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《考察:シレジア王室が揉めたワケ》
4章で描かれるシレジアの王位継承問題。何であそこまで揉めてるんだろとか昔から思ってたんだが、ダッカーやマイオスがゴネるにも相応の理由があったんじゃないかとアレコレ思案してみて……1つ後付けでそれっぽい理由をでっち上げてみようと思った次第である。
レヴィンの祖父のシレジア王が若い頃にその辺の馴染みの娘と仲良くなって生まれたのがレヴィンの父親(妾腹)、後になって正式に迎えた后が隣国アグストリアのハイライン王室の出で、そのハイライン王女だったお妃様が産んだのがダッカーとマイオス…とか!
……って事で作ってみたのが以下の家系図である!
この後付けかつ強引なわし説のイイトコは、シレジア王家のダッカーとマイオス、アグストリアのハイライン王家のボルドーとエリオットが流用な点を巧く脳内でそれらしい理由として補完・納得できる所にあり。これならハイラインの連中とダッカー&マイオスが顔は似てて当然、どっちも金髪なのはハイライン王家の母方の血が濃く出たから…だとか何となく納得できるメリットがある。ダッカーが「聖痕が出たからってそっちは所詮は妾腹、我らにこそ正統性がある!さあ王位を譲れ」とか強引に出られる一応の理由にもなる。まずアグストリアがそんな感じだし(※ヘズルの直系子孫であるアグスティ王家の人間:シャガールは聖痕が無いため神器・魔剣ミストルティンを扱えない)。
なお、作中では一切明言されておらんが、風魔法フォルセティも暗黒魔法ロプトウス同様に使用者の人格を(形は違うにせよ)乗っ取る作用があるとされているから、竜族フォルセティとしては聖痕の出た者以外への王位継承はありえんかったのではなかろーか(※両魔導書の人格乗っ取りに関しては、大昔に出た複数の設定集でディレクター加賀氏の言及がある)。明らかに人格が変わるロプトウス(=元は穏やかだったが、マンフロイにロプトウスの書を渡されて人が変わったユリウス)と異なり、傍目で見る分にはフォルセティが人格を乗っ取る件はワカランだろうし、それをフォルセティ自身が表沙汰にする事も出来んから、その辺の事情が生んだゴタゴタは竜族フォルセティにあるって考えると、まぁフォルセティも詰めが甘かったよなァと言わざるを得ず。
もっとも、竜族の視点で言えばあくまで竜族であるロプトウスの暴走を止める事だけが目的であり、人間の王室の王位継承なんてそもそも眼中にないって可能性もある(ってかレヴィン・セティ(※トラキア776版)父子ともにシレジアはほったらかしでそんなフシがある)。
そういう意味では結構フォルセティもドライってか冷酷よね、とは思う。どこまでがレヴィンの意思でどこからがフォルセティなのか、明確な人格描写が少ないせいで計りかねる部分も多いが……(笑)。
ついでに、フォルセティはたぶん氷竜族なんだろーなー…とか想像はしとるわしである。いや、寒いトコ(シレジア)が過ごしやすいんだろうなー…とか、前作『紋章の謎』でチキが仲間になった場所が氷竜神殿であり、そして(加賀氏が抜けて以降の作品だけど)『烈火の剣』のニニアンとニルス姉弟も氷竜族だったし。ファイアーエムブレムシリーズ通して竜族ってのは割と人間よりドライな感じで描かれる事が多いんだが、氷竜族は比較的、お節介おばちゃんみたいなのが多いんじゃないなーって(表現がアレだが)。
ニニアン「あっらー、いい男だねえ!ほぉら、おばちゃんが助けてあげるんやから、アンタもしゃんとしなさいよッ!!」
エリウッド「ニニアン……!」
(※雰囲気ぶち壊しだな)
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