距離は非常に短く、ジャンプを駆使してのショートカットを狙うのはかなりリスキー。
 ・スリップゾーンでは旋回性能が向上する特性がある。スリップゾーン上ではブラストターンだけで大概のコーナーを回れるためラク。
 ・「このマシンならでは」の特長は『ダートゾーンでの減速が非常に緩やか』という点。このマシン以外だと「ブースト作動時以外はダートは避けるもの」であるが、シルバーサンダーの場合、ブースト無しで多少豪快に突っ切っても影響が少ない。網目状のダートに至っては殆ど減速せずに走り抜けられる。
 ・大きな減速を伴うような衝突は避けるべきである一方で、多少の障害物は無視して突貫できる。最速を狙えるマシンでは無い反面、ユニークさという点で使い込むと良さが見えて、非常に個性溢れる走りができるマシンではある。


<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度★★(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・ボディがタフで最高速も優れているため、いざ使ってみると壁に正面からぶつかる等の大きなヘマをしない限り、ブーストの短さなどの弱点に反して勝ちやすいマシンである事は確か。多少のダメージを無視してダメージゾーンを抜けたり、他のマシンでは避けて走らないと大幅なロスになるダートゾーンを豪快に突っ切って進む事もできるため、大雑把な操縦でも意外と何とかなったりする。
 ・もちろん、ブーストにストックの無いタイミングでゴツゴツと壁にぶつかるようでは入賞は厳しいが、普通に完走できるだけ腕のあるプレイヤーなら、難なく優勝できてしまうハズ。地味なマシンだが使ってみると良さが分かる通好みと言えそうなマシン。
 ・左右へのスライド移動はかなり遅いため、直線区間でムリにスライドをと合わせての斜め走りはしなくて可(斜めに走ると後続のマシンがド突いてくる際のブロックが難しくなるデメリットもあるのでネ)。
 ・想定外のアクシデントに備え、ブーストはなるべく使わずに取っておき、大減速してしまった際の保険としておくのがオススメ。ジャンプ周りの性能が悪いこのマシンの場合、グランプリではムリに大ジャンプを駆使してのショートカットはしなくて良い(ショートカットしようが本作のCOMマシンはすぐ後ろをべったりくっついて来るからね!)。


 

ファルコン マークツー


<性能>
最高速 448km/h (B)
ブースト速度 577km/h (D)
ブースト持続 7.2秒 (B)
ボディ強度 66 (D)
ターンパフォーマンス C
ターンバランス B
加速性能 B
ジャンプ距離 C
惰性 D
ブーストパワー B
ダート減速 E

<設定>

パイロット ケント・アケチ(男性)
マシン制作者 ???
プロフィール  自称『キャプテン・ファルコン』の血縁者だが細かいプロフィールは作中でも他の媒体でも言及が無いため、例の如く謎が多い。とりあえず、髪の色はC.ファルコンと同じ黒〜濃い茶色ではあるけどね!

 服装はまんまキャプテン・ファルコンのそれであるが、ムキムキでやたらと男くさいファルコンと異なり、ケント自身は細身の優男。名字(明智)からして日系人なのかも。

 ただし男臭くない見た目に反し、その実力はファルコンの名に相応しく本格派。グランプリでCOMが操作すると下位から追い上げて上位に食い込み先頭を争う事も珍しくない。やるな、若造!!

<性能解説>
 ・特出した性能のないバランス型ではあるが、ボディ強度以外の全てのスペックが高い位置でバランスが取れており、非常に扱いやすい。
 ・最高速やブースト速度、更には惰性は中くらいの域に留まっており、タイムアタックで最速を狙えるマシンではないが、弱点が少なく操作性が良いためエキスパートやマスタークラスといった高難度グランプリで戦いやすい。
 ・ターンバランスはB評価のマシンの中でも優れた部類で挙動が乱れにくいのが嬉しい。
 ・旋回速度も速く、重心移動ナシでブラストターンのみで大抵のコーナーは難なくクリアできる。
 ・ジャンプ性能もそこそこあり、ブーストと組み合わせて無理なくショートカットを狙う事もできる。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・安定した挙動でそれなりの速度もあるため非常に戦いやすい。
 ・ネックとなるのはボディ強度の弱さ。…と言っても極端に耐久力が無い訳でもないため、総延長が長くダメージ床の多いサーキットなどでなければそれほど問題にならない事も多い。ただ、他のマシンをブロックし続けているとエネルギー不足になる事も。序盤のラップはブーストを温存しておき、最終ラップで2回使えるようにしておくと更に安心。


 

ファイティングコメット


<性能>
最高速 412km/h (E)
ブースト速度 593km/h (A)
ブースト持続 9.0秒 (B)
ボディ強度 56 (E)
ターンパフォーマンス D
ターンバランス B
加速性能 A
ジャンプ距離 B
惰性 A
ブーストパワー B
ダート減速 E

<設定>

パイロット クミコ"ザ・ブレット"(女性)
マシン制作者 ???
プロフィール  日本人の血を引く女性パイロット。『弾丸クミコ』の愛称を持つ。

 安全性は考慮に入れずひたすら速さのみを追求した脆いマシンで豪快に飛ばしまくる。その様は正に『KAMIKAZE』である(また誤った日本感全開ですなァ…!)。

 マシンは戦闘機のようなスマートな車体にやたらと大型のブーストユニットを搭載している。耐久性度外視で速度に全振りした極端なチューニングとなっている。あーあー、ねーちゃん、危ないって!(笑)

<性能解説>
 ・非常に優れたブースト性能を持つ。ブーストは効果時間・速度共に優秀な他、ブーストが切れた後の速度の落ち方も緩やかであり、ダッシュプレートの多い直線的なサーキットで特に強い。
 ・旋回性能が悪く、左右のスライド移動も遅いため、急コーナーでは苦戦を強いられる。高性能なスライド移動で事前にマシンを傾けて置きやすいジェットバーミリオンに比べると、挙動に慣れた後でもこのマシンはターンが難しい。実質的なターンパフォーマンスは最低と言えるかも。
 ・ジャンプ性能も優秀で速度も出るため、ショートカットを楽に狙えるのも利点。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・ボディは弱いが優れた速度性能を持つため、ある程度ゲームに慣れたプレイヤーなら楽に勝てるマシン。
 ・ショートカットもミスのリスク無しで無理なく狙える。
 ・ボディ強度は最低クラスなので、敵からの追突で加速を狙う必要のあるマスタークラスでは、ロングコースでブロックによるエネルギー切れに悩まされる事になる。ただし後ろから衝突してもらうだけで容易に長時間500キロ以上で走行できるので、このマシンならば追突を避けて安全運転をするよりは、ガシガシとどついてもらい、速度重視で強気に攻めるのが向いているかも。COMを先に行かせ混戦になると、かえって接触リスクが上がり危なかったりする。


 

ジェットバーミリオン


<性能>
最高速 456km/h (B)
ブースト速度 602km/h (A)
ブースト持続 4.2秒 (D)
ボディ強度 100 (A)
ターンパフォーマンス E
ターンバランス B
加速性能 E
ジャンプ距離 E
惰性 A
ブーストパワー A
ダート減速 E

<設定>

パイロット ヤズーJr.(男性・28歳)
マシン制作者 ???
プロフィール  マシン開発者の父親を持ち、自身もエンジニアである。ヒゲと刈り上げた短髪のせいで老けて見えるが、実はまだ二十代である。

 F-ZEROグランプリにもマシン製造の研究の一環として参加する。あくまで研究第一であり、上位に入賞する事には興味が無い模様で、高性能なマシンに乗っている割にCOM操作時の成績は良くない。

 大概はモブマシンの1コ上が定位置であり、上位に入る他マシンを大量にリタイアに追い込む等のプレイヤーの干渉が無い限り上位に食い込む事はまず無い。

<性能解説>
 ・一見シルバーサンダーに近い性能に見えるが、高い惰性・ブースト性能・スライド移動速度を誇り、本作でダントツの速度重視型マシンとなっている。タイムアタックで最速を狙うならばこのマシン一択と言えるかも…。
 ・旋回性能が悪く、ターンパフォーマンスは全マシン中最低のE。ただし左右のスライド移動が非常に速いほか、程よく滑る挙動が幸いして、シルバーサンダーやファイティングコメット辺りよりも慣れると曲がりやすく感じる。
 ・加速は最低なので壁に正面から激突するなどのミスが多いと、高いスピード性能を活かせない。
 ・重さのせいかジャンプ性能は致命的に悪い。ショートカットはミスのリスクがつきまとう。
 ・スリップゾーンの上では劇的に旋回速度が上がる変わった性能を持つ。

<グランプリ・マスタークラスでの戦い方>難易度(星が多いほど高難度。★5が最高)
 ・スピードが速い上に非常に硬い。ゴツゴツと壁にぶつかるようだと最高速を活かせず流石に辛いが、ある程度慣れたプレイヤーならこのマシンも非常に勝ちやすい。慣れてくるとブロックとコース中に浮かぶ機雷を用いての加速だけで済み、ブーストの使用無しでも勝てる程の速さを誇る。
 ・ジャンプの飛距離が最低クラスなため、コース外を飛ぶショートカットは非常に狙いにくい。タイムアタックと異なり、ミスを繰り返してマシンを失ってゲームオーバーとなる恐れもあるので、グランプリでは難しい地点のショートカットは避けて可。それでも十分勝てる。


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