SIMPLE1500シリーズ Vol.28
THE ダンジョンRPG
メーカー:D3パブリッシャー
機種:プレイステーション
発売年月日:2000年4月27日
価格:1500円
ジャンル:RPG
かいたひと : アルツ=ティッシュマン社長
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
4 | 5 | 5 | 2 | 3 | 4 | 1 | 39 |
すばらしいですぞ! | こりゃ~イカンなぁ |
・正直、値段以外にこれといった良さがほとんど見当たらない。まあ、物寂しい画面とBGMのおかげでダンジョンをたった一人で探索していく心細さ、孤独感だけはよぉ~く表現されていると思う。もっとも、それも狙って作ったものではないだろうがね。 ・遊んだ回数が「(プレイヤーのつけた名前) ○世」で表示されるのがちょっとせつない。 |
・敵が急に強くなり、一撃でHPの半分を持っていかれるような攻撃力のザコが普通にワラワラ出てくる、装備アイテムが呪われている確率が高い割には呪いを解くアイテムがほとんど出ない、全体的に敵の耐久力があり過ぎて、レベルが上がっても退屈な殴り合いに陥りがち・・・等々、バランスが荒削り過ぎる。やられて納得できる難しさではなく、理不尽さからくる難しさ、といった感じかな。 ・ダメージや現在の満腹度など、必要な数字が数字として表示されないので不便なことこの上なし。階段の上から直接階段に入れないのも困るわな。 ・通路など暗くて周囲一マスしか見えないのは良いとしても、自キャラや敵キャラまで判別するのも困難なほど暗くする必要はあるまいて。 |
感想、その他じゃ |
前年発売された「トルネコの大冒険2」にかなわないのは仕方ないとして、スーパーファミコン版にも遠く及ばないお粗末な完成度。まんまチュンソフトの「トルネコの大冒険」、「風来のシレン」両シリーズの露骨なパクリ作品であるだけに一層作りの甘さが露呈した格好に。ゲームとしてはバランス調整面で致命的な甘さがある上、全体的に作りが荒いせいで時間つぶしにもたいして使えない。「まあ、安いから仕方ないかナ」と思えてしまうあたり、製作者にまんまと乗せられてる気もせんでもないが・・・。ま、いっか。このシリーズはクソっぽさを楽しむのが楽しいわけで。ちなみに、この作品を遊んだあとに本家「不思議のダンジョン」シリーズを遊ぶとあまりの完成度の高さに涙が出るぞ。 |
掲載日:05年1月16日