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ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 攻略
カップリング考察+
《旦那候補解説》



・ノイッシュ 
 クラス:ソシアルナイト→パラディン
継承可能スキル:突撃・必殺
継承可能武器:剣B
血統:無し
  成長率
(%)
HP 80
40
魔力 5
30
速さ 20
幸運 20
守備 40
魔防 5
 シアルフィ公爵家の騎士団グリューンリッターに所属するシグルド直属の部下。伝統の赤緑騎士の「赤」。イベントやセリフが極端に少ない。よって、書くことも少ない(涙)。普通に遊んでると、ゲーム開始直後のイベントが、登場する最後のイベントになってしまうこともしばしば…。

 能力的にはバランスが取れていると思うのだが、攻撃回数が増えるスキルが『突撃』しかないため、大半の場合は一発グシャリと叩き込んで戦闘終了である。一方で削って他のユニットにトドメを譲るつもりが『突撃』で戦闘を継続したり、『必殺』を出して倒してしまうこともあるなど予想外の動きをする事が多く、戦略に組み込みづらい困ったさんでもある。

 子供が『追撃』持ちの場合は攻撃的なスキルが活き、強力な戦力になる可能性が高いが、『追撃』が無いと一変、親譲りの一発屋に終わってしまう恐れも…(む、GC『蒼炎の軌跡』・Wii『暁の女神』の赤騎士ケビンのスキル『一発屋』の元ネタはここだったか!!)。

 父親としてクセの強い能力であることは事実だが、安定性をもたらす『追撃』持ちの子供が生まれる女性の旦那候補としては魅力大なのは間違いない。相手を選んで計画的恋愛を!!

・アレク 
 クラス:ソシアルナイト→パラディン
継承可能スキル:追撃・見切り
継承可能武器:剣B
血統:無し
パラメータ 成長率
(%)
HP 70
30
魔力 5
40
速さ 30
幸運 30
守備 30
魔防 5

 シアルフィ家の騎士団グリューンリッターに所属するシグルドの部下。伝統の赤緑騎士の「緑」。ノイッシュの相棒だが性格は対照的で、ナンパな性格のおかげか女性絡みのイベントが多い。その点だけでもノイッシュより優遇されてる印象アリ。ちなみに、頭に乗っているのは鳥のフンではない(はず)。

 成長率はバランスが良く、魔防以外は穴らしい穴は無いのだが、幸運が20%低い以外はフィンと同等なので、純粋に成長率だけで比較すればフィンの劣化版となる。だが、そこに留まらないのはやはり所有する2つの優秀なスキルのおかげ。『見切り』を継承可能な父親候補は13人の男性の中でアレクただ一人だ。また、槍しか装備できず子供に武器を継承させられないフィンと違い、汎用性の高い剣をレベルBまでながらも継承できるのが長所と言える。

 子供はスキル『追撃』を継承できるおかげで、どの子供であってもそこそこ以上の戦力となり、それなりにうまくやってける、と言った意味では優秀。アレク本人は強力な武器を持てないため、どーも『非力な攻撃を2回叩きこむだけ』と言う印象が付きまとうが、子供は装備次第では親を凌駕することも可能だ。

 そして、守備面で『見切り』が強力。セリス編は『必殺』持ちの敵ユニットや特効武器を持つ敵も登場するなど、前線に立たせるユニットなら誰に持たせておいて損は無い有用なスキルである。

・アーダン 
クラス:ソードアーマー→ジェネラル

継承可能スキル:待ち伏せ
継承可能武器:剣A・弓B
血統:無し
パラメータ 成長率
(%)
HP 90
50
魔力 5
10
速さ 20
幸運 10
守備 40
魔防 5

 シアルフィ侯爵家の騎士団グリューンリッターの守りの要となる重騎士。本編中でもネタ的扱いを受けていて気の毒でもあるが、隠しイベントの多さはスタッフから愛されている証でもある。

 戦闘アニメをオンにして遊んでいると、「ノタ…ノタ…ノタ……、スカッ」とかノロノロ歩いた揚句、攻撃を外してプレイヤーをイライラさせる要素満載。まともに育てると技が上がらず、攻撃が当たらない…。守備が上がるので育てればしっかり壁役は務まるが、移動力が低いせいで戦場につくころにはすべての決着がついているというケースが多し。
 城内戦で入り組んだ場所とかがあれば活躍の場もあっただろうが、生憎「聖戦の系譜」では城内での防衛戦は用意されていない…。

 成長率・スキル共にレックスの下位互換と言った感じで魅力に乏しい。子供の守備を上げるなら、「ネール」の血族ボーナスの付くレックスの方が圧倒的に効率がいい。技・速さ・運の成長率の低さも厳しく、父親にするにはかなり不安の残る能力と言える。レックスを超える唯一の魅力は武器継承のバリエーションが豊かなこと。剣A・弓Bまで継承させられるのはレックスにはできない芸当だ。…と言っても槍と斧を継承できる子供はいない。…なんか恵まれてないよネ…。

 以下くらいの性能を持ってたら、…少しは父親候補として考えてもらえただろうか?


<あったらいいな的アーダン>
兵種:ソードアーマー→バロン
継承可能武器:何でもOK!
継承可能スキル:連続・待ち伏せ・大盾
血統:「実はシグルド様の遠い親戚筋にあたるんです、俺。」→バルド(弱)
パラメータ 成長率
(%)
HP 130+20
60+10
魔力 5
20+10
速さ 30
幸運 20+10
守備 50
魔防 10

 む、これでもまだ足りないか?じゃ、ゲームは違うけど、「紋章の謎」から、あの「闇のオーブ」をお借りしよう!


<闇のオーブ版アーダン>
  + 闇のオーブ = 

「どうして俺には彼女ができないんだ!何故だ!?こんなに強いのに!こんなに固いのに!」
「もういい!!こんな世界など要らん!俺が破滅に導いてやるわ!!死ね!滅べ!!」

(↑ハーディン様かよ)

兵種:ソードアーマー→エンペラー
継承可能武器:何でもOK!!!
継承可能スキル:連続・待ち伏せ・見切り・大盾
血統:バルド(弱)・「ふっふっふ、俺の母方はマイラの子孫なのだ!」→ガレ(弱)
パラメータ 成長率
(%)
HP 130+30
60+10
魔力 5+20
20+10
速さ 30
幸運 20+10
守備 50
魔防 10+20
 これくらい強ければ文句なかろう…。
……やり過ぎか?ガレの血筋はヤバいか。マンフロイめに狙われてしまう(苦笑)。

・アゼル
 クラス:マージ→マージナイト
継承可能スキル:追撃
継承可能武器:剣B・炎A・雷B・風B
血統:ファラ(弱)
パラメータ 成長率
(%)
HP 50+20
10
魔力 10+30
20
速さ 50
幸運 20
守備 20
魔防 10

 ヴェルトマー家の次男坊(…とは言っても、ゲーム外での公式設定では父親ヴィクトル侯が手当たり次第女に手を出していやがった模様(←羨ましいぞ)なので、次男かどうかは定かじゃないですケド)。恋心を抱くユングヴィ家の公女エーディンが拉致されたと聞き、ドズル家のレックスを伴って参上。

 出来過ぎた兄アルヴィスに対しては尊敬の念と共にコンプレックスも抱いている模様。んー、確かにファラの家系で魔力40%はちょっと物足りないけどナァ(ボーナス除いた地の成長率が10%だよ!!)。

 クラスチェンジ前は足が遅く、戦場にたどり着く頃には戦いが終わってたりすることもあって使いづらさがあるが、クラスチェンジ後は一転、騎馬系ユニットとなり移動力が大幅アップ、一撃かましてその場から逃げる、と言った戦法も取れるようになるのがありがたい。贅沢を言わせてもらえば、CC後は剣を使えるようになるが、力が低過ぎてあまり実用的でないので、もうちょい力の伸びがよければGOOD!!…だったのだが……、そこまで望むのは高望みしすぎか?

 父親としては『追撃』スキルがあるため、それだけで得している面はある(その『追撃』が命綱だけど)。母親の成長率に関係なく、ファラの血のおかげで効果的に子供の魔力を上げることができるようになるのも、アゼルならではの長所と言える。

・レックス
 クラス:アクスナイト→グレートナイト
継承可能スキル:待ち伏せ・エリート
継承可能武器:無し
血統:ネール(弱)
パラメータ 成長率
(%)
HP 70+20
40
魔力 5
20
速さ 20
幸運 20
守備 20+30
魔防 5

 FEシリーズにおける、元祖・斧貴族。『烈火の剣』のヘクトルがブレイクする下地を作ったのはこの男だ!!(たぶん)
 ヴェルトマー家のアゼルの親友。敵方のドズル家ランゴバルト卿の息子ながら父親の陰謀に加担するのをよしとせず、シグルド軍に加入し、戦いの最前線で壁役として活躍してくれる。ちょっと素直じゃない不器用な性格が憎めない好漢。

 兄のダナンは『エリート』じゃないのに弟のレックスはエリートなのは何故だ!?…と言うのはともかく、経験値の入りが非常にいいために適当に敵のHPを適当に削っているだけでレベルがグングン伸びるのはありがたい。守備の伸びが非常に良いため、LV20あたりになる頃には物理ダメージは殆ど受けなくなるほど。移動力がある分、アーマー系ユニットであるアーダンより格段に使い勝手が良い。攻撃増加系スキルが無いため総合的な攻撃力は劣るが1章の隠しイベントで勇者の斧を入手すれば一変、威力の高い2回連続攻撃で攻撃役としても重宝するはずだ。

 父親としての魅力は『エリート』のおかげで子供の成長が早くなることと、ネールの血のおかげで効果的に守備を上げることができること。全体的に娘ユニットは守備が低めになることが多いので、守備を上げやすくなるのは嬉しいところ。ただ、難点は斧を引き継げる子供が1人もいない点と攻撃回数を増やすスキルが一切無いため『追撃』保持の母親でないと子供が戦力的に物足りなくなる事。

 うーーむ…。この時代のFEはとことん斧冷遇ですなあ。重いし当たらんし、回避率はガクッと低くなるし…。ま、子供世代に比べれば魔法系ユニットが敵に少ない分、キザ・賊ブラザーズ(注:ヨハン&ヨハルヴァ)よりは断然使えるけどネ。


・フィン
 クラス:ランスナイト→デュークナイト
継承可能スキル:追撃・祈り
継承可能武器:無し
血統:無し
パラメータ 成長率
(%)
HP 70
30
魔力 5
40
速さ 30
幸運 50
守備 30
魔防 5

 全編通して戦闘ユニットとして登場する唯一の味方ユニット。

 マンスター地方の中心地であるレンスター王国の有力貴族の子供だったが、両親が早くに他界したため、王家で育てられ、王子であるキュアンに弟同然に可愛がられている小姓。特訓を受けてパラメータが上がったり、2回攻撃が可能な強力な武器『勇者の槍』をもらえたり、キュアン絡みのイベントは美味しいモノが多い。セリス編ではやつれて再登場するが、その間の苦労は続編『トラキア776』にて描写されている。主君である、カルフ王やキュアン王子夫妻の戦死、レンスター落城により、唯一の希望であるリーフを託され、追手から逃げつつトラキア半島を流浪する…。一騎士の身ながら国の存亡を一手に引き受ける重責を担い続けたプレッシャーは想像以上のモノであったのだろう…。

 序章〜1章は斧の敵がメインなだけあってやや苦戦するが、成長率自体は親世代の中ではかなり良い方に入るため、地道に育てれば活躍の機会も増える。後半でも活躍させたい場合はHP・力・守備・魔防を優先的に上げるようにしたい。ま、魔防はほとんど上がらないので、意図的に上げようとすると非常にストレスがたまるけど…。
 7章以降は良成長&強力な武器・スキルを持つ子供ユニットに囲まれるせいか影が薄くなるが、序盤のうちにしっかりと数値類を上げておけば、最後までしっかり戦っていけるはず。

 女性絡みのイベントは少なく、どの女性と隣接させ続けてもなかなかくっ付かないため、どうも「カタブツ」…と言うか「キュアン様&リーフ様命で女性が眼中に無い」…である印象が拭えない。スキルは『追撃』を所持しているので、子供が物理攻撃系ユニットなら能力的にも使えるユニットになってくれるのだが、槍を継承できる組み合わせが無い上、カップル成立すると、子世代で再登場時に装備が鉄の槍だけになってしまい、低レベルで登場するリーフ王子とナンナの護衛の難度が上がるというデメリットをかかえる。

 各女性との相性も考えると、積極的に父親にすることを狙うようなユニットではないかもしれない。


・ミデェール
 クラス:アーチナイト→ボウナイト

継承可能スキル:追撃・突撃
継承可能武器:弓A
血統:無し

パラメータ 成長率
(%)
HP 60
30
魔力 5
30
速さ 40
幸運 10
守備 30
魔防 5

 グランベル王国ユングヴィ家の近衛騎士。主筋にあたる公女エーディンには密かに恋心を抱いている。

 ゲーム冒頭では隣国ヴェルダンの王子ガンドルフの手斧の一撃で致命傷を負ったはずなのに、シグルドが城を取り返すとヒョッコリとHP全快で登場する不可解さがユーザー間にて話題になった。また、名前の小さい「ェ」はなんと発音すればよろしいのか?ナヨナヨしてて女っぽい外見と断末魔の悲鳴の声の低さのギャップが面白い…等、何かと話題の尽きない男である。

 能力的には攻撃回数の増える『追撃』と『突撃』を所持し、堅実な削り役として役立つが、パラメータの成長率は速さが高めな以外は総じて低調で、特にHPの低さが辛い。レベルアップ時に何も上がらないこともしばしばあると言う、困った奴でもある。また、登場時には再移動の出来る弓兵ということで使い勝手が良い反面、後に強力過ぎる能力を持つジャムカ、ブリギットと言ったスナイパー御両名が加わるとだいぶ見劣りし、「弓兵三番手」と言った印象は拭えず。

 ただ、『追撃』が個人スキルである分、父親としてはジャムカより汎用性はあるし、ジャムカ同様にエーディンとのイベントで『勇者の弓』をもらえるなど、なかなか侮れない面があるのもまた確かである。


・デュー 
 クラス:シーフ → シーフファイター

継承可能スキル:値切り・太陽剣
継承可能武器:剣A
血統:無し

パラメータ 成長率
(%)
HP 50
40
魔力 10
40
速さ 40
幸運 40
守備 40
魔防 10

 恐らく、シグルド編の戦闘参加ユニットの中ではダントツ最年少。しかしその実体は「見た目は子供、アソコは大人!!」。驚異の繁殖能力がユーザーを話題をさらった。見た感じ小学生高学年くらいにしか見えんし、仮に声優さんが声をあてたら絶対に女性の方が担当されそうだし…、前半に出てくるシャナンとそう大差ないように見えるし…。しかし、女性ユニットとのカップル成立後の夜の生活のほうを想像してしまうと……。

 女性ユニット「まぁ!デューったら立派な×××…!すごいわ、見た目は子供なのに!!あぁん、んもう見てるだけでガマンできなくなっちゃう!!(以下、執筆自粛)」………。
 ついでに、5章のジャムカとの会話もなんか微妙にホモ臭い……。おおぅ、驚異の二刀流!!
 むぐ、あらぬ方向に走ってしまう!だめだだめだだめだ!!これは罠だ!!!ここは深く考えちゃ絶対にだめなんだ!!想像しちゃだめなんだ!!!(苦笑

(c)横山光輝/三国志

 初期能力は盗賊らしく素早さ以外は非常に低いが、HP以外の成長率がいいので、クラスチェンジするころには一線級での活躍も期待できる。シグルド軍の資金調達役として重宝すること間違いなし。
 魔力の成長も悪くないので、よく吟味して育てて、魔法剣の使い手にするのも面白い(しかも相手に触らずに金を盗める特典付き)。
 しかし、しかしだ。剣技「太陽剣」を習得しているとはオヌシ、一体何者ぞ?謎は深まるばかりじゃのう…。う〜〜〜〜〜ん…。

 ……ぐ、だめだだめだだめだ!!これも罠だ!!!ここも深く考えちゃ絶対にだめなんだ!!想像なんてしちゃだめなんだ!!!

(c)横山光輝/三国志

 本人は育てるとかなり強くなるのだが父親としてはどうか?『値切り』は武器・杖の修理が半額で済むため、どのユニットも有効に利用できる。特にレベルが低いうちは自力で資金を調達できない杖系ユニットや神々の武器所有者には特に有用なスキルと言える。ただ、『太陽剣』の継承は剣歩兵系に限られてしまう。
 また、個人スキルで攻撃回数が増えるモノを持っていないので、相手次第では攻撃一回で終了〜〜…なんてことに陥ることも。また、HPの成長率の低さがアダとなり、子供はまずHP80は狙えない。その他の成長は見込めるのだが、「これはまァ、なんて強い子供!!」と感じにくいパターンが多くなってしまう点で難あり。まぁ、HPに特別のコダワりが無く、『追撃』持ちの女性が奥さんならそれなりに有能な父親と言えるのかも…。



・ジャムカ
 クラス:ボウファイター→スナイパー

継承可能スキル:連続・突撃
継承可能武器:弓A
血統:無し

パラメータ 成長率
(%)
HP 90
50
魔力 0
10
速さ 30
幸運 40
守備 30
魔防 5

 他国からは蛮族と差別されているヴェルダン王国の王子。ゲーム内ではバトゥ王の三男となっていて、それ以上の説明はなされていないが、公式設定では「早くに他界した長男夫婦の息子を跡継ぎとして手元に置いていた=バトゥのおマゴさん」と言うことになっている。魔性の女、エーディンの説得(=フェロモン攻撃)でシグルド軍に加入。

 当初は「ガニ股の斧戦士」だったらしいが、上がってきたイラストのあまりの二枚目ぶりに、ディレクターの加賀氏が惚れ込んでしまい、兵種をボウファイターにして、ゴテゴテとスキルを追加していったとのこと。……ん、ってことは「シリーズ初期の斧使いが弱い=加賀氏には斧は弱いもんだ&斧は二枚目が持つべき武器ではない、という意識を持っている(→加賀氏の斧への執拗な差別意識)」が根本にあったのか!?ぬおお、犯人はアナタだったのか、加賀さーん!!!確かに言われてみれば、加賀氏の抜けた後のFEは「斧」及び「斧系ユニット」はみるみる強くなっていく…(苦笑)。

 性能的には“Mr.かっぱえびせん”。そのココロは「攻撃がいつまでも止まりません(注:やめられないとまらない♪)」。攻撃が一発目+追撃の2回分だけで終了することはまず皆無で、相手が倒れるまでひたすら一撃の威力の高い攻撃を次々に撃ち込み、手を緩める事の無い恐怖の男。従って、性質上削り役にはまったく向かない。成長率も神族ボーナスが一切無い割には高く、一撃の威力はレベルが上がる度に増々冴えわたっていく…。しかも間接攻撃役のクセにHPが高く耐久力もあるので前線にいて多少叩かれても平気ときた。うむ、なんたる強さ…。

 と言った具合で本人の強さはかなりのモノなのだが、親としてはどうか?『追撃』は兵種スキルなので子供には継承不可能。武器も弓しか持っていない。ジャムカ本人では気にならなかった技の成長率の低さも、LV・初期値が低い子供にとってはかなりの痛手だ。よーく吟味して伴侶を選ばないと、子供はジャムカの強さを再現できない、といった事態に陥りがち…。ムズカシイところですなァ。


・ホリン
 クラス:ソードファイター→フォーレスト

継承可能スキル:月光剣
継承可能武器:剣A
血統:オード(弱) 

パラメータ 成長率
(%)
HP 90+20
30
魔力 5
50+30
速さ 30
幸運 20
守備 30
魔防 5

 謎の剣士、『機動刑事ホリン』。 〜これは、人を愛し、正義を守る、若者と少女の心のドラマである…〜
 今日もアグストリアの闘技場の中(だけ)にあって、最強の座を守るため独りたたずむ……。
 そう、彼は「井の中の蛙」(禁句)。

 (注:みんなも一緒に歌おう) 
 ホリ〜ン!ホリ〜ン!人は誰でも〜〜!!ホリ〜ン!ホリ〜ン!一つの太陽〜〜♪(※月光だけど) 機動刑事ホリ〜〜ン!!

 何?それ、別人ですと???それに筆者のトシばれる?…………。うむ、でもまあいいではないか。書くこと少ないのよ、この人。なんせ色々と正体不明ですもの。何故貴様は“オード”マンなの〜?イザーク系なのに金髪なの〜?(母親がアグストリア人?イザーク王家の親戚筋で間違いないんだけど)。

 ゴホン!ま、ユニットとしては扱いやすい剣を使って戦うだけに堅実な戦力となることは間違いない。HPの成長率が100%を超えてるのは直系筋のシグルドらを除くと傍流+平民ではこの人だけ。豊富な体力のおかげで多少被弾しても安心して見ていられるユニットであるのは確か。攻撃力では5回連続攻撃可能な流星剣を持つアイラより地味に見えるのは仕方ないところだが、HPや守備は俄然こちらの方が高く安定感はこちらの方が優位。
 「弱い弱い」って言われることの多い『月光剣』だけど、発動すれば必ず命中するし、守備や回避の高い相手にはこっちの方が有効だってことも多いぞ!!

 しかし、親としてはどうか?余分なくらい高いHPと技の成長を筆頭に、魔法系以外の成長に穴は無い。問題なのはスキル。『追撃』は兵種スキルなので子供に受け継げないし、『月光剣』を習得できる子供もかなり限られている(剣歩兵系のみ)。子供はHPは抜群に高い…けどそれだけ、スキルは無し。…って状況になりやすいのが欠点。


・ベオウルフ
 クラス:フリーナイト→フォレストナイト

継承可能スキル:追撃・突撃
継承可能武器:剣A
血統:無し

パラメータ 成長率
(%)
HP 80
40
魔力 0
40
速さ 30
幸運 20
守備 30
魔防 5

 『10000Gの傭兵』でお馴染み。たぶん、実際にプレイヤーがカネを払って寝返るシリーズ初の人物。そして推定年齢三十代以上。一傭兵無勢で自称『エルトシャン王の知り合い』ってのは実に胡散臭い。…が、一方で続編の「トラキア776では“伝説の傭兵”なんて凄い呼び方されていたりもして、持ち上げられてもいる。凄いのか凄くないのか、実によくワカラン人物である。どういう扱いなんじゃ!?(苦笑)

 一部攻略サイトさん・コミックでは「弱い」、「老け顔」、「参戦理由が不純」などと必要以上にけなされがちな気がする。だが、冷静に判断すればスキルで『追撃』、『連続』、『突撃』の3つを持ち、少なくともMAXパラメータの低いパラディンであるアレク・ノイッシュ御両名よりは使える部類に入るだろう(仮にイメージ云々は抜きにして、男性パラディンも女性のように杖でも使えたら評価はだいぶ違ってくるだろうケド)。守備面はいささか心もとないが、ユニットとしては移動力のある騎馬系であり、性能の良い剣の専門職ということで、攻撃を一発かましてその場から逃げられるので使い勝手は悪くないはず。

 クラスチェンジでフォレストナイトになるにあたり、大幅に技と速さが強化されるのも強み。相変わらず剣しか装備できないし力の最大値は低いが、攻撃回数の増えるモノばかり持っていて「剣A」まで装備可能なので、「大剣」等の威力重視の武器を持つことで十分カバー可能な範囲。じっくり育てることで持ち味を発揮する、晩成型のユニットとも言える。派手さは無いが、しっかり仕事をこなす「いぶし銀」というコトバがしっくりくる。

 親としてはどうだろうか?レベルAまでの剣が継承可能であり、スキル『追撃』を持つために、魔法系以外の女性とくっつけるには充分の性能と言える。一方で、魔力の成長率がゼロなので、魔法系ユニットとくっつけるのはいささか無謀であるのも事実(まぁ、魔力の成長率が5%であろうと0%であろうと、子供の成長率には2〜5%しか差が出ないワケで、必要以上に神経質にならなくてもいいと思んですけどねー…)。まぁ、物理攻撃系の親に据える分にはダメダメで使えないとはならないのではあるまいか?



・レヴィン 
 クラス:バード→セイジ
継承可能スキル:連続・必殺
継承可能武器:炎B・雷B・風★(フォルセティ継承可)・光B・杖B
血統:セティ(強)
パラメータ 成長率
(%)
HP 50+40
10
魔力 30
40
速さ 30+60
幸運 20
守備 20
魔防 10

 元祖・放浪王子。父であるシレジア王が亡くなったのを契機に勃発した内乱(跡取り戦争)に巻き込まれるのをよしとせず、吟遊詩人の姿で国を飛び出し諸国漫遊の旅に出ている。シルヴィアなる民間人の女連れ。正体発覚後もシグルド軍に留まり、得意の風魔法、切り札『フォルセティ』で終始敵なしの活躍を見せる。ヴェルトマー家のアルヴィスによる粛清後も生き残り、セリス編では軍師として登場、解放軍を陰から支える(もっとも、ゲーム内のデモから察するに、別のナニかが憑りついてる考えるのが妥当だろうが…)。
 父親の画像・名前はゲーム内でも公式資料集でも公表されていないが、母親であるラーナに全然似ていないことを考えると、父王は恐らくレヴィンに似た顔つきなんだろうなあ、と思われる。

 魔法系ユニットとしてはマージ系より一回り能力の高いバード→セイジであり、攻撃に関するパラメータは高い。『追撃』を持たないため攻撃は単発になり易いのが難点だが、魔力が高めの上、クラスチェンジ補正が多いので、一撃あたりの威力はなかなか。そして極め付けは神器フォルセティ。入手後は技+10・速さ+20の装備ボーナスも加わり、命中率100%・回避率100%が当たり前という、バランスブレイカーぶりを発揮。圧倒的な戦力で敵をなぎ倒す、親世代最強のユニットと化す。アーダンの隠しイベントで入手する追撃リングを持たせると凶悪さが一層アップ。『必殺』や『連続』の発動率が高く、削るつもりが倒してしまったり、スキル発動で倒してくれることを期待すると逆に単発攻撃に終わったり、思ったように動いてくれないことも多いが、その辺もなんとなく彼の気まぐれで軽い性格をよく表してるように思えてならない(苦笑)。

 貴重な神器使いなので、是非とも子供世代で楽をするためにも魔法系ユニットを産む女性とくっつけたいところ。単純に強さで考えるならセイジであるセティの母親のフュリー、登場時期の早さで考えるならアーサーの母親であるティルテュとペアにしたい。登場時期・強さの両面で前二者に劣るが、シルヴィアの息子コープルもフォルセティは使用可能。反面、力や守備の伸びは思わしくないので、物理攻撃系ユニットの父親にはやや適さない。使うことも売ることもできない風魔法フォルセティが子供の装備欄に残ってると、かなり空しい気分になる…。ゲームを通しても最強と名高いこの武器を眠らせるのは惜しい。何とか魔法系の息子を産む女性をモノにしたいところだが…。



・クロード
 クラス:ハイプリースト
継承可能スキル:無し
継承可能武器:炎C・雷C・風C・杖★(バルキリー継承可)
血統:ブラギ(強)
パラメータ 成長率
(%)
HP 50+20
10
魔力 20+20
20
速さ 30
幸運 30+20
守備 20
魔防 10+40

 グランベル王国エッダ家当主の若き神父様。王子クルトの暗殺事件の真相を知るために、聖地であるブラギの塔に出向(惚れて勝手についてきた敵方のフリージ家の家出娘ティルテュなるオマケ付き)。ご神託で事の真相を知り、シグルドの将来に待ち構えるのが破滅であると判りながら、あえてシグルド軍に合流する(本国レプトール一派からの一方的な敵視や、塔から合流までの敵襲にて救助されたことによる意味合いもあると思うが)。んでもって、前半の人物で唯一、諸々の事実を知ってる人物でもある。
 ……ん〜、なんか分かってて破滅に突っ込むなんて明らかに「突撃バカ」入ってるよーな気がするが…スキルに『突撃』は無い。ま、いっか。『突撃』って脆いユニットにはそんなに使い勝手が良いスキルでもないし(笑)。

 既に上級職のハイプリーストであり、レベルも高いので、ある程度完成した状態で仲間に加わる。魔法系の能力は優秀なので、適当な魔法を持たせればそれなりの戦力にはなる。ただ、上記の通りスキルは一切持っていない。更に、移動力はセイジなど他の魔法職より劣り、それほど打たれ強くもなく敵の攻撃もかわしてもくれないため、前線に置くには不安が残る。重い炎の魔法を持っているといよいよ回避は絶望的。やはり、メインの運用は後方での回復役ということになるだろう。リザーブだけだと修理費が高くつくので、余っているようならライブやリライブなども持たせると良い。

 神器「バルキリーの杖」の継承者ではあるが、残念なことにこのゲームでは「杖を装備する」という概念が無いため、神器の継承者なのに持ってても何もパラメータがアップしない(持ってるだけで幸運+50とかだったら、前線に避ける壁として配置するとか価値もあるし面白かったんだがなァ…)。パラメータ補正値という観点では聖弓イチイバルを抜いてダントツのワースト1位である。死んだ者を生き返らせることができるのは大変よろしいのだが、修理代は1回30000Gと超高額。ま、バルキリーの演出を見たいのでなければ、ユニットをロストしたら素直にリセットした方がいいでしょうなァ。

 父親にするにはスキルが一切無いことに加え、力や守備の成長率が低いことがネックになる。その一方、他の父親候補では殆ど上がらない魔防がグングン伸びる唯一のユニットであると言うのは大きな強み。母親のスキルが充実している場合は諸々の短所を補って余りある魅力と言えるのではなかろーか?



<オマケ(妻帯者)>

・シグルド
 クラス:ロードナイト
継承可能スキル:追撃
継承可能武器:剣★(ティルフィング継承可。ただし、入手は終盤になる)
血統:バルド(強)
パラメータ 成長率
(%)
HP 70+40
30+20
魔力 5
30+20
速さ 30
幸運 20+20
守備 40
魔防 5

 「聖戦の系譜」、前半の主人公。少々抜けたところはあるが、正義感の強い好人物。騎士・人間としては評判も良く人望も厚いが、一人で敵国に出発しようとしたりするなど突飛な行動が目立つためか、指揮レベルはあんまり高くない…。
 今でこそ発売から随分な時間が経過し何度も遊んでいるから、森でヒョッコリ出逢った女性(=ディアドラ)に一目惚れして即、結婚なんてのも当たり前に受け入れてしまっているが、初回のプレイ時は結構衝撃を受けたものだ(苦笑…ってか、管理人の場合ロクに取説読まないから「エーディンとくっつくんでしょ!?」とか思い込んでたからねえ)。ネタバレになるが(ってか、もはや隠すつもりもないが)、親友と戦う羽目になるわ、奥方はさらわれるわ、反乱軍と決めつけられ罪を擦り付けられるわ、仕舞には焼かれて殺されるわ…で遊んでると切なくなってくる人物でもある。怨念残しまくりで、後半のセリスのティルフィング入手後のイベントで化けて出るのも頷ける。

 ユニットとしては、登場時から上級職のロードナイトであり、魔法関係以外は成長率にも穴が無いので、前半のエース的ユニットとして、攻守の要になってくれる存在である。指揮レベル(低いけど)のおかげで数値以上の能力を発揮、他者のサポートにもかかせない。最大パラメータは戦闘系ユニットの中では最低クラスなのだが、スキル『追撃』持ちで軽い剣装備なので大抵2回攻撃してくれるし、幸いなことに、前半では周りのユニットが敵・味方ともそれほど強くないため、あまり不自由は感じないはず。

 子供は同じロードナイト(初期はジュニアロード)であるセリスで固定。親としては『追撃』もあるし、各種成長率も良好。不安のある魔法系の数値の成長はワイフのディアドラが巧く補ってくれるので不満は感じない。実に無駄の無いカップリングだ!!狙ってただろ?(まぁ、本人たちは意識してなかっただろうけどね)。槍は引き継げないものの、剣はティルフィング以外はすべて後半開始直後のセリスに継承可能。パラメータを強化するリング類もどっさり引き継ぎたい。
 エーディンの双子の姉ブリギッドの顔合わせ時の「君が欲しい」発言は少々度肝を抜かれた。「おっと、側室カモーンかよ!!」と思いきや、異性としては眼中にない模様で。歴史上の貴族やら王室やら高貴な身分と言うと、側室やら妾を大量に置いたりして結構一般人からかけ離れた性感覚をお持ちの方々も少なくないものだが、シグルド氏はディアドラしか眼中に無い模様。そのあたりの一途さも庶民(+我々)に好かれる一因か!?頑張れシグルド!!負けるなシグルド!!(謎


・キュアン
 クラス:デュークナイト

継承可能スキル:連続
継承可能武器:槍★(ゲイボルグ継承可)
血統:ノヴァ(強)
パラメータ 成長率
(%)
HP 70+40
30+20
魔力 5
30
速さ 20+20
幸運 10
守備 30+20
魔防 5

 北トラキア諸国の盟主的位置付けであるレンスター王国の王子サマ。グランベル王国士官学校に留学時からの親友であり、義理の兄でもあるシグルドの危機を聞きつけ、はるばるレンスターから奥方エスリン(シグルドの妹)と部下の騎士フィン達を連れて参上。既に子供もおり婚礼から数年は経ってるであろうに、なんかイベントではいつでも新婚オーラをムンムン放ってる、おめでたいカップルでもある。シグルドよりは隣国トラキアの脅威がある分、恐らくクールで現実的な部分もあると思うのだが…、度を過ぎたラブラブ度が災いして、自分はおろか妻と娘も犠牲にして、国そのものを存続の危機に陥らせてしまうあたり(旅行気分で妻子まで連れて砂漠横断中、隣国トラキアのトラバント王に襲われ戦死)、ちょっとなんとも言い難い人物でもある…。ま、間違いなくお気の毒、…ではあるけどもね。

 ユニットとしては、シグルド同様に神族直系のボーナスがあるおかげで、各種能力の伸びが良く頼りになる存在。ただ、速さが低めで装備も重い槍だけであるためスキル『連続』はなかなか発動せず攻撃が単発になり易いのが欠点。もっとも、装備は鋼→銀→ゲイボルグと強力になっていき、力の高さも相まって一撃あたりの攻撃力は前半のユニットの中では最強級ではあるんだけどネ。守備の伸びも良いので、最前線も任せられるユニットと言える(上限が23と低めな事もあり、レックスらと比較するとやや見劣りはする)。

 前述の通り、奥さんはエスリンで固定。いつでもラブラブ新婚状態♪…なので、他の女に目もくれないのはシグルドと同様。娘アルテナ、息子リーフがいる。武器の継承は通常と異なり、男女が入れ替わっていて、キュアンの装備が娘アルテナに受け継がれる。継承されるスキルは自身の『連続』と妻エスリンの『必殺』の二種類。これだけだと、ちょっと物足りないなァ〜〜…と思ってると、なんと、クラスチェンジ後は子供2名ともうまい具合に『追撃』が加わる。
 アルテナを拉致して自らの娘として竜騎士に育て上げたトラバント王、王子リーフを預かり逃避行の合間に各地の司祭などに教育を要請した騎士フィン。2人とも親の弱点見抜いて良い教育施してるじゃねーか!!(苦笑)。環境や背景はともかく、師に恵まれましたなァー。

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