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《シナリオ:支援会話一覧》
ヒーニアス×ジスト
【ヒーニアス×ジスト C】
ジスト
よう王子、調子はどうだい?
ヒーニアス
ジスト…君には見苦しいところを見せたな。
ジスト
ん?何の事だ?
ヒーニアス
君に助けられた時の事だ。
君がいなければ、私はカルチノ傭兵の手にかかっていただろう。
ジスト
ま、それが俺の仕事だからな。
しかし、どうしたんだい?王子らしくもねえ。
ヒーニアス
私はこれまで幾度となく兵たちを率いて戦ってきた。
私は指揮官として正しく振る舞って来たつもりだが、
兵たちの中には私に不満を持つ者が多かった。
ジスト
ははは…。
ヒーニアス
だが君は違う。初めて会った時からそうだった。
何故そんなに泰然としていられる?
ジスト
って言われてもな…、まあ、こいつが俺の性分ってやつさ。
戦場で長話もなんだ。そろそろ行こうぜ。
ヒーニアス
ああ…。
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【ヒーニアス×ジスト B】
ヒーニアス
相変わらずの腕だな。
【砂漠の虎】ジストは、健在のようだ。
ジスト
なに…俺の剣の腕なんてたかが知れてるさ。
俺は元々戦いが好きでこの仕事を始めたわけじゃないんだ。
まったく、何の因果でこんな真似始めちまったんだか…。
ヒーニアス
だが君の勇名は父からも聞いていた。
かつては大陸でも名の知られた男だったそうではないか。
ジスト
ま、昔はしょうがねえから無理してただけさ。
そうでなきゃ生き残れなかったからな。
だがやっぱり、戦いはどこか性に合わねえよ。
ヒーニアス
ならば、何故傭兵などに?
ジスト
ん…簡単な話さ。笑っちまうくらいにな。
ガキの頃、俺の村の幼馴染が傭兵になるって言い出してな。
そいつは戦で名を上げて大陸一の戦士になるとか舞い上がっちまって。
いくら俺がやめとけって言っても、聞きやしねえ。
しょうがねえから俺も、そいつと組んでジャハナのギルドに行った。
馬鹿みてえな理由だろ?
俺は当時、戦いが好きって訳でもなかったし、報酬にゃあ興味が無い事もなかったが、
名声なんてのはこれっぽっちも要らなかった…。
ただまあ、そいつが死ぬのが嫌だったのさ。
ヒーニアス
その知り合いは今、どうしているのだ?
ジスト
死んじまったよ。
ヒーニアス
……。
ジスト
だから、もう傭兵なんざ続ける理由はねえんだが…、
その頃には俺にも仲間って言える奴らがいた。
そいつらを見捨てちまいたくねえ…、とか言ってる内に、ズルズルここまで来ちまったわけだ。
だから俺はなるべく仲間が死ぬのを見たくねえ。
ま、長くこの稼業やってりゃなかなかそうもいかねえし、そん時は酒呑んで忘れちまうしかねえんだがな。
だから…そうだな。あんたに死なれると困るな。
夜に呑む酒がまた増えちまう。
ヒーニアス
…ふん、私がそう簡単に負けるものか。
見くびってもらっては困るな。
ジスト
ははっ、そうだな。
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【ヒーニアス×ジスト A】
ヒーニアス
ジスト。
ジスト
ん?
ヒーニアス
…私は今まで思っていた。
王族たる者は、他人に隙を見せてはならない。
常に完璧であらねば、敵に付け入られるだけだ、と。
ジスト
ああ、それで?
ヒーニアス
だが君と出会って…私は少し変わったようだ。
父上は出発の前に私に君から何かを学ぶようにと言われた。
あの時は、傭兵などから学ぶものなど何も無いと思っていたものだが…今は、父と君に感謝している。
ジスト
よしてくれ。俺にしてみりゃあんたの方がよほど立派だぜ。
あんたの生き方は、俺にはとても真似できねえからな。
ヒーニアス
私が?
ジスト
ああ、あんたはいつも自信満々でプライドが高い。
初めて会った相手は、大抵なんて高飛車な野郎だと思うだろうな。
ヒーニアス
……。
ジスト
だが、それがあんたの味だ。
プライドが高いって事は、悪い事じゃねえさ。
そのプライドを保つためにあんたは死ぬほど努力してきた筈だ。
例え負けようがくじけようが、あんたは言い訳に逃げ込まない。
どんなに痛かろうが苦しかろうが、プライドを保つために戦い続ける。
あんたのその性格…俺は結構嫌いじゃないぜ。
ヒーニアス
……当然だ。
私はいずれ王になる。そしてフレリアを大陸一の大国にしてみせる。
富も力もある素晴らしい国にな。
その時には君を、フレリア軍の将軍に任命したい。
いや、君の方から頼みに来るようにしてみせる。
ジスト
ははっ、楽しみにしてるぜ。
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