ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡
支援会話集 ヨファ
【ヨファ×タウロニオ C】
ヨファ
よいしょ・・・・・・っと。
タウロニオ
!
ジョシュ・・・・・・?
ヨファ
え・・・・・・?
タウロニオ
・・・・・・いや、そんなはずはない。
すまぬな、人違いだ。
・・・・・・少年、君の名は?
ヨファ
ヨファです。
タウロニオ
ヨファ、君のような子供が何故こんなところにいる?
戦場は幼子のいるべき場所ではない。
君のご両親は何故こんなことを許しているのだ?
ヨファ
ぼく・・・・・・親はいません。
おかあさんは家から出て行って、おとうさんは死んじゃったから・・・・・・。
タウロニオ
そう・・・・・・だったか。すまぬな。
辛いことを思い出させた。
ヨファ
いいです。今は、みんなと一緒だから。
・・・・・・おじさん、ぼくって誰かに似てるの?
タウロニオ
わしの・・・・・・息子だよ。
ジョシュは長男の名だ。だがジョシュはもう成人を迎えている。
きみのような少年であったのは、もう何年も前の話だ・・・・・・。
それを見間違えるとは・・・・・・わしももうろくしたものよ。
ヨファ
そのジョシュさん、今はどこにいるの?
タウロニオ
・・・・・・分からぬ。
ヨファ
え?
タウロニオ
わしは妻子と離縁した。
それ以来、もう何年も会っていない・・・・・・。
【ヨファ×タウロニオ B】
タウロニオ
わしの家は代々デインにおいて武門として名をなしていた。
父もわしも、デイン軍の将軍としてデイン王家に仕えてきた。
それが我が一族の誇りであった。
ヨファ
じゃあ、ジョシュさんも・・・・・・?
タウロニオ
わしは当然のように息子のジョシュをデイン軍へやるつもりで育てた。
そしてジョシュもわしの期待に応えようとしてくれた・・・・・・と、そう思う。
最年少で騎士叙勲に任ぜられ、親衛隊に配属されたのだ。
だが・・・・・・。
ヨファ
・・・・・・どうしたの?
タウロニオ
アシュナードの側近として出陣し・・・・・・、
息子は瀕死の重傷を負って帰還してきた。
一命はとりとめたが・・・・・・、・・・・・・二度と歩くことのできぬ身となった。
ヨファ
・・・・・・・・・・・・そんな・・・・・・。
タウロニオ
妻は気も狂わんばかりに嘆いた。
こんなことは二度とあっては生きていけぬとわしに軍を退いて欲しい、平和な暮らしがしたいと懇願した。
だがわしは、承服できなかった。
我が家は代々将軍として名を上げてきたのだ。
このまま軍を捨てて逃げるなど、今まで続いてきた我が家の武門としての名が許さなかった。
わしはまだ年端のいかぬ次男を鍛え、デイン軍の将として後を継がせることで体面を保とうとした。
ヨファ
だめだよ、そんなこと・・・・・・。
タウロニオ
そうだな・・・・・・。
だがあの時のわしは愚かだった。そんなことも分からぬほどに。
・・・・・・気がつけば、妻と子供達は我が家を去っていた。
それからわしは・・・・・・無数の勲章が飾られた屋敷で、ただ独り暮らしてきた。
・・・・・・・・・・・・もう、何年も・・・・・・。
【ヨファ×タウロニオ A】
タウロニオ
・・・・・・やはり、わしは・・・・・・間違っておったのだろうな。
できることなら家族に・・・・・・一言詫びたかった。
ヨファ
・・・・・・ねえ、おじさん。
おじさんの家族って本当にどこにいるかわからないの?
何かちょっとでも、手がかりないの?
タウロニオ
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・妻はデインを逃れ、クリミアの親類を頼ったそうだ。
おそらくクリミアの地で暮らしているのだろう・・・・・・。
ヨファ
そうなんだ!だったら会いにいけば・・・・・・。
タウロニオ
・・・・・・それはできぬ。
わしが今更・・・・・・どの顔を下げて子供たちに会いに行けるというのか。
今さらわしが姿を見せたところで・・・・・・妻や子供らに迷惑をかけるだけだ・・・。
ヨファ
そんなことないよ!
だって、ぼく・・・・・・ぼく、お父さんに会いたいもん!
タウロニオ
・・・・・・ヨファ。
ヨファ
お兄ちゃんたちには・・・・・・ぼく平気だよ、さびしくなんかないよっていつも言ってた。
でも本当は、お父さんに会いたかった。
会っていろいろ話したかった・・・・・・。
タウロニオ
・・・・・・。
ヨファ
でもぼくのお父さんは死んじゃったから・・・・・・もう会えない。
でもおじさんは、まだ生きてるんだよ?
タウロニオ
そう・・・・・・だな。
だが、もう遅い・・・・・・。
ヨファ
遅くなんかないよ・・・・・・。だって、おじさんは生きてるんだもん。
その子たちはまだ、お父さんに会えるんだから・・・・・・。
だから、会いに行ってあげてよ。
きっと、きっと待ってるはずだから・・・・・・。
タウロニオ
・・・・・・。
・・・・・・・・・ヨファ・・・・・・。
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