ファイアブレ
支援会話集コーマ




【コーマ×カイルC】
コーマ
カイルの兄貴、ちょっといいかい?

カイル
なんだ?どうしたコーマ。

コーマ
いや、実はね・・・、エイリーク様のことなんだけどさ。

カイル
エイリーク様がどうした?

コーマ
随分前のことなんだけどさ、エイリーク様が、寝る時にさあ・・・。

カイル
エイリーク様がご就寝時にどうした?
コーマ、もったいぶらず早く言え。

コーマ
エイリーク様が、随分寝辛そうにされてたんだよ。
寝付けないのか、少しそこらを歩き回ったりして。

カイル
寝辛そうに・・・か?

コーマ
ああ。

カイル
それはいけない。
このような行軍では、休息は非常に重要だ。
今回のようなエフラム様やエイリーク様の行軍は、非常に厳しい。
思い悩む事もあり、なかなか寝付けぬ夜も度々あるだろうが・・・。

コーマ
俺の母親直伝の寝付け酒があるけど、こういうの、飲むかな?
ほとんど酔わないのに、気分が楽になって、すーっと、眠りに入れるんだ。

カイル
本当かコーマ。そいつはいいな。
そういうものがあるなら、エフラム様やエイリーク様も喜ばれる。

コーマ
分かった。じゃあ、今度会った時に渡すことにするよ。
また何かあったら情報も持ってくるぜ。

カイル
頼んだぞ、コーマ。



【コーマ×カイルB】
コーマ
カイルの兄貴、大変だ!

カイル
今度は何だ?コーマ。

コーマ
エフラム様のことさ。

カイル
何?エフラム様がどうした?

コーマ
エフラム様も俺と同じ・・・。

カイル
エフラム様が君と同じ?

コーマ
勉強が苦手だったんだな。

カイル
・・・確かにエフラム様は勉学にはあまりご熱心ではなかったが。
・・・それのどこが大変なんだ?別に重大な情報でもないのだが。

コーマ
俺にとっちゃ重要なことだぜ。
エフラム様が俺くらい勉強嫌いなんてルネスの先行きが心配だ。

カイル
・・・安心しろ。
エフラム様は君ほど勉学がお嫌いなわけではない。
それに・・・エフラム様をおとしめるつもりでそんな情報を持ってくるなら問題だぞ。

コーマ
とんでもない!
これでも俺は俺なりに、エフラム様やエイリーク様を心配してるつもりなんだぜ!

カイル
気持ちは判ったが、今回の情報は今ひとつだったぞ。
次はもっと役に立つ、ちゃんとした情報を持って来てくれ。



【コーマ×カイルA】
コーマ
カイルの兄貴、ついにつかんだぜ。

カイル
ついに・・・とは何をだ?コーマ。

コーマ
ヘヘヘ、カイルの兄貴の秘密。

カイル
私の秘密?一体何だ・・・?

コーマ
カイルの兄貴、故郷の彼女にいつも手紙を送っているだろ?
もう分かってるんだぜ。宛て先はメリエラって女の名前だ。
恋人だろ?マメだよな。

カイル
そのことか。それなら君にも話しておかねばならないと、思っていたところだ。

コーマ
うれしいねえ、話してくれよカイルの兄貴。
力になれる事があるなら何でも言ってくれ。
生真面目なカイルの兄貴が恋してたなんて、応援したくなるってもんだぜ。

カイル
恋?私が?君は何か勘違いしてるようだな・・・。
メリエラは恋人ではなく、同じルネス騎士団の同士だ。

コーマ
職場恋愛ってやつだろ?分かるぜ、分かる。ああ。

カイル
黙って私の話を聞きたまえ。
メリエラとは身を隠している我々の仲間、ルネス騎士を指す仮の名前だ。

コーマ
仮の名?暗号ってことか?

カイル
そうだ。ルネス騎士にしか分からないメリエラという名前宛てに手紙を出す。
中身はいつも同じ。エイリーク様やエフラム様の無事を知らせるものだ。
それはすべて暗号で書いてある。そういう手紙を送っているのだ。

コーマ
いくらルネスが行軍中だからって、そこまでややこしい手紙を出すのか?

カイル
あらゆる事を配慮しての処置だ。

コーマ
なるほどね。
なんなら、俺がその手紙、俺が届けようか?

カイル
いや、いい。今は1人でも多くの仲間が欲しい。
君に抜けられると、我々も困る。

コーマ
本当かよ?そう思ってもらえてるんだ、俺。

カイル
・・・時々、アテの外れた情報を持ってくることはあるがな。
君の活躍を認めないわけにはいくまい。

コーマ
!!よぉっし!
俄然やる気が出たぜ、カイルの兄貴。
俺は、ちょっと前までは騎士なんて縁も関わりもねえって思ってた。
けど、今は違うぜ。
あんたたちルネス騎士を中心とする、
この戦に関わるすべての人間が、俺の大事な仲間さ。
仲間の為に俺、頑張るぜ!

カイル
ありがとう、コーマ。
民と騎士、力を合わせ共にルネス復興に励もうではないか。




【コーマ×マリカ C】
コーマ
なあ、あんた。ここに怖いお姉さん来なかったか?

マリカ
・・・怖いお姉さん?あんたのお姉さん?

コーマ
違うよ。俺には兄弟はいないって。
すっげえ美人だけどすっげえ怖いの。
そんな女の人来なかった?

マリカ
・・・知らない。美人だけどすごく怖い・・・。
どんな風?

コーマ
いや俺もよくわからないんだけどさ、ジスト傭兵団の奴から聞いたんだ。
評判の凄腕の女剣士がいるってね。とんでもない額の報酬で雇われたって。

マリカ
・・・女剣士?

コーマ
迂闊に話しかけたら命が危ないんだと。
いきなり斬りかかってくるらしいぜ。

マリカ
・・・・・・。

コーマ
もしかしたら顔に大きな傷でもあるのかもしれない。
美人なんだけどその傷に悲しい思い出があったりしてな・・・。

マリカ
顔に傷・・・?悲しい思い出・・・?

コーマ
恋人を殺されてその敵を探しているとかさ。
な、あんたその人に会ったら俺が会いたがっているって伝えてくれよ。
じゃあな。

マリカ
・・・ジスト傭兵団の女剣士は私だけ。
彼が探しているのは、私・・・?




【コーマ×マリカ B】
コーマ
あんたがジスト傭兵団の女剣士マリカだってな。
この前はあんた本人を前にして馬鹿な事言っちまって悪かった。
俺はコーマ、よろしくな。

マリカ
・・・それで、話って何?

コーマ
別に大したことじゃない。噂の女剣士の腕前が知りたかったんだ。
でもここまで側であんたの戦うさまを見て、あんたの腕はよく分かった。
剣の手合わせを頼もうかと思ったけど、やめた。

マリカ
なぜ?手合わせならいつでもする。

コーマ
なんて言えばいいか・・・。あんたの剣は怖いよ。

マリカ
こわい?

コーマ
ああ。敵を見ていないっていうと変だけど、敵を気にしないというか・・・。
敵なんて関係ない感じだ。

マリカ
・・・分からない。分かるように話せ。

コーマ
あんたは目の前の敵と戦いながらも、あんたが本当に戦ってるのは敵じゃない。
もっと違う何かと戦ってるんだ。

マリカ
・・・違う何か?

コーマ
俺もあんまり利口じゃないし、剣についてそれほど詳しくないから、
その、あんたが本当に戦っている相手が何なのかよく分からないけどさ。

マリカ
・・・・・・。

コーマ
とにかく・・・あんた、負けるなよ。
話はそれだけだ。じゃあな。

マリカ
私が・・・本当に戦っている相手・・・。




【コーマ×マリカ A】
マリカ
コーマ。

コーマ
なんだ?マリカ。

マリカ
この前、お前が言ったこと・・・。

コーマ
ああ、あんたには目の前の敵じゃない、本当に戦っている相手が別にいる・・・ってやつか。

マリカ
うん。

コーマ
あれがどうしたんだ?

マリカ
知りたいか?私が戦っているもの。

コーマ
えっ?あ、ああ・・・。あんたの口から聞けるならな。

マリカ
・・・私が戦っているのは・・・。

コーマ
・・・・・・。

マリカ
父。

コーマ
親父さん!?

マリカ
正しく言えば、父の幻影。

コーマ
・・・親父さんも剣士だったのか?

マリカ
父はジャハナでも有名な剣士の一人で、傭兵でもあった。

コーマ
ジャハナならあんたが強いのもうなずけるよ。

マリカ
幼い頃から、父は私に誰よりも厳しかった。
傭兵としての生き方を叩き込んだ。

コーマ
ガキの頃からかよ?

マリカ
ジャハナでは傭兵以外、生きる術はないから。

コーマ
・・・それで?

マリカ
父は私にとって・・・親であり師でありそして乗り越えるべき山。

コーマ
山?

マリカ
その山を越えれば、私が目標とする理想の剣が見えてくる。

コーマ
そいつはでっかい山だな。
それであんたは、今どのくらいまで来てるんだい?
三合目?五合目?それとももう頂上は見えるのかい?

マリカ
・・・まだ麓を出たばかり。

コーマ
そいつはまだまだ先は長そうだな。

マリカ
・・・うん。どこが頂上かも、まだ何も見えない。

コーマ
じゃあ、いつになるか分からねぇな。

マリカ
でも、歩いていくしかない。いつまでも・・・。

コーマ
・・・そうか。頑張んなよ、あんたならいつか親父さんを超えられそうな気がするぜ。

マリカ
うん。いつか、やる。
・・・・・・お前、いい奴・・・。

コーマ
はは、よせよ。照れるぜ。




【コーマ×レナック C】
コーマ
おいあんた。
見たぜ、あんたの正体。

レナック
ん?この俺の、正体?

コーマ
あんたも泥棒だろ?いいのかい?
王女様のおつきがそんなことしてさ。

レナック
はは。いいも悪いも・・・あのお人は、そんなことは承知の上よ。
それとも小僧、お前もしかして、俺を脅しているつもり?
だとしたら参ったね。この俺もなめられたもんだよ。

コーマ
なんだよ、おっさんこそなめるんじゃねえよ。
小僧じゃねえ、コーマだ!
別に脅してるわけじゃねえや。
そんな綺麗な身なりして泥棒やってるから驚いたんだよ。

レナック
見たところ、お前も同業者ってとこだな。
その小汚い格好は、確かに伝統的なタイプのもの。
だが、俺は違うよ。着てる服も上物。この上着わかる?
カルチノで今一番流行の絹の刺繍入りよ。
どこに刺繍があるかって?裏だよ裏。裏に入っているのさ、刺繍が。
だけど、見せてやらないよ。
こういう見えない所に気を配ってこそおしゃれってものだからな。
いいか?見せないよ、絶対に。特に貧乏人には。

コーマ
長々としゃべりやがって、何の話かと思ったらくだらねえ自慢話かよ!
おまけに最後は人を貧乏人扱いしやがって。
あんたみたいにむかつく奴は初めてだぜ!

レナック
ひがむなよ、貧乏少年。
この俺のようになりたかったら、もっと稼ぐのさ。腕をあげることよ。
しょせんこの世は金、金、金。
金がすべてなんだぜ?稼がなくてどうするよ?
頑張ってしっかり稼いで貧乏から脱却しな。

コーマ
言ったな。いいぜ、この俺の活躍、見せてやるよ。

レナック
まっ、せいぜい頑張んなよ。





【コーマ×レナック B】
レナック
お、貧乏少年、少しは稼いだか?

コーマ
相変わらずむかつくおっさんだな。
また人を貧乏呼ばわりしやがって!
聞いたぜ。あんたの親父さんカルチノの豪商だってな?

レナック
ああ。だがそれがどうしたよ?
親父は豪商、息子は泥棒。立派な親子だろう。
なんか問題あるっての?

コーマ
金持ちの息子なら今みたいな仕事しなくても、いくらでも欲しいもの手に入るだろ?

レナック
甘い。甘いな、少年。
干した果物を砂糖つぼにつめて10日寝かせて作った菓子よりも甘いよ。

コーマ
なんだよ、俺のどこが甘いんだよ。
そんな菓子食った事もないからわかんねえよ。

レナック
そりゃお気の毒。
いいか、少年。商売人ってのはなとことん、けちでなきゃやってけないの。
特にうちの親父殿は、欲しいものは自分でなんとかしろって教育方針でね。
俺たち兄弟はみんな子供の頃から仕事をしてきたわけよ。
で、たまたま俺が選んだ仕事が今のものだったってわけ。わかった?

コーマ
ふうん、金持ちの息子も楽じゃねえんだな。
子供の頃から働いているなんてさ。
俺だって子供の頃から、親父と一緒に狩に出たり畑仕事したり、必死で生きてきたさ。
それじゃ俺と変わらねえな。

レナック
子供の頃は似たような者でも大人になると違うのはなぜだと思う?
そこんところ、よーく考えてみなさいよ、貧乏少年。

コーマ
調子に乗って言いたい放題言いやがって。
よし、こうなったらおっさんの鼻を明かしてやるからな。
見てろよ、あんたの大事なもの盗んでみせてやる!
後でほえ面かくなよ。

レナック
調子に乗って泥棒予告とはね。
楽しみに待ってるよ。





【コーマ×レナック A】
レナック
お、少年。
あんな大口叩いたくせに最近ぜんぜん姿を見かけなかったから、
もう諦めたんだと思ってたよ。

コーマ
俺はこう見えてもしつこい性質でね。
しっかり覚えてるからこうして来た・・・って、なんだ。あんた、気付いてないのかい?

レナック
何?

コーマ
ははは!だったら俺の勝ちだな!
レナック
何?おまえ、何か盗ったのか?
まさか・・・あ!

コーマ
やっと気づいたかい?
あんたが大事にしてる上着の裏!
そいつだけをこっそり盗っておいたのさ。
あんたが上着を脱いだ時にね。どうだい、俺様の腕が分かったかい?

レナック
なるほど。予告通り盗むとは、
確かに大した腕前だ。
だが勝利宣言にはまだ早いよ?
おまえが盗んだのは子馬の刺繍だろ?

コーマ
え?そうだけど・・・。

レナック
残念ながら、そいつは偽者。
そいつはお前が盗むのはこれだろうと思って、俺が事前に仕込んでおいたものなのよ。
俺の本当の裏は火の鳥なのさ。
といっても見せないけどな。絶対に。

コーマ
き、汚ねえ!そんな小細工していたなんて!

レナック
なんとでも言いな。ルールを決めた訳じゃないからな。なんでもありよ。
とは言っても、いつの間にか忍び込んでたお前の手口には恐れ入ったさ。
危うくこの俺が寝首をかかれる所だったとはな。
敵には回したくない小僧だよ。

コーマ
へへへ、お互いにな。
俺もあんたが敵でなくてよかったよ。





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