縮緬遊戯堂
ファイアーエムブレム
新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜

《支援会話》


【マイユニット男×フロスト C】
フロスト
『わしは達者にしておる』
・・・違うな。

マイユニット男
フロスト殿。

フロスト
『いつも元気な祖父です』
・・・違うな。

マイユニット男
フロスト殿!そちらは壁です!

フロスト
うおっ!
・・・危ないところだった。
感謝するぞ、(マイユニット)殿。

マイユニット男
いえ。
しかし、それ程に集中されるとは・・・。
何をなさっていたのですか?

フロスト
ああ・・・これだよ。

マイユニット男
これは、手紙?

フロスト
いかにも。
家族への手紙をしたためておったのだ。

マイユニット男
なるほど。

フロスト
家族は良いものだ。
しかし中々、良い文が思いつかぬでな。
そうだ、(マイユニット)殿。何か良い案は無いだろうか?

マイユニット男
・・・おれには、家族から手紙を受け取った経験はありません。

フロスト
なんと・・・。

マイユニット男
ですが、もし祖父から手紙が届くなら・・・。

フロスト
ふむ?

マイユニット男
今の、ありのままの事を書いて欲しい、と思います。
良い文章を考えているけど中々思いつかない事。
それで十分です。

フロスト
ほう!それは、良いかも知れん。
では早速。
(マイユニット)という若者にご助力頂いておるよ・・・と。

マイユニット男
えっ、その部分から!?



【マイユニット男×フロスト B】
フロスト
・・・よし、書けた。

マイユニット男
返事が楽しみですね。

フロスト
ふふ、そうだな。
(マイユニット)殿、いつも手伝ってくれてありがとうよ。

マイユニット男
いえ。
おれの方こそ楽しませて頂いています。
こんなにも想われて、ご家族の方は幸せでしょうね。

フロスト
うーむ・・・?そうかのう。
むしろ、幸せなのはわしの方だよ。

マイユニット男
そうなのですか?

フロスト
・・・わしには、元々剣の才も、魔道の才も無かったのだ。

マイユニット男
フロスト殿が・・・?

フロスト
しかしな、家族の頼りに応えようとするうち・・・
気がつけば、今の力を得ていたのだ。

マイユニット男
なんと。

フロスト
家族の為に、力を振るえる。振るう力がある。
こんなにもありがたいことはない。
(マイユニット)殿。
わしにできる事なら何でも言ってくれよ。

マイユニット男
はい。

フロスト
食事でも、掃除でも。
おお、何なら背中も流すぞ。

マイユニット男
えっ。それは、自分でやります。

フロスト
そ、そうか・・・。



【マイユニット男×フロスト A】
フロスト
む、むむ・・・。

マイユニット男
フロスト殿。

フロスト
ああ・・・。(マイユニット)殿。

マイユニット男
また、お手紙の内容で悩まれているのですか。

フロスト
ありのままを文にしては以前と同じ内容になってしまうのでな。

マイユニット男
おれは、それでもいいと思いますが。

フロスト
うーむ。困ったのう。

マイユニット男
では、こういうのはどうでしょう。

フロスト
おお、何かね。

マイユニット男
いつもの逆です。
ご家族にあった出来事を、フロスト殿が聞くのです。

フロスト
ふむ?

マイユニット男
単に、近況を聞いても良いですし・・・、
以前の手紙に書かれた内容の、詳細を聞いてみたり。

フロスト
ほうほう。

マイユニット男
フロスト殿が必要とされて力を得たように・・・、
ご家族が、色んな出来事に対してこれを手紙にして伝えよう
・・・と、思えるのではないでしょうか。

フロスト
うむ!確かに。
全く、(マイユニット)殿には助けられてばかりだの。

マイユニット男
いえ。

フロスト
礼と言っては何だが・・・これを。

マイユニット男
ん?これは、手紙ですか?

フロスト
ああ。
わしの家族から、(マイユニット)殿に届いたものだ。
受け取ってくれるかな?

マイユニット男
はい、喜んで!



戻る


【マイユニット男×ロシェ C】
マイユニット男
ロシェ殿、それは・・・?

ロシェ
ああ、これは・・・子供たちから貰った手紙だよ。

マイユニット男
子供達?
ロシェ殿のご子息ですか?

ロシェ
あ、いやそうじゃないよ。
ぼくの子供じゃなくて・・・ぼくがよく訪れている孤児院の子供たちのこと。
前の戦争で・・・オルレアンやアカネイアにも多くの戦災孤児たちが生まれた・・・。
だから、ぼくは彼らを救うための孤児院に協力してるんだ。
これは、そこで暮らす子供たちがぼくに書いてくれたお礼の手紙。

マイユニット男
そうだったのか・・・。

ロシェ
戦いで挫けそうな時も・・・この手紙を読むと元気になるんだ。
この子たちのためにぼくも頑張ろうって・・・。

マイユニット男
ロシェ殿・・・。あなたは優しい人なのですね。

ロシェ
いや、そんな。ぼくはただ弱いだけだよ・・・。



【マイユニット男×ロシェ B】
マイユニット男
・・・どの子の手紙も、ロシェ殿への感謝にあふれている。
一緒に遊んであげたり・・・文字を教えてあげたのもロシェ殿なのだな。

ロシェ
あ、うん。子供たちのことは好きだからね。

マイユニット男
それに、相当なお金を孤児院に寄付しているご様子・・・。
ここまでされてるとは・・・なかなか出来る事ではない。

ロシェ
恩返しのつもりなんだ。ハーディン様への・・・。
ぼくたち四人も、もとは彼らと同じように親がいなかった。
ハーディン様に育てていただいたから今まで生きてこられた。
だから、ぼくもハーディン様のように何かしたいと思って・・・。

マイユニット男
立派なお考えです。感銘を受けました。

ロシェ
ありがとう・・・。でも、これは・・・偽善だね・・・。
ぼくたちは、戦争で人を殺しているんだから・・・。

マイユニット男
・・・・・・。

ロシェ
ぼくは弱いんだよ。
だからその罪から逃れたくて、こんなことをしている・・・。
以前、町の人にも言われたよ。
ぼくのしていることは、偽善なんだ、ただの・・・。

マイユニット男
・・・・・・ロシェ殿。
・・・・・・偽善で、良いと思います。

ロシェ
え?

マイユニット男
あなたがしていることを偽善と罵る人もいるかもしれない・・・。
だが、あなたの行為は現実に子供たちを助けている。
偽善で誰かを救えるなら・・・偽善で悪い事などない。

ロシェ
(マイユニット)・・・。

マイユニット男
誰かを偽善と非難するだけで何もしない人より・・・偽善者の方が余程立派だ。
おれはそう思います。

ロシェ
あ、ありがとう。
そんなふうに言われたのは初めてだよ・・・。



【マイユニット男×ロシェ A】
マイユニット男
ロシェ殿、もうすぐこの戦いも終わります。
戦争が終れば、もう戦災孤児たちが増えることも無くなります。

ロシェ
うん、そうだね。
この戦争で失われた命はもう戻らない・・・。
だから、せめて・・・。

マイユニット男
ロシェ殿・・・。
ハーディン皇帝との戦いを誰より辛く感じていたのは・・・あなただったのかもしれない。
あなたは人より優し過ぎるから、人より傷ついてしまう・・・。

ロシェ
ぼくはただ、弱いんだよ。

マイユニット男
確かに、優しさは時に弱さに繋がる・・・。
だが、おれはロシェ殿の優しさが好きだ。
あなたの優しさ・・・どうか失わないでください。

ロシェ
ありがとう・・・(マイユニット)。



戻る


【マイユニット男×ビラク C】
マイユニット男
ビラク殿、名高い狼騎士団と共に戦えるのは光栄だ。
これからよろしくお願いしたい。

ビラク
ああ、こちらこそ。
まあ、もともと俺はハーディン様のために死ぬつもりだったが・・・。
ロシェに頼まれたからな。

マイユニット男
ロシェ殿・・・。
先の戦いでビラク殿の説得に当たられた方だな。

ビラク
ああ、俺たち狼騎士団の四人は兄弟同然なんだ。
あいつには人を見る目がある。・・・けどあいつは、優し過ぎる所があってな。
戦えば俺より強いのに、いざって時しか、動けないんだ。
だから、俺が前に出るんだが・・・これがなかなか、上手く行かない。

マイユニット男
どうなるんだ?

ビラク
まず・・・相手を一人崩すだろ。

マイユニット男
ああ。

ビラク
次に、他の敵に囲まれる。

マイユニット男
おいおい。

ビラク
で、俺がやられそうになる。
そしてロシェに助けられる・・・大体、そんな感じだ。

マイユニット男
危なっかしいな。

ビラク
ああ。俺も一人でちゃんと戦えるような力を付けないとな・・・。

マイユニット男
では特訓でもするか?

ビラク
そうだな、(マイユニット)殿。一度手合わせ願えないか?

マイユニット男
ああ。構わない。

ビラク
おお、ありがたい。では・・・参る!


【マイユニット男×ビラク B】
ビラク
(マイユニット)殿・・・隙あり!

マイユニット男
くっ!やるな、ビラク殿。
だが・・・足元が甘い!

ビラク
うはっ!

マイユニット男
勝負あり、だな。

ビラク
くっ、参ったよ。

マイユニット男
攻撃は、十分だ。だが、その後に隙が生まれている。

ビラク
なるほど・・・な。

マイユニット男
ただ・・・。

ビラク
ん?何だ、言ってくれ。

マイユニット男
同時に攻める者がいれば全く問題は、無いかも知れん。

ビラク
そうだな。
本来ならば、一撃離脱がオレルアンの流儀だ。

マイユニット男
ああ、そうか。
狼騎士団の力はそこに、あったのだな。

ビラク
ふっ、いとも簡単に見抜いてくれるな。恐れ入るよ。

マイユニット男
いや、今の攻撃を同時に受けたら・・・おれにはどうしようもない。
それよりも、だ。今ので、分かった。

ビラク
何がだ?

マイユニット男
ビラク殿は、先陣を切るより、仲間と共に駆けた方が戦果を上げられる、という事だ。

ビラク
と、言う事は・・・。

マイユニット男
ああ。次の訓練は、決まったな。


【マイユニット男×ビラク A】
マイユニット男
はあっ、はっ・・・!ビ、ビラク殿。

ビラク
ん?何だ、(マイユニット)殿。

マイユニット男
す、済まないが少しペースを落とせないだろうか。

ビラク
ああ、済まない。そうしよう。

マイユニット男
共に駆けた方が良い、とは言ったがこれはいささか、速過ぎないか。

ビラク
そうか?狼騎士団では、いつもこの倍くらいの速度なんだがな。

マイユニット男
倍!?それは、もはや人の速度では無いぞ・・・。
どうやら、おれには、狼騎士団の仲間入りは難しそうだな・・・。

ビラク
そうか・・・残念だ。

マイユニット男
ロシェ殿なら、ビラク殿の速さにもついていけるのだろうな。

ビラク
ああ。ロシェ、ウルフ、ザガロ・・・。
俺たちはいつも一緒だったんだ。
それにハーディン様も・・・。

マイユニット男
・・・・・・。・・・ハーディン皇帝のことは・・・。

ビラク
いいんだ、(マイユニット)殿。
俺たちの戦いは間違っていない。そうだろう?
俺はそう信じている。だから、(マイユニット)殿と共にいるんだ。

マイユニット男
ビラク殿・・・ああ、信じてくれて良い。マルス様は信じられるお方だ。


戻る


【マイユニット男×ウルフ C】
マイユニット男
ウルフ殿、お待ちください。

ウルフ
お前は?

マイユニット男
アリティア騎士、(マイユニット)と申します。
マルス様の近衛騎士です。

ウルフ
(マイユニット)・・・。
聞かぬ名だな。

マイユニット男
はい。おれはまだ若輩の身ですから。
狼騎士団の長ウルフ殿・・・。
ジェイガン様からあなたの名は聞いていました。
ハーディン皇帝配下で最強と名高いオレルアン騎士団・・・。
隊長のあなたは、前の戦争でも最強の名に相応しい圧倒的な強さだったと。

ウルフ
・・・・・・。
軟弱なアリティア騎士ごときに、戦いで劣るつもりはない。
それに・・・誤解するな。
狼騎士団の力はおれ一人のものではない。
戦場でおれを補佐してくれたザガロ、それにビラクにロシェ・・・。
何より、ハーディン様が・・・あの方がいたからこそだ。

マイユニット男
・・・・・・。
ハーディン皇帝のことは・・・。
その、何と申し上げれば良いか・・・。

ウルフ
・・・無用だ。
ハーディン様のお心はおれたちが知っている。
おれはハーディン様を過ちに導いた元凶の全てを討つ。
それだけだ。



【マイユニット男×ウルフ B】
ウルフ
お前・・・・・・。
(マイユニット)と言ったな。

マイユニット男
ウルフ殿?

ウルフ
・・・先日の無礼を謝ろう。
おれはお前の力を侮っていたようだ。

マイユニット男
え?
いや、そのように頭を下げられるようなことは何も・・・。

ウルフ
おれは強者には敬意を払う。
お前の戦いを見て、知った。
お前は強い。おそらくはおれ以上の才がある。
そしてその強さ・・・。楽に身につけたものではない。
相当の苦痛に耐えて得たものだ。
俺と同じ・・・幼い頃からただひたすら主君のために鍛錬を重ねた強さだ。

マイユニット男
はい。おれは
アリティアに仕えるべく子供の頃から訓練を重ねました。

ウルフ
お前ほどの騎士がアリティアにいたとはな・・・。
だが、分からんな。
マルス王子は・・・本当にお前が命を賭けるに値する主君か?

マイユニット男
もちろんです。
あの方に仕えることがおれの喜び。

ウルフ
だが、お前に相応しい主君とは思えん。
マルス王子はアカネイアに反逆し、各地を力と恐怖で支配してきたと言う・・・。
いずれは世界を支配しようと企んでいる・・・。
おれはそう聞いている。

マイユニット男
いえ、それは誤解です!
ウルフ殿もマルス様のことを知ってくだされば、きっと分かるはずです。
マルス様はそんな方ではない。

ウルフ
・・・・・・そうか。
無礼なことを言ったな、許してくれ。
おれももし自分の主君を侮辱されれば許せぬからな・・・。

マイユニット男
はい・・・。
その気持ちはよく分かります。

ウルフ
ハーディン様はまるで悪魔のごとく人々から忌み嫌われている。
何を言われようが構わぬ、おれたちは優しかったあの方を知っているのだから。
だが、お前には・・・本当のハーディン様を知っておいて欲しい。
ハーディン様は決して悪人ではない。
あの方は、本当は・・・。

マイユニット男
ウルフ殿・・・。
では、お互いにもっと話をしませんか?
おれたちの主君について。
おれはハーディン皇帝を知りません。
そしてあなたもマルス様を誤解しておられる。
二人で話せば、おれたちはきっと分かり合えるはずです。



【マイユニット男×ウルフ A】
マイユニット男
ウルフ殿、もうすぐだ。もうすぐ戦いは終わる。
世界に平和な日々が戻ってくる・・・。

ウルフ
ああ、そうだな。
皮肉なものだ。
主君のために死ぬことがおれの望みだった・・・。
そのおれが生きて、祖国に戻ることになろうとは・・・。

マイユニット男
ウルフ殿・・・。
うまく言えないが・・・あなたにはきっと果たすべき役割がある。
だから、生きて欲しい。
戦いが終わっても・・・これからも。

ウルフ
おれの役割、か・・・。
そうだな・・・おれは、そのために生きよう。
ハーディン様・・・、あの方の愛した祖国のために・・・。



戻る


【マイユニット男×ミシェイル C】
ミシェイル
・・・・・・。

マイユニット男
ミシェイル王子。

ミシェイル
(マイユニット)と言ったな。
お前の働きぶりは聞いている。
マルス王子め、相変わらず有能な者を見抜くのが上手い男よ。

マイユニット男
・・・マルス樣に対するお褒めの言葉として、受け取っておく。

ミシェイル
ああ。
俺はマリアを救ったらこの地を去るつもりだ。
話をしても、得は無いぞ。

マイユニット男
この地を・・・去る?

ミシェイル
そうだ。

マイユニット男
では・・・貴殿を待つマリア王女には、何と言われるのか?

ミシェイル
・・・救いはするが、声は掛けぬ。

マイユニット男
なっ・・・!

ミシェイル
今のマリアに言葉を掛けられるのは姉である、ミネルバだ。
俺にはもう、その資格は無いだろう。

マイユニット男
何故、そう思われるのだ。

ミシェイル
俺は既に、マゲドニアとは無縁の存在だ。

マイユニット男
逃げるのだな。

ミシェイル
何だと。

マイユニット男
かつて、貴殿は戦場でミネルバ王女と相まみえたと、聞いている。

ミシェイル
暗黒戦争の話か。
それが、どうしたと言うのだ。

マイユニット男
その時・・・王女は
『もう一度、やり直せないか?』
と、仰ってはいなかっただろうか。

ミシェイル
むっ。
何故、貴樣がその事を知っている。

マイユニット男
いや、おれはその事を知らない。
ただ、ミネルバ王女のお人柄ならばそう仰るだろうと・・・思ったのだ。

ミシェイル
・・・!

マイユニット男
過を犯したが故に祖国を後にするよりも・・・、
槍を置き新たな道を歩む事こそが、王女樣方の望みだと、おれは思う。

ミシェイル
・・・ふっ。
王に対して物怖じせぬ男よ。

マイユニット男
恐れ入る。

ミシェイル
マルス王子と同様、気に入らぬ。
だが・・・お前のような者こそが、今の世には必要とされるのだろう。
全く、面白き時代よ。

マイユニット男
・・・ミシェイル王子。

ミシェイル
覚えておくぞ、(マイユニット)・・・。
いや、(マイユニット)殿。



戻る


ファイアーエムブレム攻略トップへ

縮緬ゲヱム館トップへ

縮緬遊戯堂トップへ