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ファイアーエムブレム覚醒 攻略
《カップリング考察〜覚醒ッ!!〜》
〜旦那候補解説〜



クロム
クラス:ロード → マスターロード
職適性:ロード、ソシアルナイト、アーチャー
  成長
傾向
限界
補正
HP B -
B +1
魔力 E -
B +1
速さ B +1
幸運 A +1
守備 B -1
魔防 D -1
 自ら自警団を率いて治安を警備する、イーリス王国の王子サマ。『暗黒竜と光の剣』・『紋章の謎』の主人公であるマルスの子孫だが、見た目や雰囲気、そして一人で敵をなぎ倒す強さと持ってるスキル『天空』からして、明らかに『蒼炎の軌跡』・『暁の女神』主人公のアイクの方が近い。父親である先代のイーリスの王様は武力で周りの国を威圧する好戦的な王だったとの事なんで、血の気の多さは父親似なのかもしれない。マルス様の時代から2000年とか離れてりゃ60〜80代(!)も離れてる訳で、そりゃま、血も薄まるか。

 ユニットとしては近年のFEの主人公同様にやたら高性能であり、専用武器のファルシオンを手に最前線でバリバリ活躍してくれる。パラメータの伸びは全体的に良好で、魔力と魔防以外は順調に伸びていく。守備も含めて結構な高さになるので、苦手な魔法系さえ多くなければ味方を守る盾としても行動可能。マスターロードで奥義『天空』と『王の器』を習得すれば完成形。一発の威力も手数も両立した圧倒的な性能のアタッカーとして活躍間違いなし。王子様自らが自軍のエースユニットの一人というのも凄い。
《GOOD》
息子に『王の器』、娘に『天空』を継承できるのはマイユニット含めてもクロムだけの特権!特に『王の器』は確率発動のスキル全般を底上げ出来るため強烈な効果。『天空』はややバクチ色が濃いが、発動した時の効果は全奥義スキル含めてもトップクラスの威力を誇る。
・ロード系の他にも『月光』・『聖盾』・『デュアルガード+』を習得可能なソシアルナイト系の素質が増えるのも◎。
・パラメータ上限の補正はバランス型で大きな穴が無い。また、魔力上限を下げない為、魔法系の母親とくっつけてもそれなりの強さは期待できる。
《BAD》
・くっつけられる相手が他の男性より格段に少なく、カップリングの自由度が低い。継承スキルが自動で決まる(王の器=男、天空=女)点でもやはり自由度は低い。
・マイユニット(女)以外では子供にダークマージ系の素質を付けられない。
・ルキナの弟・妹ユニットにはロードの適性が継承されず、代わりの職も増えないため、就ける職の数では見劣りしてしまう事が多い。


フレデリク
クラス:グレートナイト
職適性:ソシアルナイト、アーマーナイト、ドラゴンナイト
  成長
傾向
限界
補正
HP A -
B +2
魔力 E -2
B +2
速さ D -2
幸運 D +2
守備 B 0
魔防 D +2
 クロムに仕える聖騎士。自警団のNo.2で騎士団を持たないイーリスにおいては実質的な騎士団長として、いかなる時も冷静な判断力でクロムを補佐する。戦闘の達人でもあり、若い団員が多い自警団にあっては師範格として若手の武術の稽古も担当するオールマイティな才能を持つ。ストーリーの本筋の中では厳格な後見人って印象が強いが、支援会話はシリアスな流れになりにくく、クソ真面目さが笑いの種になっている面すらある。万能な執事として戦いだけでなく補給その他雑務においても万能な能力でクロム軍を支え続ける。

 位置付けとしてはシリーズ常連の最初から強い騎士(≒ジェイガン)なのだが、まだそれ程のトシでもなく能力面は普通に伸びる事・前述の冷静さや若さからの能力の伸びから『聖魔の光石』のゼトを連想させる。一方、本人はマジメだかどこかヌケてる執事っぷりが前面に出過ぎて、どこか三枚目的な雰囲気も漂わせるナントモ不思議な重鎮である。

 なお、やたらと身分の上下関係が希薄な本作においては王家の人間を『様』付けで呼ぶ数少ない人間だったりする。もっとも、こちらフレデリクのあり方が本来は普通であって、「いくらクロムやリズ本人がざっくばらんだからってトモダチ感覚で王族に接するってのは戦記モノとしてどーなの!?」…とか思ってみたり。

 父親としては、守備面の能力の高さがウリとなる。『大盾』・『聖盾』を両方覚えられるし、守備の伸び・上限も大幅に高めつつ魔防の伸びも阻害しない、壁としての高い適性を手に入れられるのは嬉しい。攻撃面では『月光』のお陰で一撃の大きさはそれなりに期待できる。
 欠点は戦闘において重要な速さの伸び&上限を下げてしまう事。遊撃役としても壁としても若干使い勝手が落ちてしまうのは否めない。
《GOOD》
・高い守備の成長&上限、『大盾』・『聖盾』両方を覚えるため、物理・魔法両面で盾として活躍が期待できる。魔防は高くは無いが伸びはそこそこ、上限値を下げないのも嬉しい。
・攻撃面は『〜の達人』系こそ持たないものの、スキル『月光』で大幅に底上げ可能。
・高い力と『デュアルガード+』&低い速さを考慮すると、ダブル後衛に回す子供(疾風迅雷を持てないユニット)の父親には向いていると言えるかも。
《BAD》
・速さに関しては伸びも上限値の補正もかなり控えめ。上限の-2はかなり痛い欠点で、攻撃役としては他ユニットと比べるとどうしても見劣りしてしまう。
・魔力-2&魔法職が一切ない事を考慮すると、魔法系として育てたい子供の親には全く向かない。
・力こそ高いものの『〜の達人』系のスキルを一切持たないため、最終的な攻撃の威力では他より劣ってしまう事も多い。できるなら何かしら達人系のスキルを持った女性、もしくは達人系の必要が無い女性と組ませたい。


ヴィオール
クラス:アーチャー→スナイパー/ボウナイト
職適性:アーチャー、ドラゴンナイト、魔道士
  成長
傾向
限界
補正
HP B -
C 0
魔力 D 0
A +2
速さ C +2
幸運 C -1
守備 D -2
魔防 C 0
 胡散臭い客分としてクロム自警団に加わっている謎の貴族。相手を呆れさせる、ぬらりくらりとした「貴族的」な物腰で相手にも自分の考えを悟らせないが、実際はあえて『うつけ者』を演じているキレ者。…なのだが、実際に抜けてる部分も多いので胡散臭さと相まってクロム軍の面々からは殆ど変人扱いされている(苦笑)。

 本作:覚醒においては唯一の初期職が弓系のユニットとなる。高い技の伸びと上限値、豊富な命中スキル等から、とにかく攻撃を外さないアタッカーとして活躍できる…が、一発の威力がなかなか伸びず、覚えるスキルも就けるクラスもイマイチな為、戦力としてはどうも印象に残らない。また、弓しか持てない職では経験値の入りが悪い上、決定打に欠くため敵を倒しきる事ができない。技に関しては早い内に充分な値は確保できるので、どっちかって言うともっと力・速さ・守備の方が欲しいのだが…。

 勿論、スキル・クラスの両面がよろしくないと言うことは父親としてもビミョーと言う事であり、なんともネタっぷりが涙を誘う男でもある。戦闘において重要な技・速さの上限を効率的に底上げできる利点はあるにはあるが、力・魔力を下げずに技・速さを上げる事においては格上のロンクー(技・速さ各+3)がいるため、どうしても地味である。

 ネタっぷりやこれら間の悪さを考慮すると、封印ウォルト→聖魔ヒーニアス→蒼炎&暁シノンの系譜に連なるネタ弓兵の伝統を受け継いでいる男と言えるのかも…。
《GOOD》
・力と魔力を下げずに技・速さの両方の上限を上げる事ができるのがメリット。『魔の達人』持ちでは最も速さが高く育つ。スキルが完成している魔法系の女性ユニットを相手に選ぶなら、悪くないチョイスかも!?
・『命中+20』・『先の先』等、命中率を底上げできるスキルを多数習得可能。
・『弓殺し』を習得できるため、弓対策のできる飛行ユニットの父親候補としてはそこそこ。
《BAD》
・就けるクラス&覚えるスキルが実にビミョー。攻撃・防御の両面に於いて決定打を欠くため、どうにも印象的にはよろしくない。母親の素質だけで完成しているユニットとカップルにしない、どう使っても物足りなさが残る子供になる恐れあり。
・技と速さを上げるならロンクー(各+3で成長率も上)という格上の存在がいる点が、どうしてもネックになってしまう。命中補助スキルに魅力を感じない場合、純粋に格下になってしまう。


ソール
クラス:ソシアルナイト→パラディン/グレートナイト
職適性:ソシアルナイト、アーチャー、剣士
  成長
傾向
限界
補正
HP A -
B +2
魔力 E 0
C +1
速さ D 0
幸運 B -2
守備 B +2
魔防 E 0
 シリーズ伝統の赤緑騎士のうちの緑。蒼炎・暁の「緑」であったオスカーに烈火の大食い騎士ロウエンを足したような印象。いい人オーラを発散するジミな常識人であり、善人だらけのクロム軍にあって、とりわけその色合いが濃い。また、押しが妙に弱いせいか、支援会話だと相手の勢いに押されている描写がやたらと多い。

 作中のテキスト部分ではやたらと『普通の人』・『平均的な能力』が強調されているが、実際の所はかなりのパワー偏重タイプ。力と守備が非常に高くなり易く、上限値も高い。『月光』を早い段階で習得できる事もあり、一撃の威力はかなりのものとなる。

 一方で魔防に関しては致命的に伸びが悪く、速さも低いため敵の攻撃をヒラヒラとかわすのも苦手。早めに『聖盾』を習得すれば俄然有利だが、『月光』とどちらを先に覚えるかは迷う所だ。

 親としてもスキルの優秀さが光る。『月光』に加えて『〜の達人』は剣・弓の二種、『命中+20』、『聖盾』など有用なスキルを多数習得できるのが嬉しい。前衛としても抜群の強さがあり、後衛役の父親としても『デュアルガード』習得可能でかなりの強さを発揮できる。
 パラメータ上限の補正も優れており、魔力・魔防を下げずに力と守備を大幅に高められる。合計値の+3は親世代の男性ユニットでは最高の値となる。
《GOOD》
・習得可能なスキルが優秀。ソシアルナイト系『月光』・『聖盾』・『デュアルガード+』、剣士系『待ち伏せ』・『剣の達人』、アーチャー系『弓の達人』・『命中+20』など至れり尽くせり。
・就けるクラスがソシアルナイト系・アーチャー系・剣士系と分散しており、上級職が被らない分、覚えられるスキルも多くなる。
・パラメータの上限補正の合計値が親世代最高の+3。
《BAD》
・習得可能な回復系のスキルが一切無いため、できれば父親に依存せず覚えられる子供ユニットの父親にしたい。
・幸運を若干下げてしまうので、傭兵系『武器節約』とは相性が悪い。


ヴェイク
クラス:戦士→ウォーリアー/勇者
職適性:戦士、蛮族(息子への職素質)アーマーナイト、傭兵(娘への職素質)、盗賊
  成長
傾向
限界
補正
HP S -
A +3
魔力 E -2
B +1
速さ C +1
幸運 D -1
守備 C 0
魔防 E -2
 クロムを執拗にライバル視する、貧民層出身の戦士。なにかにつけてはクロムにつっかかるが、クロムからは割と受け流されている。使用武器の相性(剣に弱い斧)の関係もあるだろうが、支援会話の中では大抵挑んでは負け…挑んでは負け…の繰り返しな模様。しかし、何度負けてもめげない肉体的にも精神的にもタフな男である。なお、趣味は覗き行為(※良い子も悪い子もマネしないで下さい)。

 漢臭さ全開の見た目同様のパワー&物理攻撃偏重タイプ。力の伸びは親世代の人間のユニットとしては最高クラスであり、伸びだけでなく上限値も+3の補正は力重視のマイユニットを除き随一の値と言える。加えて、この手のパワー型にありがちな技・速さの低さもないため、自分から攻める攻撃役としてはかなりの性能を持つ。一方で見た目通り魔法関係はてんでダメで魔力・魔防はいつまで経っても一桁から抜け出せない。『聖盾』を持たず『太陽』以外の回復系スキルも乏しいため、戦闘時は相手をよく選んで戦いたい。守備自体も高いとは言えず回避率も低いため、高難度モードでは適当に前線に置いておくとダメージ蓄積で簡単に沈むのでご注意。

 親としての性能でも、やはりトップクラスの力の伸び・上限なるパワー重視型という特性は強い。職の素質については戦士・蛮族は息子限定で、娘に対してはアーマーナイトと傭兵に変化する。
《GOOD》
・なんと言っても力の上限値補正+3は美味しい。物理攻撃役の父親として嬉しい特性と言える。
・蛮族系の職素質(スキル『強奪』)は特に資金を稼ぐ手段に乏しい高難易度において効果を発揮できる。
・『カウンター』・『太陽』等、壁・削り役として重宝するスキルを習得・継承できるのも嬉しい。
《BAD》
・魔力と魔防の伸び・上限を大幅に下げてしまうので、魔法職の多い子供の父親には全く向かない。
・息子に対しては攻撃の威力を高める奥義を増やせないので、高い力に反して爆発力を欠く結果になる事も多い。
・パラメータの上限補正の合計値は親世代では最低の+-0に留まる。


ロンクー
クラス:剣士→ソードマスター/アサシン
職適性:剣士、盗賊、ドラゴンナイト
  成長
傾向
限界
補正
HP B -
C 0
魔力 E 0
A +3
速さ B +3
幸運 C 0
守備 D -2
魔防 E -2
 フェリア王国に雇われた凄腕の剣士。シリーズ伝統のキルソード持ちの剣の達人だが、今回は短髪。寡黙で口数が少なく、他人を寄せ付けない雰囲気を放つ孤高の剣士…と書くといかにもカッコ良さそうなんだが、過去のトラウマから女性が苦手で、女性絡みのエピソードでは「身体がすくんで動かなくて負ける」とか「女が近づくと鳥肌が立って気分が悪くなる」とか情けない描写が多く、残念な感じになってしまっている。

 性能面は近年の剣士系の例に漏れず、技・速さはバツグンに高いものの、守備面は一発もらうとすぐ瀕死な能力。攻撃でダメージに直結する力の伸びもイマイチなのは残念。同レベル帯の相手ならいかなる敵でも追撃を叩き込めるだけの素早さはあるが、一発が軽いだけに攻撃役としては物足りなくなる可能性も高い。また、就ける系統が剣士・盗賊・ドラゴンナイトとスキルが貧弱な職が多いのも難点。子供は相手次第でカバー可能だが、自身はそうも言ってられないので、高い技を生かして『流星』・『滅殺』等の博打系スキル発動での一発を狙っていくのが妥当か。

 父親に据える場合は、父親候補としては最高クラスの技・速さの成長率と上限値はやはり美味しい。一方でスキル面の貧弱さは隠しようが無いため、母親だけである程度スキルが完成している相手でないと強みを活かしにくい。
《GOOD》
・技・速さの高さはマイユニットを除く父親候補としては最高級の値。力も魔力も上限値を下げないのも良し。
・盗賊系の豊富な移動補助スキルで地形や敵の位置取りに左右されない攻撃役の父親として強みを発揮。
《BAD》
・スキルがどうしても貧弱。ある程度構成が完成した女性でないと強みを活かせない。
・守備・魔防の上限を大きく下げてしまうのは欠点で力も高くはない。守備面は『大盾』・『聖盾』が無いとカバーしきれないかも。


ガイア
クラス:盗賊→アサシン/トリックスター
職適性:盗賊、剣士、戦士(息子への職素質)ペガサスナイト(娘への職素質)
  成長
傾向
限界
補正
HP B -
B +1
魔力 E -1
B +1
速さ B +2
幸運 D -2
守備 D -1
魔防 D 0
 裏稼業を生業とするイーリス王国の盗賊。甘い物に目が無く、常に大量のお菓子を常備して口の中に頬張っている。甘党っぷりばかりがやたらと強調されていてネタ的にも感じられるのだが、奇人変人がやたらと多いクロム軍の面々の中では、実は案外真っ当な感覚を持つ常識人。

 性能面では初期職の盗賊というイメージに反して意外と力の伸びが良い。見た目通りに技と速さが順当に伸びるため、ある程度育てた後は力・技・速さを兼ね備えたアタッカーとしてなかなかの使い勝手の良さを誇る。剣装備で専門職のクセにやたらと非力なロンクー辺りよりも使い勝手は上かもしれない。一方で、守備面はかなり手薄であり、守備・魔防共に伸びは今ひとつ、更に幸運も伸びはそれほど良くないので、必殺値の高い敵に対しては特に注意が必要。

 父親に据える場合の長所は、「子供が女性の場合にペガサスナイト適正を継承させられる事」(≒強スキル『疾風迅雷』取得可能)。攻撃的な数値の伸びや上限値も相まって、子供をアタッカー向けに育てたい場合の父親に向く。一方ではパラ上限の合計値は控えめで守り面は弱いため、耐久性が求められる子供の父親には向かない。
《GOOD》
・娘に対してペガサスナイトの職適正を継承させられるのが嬉しい。強スキル『疾風迅雷』を持たせられるのが最大の長所。
・盗賊系の移動補助スキルで地形や敵の位置取りに左右されないユニットを作り出せる。
・技・速さの上限値を上げるため、攻撃役の父親に向く。
《BAD》
・パラメータ上限値の合計値は父親候補の中で最低タイの+-0に留まる。
・娘ユニットへの『疾風迅雷』素質継承を考えるとカップリングの自由度は低い。


リヒト
クラス:魔道士 → 賢者/ダークナイト
職適性:魔道士、ソシアルナイト、アーチャー
  成長
傾向
限界
補正
HP B -
D -1
魔力 B +2
D 0
速さ D 0
幸運 B +1
守備 C -1
魔防 C 0
 イーリスの没落した貴族の家出身の魔道士でまだ幼いながらもクロム自警団に加わる。シリーズ伝統のお子様魔道士だが、子供扱いされる事を過剰に嫌う難しいお年頃。

 能力的には同じ魔道士のミリエルと比べると魔力や技・速さの伸びで劣るが、HPや守備など耐久力はこちらの方がよく伸びるバランス型。初期パラメータや数値類の伸びが平凡なので、やや使いづらさはある。チェンジプルフで就ける職に威力を大きく底上げできる『月光』を習得可能なソシアルナイト系や、豊富な命中補助スキルを持つアーチャー系があり、あれこれとスキルを習得する事で大きく伸びる晩成型とは言えるかも。

 魔道士としてはバランス型だが、父親としては男性に魔法系ユニットが他にリベラとヘンリーしかいない事もあり、一番の魔法特化型の父親と言えそう。魔力上限補正は最高の+2、賢者で覚える『魔の達人』、グレートナイトでの『月光』など、威力重視の魔法ユニットの父親に向く。
 力の補正値にマイナスがかかってしまう唯一の父親候補であり、物理攻撃役の父親には向かないように思えるが、力の伸びは案外悪くない上にスキル『月光』次第でカバーもできてしまうため、最終的な仕上がりはともかく、育成段階においては案外違和感も無かったりする。
《GOOD》
・父親候補としては貴重な魔法系への高い適正を持つユニット。賢者『魔の達人』で更なる威力の上乗せも。
・魔力上限値の補正は魔力重視マイユニットを除けば最高の値。
・ソシアルナイト系の『月光』、アーチャー系の命中スキルなど良いスキルが多い。
《BAD》
・力の伸びや上限は父親候補の中で最低。物理攻撃役の父親には向かない。
・力のみならず技・速さの伸びも今ひとつ。


グレゴ
クラス:傭兵 → 勇者/ボウナイト
職適性:傭兵、剣士、蛮族(息子への職素質)トルバドール(娘への職素質)
  成長
傾向
限界
補正
HP S -
B +2
魔力 E -1
B +2
速さ D 0
幸運 D -1
守備 B +1
魔防 E -2
 ギムレー教団に雇われていた傭兵だったが、マムクートであるノノを殺そうとしたやり方に反発して追われていた所を、成り行きでクロム軍に加入する。全体的に軽くて怠惰な言動が目立つが、奇人変人の多いクロム軍にあっては意外と博識で常識人。FEの味方になる傭兵の伝統通り、カネだけでなく自らのポリシーや良心に従って動く義理堅さも持ち合わせる。
 ロンクーとの会話でかつてはバジーリオと並ぶ実力者でフェリア王候補にもなっていたとされる。位置付けとしては暗黒竜・紋章のオグマポジション(≒凄腕の傭兵)だが、基本的にはやたらと『オッサンであること』が強調されており、イベントや支援会話では情けない描写が多い。

 ユニットとしては、HP・力・技の伸びが良く、守備面もそこそこ。一方、見た目通りに魔法関係のパラメータは絶望的な他、速さの伸びも今ひとつ。育成の際は剣士系で速さの低さをカバーしやすい。傭兵系・蛮族系など強クラスに就けるため自前で良いスキルを揃え易いのは長所。

 父親としての強みもやはり傭兵系に就ける事が挙げられる。傭兵系『武器節約』&『太陽』、剣士での『待ち伏せ』、蛮族系『カウンター』等、受けの性能を伸ばすスキルを多数習得できる。その一方で爆発力のあるスキルは無いので、自前で『月光』や『復讐』を持てる子供の父親に据えたい所ではある。
《GOOD》
・傭兵系で『武器節約』・『太陽』、剣士系で『待ち伏せ』、蛮族系『カウンター』等、迎撃の性能を大きく高めるスキルを多数習得できる。
・剣士系で『剣の達人』、蛮族系で『斧の達人』といった威力底上げスキルを継承可能。
・技の伸びを底上げできる分、『流星』・『滅殺』といった博打系スキルの発動率を上げられるので相性は良い。
《BAD》
・魔力・魔防の伸びや上限は絶望的であり、基本的には魔法メインの子供の父親には向かない。
・攻撃力を大きく伸ばす『月光』や『復讐』は覚えられない。


リベラ
クラス:バトルモンク
職適性:僧侶、魔道士、ダークマージ
  成長
傾向
限界
補正
HP A -
C 0
魔力 B +1
C +1
速さ D 0
幸運 C -1
守備 C 0
魔防 B +1
 イーリス王国の神父サマ。良く言えば男性離れした流麗さ、悪く言えばどこかナヨっとした外見で、よく女性と間違えられる(そしてちょっとそれを気にしている)。金髪ロン毛の美人(美男子)・過去のトラウマから精神的な傷を引きずっているなど、どこか烈火の剣のルセアを思わせる設定だが、彼ほど薄幸(≒幸運が低く脆い)ではないのでホッ…。そんな外見ながら斧を振り回して戦う。

 ユニットとしては、全てのパラメータに穴らしい穴の無いバランスタイプであり、中でも魔力・魔防が高め。スキル効果もあって見た目に反して前線でもそこそこ戦えるタフさがある。一方、突き抜けたパラメータが無く、速さが低め&使用武器が命中率の低い斧なので、素早い敵相手にはやや不安定さも見せる。
 職の適正は一転、魔法系に特化した極端な設定。他の魔法系ユニットのリヒトやヘンリーよりも魔法に特化した構成だが、上級職でカブリが多いのは欠点かも…。

 父親としてのメリットは魔法系に特化した構成や魔法系のパラメータの伸びの良さ。イメージ通り魔法を扱う子供の父親に向くほか、力や守備も下げないので、物理攻撃の親としてもそこそこイケるポテンシャルはある(まぁ、力に優れたユニットを差し置いてまで選ぶメリットは無かったりするが)。
《GOOD》
・魔力・魔防といった魔法系パラメータの伸びが良い。上限値も高めてくれる。
・職の素質も魔法系を一通り網羅できる。効果が豊富な闇魔法を扱える『ダークマージ』系も継承できる。
・魔法系特化ながら守備・魔防もそこそこ。
《BAD》
・選択可能な上級職にカブリ(ダークマージ・賢者)が多い。自ずと覚えられるスキルの種類も減ってしまうのが難点。
・物理攻撃方面に関してはそれほど底上げ要素が無い。


ヘンリー
クラス:ダークマージ
職適性:ダークマージ、蛮族、盗賊
  成長
傾向
限界
補正
HP C -
D +1
魔力 C +1
B +2
速さ C 0
幸運 D -2
守備 B +1
魔防 D -1
 ペレジア王国の呪術師。歪んだ家庭で育ったがゆえか精神的にどこか壊れてしまっている雰囲気があり、人を呪い殺すにも全く抵抗を持っていない。いつも笑みを浮かべているが、表面上のものであり、人間らしい感情とは無縁のものである。
 一方、父親となった後の子供との支援会話を見る限りだと、常識的な感覚も持っている様子。うーむ意外だ…(笑)。


 性能面では、力・魔力の上限値が両方共にプラスで、魔法系ながら物理攻撃の性能も阻害しない万能さがある。一方、幸運は伸びも上限値も低いため、必殺被弾のリスクが上がる他、攻撃役に重要な速さも並以下に留まる。

 父親としての利点は前述の万能さやダークマージの素質を子供に与えられる点か。上級職のカブリも無く、習得可能なスキルも多い。必殺率が上がるスキルを多数覚える事ができる他、ダークマージ専用の魔道書で受けに適したカスタマイズも可能に。いろいろな使い方が期待できるのも嬉しい。
《GOOD》
・魔力上限が上がる上に力も上限値が上がるため、カップリングの自由度は高い。
・『斧の達人』を習得・継承可能で物理攻撃役としても性能を上げられる可能性も。
・敵ターンで『カウンター』でダメージを与え、自ターンの『生命吸収』で回復等、独特な立ち回りも可能になる。
《BAD》
・幸運はがっつり下がってしまうため、必殺被弾のリスクが上がる。『武器節約』の発動率も低くなる。
・魔法系ながら『魔の達人』を習得できない。


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