縮緬遊戯堂 F-ZERO大辞典

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★サイドアタック【システム】(2017/9/9更新)
<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)


<解説>
 シリーズ2作目の『X』から登場し、以降は次作『for GBA』以外の全作品で採用されたアクション。その名の通り、マシンの左右に対して幅寄せでの攻撃を加える。同じ攻撃アクションである『スピンアタック』と比べると攻撃できる範囲が限られる一方、攻撃判定の出る方向への攻撃力はこちらが断然高い。マシンが重い程・ボディ性能が良い程、相手に与えるダメージは大きくなる。瞬間的に無敵になるが、壁への衝突ダメージは食らう。

 『X』ではサイドアタック中はグリップ能力が飛躍的に上がって滑らなくほか、内側にグッと切り込むので急コーナーではサイドアタックを連発しながら曲がると速い(それでも減速はするので曲がれる範囲で回数を減らすのが良い)。『GX』・『AX』では旋回性能には関係なくなったためコーナリングで連発する意義はそれほど無い。『ファルコン伝説』・『CLIMAX』では発動しただけで大きく減速する制限が入ったため、連発するのではなく、一発を確実に当てたい時のみ使用したい。


★ザ・スカル/アービン・ゴードン【人名】(2011/1/16更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)

<解説>
 生まれた時から換算すると、「GX」時で241歳。F-ZEROグランプリの前身にあたるF-MAXグランプリの伝説的なパイロットであったが、時を経て、進歩した科学と黒魔術の力で26世紀の世に復活する。F-MAXで培ったドライビングテクニックはF-ZEROでも通用するものであり、相当の好成績を残すのではないかと各方面から注目されている有力パイロットである。

 乗り込むマシンは科学と黒魔術でエンターテイメントを盛り上げるアヌビス社製の「ソニック ファントム」である。他のマシンとは動力原理が異なるとされ、エネルギー源は観客の生命であると言う黒いウワサも流れている。
 性能的にはブーストに特化した格好のマシン。ボディ・グリップ性能は平均以下であるため、繊細な操作を要求される。

 初登場した「F-ZERO X」では「アービン・ゴードン」と名乗っていたが、「GX」で改名し、以降すべての作品で「ザ・スカル」と名乗っている。なお、海外版では「X」から「ザ・スカル」と名乗っており、「GX」を契機に世界で呼び方が統一された、と言い換えることもできる。


★ザ・スティングレイ【マシン】(2015/2/2更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO for GAMEBOYADVANCE(GBA)

<解説>
 アメフト出身の異色パイロットであるアレックスが乗り込むマシン。黄緑色を基調としたカラーリング。エンジンは『Muguler FORCE-JET-BB(ミュグレー・フォース・ジェット・ビービー)』を2基縦並びに配置する、本作では異色のデザインとなっている(他のマシンは左右に2個が基本)。
 スティングレイと言うとシリーズ常連のファイア・スティングレイ(サムライ・ゴローの乗るピンク色の最高速重視のマシン)を思い出すが、ずんぐりしたファイア・スティングレイと異なり、左右にエラの張った形状で、こちらの方が名前通り『エイ』を連想しやすい形状となっている。大きく翼が広がるような形状通り、ジャンプ能力は全マシン中1位でブースト無しでもショートカットを成功させやすい。設定ではコーナリングは空気抵抗で旋回する、となっており、ややバランスを崩しやすく減速も大きい。

 ボディ性能は85/100、ターンパフォーマンス・バランス共にCランクでコーナリングは得意ではない。加速はイマイチだが、最高速は460km/hで全マシン中2位。ブーストは12秒持続し、全マシン中ダントツのトップ。ただし速度は遅く520km/hはダントツのビリ。ただし、グランプリではブーストを発動しているか否かでCOMマシンの走行速度に差が出るためか、ブーストの遅さがネックに感じられる事はない。惰性もそこそこあり、ある程度の高速維持能力はある。ボディもそこそこ強いためクセのあるコーナリングの挙動にさえ慣れてしまえば、グランプリではかなり強いマシンと言える。


★サムライ・ゴロー【人名】(2015/6/15更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO(SFC)
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)
 ・大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)
 ・大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo3DS (3DS)
 ・大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU (WiiU)

<解説>
 初代から参戦し「forGBA」以外の全作に登場する、シリーズ常連のパイロット。「GX」時で45歳。恐らく日系人。丸サングラスと「激」の字の入ったシャツ、そして日本刀がトレードマーク。力士体型。息子のダイゴロー曰く、「イビキがうるさい」。
 表向きはキャプテン・ファルコンと同じ賞金稼ぎだが、真の姿はレッドキャニオンをアジトとする宇宙盗賊団の頭目。賞金稼ぎとしても一儲けしようと企んでいるのだが、いつも獲物をキャプテン・ファルコンにさらわれてしまうため、彼を一方的にライバル視している(実際、「X」等では操作キャラがキャプテン・ファルコンだと絡んでくることが多い)。「激」の文字が入ったシャツと日本刀がトレードマーク(シャツの文字は作品によっては異なることもある)。
 息子は「AX/GX」で登場するダイゴロー、妻は「ファルコン伝説/CLIMAX」で登場するリサ・ブリリアントだが、親子3人が揃って出場した作品は今のところ一本も無い。よって、リサとダイゴローが血縁関係にあるかどうかまでは現段階では断言はできない(リサがアニメ専用の設定な可能性もあるので)。

 普段はサングラスをかけているが、64DDの拡張用ソフト「F-ZERO X エクスパンションキット」でスーパースティングレイ(隠しマシン)に搭乗時にスタンダード以上で優勝すると、サングラスを外した姿を拝むことができる。ちょっとシブい。「GX」のマスタークラス優勝時には何故か自ら盗賊であることをばらしてしまっている(いいのか?)。また、「GX」では何故かプリンシア・ラモードやバイオ・レックスら、まったく接点の無い人物からも興味を持たれている。

 搭乗するマシンは「ファイアスティングレイ」。シリーズ通じて重量級で最高速・コーナリングの性能が良いが、加速とブーストの能力はそれほど高くない。スーパーファミコン版では加速以外のあらゆる性能でダントツに優れており、タイムアタックで重宝された。
 
 『大乱闘スマッシュブラザーズ』(X以降)シリーズではアシストフィギュアとして登場し、刀を振り回しながら、他のキャラクターを斬りつける。倒せないので近づかないようにするしか手立てはない。動き自体はトロいので、ジャンプでかわしてしまおう。


★サンドストーム【地名】(2018/11/6更新)

<登場作品>
 ・BS F-ZERO GRAND PRIX 2(SFC・サテラビュー)

<解説>
 今の所、スーパーファミコン・サテラビューで配信された『BS F-ZERO GRAND PRIX 2』でのみ登場した惑星。局所的に砂嵐が発生する過酷な気候で、『サンドストーム2』ではデスウインドのように強風でマシンが流される。
 2つのサーキットが建設され、それぞれファイアーフィールドとデスウインドの曲が流用されている。


★ジーニー財閥宇宙娯楽施設推進事業団【設定・組織名】(2018/11/6更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO GX(ゲームキューブ)
 ・F-ZERO AX(アーケード)

<解説>
 ドン・ジーニーの擁する財閥配下の一組織。ドン・ジーニーの搭乗する重量級マシン『ファットシャーク』を設計した。


★J・B・クリスタル【マシン】(2015/2/2更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO for GAMEBOYADVANCE(GBA)


<解説>
 ジェーン・B・クリスティの乗るエメラルドグリーン色が印象的なマシン。地球にて1970〜80年前後に流行したクラシックカーのデザインを取り入れた古風なデザインだが、パーツ構成は最新鋭の物を搭載しており、抜群の操作性能を誇る。エンジンは最新鋭の小型で高性能な『Rouis RAM-JET III(ルイス・ラムジェット・スリー)』を搭載、優れた加速性能を持つ。

 最高速性能はそれほど高くなく、通常時の最高速は418km/h、ブースト使用時は560km/hとなっている。コーナーに関する性能はターンパフォーマンスがC、バランスがAとなかなかの高バランス。ブラストターンに慣れていないプレイヤーにはうってつけのマシンと言える。ブースト持続時間は9.5秒とかなり長いが、反面威力に乏しく、10台あるマシンの中で唯一ダートで減速してしまうと言う欠点を抱える。そのため、強引なショートカットは適さない。またブースト作動中に壁などに正面衝突して大きく減速した場合、そこから再度最高速まで到達するのにかなりかかってしまうのも難点。ブースト作動中こそ乱暴な操作は控えたいマシンと言える。
 ボディは若干弱めで63/100で平均よりも耐久性には劣る。マスター・クラスなどの高難度では速度の遅さとボディの弱さから苦労させられるマシンの一つ。


★ジェーン・B・クリスティ【人物】(2017/4/11更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO for GAMEBOYADVANCE(GBA)

<解説>
 F-ZERO for GAMEBOYADVANCEのみに登場。J・B・クリスタルに搭乗する金髪碧眼の女性パイロットで肌の露出度が非常に高い。1970〜80年代のクラシカルデザインが好みで、自身のファッションやマシンのデザインにもそれを反映させている。
 見た目は非常に若いのだが、実際は年齢をサバ読みしているとの噂もある。


★ジェットバーミリオン【マシン】(2015/2/16更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO for GAMEBOYADVANCE(GBA)

<解説>
 F-ZERO for GBAで10台目のマシンとなる。F-ZEROマシンの開発・研究に携わるヤズーJr.が搭乗する。朱色を基調としたずんぐりとしたフォルムで、マシン後部中央に4つのエンジンを集中配置、X字の形状のウイングを備える。

 通常時の最高速は456km/h、ブースト時602km/hと、10台中唯一の600キロ超えを達成している。ターンパフォーマンス評価はE・バランスはB、ボディ強度は最高の100/100。ジャンプ力はシルバーサンダーと並び最低でショートカットを狙うのが難しい。このマシンならではの特性として、スリップゾーンで滑りにくく、また同時に、旋回能力が大幅に向上するという特殊なメリットがある。左右のスライド速度にも優れ、全マシン中最高の128km/h相当の速度で左右平行移動が可能。ブーストが切れた後の惰性力にも優れ、アクセルOFF時にも惰性は生きるので、ブラストターンの使用で減速しないというメリットもある。

 使い勝手としてはとにかく『速いが曲がらない』の一言。スピード性能はダントツ最高であり、旋回能力に劣るため、コーナーではあらかじめマシンをコーナ出口方向に傾けて突入するのが望ましい。アクセルONの状態で旋回するとグリップを失ってアウトに流されながらマシン方向だけ変えられるので、この特性を有効活用したい。バランス評価がBなのに滑る印象があるが、このスリップ現象は逆に高速でのコーナ攻略に役立ち、コーナ前でアクセルONのままハンドルを切り滑りながらターンする事で、通常のターンよりもグッとクイックにコーナを攻略できる強みがある。この現象を応用すれば横を向きつつジャンプする事でジャンプ力の低さすらカバーできたりする。
 使いこなすのは難しいマシンだが、自身のテクニック向上に伴い一気にタイムが縮まる快感が味わえるのもこのマシンならではか。極めれば最終的には全コースでこのマシンが最速を誇る。


★ジャック・レビン【人名】(2015/6/15更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)

<解説>
 銀河中で人気を誇るアイドルグループの出身でレーサーとしても確かな実力を持つパイロット。人気のみに話題が集まりがちだが、優勝候補に挙げられる事もある模様。チーム・シューティングスター所属。「GX」時で19歳。

 所有するマシンは「アストロロビン」。グリップ重視の軽量マシンで非常に操作性が良い。ブースト性能は平均未満の評価だが、軽量であるため速度はしっかり出る。ただし惰性が低く高速域を維持しにくいのが欠点。アイドルである彼の運転シーンを撮影するために車内に複数のカメラが設置されている。


★ジョディ・サマー【人名】(2010/12/12更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)

<解説>
 「銀河宇宙連邦」代表としてF-ZEROに参加する女性。普段は戦闘機のパイロットとして活躍している。「F-ZERO X」で初登場以降は、シリーズの代表的な女性パイロットとして、ソフトのパッケージなどにも頻繁に登場している。
 「GX」時で年齢25歳。「X」のグランプリで好成績を収め、その後、「ミス・銀河宇宙連邦」に選出された。「X」の取扱説明書ではサムライ・ゴローに対し、「あなたはもう過去の人」的な発言をしていた。説明書のコミックではかなり挑発的な発言の目立つ彼女ではあるが、「GX」の優勝インタビューではF-ZEROパイロットにしては割と謙虚で控えめな発言が目立つ女性である。

 搭乗するマシンは「ホワイトキャット」。グリップ性能に特化した、操作性重視のマシンとなっている。「X」では、銀河宇宙連邦と敵対している惑星タコラのオクトマンが相手の際は、執拗に攻撃を仕掛けている場面がしばしば目撃されていた。


★ジョン・タナカ【人物】(2015/6/15更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)


<解説>
 銀河宇宙連邦のメカニックマン。ジョディ・サマーに恋心を抱いており、彼女を守る為に自身もF-ZEROグランプリに参戦を決意。万一優勝できてしまった場合、彼女へプロポーズを考えている(ただし、ゲーム内で優勝しても特にそれらしい描写はナシ)。礼儀正しい性格だが、少々気弱。日系人でサインは『田中』と漢字で書く。「GX」時で年齢は31歳。
 アニメ:ファルコン伝説では設定がかなり異なり、銀河宇宙連邦・高機動小隊の責任者となっている。ジョディに対して恋心を抱いている設定も無くなっている。ただし気弱さは健在で、更に無能っぷりをさらけ出しており、情けない中間管理職という印象が強い。

 自身が乗り込む愛機ワンダーワスプはネジ等のパーツも全て自分で設計。軽量でブーストと加速はトップクラスの性能。ただし元が趣味のドライブ用のマシンなためかボディは弱い。


★シリンダー【システム】(2017/9/9更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)


<解説>
 特殊な形状のコース。円筒の外側を走る格好になる。円筒の中心に向かって重力が作用しているため、F-ZEROマシンは上下関係なく円筒の外側に引き寄せられる。ただし、遠心力がシリンダーの重力を上回った場合はマシンが振り切って即リタイアになってしまう。コーナーでは遠心力の働きにくい円筒の内側を走ると良い。
 『X』と『GX/AX』で登場するが、初出の『X』のシリンダーの方が重力が弱めで繊細な操作を要求される。


★シルバーサンダー【マシン】(2015/2/2更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO for GAMEBOYADVANCE(GBA)

<解説>
 この作品としては最高齢(43歳)のパイロットであるブリッツ・ワーグナーの搭乗するマシン。マシンの名前の通り銀色のカラーリングで稲妻の模様がマシン上部のウイング側面に描かれる。右側に2基、左側に2基、計4つのエンジンを搭載し速度面で優れた性能を実現した。国内版ではシルバーサンダー以降の4台は隠し扱いで攻略本や説明書でも一切言及は無いが、海外版ではマシンの設計者はシリーズ常連のパイロット:ドクター・スチュワートが担当、との言及もある。

 ボディ性能90/100、ターンパフォーマンス:D、バランス:B。通常の最高速は464km/hで全マシン中トップを誇る。ブースト最高速は489km/hで加速力も高いが作動時間は3.7秒と短め。ずんぐりとした形状で重さがあるせいかジャンプ性能が悪く、大ジャンプを求められる箇所で速度が足りない場合、飛距離が足らずコースアウトの危険と隣合わせ。また、ブーストの作動時間が極端に短く、惰性力も平均程度なので数字程の速度性能は持ち合わせているとは言い難い。

 ただ、密かな長所としては、ダートゾーンでの減速が殆ど無いといった特徴があり、他のマシンでは避けて通るようなダートゾーンをムリヤリにショートカットしたりできるのが嬉しい。また、グランプリではマシンがタフな事、通常の速度が速い事から、食わず嫌いせずに使ってみると案外簡単にマスター・クラスも勝てたりする。最速を狙うタイプのマシンでは無いが乱戦には滅法強いので、コーナリングさえこなせるならグランプリや対人戦ではおすすめだったりも。


★シルバーラット【マシン】(2015/4/13更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)


<解説>
 サムライ・ゴローの息子であるダイゴローが乗り込むマシン。マシン重量は880kgと非常に軽量。性能評価はボディD、ブーストA、グリップD。マシンNo.は35。製作者はゴローやガスターのマシンと同じトラエモン・エチゴヤが手掛ける。

 アントニオ・ガスターが父親からくすねた「グリーンパンサー」の系譜に繋がるマシンで、基本的な形状は似ている。ブースト性能が高く、発動回数、威力共に優秀。加速性能も上々。扱い易さもそこそこ。
 ただし、最高速性能・ボディ性能が極端に低いため、多数のマシンが団子になりがちなグランプリではかなり辛いマシン。当たり判定が小さく小回りが利きやすいという利点はあるが、マスタークラスでは常に速度不足に悩まされる超上級者向けのマシンとなっている(※他のマシンより小さめとは言え、見た目よりは当たり判定はかなり大きい事に注意が必要)。
 ボディが軽いためサイドアタックやスピンアタックの攻撃力も無く、重量級相手には真横から完璧にアタックを決めても一撃では仕留めきれないこともあり、撃破したマシンが壁にぶつかって跳ね返ってくることで大ダメージを受けることもあるなど、スペアマシンの確保にも苦労させられる。


★スーパーアロー【人物】(2015/6/15更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)


<解説>
 驚異的な身体能力を持つ地球のスーパーヒーロー。妻はミセスアロー。恐妻家だが夫婦仲自体は良好。地球では日々ゾーダと戦いを繰り広げている。ゲーム中のイラストではペット兼相棒のフクロウを肩に乗せている事が多い(アニメ版ではフクロウ型ロボットとなっていた)。貧乏なのが悩みのタネ。GX時で年齢は35歳。
 F-ZERO Xグランプリで悪の怪人ゾーダが参戦するとの情報を聞きつけ、急遽参戦表明しライセンスを取得、妻ミセスアローと共にF-ZEROに参戦。人間離れした能力で上位入賞を果たした。

 所有するマシンはキングメテオ。赤紫色で細長い小型のマシン。加速・ブースト・グリップ性能に優れ扱い易いが、ボディだけはかなり貧弱なので他マシンからの攻撃には注意が必要。「GX」ではEランクなる性能表記に反し実際はC相当の強度を持つ。


★S-JET(スーパージェット)【設定・システム】(2014/8/11更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO (SFC)
 ・BS F-ZERO 2(SFC・サテラビュー)

<解説>
 初代(と派生作のBS F-ZERO2)のみの加速システム。周回毎に1回ずつ権利が与えられ、Aボタンを押して発動、数秒に渡って速度が500km/h台半ばまで加速する。速度は上がる一方、コーナリング性能が一時的に落ちるので、コーナーが多い所で使用すると制御しきれずに壁にぶつかりまくり、返ってピンチを招く事が多い。慣れない内はゴール前の直線まで取っておくのが安全か。

 後の作品では名称が『ブースト』に統一されている。


★スーパーピラニア【マシン名】(2018/9/18更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)

<解説>
 銀河の歌姫、ケイト・アレンが乗る軽量級マシン。マシンNo.は12。性能評価はボディB、ブーストC、グリップB。重量は1010kg。製作は『チーム・パワーボイス』が担当。「レース中でも自分の音楽を聴いて集中したい」というケイトの要望に応え、高性能のスピーカーを搭載している。

 全ての性能が高い次元でまとまったバランス型のマシン。『X』ではクセの無い性能でグランプリで真価を発揮する。
 『GX』/『AX』においては非常に高い旋回速度を持ち、作中の全てのコーナーをスティック操作だけで曲がり切る驚異のコーナリング性能を持つ。ただし、曲がり過ぎるために扱いにはやや慣れが必る。速度面は通常巡航時、ブースト使用時共にやや控えめなので、グランプリで勝つにはコーナリング性能を活かしてコース全体でブーストを使う必要が出てくる。
 GBA二作では最高速は控えめなのもののグリップ性能が高いマシンの中では惰性力に優れるので、やはりグランプリで戦いやすい性能と言える。


★スーパーファミコン【ハード】(2014/2/10更新)

<解説>
 初代「F-ZERO」はスーパーファミコンと同時発売のソフトだった。任天堂ブランドでの同時発売ソフトには「スーパーマリオワールド」もあり、「F-ZERO」はどちらかと言うと地味な存在だった。しかし、マリオがどちらかと言うと過去作の作法に則った真っ当な2D横スクロールアクションだったのに対し、F-ZEROは新ハードの拡大縮小機能をフルに活かした圧倒的な迫力とスピード感を実現していたこともあり、同時発売ソフトの中では強いインパクトをゲームファンに残した……と思うYO。


★朱雀【会社】(2014/6/23更新)

<解説>
 F-ZEROシリーズのうち、「ファルコン伝説」、「CLIMAX」の2本を開発。主役級のキャラであるリュウ・スザクの名前の由来はたぶんここ。

 2000年設立。元ヒューマンのクリエイターであった米澤正弘氏が社長を務めたゲームソフト開発会社。任天堂ブランドでは「どーもくんの不思議てれび」(GBA)、「怪盗ワリオ・ザ・セブン」(DS)などを開発。

 自社ブランドでのソフトのリリースはなく、下請け専業として任天堂の他、バンダイナムコゲームス、アトラス、スパイクブランドでゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、プレイステーション2ソフトを開発するも、2012年倒産。F-ZERO製作の担い手となる可能性のあるメーカーの倒産は、シリーズ存続にとって大きな痛手である…。


★スタークファーム【地名】(2010/12/12更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO for GAMEBOYADVANCE(GBA)

<解説>
 かつては大農場地帯であったが、土壌汚染が深刻化したため放棄された土地。F-ZEROグランプリが開催される時期以外は閑散としており、世捨て人のみがたむろしている辺境の地である。


★スパークムーン【マシン】(2011/1/23更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)


<解説>
 デザート王国のお姫様であるプリンシア・ラモード嬢の乗るマシン。性能評価はボディB、ブーストC、グリップB。重量は1620kg。マシンNo.は36。一度わがままを言い出したら止まらないプリンシアのために、臣下が渋々用意したマシン。デザート王国の高い技術をフルに活かした安全装置と人工知能を搭載し、レース素人のプリンシア姫でも安全にレースをこなせるよう、工夫がなされている。そのおかげか、AXカップなどではしばしば上位に食い込み入賞している。それが本人の実力なのか、マシン性能の賜物なのかまでは明らかでない。

 黄色を基調とした、曲線を多用したデザインで、他のマシンと比べるとフォルムはかなり個性的。見た目はくびれがあったりしてちょっと華奢なのだが、重量は1600kg以上あり、見た目よりもタフな構造らしい。一方、グリップ評価は「B」となってはいるものの、極端にドリフト傾向が強く、通常、コーナーはすべてドリフトでクリアしていくこととなる。ただ、それほど挙動自体にクセがあるわけではないので、コーナーで滑ることを念頭に置いて操作すれば、それほど扱い辛いと言うわけでもない。スピードに関する性能は通常の最高速、ブースト能力共に、中の下あたりと言ったところ。一芸に秀でると言うよりは、総合的なバランスの良さで勝負するタイプのマシン。


★スペースアングラー【マシン】(2010/12/12更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)


<解説>
 惑星ズー出身の獣人パイロットのレオンが搭乗するマシン。性能評価はボディC・ブーストC・グリップA。重量は910kg、マシンNo.19。マシンのスカイブルー色は故郷の惑星の空の色を表すとされる。

 軽量級のマシンでボディに不安を抱えるのはシリーズ全作品で共通なのだが、マシンの特性は作品ごとにだいぶ異なる印象を受けるマシンでもある。
 初登場の「X」時は典型的な軽量級マシンの特性を持つ機体で、キビキビとしたコーナーワークとコーナーでの安定性からかなり扱いやすいマシンであったと言える。一方、「AX/GX」ではコーナリング性能こそ優れるものの、重量級マシンも真っ青の最低ランクの加速性能の悪さ・ブースト能力の低さで全マシンひっくるめてもワーストクラスの性能のマシンだった。マシン性能の低さのせいか、グランプリモードではいつも最下位付近に沈んでいた。GBA系列の作品では高いグリップ力を誇り扱いやすいのだが、ブーストが切れた後の速度維持性能に劣るため、走行速度はそれほど速くない。扱い易いが、初心者が序盤のカップ・階級を攻めるのに適しているくらいか。


★性能評価【システム】(2015/8/17更新)

<解説>
 F-ZEROでお馴染みのボディ・ブースト・グリップの3点セットのA・B・C・D・Eの5段階アルファベット表示での性能評価は第2作F-ZERO Xが初登場。以降、初代の色合いが濃かったforGBAを除く全作品でこのスタイルが定着している(forGBAでもターンのバランス・パフォーマンスに関しては5段階評価での表示がある)。
 Cを+-0として合計+3(オールBに相当、ドラゴンバードのB/B/B、ワイルドグースのA/B/C、エレガントリバティのB/C/A等)が通常のマシンでの最高評価。最低は合計-1・E/A/Dのグレートスター。なお、Xエクスパンションキットの特別マシンはA2つB1つの特別なマシンである他、GX/AXのカスタムマシンはオールAなる夢のマシンも作れる。

 ただし、この性能表記は加速後の惰性、ドリフト傾向、ジャンプ時の減速の度合いなど表示されない部分も多いため、案外アテにならなかったりする(前述のGXのカスタムマシンも表示外のハンドリング性能の悪さでマトモに走れない物になりがち)。また、GX/AXではこともあろうに表示されているグリップ・ブースト性能まで表示とは全く異なる傾向である事が多かったのが多くのユーザを混乱に陥れた(グリップAなのに滑りまくる、ブーストAなのにロクに加速しない、等)。


★ソーダ【人名】(2014/6/23更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・大乱闘スマッシュブラザーズDX(GC)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)
 ・大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)


<解説>
 地球征服を企む、悪の怪人。年齢は不詳。ミスター・アロー、ミセス・アロー夫妻とは日常的に抗争を繰り広げている他、賞金首にもなっているため、キャプテン・ファルコンに捕まりそうになった事もある。アドレナリンやドーパミンなど、内分泌物質を自由に増幅する装置(頭に繋がるポンプと管のような物)を装備しており、ドーピングで自身の能力をパワーアップしている。

 彼の乗るマシンはNo.13「デスアンカー」。性能はボディE・ブーストA・グリップCで重量は1620kgの中量級。直進能力に優れ、ブーストと最高速の高さからストレートの長いコースで圧倒的な強さを持つ。挙動はかなり不安定で切り返しに対して鈍いかと思いきやいきなり真横を向いて内側に突っ込んだり、常に気が抜けない。挙動の不安定ささえ把握していれば圧倒的な速度を誇るのだが、自在に扱うには技量が要る。惑星間航行ミサイルを改造して作られ、爆破装置も残ったままと言う設定があるが、幸いクラッシュしてもサーキットが木端微塵に吹っ飛んだりはしない。…ほっ。
 なお、F-ZEROシリーズの多くの悪役系のキャラはボディの強い重量級マシンに乗っているのだが、彼だけはボディEなる貧弱な装甲のマシンに乗り込んでいる。「GX」においても、COMが操作する悪役・キチガイ系のキャラの多くが攻撃的でスピンアタックを多用するのに、ゾーダだけは他車を攻撃するような走り方はしなかったりする。「ボディが弱いマシンで暴れても仕方ない…」と、見た目よりマトモな判断力を持ってると言えるのカモ…!?

 「X」→「GX」と言った主流シリーズでは脇役の一人に過ぎないが、アニメ版・「ファルコン伝説」・「CLIMAX」ではメイン級の悪役であり、出番も多かった。本名はゾーダック・ストロベリー、年齢は42歳。150年前の一般人を多数殺害した凶悪犯で、ブラック・シャドーの手により復活、共に悪事を働いていた(ただし、他人に利用される事・命令される事を嫌うためブラック・シャドーを見下している・指示通りに動かない面も多く描かれ、結局は利用されただけとは言えど部下という位置付けとは言い難い面もある)。


★ソニックファントム【マシン】(2011/1/16更新)

<登場作品>
 ・F-ZERO X(N64)
 ・大乱闘スマッシュブラザーズDX(GC)
 ・F-ZERO AX(アーケード)
 ・F-ZERO GX(GC)
 ・F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
 ・F-ZERO CLIMAX(GBA)
 ・大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)


<解説>
 F-MAXグランプリで活躍した伝説のパイロット、ザ・スカルが乗り込むマシン。重量は1010kg。性能評価はボディC、ブーストA、グリップD。白と青の縞模様が印象的なスマートなデザインのマシンとなっている。マシンNo.は16。「黒魔術の力で観客の命を動力源にしている」なる、怪しい噂がある。

 シリーズを通しての大雑把な性能は、軽量級に属するマシンでブーストに特化した性能を持つ。ボディとグリップの性能はそれほど良くないため、繊細な操作が必要とされる中・上級者マシン。「GX」では高いブースト評価の割にはブーストの威力はそれほどでもないが、その代わり惰性に優れており、比較的スピードを維持しやすい。直進性能に優れ、ダッシュプレートが連続するコースではブーストと併用することでかなりのスピードを叩き出すことが可能。スライドターンでマシンが不意に横を向きやすいというクセがあるため操作には慣れが要るが、最高速重視設定では通常走行時で1100km/hを超えるトップレベルの速度で走行できる。そのため、高難度のグランプリでは頼りになる存在。一方、加速性能は鈍いので、壁にぶつかったりせずに、いかにミスをせずに減速なしで走れるかがカギとなる。

 GBA「ファルコン伝説」では別売のカードe対応のカードを入手しないと手に入らない、レアなマシンだった。GBA系列作品では最高速とブースト性能と惰性の全てに優れるため、グリップの弱ささえ腕で克服できればかなりの速さを堪能できる。


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