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本数…全32本
DS…2本
Wii…4本
ニンテンドー3DS…24本
Wii U…2本

垂直立ち上げに失敗した3DSだが、2011年9月ニンテンドーカンファレンスで自社・他社の新ソフトを大量に発表、
年末にかけて月間で100万台以上を一気に売り上げ、国内での普及ペースを初代DS並にまでに回復させたのは見事。
ただ、脳トレ等のDSで非ゲーマー層に予想外の大ブームを起こしたタイトルの新作が投入されてはいるが、
“再ブーム”の域には遠く及ばぬ販売結果に納まっているのが気掛かりな状況ではある。
ハード面では、コスト高だった初期カラーバリエーションを廃する等、下期に3DS本体の逆ザヤ状態は解消とのことだがが、
どのみちハードで大きな利益は得られないため、ソフト面での回収が急務となる。
また、3DSは北米や欧州など、日本以外では依然勢いが低調であるため、海外でのテコ入れも期待される。

一方の据置機Wiiはポツポツと単発でソフトが出る以外はすっかり大人しく、N64・GCに続き、次世代機発売前に完全に息切れ。
『Wii Sports』や『Wii Fit』などで社会現象を起こす一方で、従来型のゲームを楽しむ層の定着は図れず、
「ゲームらしいゲームがまるで売れない」と言う深刻な課題も浮き彫りになった。

3DSの出だしでのつまずき、大震災の影響、円高による為替差損により、任天堂は2011年度、通年での初の赤字を記録。
業績を回復させるには幅広い商品の安定した売上が求められる。任天堂にとっての正念場はまさにこれからとなる。

★：売上100万以上　◎：売上50万以上　◆：売上30万以上
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