ファイアブレ
支援会話集 カイル




【カイル×シレーネ C】
カイル
あなたが、フレリア王国天馬騎士団を率いられているという、シレーネ殿か?

シレーネ
そうです。 
私もあなたを存じ上げております。
ルネス王国騎士団のカイル殿ですね?

カイル
俺をご存じだとは、光栄だ。
シレーネ殿とは初めてお目にかかる。

シレーネ
10年近く前のことですが、お目にかかったことがあるのですよ。

カイル
10年前・・・シ、シレーネ!?も、もしや、あのシレーネか?

シレーネ
やっと思い出していただけましたか?

カイル
ああ、思い出したとも!まさか同一人物だったとは・・・。

シレーネ
ご立派になられたわ。カイル殿・・・。

カイル
カイル殿はやめてくれないか、シレーネ。・・・シレーネ、でいいか?

シレーネ
もちろんよ、カイル。懐かしいわ。あなたは相変わらずね。

カイル
シレーネ、君の方は見違えた。まるで別人みたいで、全く気付かなかった。
しかし、天馬騎士団を任されるほどの立派な騎士になったとはな・・・。

シレーネ
お誉めの言葉をありがとう、カイル。あの頃よりは、少し成長して見える?

カイル
少しどころか、驚くほどの大成長だ。
しかし再会できたのに、戦場なのが残念だ。

シレーネ
本当に残念だわ。近いうちに、ゆっくりお話したいわね。

カイル
俺も楽しみにしている、シレーネ。
今はお互い、戦場で大暴れするとしよう。

シレーネ
ええ、そうしましょう、カイル。でも、あの時みたいな無茶はなしよ。

カイル
あの時って、なんの事だ?

シレーネ
・・・答えは宿題にしておくわ。頑張って思い出してちょうだい!



【カイル×シレーネ B】
シレーネ
カイル、調子はどう?

カイル
戦況は厳しいが、俺自身なら、今日は腕が冴えている。

シレーネ
相変わらず、堅い返事ね。

カイル
そ、そうか?俺は正確に言葉を返しただけだが・・・。
それよりも・・・シレーネ。宿題の答え、どうしても思い出せないんだ。

シレーネ
ずっと考えてたの、カイル?あなたって本当に真面目・・・。
そう言えば、まだ10代の頃から、その調子だったわね。
フレリアの城下町を案内しようとした時も、「俺は観光に来たのではない」って、 
名物のフレリア大魚も食べずにさっさと城内へ帰ってしまった。
あなたをきちんともてなさなかったと、あの後、ヘイデン王に叱られたのよ。

カイル
それは、知らなかった・・・、済まないことをした、シレーネ・・・。
だが、あの時はヘイデン王への親書を届けるのが目的だったため、
のんびり観光などしているわけにはいかなかったんだ。

シレーネ
そんな昔の事に、本気で謝ったり、言い訳したりする必要ないわよ?

カイル
ははは・・・言われてみれば、そうだな。
・・・しかし、あのフレリア滞在は、3日間と短かったが、思い出深いよ。
そういえば、内陸のルネスで育った俺に、初めて海を見せてくれたのは君だった。

シレーネ
カイルは観光にも名物料理にも関心を示さなかったけど、
「海、見に行く?」って誘った時は、二つ返事でついてきたわね。

カイル
フレリアの海は激しく雄壮で、波打ち際に立っていると圧倒された。
この海のように懐深く、強い男になりたいと、俺は波の向こうを見ながら考えていたよ。

シレーネ
今思うと、あの海へ行った時が、あなたの素顔を見た唯一の時間だった。
たった半日だったけど、カイルと過ごした時間、楽しかった・・・。

カイル
・・・そ、そうか・・・。それは、良かった・・・。

シレーネ
また、あんな時間が過ごせるといいわね。

カイル
・・・ああ、そうだな。そのためにも、今は戦おう。
そして平和が訪れたら、いつかまたフレリアの海を見に行こう。

シレーネ
ええ、必ず行きましょう。



【カイル×シレーネ A】
カイル
シレーネ、どうした?怪我でもしたのか?

シレーネ
いいえ、私は大丈夫。
でも、この子の様子が少しおかしくて・・・。

カイル
・・・ペガサスの様子が?どれ、俺が見てみよう。
・・・ああ、この前の戦での傷がまだ治りきっていないみたいだな。
とにかく応急手当をしておこう。・・・これで、よし・・・。
大した事はないようだが、戦況が収まり次第、薬を使ってやるといい。

シレーネ

・・・ありがとう、カイル。・・・助かったわ・・・。
でも、この子の傷を見落としてたなんて、私としたことが、迂闊だった・・・。

カイル
君に心配かけたくなくて、このペガサスが隠していたんだろう。
シレーネ、君の責任じゃない。気にする事はないさ。

シレーネ
・・・いいえ、天馬騎士失格よ。自分が情けないわ・・・・・・。
もし、今あなたが傷に気づいてくれなければ、この子を危険な目に遭わせてた・・・。
この子も私も命を落としたかもしれない。

カイル
そんな事は考えなくてもいい。 
もし君が危険な状態に陥っていれば、俺が必ず飛んでいく。
君もそうだろう?
もし俺が危険な状態にあれば、きっと君は飛んできてくれるだろう?

シレーネ
・・・ええ、飛んでいくわ。

カイル
何かあれば、お互いに助け合えばいい。
君と俺は10年来の仲間ではないか。

シレーネ
・・・10年来の・・・仲間・・・?

カイル
そうだ、シレーネ。あの時、君もそうしてくれた。

シレーネ
・・・あの時とは?

カイル
俺がフレリアを去った日の事だ、シレーネ。
山賊に襲われていた商人を偶然、国境付近で見つけ、助けようとしたのはいいが、多勢に無勢・・・。
単騎である事が知られた途端、取り囲まれてしまって、よもやと思った時、どこからか君が現れ、共に戦ってくれた。
あの時、君が現れなければ、俺は命を落としていたかもしれない。

シレーネ
・・・再会した日に出した宿題、答えはその出来事よ。

カイル
ああ、そうか。そうだったか!
「あの時みたいな無茶はなし」って、山賊と戦った時の事だったのか。

シレーネ
カイルが去った後、どうしても渡したいものがあって、
それで追いかけてみたら、山賊達があなたを取り囲んでた。
斧を振り回す大勢の山賊たちを相手に、カイルったら、たった一人で戦ってた。
商人をかばいながら傷だらけで・・・、あの時のあなた、とても雄々しかった。

カイル
あの日、君が渡したかったものって、・・・これの事だな?

シレーネ
あなたに手渡した木彫りのペガサス。・・・まだ持っててくれたのね?

カイル
2人で山賊を追い払った後、「フレリア土産に・・・」と、君がくれた。
君のお陰で命拾いした俺は、あれ以来、この小さなペガサスをお守りにしているんだ。
これを持っていれば、必ず生きてルネスに帰れる気がしてね。
あれから木彫りの人形や動物を集め始めたが、これだけはいつも持ち歩いている。

シレーネ
・・・そうだったの。大切にしてくれてありがとう・・・。

カイル
これからも大切にする。

シレーネ
・・・・・・。
・・・カイル・・・。再び平和が訪れたら、もう一度、フレリアへ来ない?

カイル
・・・実は・・・実は、俺もそう考えていた・・・。
あの時はやせ我慢してしまったが、名物のフレリア大魚も食べてみたい。
今度こそ、ゆっくり観光してみたい。シレーネ、城下町を案内してくれるか?

シレーネ
ええ、もちろん。フレリア大魚は、私が料理するわ。


ファイアーエムブレム攻略トップへ

縮緬ゲヱム館トップへ

縮緬遊戯堂トップへ