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ワイルドガンズ リローデッド
メーカー:ナツメアタリ
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年4月19日
価格:1800円
ジャンル:シューティング


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 7 8 7 6 76
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
うむ、最高だぜ(クリント風に)
・内容的にはスーファミ版を踏襲していてゲームとしての作りは良くも悪くもほぼ共通と思いますんで、そちらのレビューもどうぞ。 →こちら

・全編ドット絵で描かれてポリゴンが使用されていないレトロスタイルなゲームと思うが、元の時点でレベルが非常に高かっただけあって、チープさとか古さとかは感じない出来。グラフィックにせよサウンドにせよ結構手が加えられており、更に磨きがかかった印象。

・スーファミ版は2人いるキャラの性能はどちらも一緒だったが、今回新たに攻撃範囲の広いパワー型と機動力重視型の2名が追加された。どちらもガラリと操作方法から立ち回りまで変わるユニークな性能を持っており、遊びの幅が広がったのは嬉しい。
駄目じゃないかい(ドリス風に)
・複数のアクションが1つのボタンに集約されていて暴発しやすいのはオリジナル版と同様。ベースとなる難易度自体が高めの上に操作性分があまり直感的ではなく、非常に難しい(=いくら死んでも進めるモードとかもあるにはあるが、ソレで進むのはクリアした、とは言わんだろーし)。

・現行のゲーム機のコントローラだとアナログスティックが2本あるので照準の移動と自キャラの移動を独立して操作できると思うのだが(=任天堂から出てるN64・Wii『罪と罰』みたいな感じにできそうって意味で)、スーファミ版そのままなんで、思い通りに操作するのがかなり難しい。
感想でやんす。
 スーパーファミコンで出ていたアクションシューティング『ワイルドガンズ』のリメイク移植版。

 内容的にはスーファミ版のイメージをなるべく壊さないように遊びやすく再構築した感じで、グラフィックとかも作り直されており、ジミながらも結構手が込んだ作り。ベタ移植ではなく、キャラやステージも追加され、決定版と言える内容に仕上がっている。
 …って具合で良移植・良リメイクの域にあるとは思うが、操作面でもゲームバランス的にもアーケードゲームチックな難しめのチューニングであり、キャラを動かす時点で非常に難しいのがクセモノと言えばクセモノ。レトロスタイルながら骨太に楽しめるゲームとは思うが、突き放し気味のバランスとは思うんで、好みは分かれそうではある。

 なお、Nintendo Switch Onlineのスーパーファミコンでオリジナル版も配信されているので、そちらも遊んでみて違いを楽しむとかもアリかも(笑)。

掲載日:2024年5月28日


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