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《シナリオ:支援会話一覧》
エイリーク×ラーチェル
【エイリーク×ラーチェル C】
ラーチェル
まあ、エイリーク。
こんなところで会うなんて、なんて偶然でしょう!
エイリーク
いえ、ラーチェル。
偶然ではなく、あらかじめ、ここで合流する予定を立てていた筈ですが…。
もしかして…憶えておられませんか?
ラーチェル
そうでしたの? まあ、細かい事は気にしませんわ。
ここで合流できたのですから、予定通りというわけですわね。
エイリーク
そ、そうですね。
ラーチェル
それにしても驚きましたわ。
偶然助太刀した旅人のあなたが、まさかルネス王国の王女でしたなんて。
もっと早く教えてくださればよろしかったのに。
エイリーク
すみません。
あの時は、なるべく素性を隠しておきたかったものですから。
ラーチェル
でも、いいんですのよ。
わたくし、あの森で初めてお会いした時に、びびっと来ましたもの。
あ、この方はわたくしと同じ高貴な匂いがしますわ…と。
実はこっそり感じていましたの。
エイリーク
はあ…流石ラーチェルですね。
ラーチェル
やはり王族の出自というものは、どんなに隠しても隠し切れませんわね。
そういえば、エイリーク。あなたもわたくしにお感じになったでしょう?
ただの旅人とは違う、高貴で気高く上品な雰囲気を。
エイリーク
え、ええ。確かに、初めてお会いした時のあなたは…、
…普通とは、かなり違っていましたね。
ラーチェル
やっぱりですわ。
ああ、困ってしまいますわ。
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【エイリーク×ラーチェル B】
ラーチェル
えい。えいえいえい。
エイリーク
?何をしているのですか?
ラーチェル
魔物が現れた時のためですわ。
あの不浄なる者たちは、いつどこから現れるか分かりません。
いきなり現れて、杖も魔法も使えないような時は、この聖杖でぼこぼこにするのですわ。
エイリーク
あ、危ないですからやめてください。
私が隣にいるのですから、そういう時は私が何とかします。
ラーチェル
いいえエイリーク。魔物が出た時は教えてくださいまし。
なんとしても、わたくしの手で成敗せねばなりませんわ。
エイリーク
以前から不思議だったのですが…、何故あなたはそこまで魔物に?
ラーチェル
勿論、わたくしの両親のような立派な人物になるためですわ。
我がロストン聖教国は闇の樹海と近いために、昔から時折、魔物がさまよい出ては人を襲う事があったのです。
わたくしのお父様とお母様は、そのような魔物たちを成敗していたそうですわ。
エイリーク
そうだったのですか…。
ラーチェル
でも、今は父母はもういませんの。
わたくしが幼い頃、亡くなられたと聞いていますわ。
魔物たちの群れと戦い、人々を守って命を落としたのだとか…。
エイリーク
そうなのですか…お気の毒に。
ラーチェル
いいえ。わたくしは悲しんではいませんわ。
魔物と勇敢に戦って亡くなられたお父様は立派ですもの。
わたくしは幼かったものですから、お顔を憶えてはいませんけれど…、
お父様とお母様はわたくしの誇りですわ。
エイリーク
でも…時々、寂しくなる事はありませんか?
ラーチェル
そ、そんな事ありませんわ!
わたくしはそのような弱さは持ち合わせておりませんのよ。
エイリーク
強いのですね、ラーチェルは。
ラーチェル
ええ、勿論ですわ。エイリーク、あなただってそうでしょう?
あなたのお父様は城に残ってグラド軍と戦い…勇敢な最後を遂げられたそうではありませんか。
あなたのお父様はご立派です。あなたはそれを誇ってよいのですわ。
エイリーク
はい…そうですね。グラド軍を前に一歩も退かなかった父上は立派でした。
でも…。でも私は…父上は立派でなくて良かったのです。
たとえ国王として無様でも、みっともなくとも…、それでも…生きていてくれた方がずっと良かった。
ラーチェル
エイリーク…。…そうですわね。
周りの皆は褒め称えてくれます。勇敢であったと、名誉であったと。
でも…もう二度と、会うことはできないのですわ。
わたくしも…できるならひと目…お会いしたかった…。
エイリーク
ラーチェル…。
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【エイリーク×ラーチェル A】
ラーチェル
エイリーク。ちょっとお待ちになって。
エイリーク
どうしたのですか、ラーチェル?
ラーチェル
…こ、こないだの事ですけれど。一応誤解をといておきますわ。
お父様が亡くなったからといって、わたくしは寂しかった訳ではありませんのよ。
わたくしはそのような弱い心に、流されはしませんもの。
父母を思って泣いた事など…、一度もありませんわ。
エイリーク
ええ、ラーチェル。あなたは強い人です。
あなたが私といてくれて良かった。
ラーチェル
…と、当然ですわ。ところでエイリーク、これをご覧なさい。
エイリーク
これは…?
ラーチェル
我がロストン聖教国に伝わる貴重な紅玉ですわ。
つまらないものですけれど、あなたに差し上げますわ。
エイリーク
え?いけません。
このような立派なものを…。
ラーチェル
い、いいのです。
これはわたくしの物なのですから、わたくしがどうしようと勝手なのですわ。
わたくしはエイリークに貰って欲しいから、差し上げるんですの。
拒否は許しませんわよ。
エイリーク
ラーチェル…。ありがとう。大切にします。
私からも何かお返しできるものがあればいいのですが…。
ラーチェル
構いませんわ。
その代わり、もしすべての邪悪を成敗してルネス再興が成ったあかつきには、
わたくしをルネスに招待してくださいな。
それでいかが?
エイリーク
はい…分かりました。必ず。
ラーチェル
約束ですわよ。志半ばで倒れるような事、あってはなりませんわ。
よろしくて?
エイリーク
はい…。二人とも無事に戻って、色々な話をしましょう。
きっと、とても楽しい時間になるはずです。
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