縮緬遊戯堂
ファイアーエムブレム
新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜
《支援会話》
【マイユニット男×マルス C】
マイユニット男
マルス様、どこかへお出かけですか?
マルス
やあ、(マイユニット)。
ちょっと武器屋に行って来ようと思ってね。
マイユニット男
そのような雑用、マルス様の手をわずらわせるまでもありません。
おれにご命令いただければ鉄の剣を何本でも・・・。
マルス
ありがとう、でも大丈夫だよ。
ぼくはこういうことも慣れてる。
それに、自分の目で見てみたいしね。
マイユニット男
では、おれもお供致します。
マルス
ありがとう、(マイユニット)。
でも武器屋に行くだけだから、危険は無いよ。
マイユニット男
はっ。しかし、マルス様に万一のことがあっては大変です。
いついかなる時もマルス様をお守りするのが、近衛騎士の役割です。
マルス
心配性だな、(マイユニット)は・・・。
でも、君の気持ちは嬉しいよ。分かった。一緒に行こう。
マイユニット男
はっ。
【マイユニット男×マルス B】
マルス
やあ、(マイユニット)。どこかへ出かけるの?
マイユニット男
はっ!訓練場へ行って参ります。
マルス
訓練場・・・。戦いの経験を積める場所だったね。
マイユニット男
はい。
ただ相手に勝つだけでなく、連勝を続けることも目標です。
二連勝、三連勝と勝ちを重ねて・・・更なる強敵と戦う・・・。
自分の力がどこまで通じるのか、わくわくします。
マルス
楽しみなんだね。
君の顔を見れば分かるよ。
マイユニット男
はっ!ただ、しかし・・・。
マルス
どうしたの?
マイユニット男
マルス様には・・・正直に告白します。
おれの力は本来・・・国と民を守るために使われるべきものです。
おれはそのために訓練を重ね、戦いを重ねて強くなろうとしてきました。
マルス
うん。
マイユニット男
ただ・・・、自分がより強い力をつけた時、自分より手強い敵と戦う時、おれはわくわくします。
これからの戦いに血がたぎり、気持ちが高ぶる・・・。
それはまるで、強さそのもの、戦いそのものを求めているようです・・・。
マルス
(マイユニット)・・・。
マイユニット男
強くなる喜び・・・。それは力への喜びです。
おれの心はどこかで・・・戦いを望んでいます。
「道無き力は獣にも劣る」・・・。
祖父の言葉です。おれは自分をそう戒めています。
しかし、いつか強さを求めるあまりおれが正しき騎士の道から外れることがあれば・・・。
マルス
大丈夫だよ、(マイユニット)。
ぼくには君がいてくれるように、君にはぼくがいるんだ。
君は道を間違えない。
ぼくがそう導く。約束するよ。
マイユニット男
はい、マルス様・・・。
おれもそう信じています。
あなたがいてくだされば、おれは自分の道を誤らずに済む。
感謝致します、マルス様・・・。
【マイユニット男×マルス C】
マルス
(マイユニット)・・・。
君は何故そこまでぼくに尽くしてくれるんだ?
マイユニット男
おれはマルス様の近衛騎士です。
マルス様のために・・・。
マルス
いや、そうじゃないよ。
ぼくは、君自身の心を聞きたいんだ。
君のことをもっと知りたい。
マイユニット男
はっ。おれのこと、ですか・・・。
マルス
君がアリティア騎士になりたいと思ったのはいつ頃?
マイユニット男
物心つくころからです。
おれは幼い頃から、アリティアのために尽くすよう祖父に育てられました。
祖父のことは好きでした。
だからおれは、祖父の期待に応えたいと願っていました。
騎士見習いに志願したのもそれが理由です。
マルス
そうか。おじい様の・・・。
マイユニット男
ただ・・・、今はそれだけではありません。
アリティア城に来て、マルス様にお会いしたからです。
マルス
ぼくに?
マイユニット男
はい。
おれは今までマルス様と共に戦ってきました。
そしてマルス様のお人柄を知る度に、この方のためにありたいと思うようになりました。
マルス
(マイユニット)・・・。
マイユニット男
マルス様。
おれがあなたに尽くすのは、あなただからです。
おれが命をかける主君があなたであったことは、おれの喜びです。
マルス
ありがとう・・・。
君にそう言ってもらえるのは何より嬉しいよ。
ぼくは強い人間じゃない。
でも、君がいてくれればきっと・・・そう思えるんだ。
マイユニット男
マルス様・・・。
マルス
(マイユニット)。
この戦争を共に生きて終えよう。必ず。
マイユニット男
はっ!
戻る
【マイユニット男×ルーク C】
マイユニット男
はっ!はぁっ!
ルーク
よ、(マイユニット)!ん?一人で訓練か?
マイユニット男
ああ、ついいつもの習慣になってる。
ルーク
全く、お前は変わってるよな。
お前くらい実力があればちょっとくらい息抜きしたって平気だろ?
マイユニット男
いや、そんなことはできない。
おれの実力不足でマルス様を守れなかったら、悔やんでも悔やみきれないからな。
ルーク
そっか・・・そうだよな。
よし!なら(マイユニット)、オレと勝負だ!
マイユニット男
いきなり何だ?
ルーク
オレもお前の訓練につきあうぜ!
どっちが早く終わるか競走だ!
マイユニット男
どうしたんだ、訓練嫌いのお前が?
ルーク
お前の様子見てたら、オレも負けてられないって気になってきたんだよ。
オレだってマルス様の騎士だ。
マルス様のためにもっと強くなるぜ!
マイユニット男
そうか・・・。
ルーク、ちょっとだけお前のこと見直したぞ。
ルーク
ふっ。(マイユニット)、オレに惚れるなよ?
マイユニット男
そういう趣味はない。
【マイユニット男×ルーク B】
マイユニット男
ルーク。
ルーク
・・・ぜぇはぁ・・・。
・・・ぜぇはぁ・・・。
マイユニット男
ルーク、聞いてるか?
早く訓練を続けるぞ。
ルーク
は、話しかけないでくれ・・・。
オレはもう駄目だ・・・。
今まで・・・世話になったな・・・。
楽しかった・・・ぜ・・・・・・。
マイユニット男
何言ってるんだ。
まだ日課の半分も終わってないぞ。
ルーク
う、嘘だろおい・・・!
あれだけ走って担いで武器振って・・・普通倒れるぞこれ・・・。
お、お前、なんでそんな平気な顔なんだよ・・・。
マイユニット男
おれは子供の頃から慣れてるからな。
ルーク
こ、子供の頃からこんなバケモノみたいな訓練を・・・?
に、人間とは思えねえ・・・。
マイユニット男
失礼な奴だ。
ほら、動かないなら引きずっていくぞ。
ルーク
やーめーてー・・・。
【マイユニット男×ルーク A】
ルーク
はっ!はっ!はぁっ!
よし、終わったぞ(マイユニット)!
次は何だ?どんな訓練でもかかって来い!
マイユニット男
これで日課は一通り終わりだ。
ルーク
終わり?や、やった・・・。
どうだ(マイユニット)?
オレだって、お前と同じ訓練についていけるようになったよな。
マイユニット男
ああ、凄いなルーク。
ここまでついてきたのはお前が初めてだ。
てっきりすぐに音をあげると思ったが・・・。
ルーク
いや、音はあげてただろ・・・。
音をあげてもお前が引きずってっただけで・・・。
でもまあ、(マイユニット)のおかげだな。
感謝してるぜ。
マイユニット男
こちらこそ。
近頃のお前は戦いでも見違えるほどだし、
これからは、おれが教えてもらいたいくらいだ。
ルーク
ふっ。(マイユニット)、オレに嫉妬するなよ?
マイユニット男
それは大丈夫だ。
ルーク
くー!(マイユニット)!
次の戦場でのオレを見てろよ!
オレの格好良いところを嫌ってほど見せつけてやるからな!
マイユニット男
ああ、楽しみにしてる。
戻る
【マイユニット男×アラン C】
マイユニット男
アラン殿、折り入ってお願いがあります。
おれに、騎士の道を教えていただきたいのです。
アラン
騎士の道・・・?
マイユニット男
はっ。
騎士とはいかにあるべきか?
おれはずっと考えてきました。
武、礼節、忠誠・・・。騎士たち一人一人に、皆それぞれの答えがある。
聖騎士アラン殿はどのようにお考えか、教えていただきたいのです。
アラン
騎士の道、か・・・。
だが、残念ながら私は道を教えるには・・・。
!ごほ・・・!・・・ぐ・・・!
マイユニット男
アラン殿、大丈夫ですか?
アラン
・・・ああ、いつものことだ。心配には及ばない。
(マイユニット)よ、私はマルス様のもとに仕える前・・・流浪の騎士だった身だ。
二君に仕えたこの身では、騎士道を語る資格はあるまい。
マイユニット男
いえ、だからこそアラン殿は騎士とは何かをお考えになっていたはず。
おれは思うのです。
騎士の道とは一つに定められるものではなく、己自身の心の中に、それぞれが持つべきもの。
おれは騎士として未熟、だから、己の道を見つけるためにアラン殿のお話を・・・。
アラン
・・・だが、私の道はまだ半ばだ。人に教えるほどのものは無い。
申し訳ないが、助けにはなれぬ。
マイユニット男
そうですか・・・。残念です。
アラン
すまんな・・・。
【マイユニット男×アラン B】
アラン
ごほっ・・・!ぐ・・・!
がはっ・・・は・・・!
マイユニット男
アラン殿!?
お体が・・・!しっかりしてください!
誰か!アラン殿が・・・!
アラン
待て・・・。頼む・・・。
皆には黙っていてくれ。
マイユニット男
しかし、そのご様子では・・・!
アラン
私はこの戦いの間・・・病には負けぬ。
騎士の名誉にかけて誓う。
私にはこれが最後の戦争になるだろう。
だからこそ、悔いは残したくないのだ。
マイユニット男
アラン殿・・・。何故、そこまでして・・・?
アラン
以前、君は問うたな。騎士の道とは何かと・・・。
私は、長い間その道を求めてさまよっていた・・・。
この戦争こそが、私の道なのだ・・・。
マイユニット男
アラン殿・・・。
アラン
己の道に殉じることこそ騎士の誉れ・・・。
(マイユニット)、頼む。そなたも騎士ならば分かる筈だ・・・。
マイユニット男
・・・・・・。・・・分かりました。
そこまでのご覚悟ならば・・・おれに止めることはできません。
アラン
感謝する、(マイユニット)・・・。
【マイユニット男×アラン A】
アラン
昔・・・、私がアリティアとは異なる国に仕えていた時のことだ。
領地で反乱が起き、私は主君の命を受けて鎮圧に向かった。
だが、そこにいたのは反乱軍ではなく・・・、不作で冬を越すことができぬ貧しい民たちだった。
マイユニット男
・・・・・・。
アラン
彼らに戦う意思など無かった。
ただ、生きるためには・・・訴えを起こすしかなかったのだ。
主君はそれを知りながら、見せしめとして彼らを討てと命じた。
そして、私は・・・その命に従った。
マイユニット男
・・・アラン殿・・・。
アラン
主君への忠誠こそ騎士の道、私はそう考えていた。
だが、私は誤った。
それから私は主君のもとを離れ、長い間放浪の日を送った・・・。
マイユニット男
そんなことが・・・。
しかし、それはアラン殿の罪ではない。
罪を問われるべきは・・・。
アラン
いや、私は・・・私を許せぬ。
私は命令に従っただけ・・・私は悪くない・・・。心中でそう言い訳をした私を。
誰より、私自身が許せぬのだ。
マイユニット男
アラン殿・・・。
アラン
心から忠誠を誓える主君・・・。
私はその方を探し、やっと出会えたのだ。
マルス様こそわが主君。
あの方の為に戦う限り、私は己の道を進める・・・。
マイユニット男
だから・・・そこまでの無理をしてこの戦争に・・・。
アラン
私はもう長くはない。この戦いが終わるまでの命だろう。
だが、それで悔いは無い。
騎士とは命令に従うだけの人形ではない。それは忠義ではない。
己が信じる主のもとで、己が信じる正義を行う。
それが私の騎士の道だ。
マイユニット男
アラン殿・・・。
アラン殿、よろしければあなたの道をおれに継がせてください。
アラン
(マイユニット)・・・。
マイユニット男
あなたのお話で、はっきりと見えた気がするのです。
おれが進むべき、騎士の道が・・・。
戻る
【マイユニット男×ライアン C】
マイユニット男
そう言えば、ライアンはゴードン殿の弟なんだな。
ライアン
はい。ぼく、ゴードン兄さんみたいになりたくて騎士に志願したんです。
マイユニット男
見習いの時も、時々会っていたな。
仲が良さそうだった。
ライアン
(マイユニット)さんはご兄弟はいないのですか?
マイユニット男
ああ、まあな・・・。
だから少し羨ましい。
身近に年の近い人がいるのはどんな感じなんだ?
ライアン
そうですね・・・。
それが当たり前になっているので言葉にするのは難しいです。
あ、でも両親や友達と喧嘩になった時は、
兄さんが味方になってくれるので良いですね。
マイユニット男
いい家族だ。
ライアンも喧嘩するんだな。
ライアン
・・・い、今はしないですよ。
【マイユニット男×ライアン B】
ライアン
ぼくのお父さんお母さんは子供に一人女の子が欲しかったそうなんです。
ぼくも時々、姉さんがいたらなあって思ったことがあります。
マイユニット男
その気持ちはよく分かる。
もし自分に兄弟がいたら・・・って思うからな。
おれも男兄弟が欲しかったな。
弟とかな。
ライアン
そうなんですか?
マイユニット男
ああ。おれは、弟がいたら可愛がってたと思うんだ。
ライアンみたいな
素直な弟がいれば良かったんだけどな。
あ、でもおれは男だからお前が欲しい姉さんにはなれないわけだが・・・。
ライアン
あ、あの、姉さんでなくても・・・兄さんでも、嬉しいですよ。
(マイユニット)さんが兄さんで、ぼくたち三人兄弟だったら良かったのに、って思います・・・。
マイユニット男
はは、そうだな。
【マイユニット男×ライアン A】
マイユニット男
ライアン、何してるんだ?
ライアン
故郷の家族に手紙を書いてるんです。
渡せるのはもっとずっと後でしょうけど。
お父さん、お母さん、無事でいるかな・・・。
マイユニット男
この戦争が終わったら、暫く休暇をもらえばいい。
たまには家に帰って、家族を安心させてあげないとな。
ライアン
はい、そうします。
(マイユニット)さんは家には帰らないのですか?
マイユニット男
ああ。
祖父が亡くなった後、家にはもう誰もいないし・・・。
一人でいても、寂しくなるだけだからな。
ライアン
あの、だったら、ぼくの家に来ませんか?
マイユニット男
ライアンの家に?
ライアン
はい、その、(マイユニット)さんさえ良ければ・・・。
ぼく、(マイユニット)さんのこともう一人の兄さんみたいに思ってますから。
マイユニット男
ありがとう、ライアン。
その気持ちは嬉しい。
戻る
【マイユニット男×セシル C】
セシル
(マイユニット)、頼みがあるの。
あなたがいつもやってる訓練、あたしも付き合わせて。
マイユニット男
ああ、構わない。
結構体力を使うが、大丈夫か?
セシル
もちろんよ。
絶対弱音なんか吐かない。
初めに言っとくけど、女だからって手加減はやめて。
それはあたしへの侮辱だから。
マイユニット男
ああ、分かった。
セシルはよくそう言うな。
セシル
あたしもあなたと同じアリティア騎士。
男の騎士と同じ権利を求めるし、男の騎士と同じ義務を負うわ。
女だからって甘くされるのも優しくされるのも嫌い。
マイユニット男
強いんだな、セシルは。
セシル
そんなことないわ。
これくらい当然の・・・。・・・え・・・?
マイユニット男
どうした?
セシル
・・・ね、ねえ(マイユニット)・・・
今、何か音がしなかった?
マイユニット男
?
いや、別に何も。
セシル
でも、ヒュウウウって悲しげな声がしたような・・・。
マイユニット男
ああ、ただ風が吹いただけだろう。
どうしたセシル?顏色が悪いようだが・・・。
セシル
きょ、今日はこれくらいにしておくわ。
訓練も程々にしないと。
マイユニット男
セシル?まだ訓練を始めてないが・・・。
【マイユニット男×セシル B】
セシル
ね、ねぇ(マイユニット)。
マイユニット男
どうした?
セシル
その・・・例の噂、聞いた?
あ、あたしは全然信じてないんだけど少しだけ気になって・・・。
マイユニット男
噂?
セシル
だ、だから・・・この軍の中で幽霊が出るって噂・・・。
マイユニット男
ああ、なんだ。そんなことか。
セシル
そんなことって!
だって髪の長い女の人の幽霊が・・・。
マイユニット男
あれは単なる枯れ木の見間違いだそうだ。
今はもう笑い話になってるぞ。
セシル
そ、そうなんだ。ほっ。
そうよね。幽霊なんているわけが・・・。
マイユニット男
セシル、もしかして幽霊が怖いのか?
セシル
ま、まさか!そんなことあるはずないじゃない!
子供じゃあるまいし・・・。
幽霊なんて馬鹿らしいけど、でも一応念のために・・・。
マイユニット男
ん?
セシル
何?どうしたの?
マイユニット男
いや、今、変な物音が・・・。
セシル
!!
きゃああーーーっ!
マイユニット男
セ、セシル!?
セシル
ど、どこどこ!?どこから聞こえたの!?
どこにいるの?やだやだ・・・、いやぁーっ!
マイユニット男
ま、待て・・・落ち着け、セシル。
そんなに抱きつかれると身動きが取れない・・・。
セシル
だ、だってだって・・・!
ゆゆゆ幽霊が・・・、やだぁーーーーーっ!
マイユニット男
セシル・・・。待て、人の話を・・・。
く、首を・・・首を絞めるな・・・。息が・・・できな・・・。
セシル
だれかーーーー!
たすけてーーーーーっ!
マイユニット男
こ・・・こっちのセリ・・・フだ・・・。
【マイユニット男×セシル A】
セシル
あ・・・。
マイユニット男
ああ、セシルか。
この間は・・・って待て。待ってくれ。
どうして逃げようとするんだ?
セシル
こ、この間は・・・とんだ恥をさらしたわね。
さんざん偉そうなこと言ったくせに・・・。
わ、笑いたければ笑うがいいわよ。
マイユニット男
セシルにも苦手なものがあるんだな。
セシル
そ、そうよ悪い!?
いくら頑張っても、怖いものは怖いの!
怖がりで悪かったわね!
マイユニット男
悪くない。それがセシルなんだろう。
セシル
え・・・?
マイユニット男
誰だって苦手なことはある。おれだってそうだ。
戦いでも同じだろう。完全無欠の騎士などいない。
だから仲間同士で助け合うんだ。
だから、無理しなくていい。
セシル
・・・(マイユニット)。
・・・そう、かもしれないわね。
あたしは負けたくなかった。弱みを見せたくなかった。
だからいつも意地を張ってた。
でも、あんたに弱みを見られたせいで・・・ちょっと楽になれたのかも。
マイユニット男
そうか、なら良かった。
けど、セシルも意外と可愛いところがあるんだな。
セシル
か、かか・・・可愛い!?
マイユニット男
ああ。
こないだの悲鳴なんか、まるで・・・。
セシル
こ、この・・・!
忘れなさいそんなもの!このこのっ!
マイユニット男
ま、待て。落ち着け。
おれはただ思ったことを・・・。
セシル
いいから忘れなさい、忘れてっ!
このこのこのっ!
戻る
【マイユニット男×ドーガ C】
ドーガ
(マイユニット)。どうだ、調子は?
マイユニット男
はっ、万全です!
ドーガ
私相手にそんなにかしこまる必要はないぞ。
見習いだった以前と違って、
今はマルス様を守る仲間なのだからな。
マイユニット男
はっ、分かりました。
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。
それほどの実力をお持ちなのに、まるで飾らない。
ドーガ
なに、私の実力など大したものではない。
マイユニット男
いえ、ドーガ殿は英雄です。
おれは今まで田舎出ゆえ無知でしたが、
戦いで各地を回るうちに人々から前の戦争の伝説を聞き、感動してばかりです。
ドーガ殿は前の戦争の英雄、鋼の守備であらゆる敵を弾き返したと!
ドーガ
まあ、噂には尾ひれが付くものだからな。
マイユニット男
ドーガ殿、おれもあなたに追いつけるよう、
日々精進します!
ドーガ
まあ、熱心なのは良いことだ。
頑張るのだぞ、(マイユニット)。
【マイユニット男×ドーガ B】
マイユニット男
ドーガ殿、お願いがあります。
おれにドーガ殿の伝説の技を教えていただきたいのです。
ドーガ
伝説の技?
そのように大層なものは無いぞ。
マイユニット男
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。
伝説の英雄だというのにまるで飾らない・・・。
ドーガ殿、前の戦争の伝説、おれは聞いています。
ドーガ殿は迫り来る数百の軍勢を仁王立ちで受け止めたと。
ドーガ
あ、ああ。
かなり表現が大袈裟な気がするが・・・。
マイユニット男
そしてそこから槍の一振りで敵軍を空中に巻き上げ・・・
ドーガ
な、何?
マイユニット男
とどめに空中に飛び上がり、
槍の一撃で遥か彼方へ吹き飛ばしたと。
ドーガ
いやいや、待て待て。
その伝説はおかしいぞ。
マイユニット男
まさに、人間に出来ることとは思えません。
ドーガ殿でなければ・・・。
ドーガ
いやいや、私でも無理だ。
(マイユニット)、私を尊敬してくれるのは嬉しいが、
その伝説には尾ひれが付いているぞ。
いや、尾ひれどころではない、翼が付いて空を飛んでしまっている・・・。
マイユニット男
ドーガ殿はやはり謙虚なお方だ。
そのような技をお持ちなのに、まるで誇る様子がない。
ドーガ殿、どうすればその技を会得できるか、おれに教えてください!
ドーガ
・・・・・・。
・・・どうやって誤解を解いたものかな。
【マイユニット男×ドーガ A】
マイユニット男
ドーガ殿、伝説の技会得のために教えていただいた例の特訓ですが・・・。
ドーガ
ああ。確か小指一本で十人を持ち上げる特訓だったな・・・。
どうだ?無理と分かったろう?
マイユニット男
はっ。確かに今のおれでは無理でした。
ドーガ
そうだろう。分かったか、(マイユニット)。
やはり伝説と現実というものは違うのだから・・・。
マイユニット男
はい。
どれほど頑張っても、おれの力では精々三人しか・・・。
ドーガ
な、何!?
マイユニット男
ドーガ殿にはまだまだ及びません・・・。
しかし、特訓を続ければいつかドーガ殿に近づける日が来るはず。
ドーガ殿、おれは頑張ります。
伝説の英雄であるあなたと肩を並べられる日まで!
ドーガ
・・・・・・。
伝説というのも考え物だな・・・。
おーい、(マイユニット)、待ってくれ。
君の誤解をちゃんと解かなければ・・・。
戻る
【マイユニット男×ゴードン C】
ゴードン
うーん・・・。
マイユニット男
ゴードン殿、どうしたのですか?
ゴードン
あ、(マイユニット)。
大したことじゃないんだけど・・・。
(マイユニット)、ぼくってどう見える?
マイユニット男
?
どう見えるかと言われますと・・・。
ゴードン
昔から、ぼくって威厳がないなあ、と思って。
マイユニット男
威厳、ですか。ジェイガン様のような?
ゴードン
うん、黙って立ってるだけでみんなが緊張して一目置くような威厳。
ぼくは顔も子供っぽいし、先輩騎士らしくないよね。
へたすると君より幼く見えるかも・・・。
マイユニット男
確かに・・・。
ゴードン
こないだの新人騎士訓練の時もそうなんだよ。
騎士見習いの少年たちがぼくと城ですれ違うと、「お前も頑張れよ!」って。
どう考えても、同じ見習いだと思われてるんだよ・・・。
マイユニット男
そ、そんなことがあったのですね。
ゴードン
そのうち買い物の使い走りでもさせられそうな勢いで・・・。
そういうこともあって、ぼくは威厳が欲しいんだ。
(マイユニット)、何か良い方法を思いついたら教えてくれないかな。
【マイユニット男×ゴードン B】
ゴードン
(マイユニット)!今日も訓練か!
マイユニット男
ゴ、ゴードン殿?
ゴードン
いい心がけだ!それでこそアリティア騎士!
このぼくも負けてはいられんな!
マイユニット男
・・・・・・。
・・・どうされたのですか?もしや熱でも?
ゴードン
あ、いや・・・ごめん。
やっぱり変かな?
マイユニット男
変かと言われれば・・・変です。
ゴードン
や、やっぱり・・・。
威厳をつけるために普段の話し方を変えてみようと思って、
試しに、ぼくの尊敬する先輩騎士の口調を真似してみたんだけど・・・。
マイユニット男
なるほど・・・。
ゴードン
やっぱり慣れないことは駄目か。
(マイユニット)、どうしたら良いと思う?
マイユニット男
力になれるかどうか分かりませんが・・・外見を変えてみるのはどうでしょうか?
ゴードン
あ、それ良いね。
威厳が出るような外見・・・。ヒゲでも伸ばそうかな?
(マイユニット)、ぼくがヒゲを伸ばしたら威厳が出るかな?
マイユニット男
・・・・・・。・・・っ。
ゴードン
い、今笑った?想像して笑ったよね?
マイユニット男
す、すみません。思わず・・・。
ゴードン
いや、良いんだ。やっぱり似合わないか・・・。
どうしたら良いのかなあ。
【マイユニット男×ゴードン A】
ゴードン
やあ、(マイユニット)。君も訓練?
マイユニット男
はい、ゴードン殿も?
ゴードン
うん。
ぼくも威厳はひとまず置いといて、訓練を頑張ることにしたよ。
戦いでもっと役に立てば、ぼくみたいな性格でも自然と威厳が出てくるかなと思って。
マイユニット男
だから、なのですね。
近頃のゴードン殿は、以前にも増して見事な戦いをなさっておられます。
ゴードン
そ、そう?それなら嬉しいな。
もしかして、こうしてるだけでも威厳が出てきたり?
マイユニット男
それはあまり。
ゴードン
そ、そう・・・。
マイユニット男
でも、ゴードン殿はそのままで良いのではないでしょうか。
ゴードン
え?
マイユニット男
ゴードン殿の親しみやすさは、他の方には無い長所だと思います。
皆がゴードン殿に声をかけたのも、不安な新人騎士たちが、安心できる方だからだと思います。
ゴードン
そ、そうかな?
マイユニット男
はい。
それに人には言いにくい悩み事の相談も・・・ゴードン殿になら話したい。
そんな気持ちになります。
例えば、そう・・・恋愛の悩みを相談したいと思った時・・・、
うっかりジェイガン様に相談したりしたら・・・。
ゴードン
あはは、それは無理だね。
騎士の本分を忘れておる!とか散々、雷落とされそう。
あ!い、今のはジェイガン様には内緒だからね。
言っちゃダメだよ。ばれたらぼくが雷落とされちゃうから・・・。
マイユニット男
はは。はい、ゴードン殿。
戻る
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