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縮緬任天堂研究所


No.5 スイッチさんの性能を占う
〜それと気になるスイッチさんの位置付け



https://youtu.be/RVb42_FThbA
>ゼルダBOW、WiiU版とスイッチさん版の比較動画

 んーー…。確かに言われてみりゃフレームレートはスイッチさん版の方が高く見えるけど…にしても場面も違うし画像もカメラ通してだし2つの機種の性能を比較するには「ちょっと判断しかねる」としか言えんなァ…。とりあえず同時に、元がWiiU版ベースって事情はあろうが、ゼルダを見る分にはスイッチさんがWiiUより大きく劣る事は無い一方で性能面で大きくWiiUを凌駕するって事ではなさそうとも言えそうな。 まぁ任天堂機種の場合、性能よりもまずはソフトが揃うかどうかの方が肝要よな。いっつも息切れして勢いを自分で潰すから。



 それと気になっている点が1つ、スイッチさんの任天堂製品における位置付けに関しては、どうもわし、未だに任天堂の真意を読みかねるのよなァ…。据置と携帯の統合って点については間違いないと思うんだけどもさ、かと思えば純携帯機の後継機を完全否定しなかったり、どうも覚悟のほどが半端な気がしてならないのよな。
 これで任天堂が仮に水面下で「3DSの後継機を用意してる」とかあった場合、スイッチさんのコンセプトがぼやける危険性はあると思うのよな。そもそもスイッチさん、ハードのコンセプトだけで魅力のある存在とは思えんので尚更。

 現状で明らかになってるスイッチさんの明確なメリットってのは『任天堂が携帯・据置両面の開発ラインを統合する事でソフトが多数出せる』事よな?この2つのラインを統合する事で得られるメリットは3DSの純後継機がある場合は崩れてしまい、その前提条件が無くなってしまうんだよなぁ。
 また、純携帯機が存在してしまう場合、そもそもハードの作りが携帯機だけど無理矢理据置機枠に押し込んでるスイッチさんの存在そのものが物凄く半端な存在に落ちてしまう気もするんだよな(≒結局任天堂が同時期に2つの携帯機を展開するのと変わらなくなっちまう点でも色々と矛盾を感じる




 現状の任天堂にはもう2つのハードを同時に回すだけの余力は無いと見ておるんだが…。いや、余力は無いって言ってもカネだけはあるから、カネを投じて開発リソースを増やしゃ良いワケだが、その線は既に偉い人(ソフト部門トップの高橋伸也取締役)が完全否定してる(※1)から底上げがあるとも思えんし。

※1 高橋氏「開発スタッフの人数を大幅に増やしているわけではありません。」
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/032800001/080900009/



 まぁ任天堂がスイッチさんをどう位置付けたいかは来月の情報公開である程度は明らかになるとは思うけどな。スイッチさんが据置・携帯両面の色合いを持つ本気マシンかどうかの1つの判断基準としては携帯機側メインで展開してた物がスイッチさん向けラインナップに入っているかどうか、である程度は判断できると思うのよな。
 携帯機メインだとか携帯機でしか出ていなかった物、名前を挙げれば、どうぶつの森・トモダチコレクション・ポケモン本編・ガールズモード等、どれか1つでも入ってりゃ、スイッチさんを携帯機としても回す意志がある、と見て良い気はする。これらが1つも入ってないようであれば3DSの後釜となる純携帯機も構想として存在している可能性も高く、任天堂1社でラインナップの充実を達成できるかは怪しくなってくるかな…と思う。

(2016/12/10発言、12/24掲載)


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