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《シナリオ：支援会話一覧》
ヴァネッサ×シレーネ

【ヴァネッサ×シレーネ　C】
ヴァネッサ
シレーネ隊長。

シレーネ
ヴァネッサ、元気だった？
随分心配してたのよ。

ヴァネッサ
はっ！ありがとうございます。
隊長もご無事で何よりです。

シレーネ
ヴァネッサ…2人の時くらい、普通に話しなさい。

ヴァネッサ
しかし、軍にいる時には…。

シレーネ
では、上官命令！　
私と2人で個人的に話す場合には、家にいる時と同じ口調にするように。　

ヴァネッサ
は、はっ！

シレーネ
ヴァネッサ、ほんとに分かってる？

ヴァネッサ
は、はい…。

シレーネ
くすっ…そうそう、その調子！　
…あ、そうだ。あなたに渡したいものがあったのよ。　

ヴァネッサ
…何？

シレーネ
はい、これ…、父様が「ヴァネッサに」って…。

ヴァネッサ
これは…軍神ファレスの…。

シレーネ
そう、戦いの守護札。私も旅立つ前に渡されたわ。　
あなたの従軍は突然だったから、父様、手渡せなくて気になってたみたい。　
「必ず肌身離さず持っておきなさい」って。それと、母様からのことづけ…。

ヴァネッサ
…？

シレーネ
「肩の力を抜いて、本来の力を発揮しなさい」って。
それと…「ちゃんと休みなさい」って。

ヴァネッサ
…はい、心掛けます。

シレーネ
傍目には分からないでしょうけど、
私には分かるわよ、ヴァネッサ。　
この戦の間中、責任感でいっぱいになって、
あんまり休息を取ってないでしょう？　
自分の実力を発揮するためにも、
体調は万全になさい。いいわね？

ヴァネッサ
…はい、姉さん。

シレーネ
今夜は私があなたの側にいる事にするわ。
だから安心して。ゆっくりと休まなきゃダメよ。　

ヴァネッサ
分かった。姉さんと一緒なら、ゆっくりと休めると思う。　
心配かけてごめんなさい、姉さん。



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【ヴァネッサ×シレーネ　B】
ヴァネッサ
隊長…、…じゃなくて、姉さん。

シレーネ
この前よりは元気そうね。ちゃんと休めた？

ヴァネッサ
久しぶりにすごくゆっくりと休めた。
ありがとう、姉さん。

シレーネ
そういえば、ヴァネッサ。
気になる事があるんだけど…。

ヴァネッサ
えっ…何？

シレーネ
あなた、最近少し食欲が無いわね？　

ヴァネッサ
そ、そんな事は…。

シレーネ
言ったでしょ。あなたの事は、私には分かるのよ。　
…それで、ヴァネッサのお相手は、どの方？

ヴァネッサ
い、いきなりこんな場所で何を！？
そ、そんな人、い、いないよ！！

シレーネ
隠しても無駄よ、ヴァネッサ。姉さんには、お見通し。　
いくら真面目なあなたとは言え、戦場で誰より懸命に働いているのも、　
食事がノドを通らなくなってるのも、その方の事が原因でしょう？

ヴァネッサ
……。

シレーネ
でもね、ヴァネッサ…、しっかり食べて寝て、休まなきゃダメ。　
私はもちろん応援するけど、戦が続く限りは、まず体の事を考えて。

ヴァネッサ
…ありがとう、姉さん。そうできるよう、努力します…。
…でも、姉さん…どうやったらもっとお役に立てるのかな？　
姉さんみたいに、騎士としては腕が立ち、女性としても魅力的で、
人間としても完璧なら、私、もっとあの方のお役に立てるのに…。

シレーネ
何を言ってるの、ヴァネッサ。
あなたは気付いてないかもしれないけど、きっとその方は、あなたがいる事で
慰められたり助けられたりしてるはず…。

ヴァネッサ
…そうかな…。…私ね、姉さんみたいになりたくて、ずっと姉さんを目指してきた。　
でも、私が目指してきた場所にたどり着いたら、もう姉さんはいない。
既に姉さんは、もっと先を進んでるの。
いつもいつも、姉さんは私の目標で、そして姉さんに追いつけない事が、
私、いつも悔しくて寂しかった…。

シレーネ
…あなたは私の自慢の妹よ。
あなたが目指してると言ってくれる私が、あなたの事を誰よりも認めてるの。　
もっと自信を持って大丈夫。あなたはもうその方のお役に立ててるはずよ。　

ヴァネッサ
正直な気持ちを姉さんに話して、私、少し気持ちが楽になった…。
今まで妙な劣等感にとらわれて、自分に自信を持てなくなってたみたい。　
役に立とうという事ばかり考えないで、もっと自分にできる事をする。　

シレーネ
その調子よ、ヴァネッサ。でも、あんまり無理しないようにね。　

ヴァネッサ
うん、分かった。いつもありがとう、姉さん。



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【ヴァネッサ×シレーネ　A】
ヴァネッサ
あ、姉さん。この前は、ありがとう。　

シレーネ
ヴァネッサ。自分に自信を持てるようになった？　

ヴァネッサ
…そんな急には無理だけど、でも、姉さんと自分を比べるのはやめたわ。

シレーネ
…ヴァネッサ…、あなたは知らないかもしれないけど、　
あなたはあなただけにしかない、私には決して追いつけない魅力があるのよ。

ヴァネッサ
…私に？……どんな魅力が…？

シレーネ
あなたの芯の強さ…それは、私がどんなに努力しても敵わない。

ヴァネッサ
芯の…強さ？

シレーネ
…父様が倒れてしまった時の事、ヴァネッサ、覚えてる？　
あの時、どうしたらいいか分からなくて、母様も私も、呆然としてしまった。　
なのに、誰よりも幼いあなたが…小さな手に木の実をいっぱい集めて、
それを村の人たちに売り歩いて、父さんの薬を買ってきた。　

ヴァネッサ
……。

シレーネ
予想外の苦境に遭った時、人はその真価を問われる。　
あなたは、あんなに幼かったのに、一生懸命、父さんを助けようとした。
そして、泣いている母さんと私を慰め、本当に父さんの命を救った…。
…あの強さ、私には無いわ。あの日以来、私はあなたを尊敬してる。

ヴァネッサ
…姉さんこそ、早くから騎士団に入り、いつも家族を助けてきてくれた…。

シレーネ
あなたのあの姿を見習って、ね。幼かったあなたに負けないよう、　
私も家族を支えたいと思って、これまでやってきたのよ。
あなたは、私のかわいい自慢の妹。
そして誰より尊敬できる人よ、ヴァネッサ。
もっと自分に自信を持って。どんな時も、あなたなら大丈夫。

ヴァネッサ
…姉さん…。
姉さん、…実は、私が好きなのは…。

シレーネ
待って、ヴァネッサ！それは戦が終わった後の楽しみにするわ。
全てが終わったら、その方と一緒にゆっくりうちへ帰っていらっしゃい。
姉さんは一足先にうちへ帰って、父様と母様と3人で、あなたたちを待ってる。　
我が家自慢の料理を揃えて、ね。

ヴァネッサ
…うん、姉さん。その人の事も、この戦も、私、精一杯、頑張ってみる！

シレーネ
そうなさい、ヴァネッサ。あなたなら、きっと大丈夫よ！



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