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新・紋章の謎 ~光と影の英雄~

《支援会話》


【マイユニット女×ウォレン C】
マイユニット女
あ、ウォレン。どこへ行っていたの?
しばらく姿が見えなかったみたいだたけど・・・。

ウォレン
森へ。

マイユニット女
森?

ウォレン
猟師だからな。

マイユニット女
え?ちょ、ちょっと待って。

ウォレン
・・・ああ、すまん。
まだ話の途中だったか・・・。

マイユニット女
良かった、嫌われたかと思ったわ。

ウォレン
いや、そうじゃねえ。
ただおれは、一人が多い。話すことが得意じゃなくてな・・・。

マイユニット女
そうだったの。
でも、あなたはカチュア殿と知り合いだと聞いたけれど?

ウォレン
ああ・・・昔、遭難していたカチュアの天馬の手当てをした。

マイユニット女
そう、それでカチュア殿と・・・。
カチュア殿が言ってたわ。
あなたはぶっきらぼうだけど優しいところが・・・。
・・・って、あれ?もういなくなってる・・・。
やっぱり、私、嫌われてる・・・?



【マイユニット女×ウォレン B】
マイユニット女
あ、ウォレン。

ウォレン
ああ、あんたか。

マイユニット女
また前みたいにお話して良い?
私、あなたのことが知りたいの。共に戦う仲間だから。

ウォレン
・・・・・・ああ、構わねえさ。

マイユニット女
ウォレンは猟師なのよね、猟師の暮らしってどんな風なの?
私も田舎の出だけど、祖父と二人で訓練ばかりしてたから・・・。

ウォレン
・・・・・・。

マイユニット女
も、もしかして私と話すの嫌?

ウォレン
いや、そうじゃねえ。誤解させてすまん。
ただ、話すことに慣れてなくてな。
何から話すのが良いか・・・。

マイユニット女
例えば、猟は一人でするの?

ウォレン
ああ、いつも一人だ。
森で小さな獲物を取ったり、時には大きな獲物を求めて雪山に入ることもある・・・。
吹雪になれば、穴を掘って雪が止むまでその中で待つ。何日もな・・・。

マイユニット女
その間は何をして過ごすの?

ウォレン
何もしねえ。ただじっと待つだけだ。

マイユニット女
何日も一人でじっと・・・?
私だったらとても我慢できそうにないわ。

ウォレン
おれは一人に慣れてるからな。
普段の暮らしも似たようなもんだ。

マイユニット女
家族はいないの?

ウォレン
いねえな。森で一人暮らしだ。
猟で必要なものを取って、あとは森の小屋で暮らしている。
用が無い限り・・・、何年も誰とも会うことはねえ。

マイユニット女
でも、寂しくない?

ウォレン
カチュアにも昔そう聞かれたが・・・、
おれには寂しさ、ってものがよく分からねえ。
おれは物心つく頃から一人だ。一人が当たり前だった。
だから、何も感じたことはねえな。

マイユニット女
そう・・・。

ウォレン
もし、世界からおれ以外の人間がいなくなったとしても・・・、おれは何も変わらないだろう。
反対に、世界からおれがいなくなったとしても・・・、世界は何も変わらないだろう。

マイユニット女
それは違うわ、ウォレン。
あなたと私は仲間よ。
あなたがもしいなくなったら、私は悲しい。

ウォレン
・・・・・・。

マイユニット女
だから、急にいなくなったりしないでね?

ウォレン
・・・大丈夫だ。そのつもりはねえよ。



【マイユニット女×ウォレン A】
マイユニット女
ウォレン。あなたはこの戦いが終わったらどうするの?

ウォレン
今まで通りだ。猟師として暮らす。

マイユニット女
そう・・・。

ウォレン
・・・・・・。
だが・・・、おれの気持ちは、前とは変わったかもしれん。

マイユニット女
え?

ウォレン
以前は感じたことも無かったが・・・、
この戦いが終わることが名残惜しく感じることがある。
(マイユニット)、お前とまた話したい、そんな気持ちになる。

マイユニット女
ウォレン・・・。

ウォレン
長い間、共にいたからだろうな。
何故人が寂しいと感じるか、おれにも分かった気がする。
人は一人でいるのが寂しいんじゃねえ・・・。
一人になるのが寂しいんだ。
大切な相手と別れることが寂しいんだ。
それが分かった・・・。

マイユニット女
ウォレン・・・。
だったら、また会えば良いわ。
戦いが終わった後でも何度でも。
きっとまた会いましょう。

ウォレン
ああ・・・、そうだな。



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【マイユニット女×リンダ C】
マイユニット女
改めて自己紹介するわ。
私は(マイユニット)、マルス様の近衛騎士です。

リンダ
私はリンダ。
ミロア大司祭の娘よ。

マイユニット女
ミロア大司祭?
・・・き、きっと有名な方なのね?

リンダ
え?お父様を知らないの?

マイユニット女
あ・・・ごめんなさい。
私は田舎の出だから、本当に何も知らなくて・・・。
きっと高名な方なのね。

リンダ
ええ。アカネイア・パレスでお父様を知らない人はいないわ。
素晴らしい司祭でみんなから尊敬されてた。
私もお父様みたいになるのが夢だった・・・。

マイユニット女
そう。一度お会いしてみたいな。
アカネイアにいらっしゃるの?

リンダ
・・・亡くなったわ、魔王ガーネフに殺されたの。

マイユニット女
そう・・・ごめんなさい。

リンダ
いいの。気にしないで。あなたのご家族は?

マイユニット女
今はいないわ。
家族は祖父だけだったけど・・・、その祖父もこの間亡くなったから。

リンダ
そうだったの。ごめんなさい・・・。

マイユニット女
あ、いえ、いいの。
なんて言ったらいいのかしら、お互い一勝一敗というか・・・。
貸し借りなしというか・・・。

リンダ
お互い様?

マイユニット女
そう、それ。

リンダ
ふふっ・・・、変わった人ね。
いいわ、(マイユニット)。これからよろしく。

マイユニット女
ええ、こちらこそ。



【マイユニット女×リンダ B】
マイユニット女
あ、リンダ、いいところに来たわ。

リンダ
どうしたの、それ?

マイユニット女
近くにイチゴの実がなってたから、採ってきたの。
美味しそうでしょ?あなたにもあげる。

リンダ
え?これイチゴの実なの。

マイユニット女
もしかして、食べたことない?

リンダ
も、もちろんあるわよ。
でも、わたしがパレスにいた時にニーナ様と食べたイチゴの実は・・・、
もっと形が整って赤々としてたけど・・・、これは形も不揃いだし、色も違うわ。

マイユニット女
そうなの?
山で見るのは大抵こういうものだけど・・・。

リンダ
そうなの。
わたし、パレス育ちで野山のことは詳しくないから・・・。

マイユニット女
・・・どうせ私は田舎者だけど・・・、まあいいわ、さあ、食べてみて。

リンダ
あ、ありがと。・・・ん・・・。

マイユニット女
どう?

リンダ
おいしい・・・!
パレスで食べたものよりずっとおいしいわ。

マイユニット女
そうでしょ!
田舎だっていいところがあるのよ。

リンダ
あなた凄いのね。
ねえ、今度わたしも一緒に山に行っていい?

マイユニット女
ええ、もちろんよ。二人で行きましょう。



【マイユニット女×リンダ A】
リンダ
ねえ、(マイユニット)。
このお守り、あなたにあげる。

マイユニット女
これは・・・?

リンダ
パレスで流行ってた幸運のお守り。
身に着けているとね、災いから身を守ってくれるんですって。

マイユニット女
え?良いの、こんな貴重な物を?
・・・イチゴの実なら、別にまた採ってくるわよ。

リンダ
あのね・・・、イチゴの実をねだりたくてあげるんじゃないわよ。
そうじゃなくて、あなたは今までずっと、戦場でわたしを守ってくれたでしょう。

マイユニット女
ああ・・・。でもそれはお互い様でしょう。
あなたがいてくれるおかげで私も今まで戦えたんだから。

リンダ
・・・ねえ。
あなたはどうして、わたしを守ってくれたの?

マイユニット女
私もリンダも、お互い家族がいない身だから・・・。
戦いで見かける度に・・・うまく言えないけど、守りたい気持ちになったの。

リンダ
そう。わたしもそう・・・。だからあなたを守りたかった。
時の流れって不思議ね。
初めはなんとも思ってなかったのに・・・一緒に戦っているうちに、そんな気持ちになったの・・・。

マイユニット女
リンダ・・・。

リンダ
だ、だからね、これをあげるの。
戦いではあなたの方が危険でしょ。
遠慮しないで受け取りなさい。

マイユニット女
そう。それならありがたくもらっておこうかな。

リンダ
大切にしてね、それ。

マイユニット女
ええ、もちろんよ。



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【マイユニット女×オグマ C】
マイユニット女
オグマ殿。

オグマ
(マイユニット)か・・・。
どうした、改まった顔で。

マイユニット女
お願いがあります。
オグマ殿の戦いの技術・・・、私に学ばせてください。

オグマ
・・・分からんな。
お前は正騎士だろう。一介の傭兵に何を求める?

マイユニット女
オグマ殿は前の戦争の英雄の一人、
今回もたった一人でユミナ王女ユベロ王子を敵城からお救いした方です。
一介の傭兵とは思えません。

オグマ
悪いが、他をあたってくれ。
おれは誰かにものを教えるような人間じゃない。
・・・戦うことしかできん男だ。

マイユニット女
では・・・、その戦いを望みます。
一対一で私と手合わせを願えませんか?

オグマ
何・・・?

マイユニット女
私の祖父が言っていました。
相手を最もよく知る方法は、戦うことだと。
相手の技はもちろん、相手の生まれ育ちや性格まで、戦えば全て分かると。

オグマ
・・・なるほどな。お前の祖父は正しい。
だが、分かっているのか?
始めれば・・・冗談では済まんぞ。

マイユニット女
・・・覚悟の上です。

オグマ
・・・いいだろう。来い。



【マイユニット女×オグマ B】
マイユニット女
オグマ殿・・・。

オグマ
どうした、また勝負か。
こないだの戦いは・・・、決着がつかなかったな。

マイユニット女
いえ、私の負けです。
最初に私が不意を打たれた時、あなたは手加減した・・・。
そうでなければ私は、二度と戦場に立てない体になっていたでしょう・・・。
学ばせていただきました。
あなたの戦い方は、騎士の戦いとはまるで違う・・・。

オグマ
汚い戦い・・・。そうだろう?

マイユニット女
・・・以前の私なら、そう言っていたかもしれません。
ですが、その汚い戦いに対し、私は何もできなかった・・・。
オグマ殿の戦いは、正規軍の戦い方ではありません。
あれは・・・。

オグマ
剣闘・・・。殺し合いの見世物の戦いだ。
砂で相手の目を潰し、血と脂にまみれた剣で頭を叩き割る・・・。
獣のように吠え猛り、相手が動かなくなっても肉を潰す・・・。
おれはガキの頃にそんな場所に放り込まれ、戦ってきた。

マイユニット女
そんなことが・・・。・・・想像もできません。
そこは、戦場以上に残酷な場所なのですね・・・。

オグマ
お前は知らない方が良い世界だ。
おれももう思い出したくはない・・・。
これで分かっただろう?
おれはお前の目指す道とは違う場所にいる人間だ・・・。



【マイユニット女×オグマ A】
マイユニット女
オグマ殿!

オグマ
・・・(マイユニット)か。お前、どういうつもりだ?

マイユニット女
何のことですか?

オグマ
とぼけるな。近頃のお前は戦場で・・・。

マイユニット女
はい。あなたの戦いを見て、学ばせていただいています。

オグマ
言ったはずだ。おれは剣闘出の傭兵。
お前の目指す騎士の道とはまるで違う。

マイユニット女
私も・・・、最初はそう思っていました。
あなたの強さは、剣闘の・・・無法の戦いをくぐり抜けてきた凄みにあると。
でも、その技を盗もうとずっとあなたの戦いを見ていて、分かったことがあります。
あなたは、私たち騎士と同じ心を持っています。

オグマ
同じ心、だと?

マイユニット女
はい。あなたの心の中には誰かがいる。
あなたはその人のために戦っている。
違いますか?

オグマ
・・・・・・。

マイユニット女
それが忠義なのか、それとも別の感情なのかは分かりません・・・。
でも、あなたはその人のために身も心も捧げている。
まるで神聖な騎士のように。
それが、あなたの本当の強さ。

オグマ
・・・・・・。

マイユニット女
祖父の言葉です。
自分のためだけに戦う人間は確かに強い・・・。
だが、真に強いのは誰かの為に戦える人間だ・・・。
戦いは、言葉よりもその人を語ります。
オグマ殿・・・、剣闘の技と騎士の心を持つあなたを、私は尊敬しています。

オグマ
・・・・・・。

マイユニット女
だから、これからもお供いたします。
オグマ殿から学ばせてください。

オグマ
・・・とんだ押しかけ弟子だな。
好きにするがいい。

マイユニット女
はい、ありがとうございます!



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