縮緬遊戯堂
任天堂ソフト一覧
タイトル変更の歴史
 ニンテンドウ64作品の多さが目に付きますが、これは発表されてから実際に発売されるまでの期間が非常に長い作品が多かった事が影響しているためでしょうな。最近は発売が間近に迫らないと正式発表しないことが多くなったせいか、コロコロとタイトルが変わる場面を見かけるのがグッと減った感があります。これはこれで寂しいなあ(苦笑
発売日 正式タイトル 機種 変更前のタイトル コメント
(憶測含む)
90/11/21 スーパーマリオワールド SFC スーパーマリオブラザーズ4 カセットの外箱に小さく「スーパーマリオブラザーズ4」とサブタイトルが書かれている。この作品より後のマリオの正統作品は数字ではなく、「スーパーマリオ」+「その作品のキーワード」というスタイルのネーミングとなっている(N64で出たマリオ→「スーパーマリオ64」、太陽がまぶしい南国でのバカンス→「スーパーマリオサンシャイン」、宇宙まで飛び出たマリオ→「スーパーマリオギャラクシー」など)。
92/4/27 星のカービィ GB ティンクル・ポポ 当初は開発元のHAL研究所から発売される予定だったが、完成度の高さから任天堂が発売元となった。それに伴ない、タイトルが変更された。カービィ自身は「ティンクル」という名前だったらしい。舞台である「プププランド」や敵の親玉「デデデ大王」などにその名残がある。
94/4/14 スーパーマリオランド3
ワリオランド
GB スーパーマリオランド3
怪力ワリオ
ワリオランドシリーズの第一作。マリオランドシリーズは以後、「ワリオランド」シリーズとして展開されていくことになる。
96/6/23 ニンテンドウ64 N64 Ultra64 海外では「ウルトラ64」と呼ばれることが多かった模様。命名者はコピーライター・タレントで「MOTHER」シリーズも手掛けた糸井重里氏。
96/12/14 マリオカート64 N64 スーパーマリオカートR 仮タイトルの時はドンキーコングのかわりにカメックが走っていた。
97/3/21 ブラストドーザー N64 ブラストコープス 開発元のレア社があるイギリスなど海外版は「ブラストコープス」なのだが、日本語版では豪快な響きを重視したか、「〜ドーザー」に変更されている。
97/6/14 スターウォーズ
帝国の影
N64 スターウォーズ 
シャドウ オブ ジ エンパイア
96年に発表された時は英語のタイトルだったが、発売時には和訳された「帝国の影」が正式名称となった。
97/12/21 ヨッシーストーリー N64 ヨッシーアイランド64
  ↓
ヨッシーの絵本
ヨッシーアイランドの続編として発表。96年中の発売が予定されていたが、発売は1年後の97年。発売直前、「ヨッシーの絵本」と決まっていたタイトルが急遽「ヨッシーストーリー」に変更された。発売日も10日ほど延期されている。バグ対策なのか!?
98/7/14 F-ZERO X N64 F-ZERO 64 N64時代のネーミングの悪癖「○○ろくじゅうよん」だが、この作品は例外的。「F-ZERO 64」から「F-ZERO X」に変更されている。
98/11/21 ゼルダの伝説
時のオカリナ
N64 ゼルダの伝説64 ニンテンドウ64発売直後から製作されていることは発表されており、延期に次ぐ延期でユーザーをやきもきさせた作品である。正式タイトルは97年のうちに決定していた(ただし、ロゴのデザインは開発途上版ではSFC版を思わせるデザインだったのに対し、製品版は海外版のデザインに近いものに変更されている。また、この作品以後は海外版のロゴが採用されている)。「時のオカリナ」はハイラル王家に伝わる、時を操る楽器。最重要アイテムである。
99/7/14 オウガバトル64
Person of Lordly Caliber
N64 オウガバトル3 N64時代には「なぜ?」と首を傾げたくなるようなネーミングが多かったが、これもその一つ。せっかくのナンバリング「3」を冠した正統作品であったのに、何を思ったか「64」に変更。勿体無いような気もするが、評判が今ひとつなことから、「3」を名乗らなかったのは正解かもしんない。
99/12/1 スターツインズ N64 ジェットフォースジェミニ 「ジェットフォース」とはゲーム内の銀河パトロール隊の名前。CMは何故かムツゴロウこと畑正憲さんを起用。ロボット犬ループスを「よ〜しよし」と撫でまわすという謎な内容だった。
99/12/10 ドンキーコング64 N64 ウルトラドンキーコング ニンテンドウ64の仮名称「ウルトラ64」に合わせて「ウルトラドンキーコング」と発表されたが、開発は難航。発売にこぎつけたのはニンテンドウ64本体から3年半後となっており、タイトルも「〜64」となった。
00/4/27 ゼルダの伝説
ムジュラの仮面
N64 ゼルダの伝説外伝 宮本茂氏の「これだけの物(時のオカリナ)を作ったのだからシステムを流用して新作を作りたい」との方針で製作開始、前作から1年半ほどで発売に至る。
00/8/11 マリオストーリー N64 スーパーマリオRPG2
  ↓
ペーパーマリオ
「ペーパーマリオ」の方がゲーム内容をうまく表現していた気がするが、正式タイトルは「マリオストーリー」決定。ただし、シリーズ次回作からは「ペーパーマリオ」となっている。ちなみに、アメリカではこの作品から既に「ペーパーマリオ」。
00/10/21 パーフェクトダーク N64 パーフェクトダーク
 ↓
赤と黒
個人的に、一番の傑作はコレ。どう考えても「赤と黒」なんてパチンコ屋か焼肉のタレかとしか思えない・・・。「ゴールデンアイ」の後釜としてイギリスのレア社が開発した作品。タイトルは当初発表の「パーフェクトダーク」のまま発売されると思ったが、発売2,3ヶ月前になって「赤と黒」に変更。だが、ユーザーから批判が続出したのか、発売直前に元のタイトルに戻った。
01/9/14 ニンテンドー
ゲームキューブ
GC ドルフィン 搭載しているチップの名前もflipper(ヒレ)など、イルカを連想させる名前の物があった。ゲームキューブで発売されたタイトルの中にも「マリオサンシャイン」の「ドルピック島」(イルカのカタチをしている)など、“ドルフィン”にまつわる内容のものもある。
02/1/25 トマトアドベンチャー GBA ギミックバトル 当初は開発元の「アルファドリーム」ブランドで発売される予定だったが、ゲームボーイカラーの「コトバトル」という作品で任天堂から高評価を得、任天堂ブランドでの発売となった。合わせて、タイトルも変更。ケチャップをグチャグチャ垂れ流す、意味不明のCMも話題になった。
02/3/29 ファイアーエムブレム封印の剣
GBA ファイアーエムブレム
暗闇の巫女
 「暗闇の巫女」、「封印の剣」ともに、物語の重要なキーワードとなる名前である。
 開発途中に公開されたイメージは製品版とはかなりかけ離れたものになっており、何度か作り直されていた模様。
02/9/27 スターフォックス
アドベンチャー
GC ダイナソープラネット
 ↓
スターフォックスアドベンチャー
ダイナソープラネット
元作品「ダイナソープラネット」はフォックスシリーズとは関係無いオリジナル作品として開発が進められていた。しかし、デザインされたキャラクターが弱いと判断されたのか無理矢理キャラをフォックスに置き換え、シューティングステージを追加して発売。発表時は元の作品である「ダイナソープラネット」がサブタイトルだったが、発売時には削除されている。スターフォックスのSFの世界観と元のダイナソープラネットのファンタジーな世界観がごちゃ混ぜでイマイチ統一感に欠ける内容。
03/6/中旬
03/7/25
・F-ZERO AX
・F-ZERO GX
AC
GC
・F-ZERO AC
・F-ZERO GC
ARCADEで出るから「AC」、GAMECUBEで出すから「GC」という、分かり易さ重視のネーミングだったが、ほんのちょっと変更された。F-ZEROシリーズには「X」、「CLIMAX」など、何故か『X』の字が入るタイトルが多い。
04/1/22 1080シルバーストーム GC 1080ホワイトストーム 開発元は「ウエーブレースブルーストーム」と同じニンテンドーソフトウェアテクノロジー。だからかどうかは知らないが、タイトルの語呂も似たような感じになっている。
05/2/24 アナザーコード 2つの記憶 DS アナザー 04年秋のニンテンドーDS体験会では「アナザー」のみであったが、製品版では「コード」及びサブタイトルが追加。
05/2/24 スターフォックスアサルト GC スターフォックス2 開発途中では「〜2」の名前で読まれることが多かった。SFC時代末期に発売中止になった同名の作品があるが、特に関連性はない。
05/3/24 タッチ!カービィ DS タッチ!カービィ 魔法の絵筆 04年秋のニンテンドーDS体験会ではサブタイトルに「魔法の絵筆」が付いていたが、製品版ではカット。ちなみに「絵筆」とはユーザーが持つ「タッチペン」のことであると思われる。んでもって海外版ではちゃんとサブタイトルの“絵筆”も残ってるらしい。
06/4/20 MOTHER3 GBA MOTHER3 キマイラの森
   ↓
MOTHER3 奇怪生物の森
   ↓
MOTHER3 豚王の最後
MOTHER3が開発されている事はSFC「MOTHER2」の発売からまもなく明らかになっていたが、実際に発売したのはそれから10年以上先の06年4月。当初はSFC向け、次いで64DD向けに、64DD頓挫後はN64用に変更された後、00年夏には一旦、ニンテンドウ64版の開発が中止。03年春にゲームボーイアドバンス用として開発再開が発表されたという経緯がある。実質的な開発元もHAL研究所からブラウニーブラウンに移行している。ゲームボーイアドバンスでの開発再開発表時から、サブタイトルは削除されている。内容的にはどちらかと言うと「MOTHER2外伝」と言った方がしっくりくる内容。
06/12/2 Wii Wii レボリューション 前年のゲームショウではレボリューションという仮の名前で呼ばれていたWii。レボリューションと呼ばれていた期間が長かったため、Wiiという独特な名前に改称された時の反響は、良くも悪くも大きかった。
08/5/22 ヘラクレスの栄光 魂の証明 DS エターナルクロニクル 07年10月に発表された際は「エターナルクロニクル」というタイトルで登場した。データイーストからファミコン、スーパーファミコンで発売されたヘラクレスの栄光シリーズの最新作にあたる作品。開発はパオン。
09/6/18 トモダチコレクション DS 大人のオンナの
占い手帳
 当初は仮称にある通り、成人女性をターゲットにした内容で開発を進めていたとされるが、開発途上バージョンが特定の層だけでなく、幅広い層にウケると判断、タイトルも変更された。発売後は新規タイトルながら見事に200万以上のセールスを記録。ちなみに、Wii本体などでおなじみの似顔絵ソフトMiiはこちらのタイトルで最初に開発がスタートしている。
09/9/17 フォーエバーブルー
海の呼び声
Wii フォーエバーブルー2
Beautiful Ocean
2007年8月に発売された前作同様、アリカが開発を担当。前作よりもゲームらしい内容が目立ってるらしい。
09/10/29 罪と罰 宇宙の継承者 Wii 罪と罰2 N64版以来、久しぶりとなる新作。今回もやっぱりタイトルの読み方はヘソ曲がりで“宇宙”と書いて“そら”と読む(苦笑)。意味不明で説明不足の感のあるストーリーは健在。最後まで遊んでみると分かるが、プレイヤーキャラの××は実は△△△であり※※※(以下略
10/2/11 斬撃のREGINLEIV Wii ダイナミック斬 全年齢対象が大半を占める任天堂から発売されるソフトとしては珍しい、・・・と言うか初の「CERO:D」認定ソフトだったりする。黒いパッケージがシブい。以降、CEROのランクがC以上のソフトは任天堂製でもサードパーティ製でも黒パッケージが採用された。
10/4/29 安藤ケンサク Wii ケンサクス かなり以前から発売が予定されていた作品.あんまり出ないから墓場行きかな〜とか思ってたら発売日決定。キーワードのヒット数の大小を競うゲーム。
10/6/10 ゼノブレイド Wii Monado :
Beginning of The World
 「ゼノ」と付いてはいるが、監督が同じ人物であるだけで、「ゼノギアス」・「ゼノサーガ」とは関係ない(それだけに、ゼノシリーズを連想させるタイトル付けは手段としてはアレがするのだが・・・。
 仮称でもあった神の剣「モナド」は物語・戦闘において中核をなす「神の剣」。通常は斬ることができない機神兵を相手に戦えるほか、未来を読む、仲間の守りを固める、相手の能力を封じるなど、様々な特殊能力を秘める。
10/11/18 〜たたいてすすむ〜
スーパースマッシュボール
・プラス
Wii スパーンスマシャー
     ↓
フライングスマッシュ
 何度かタイトルを変更の後、「いかにも最近の任天堂っぽいタイトル」に落ち着いた。
11/9/7 いきものづくり クリエイトーイ 3DS Picture lives!  見た目も音楽もちょっとズレた感覚が新しい、自由度の高いゲーム。海外製の雰囲気があるが、意外にも制作は日本のソフトメーカーだったりする。
12/12/8 ニュー・スーパーマリオ
ブラザーズU
Wii U ニュー・スーパーマリオ
ブラザーズMii
 初公開はWiiの後継機WiiUが初めて公開された2011年のE3。この時はマリオ達の代わりに自分のMiiで遊ぶ事を強くアピールした内容になっていたが、「マリオのゲームなのにMii押しなのはおかしい」と言う反対の声を受け、製品版では多人数で遊ぶ際のオマケ要素に。タイトルもWiiUに合わせて『〜U』に変更。

戻る


戻る

縮緬遊戯堂トップページ