ファイアーエムブレム
定番キャラ考察


 ファイアーエムブレムって毎回同じような位置付けのキャラが出てくるような?
 そんなキャラクター達についてまとめてみました。


<主役とヒロイン>
 ・坊ちゃま主人公 (10/12/19更新)
 ・熱血主人公  (10/1/18更新)
 ・健気なヒロイン
 ・天馬姫


<側近・騎士団・貴族>
 ・ジェイガン (10/1/18更新)
 ・赤緑ナイト (10/12/19更新)
 ・いかつい重騎士 (10/3/18更新)
 ・ナンパ系アーマー 
 ・頑固将軍 (10/1/18更新)
 ・お姉様系騎士 
 ・成り上がり勇者さん 
 ・ネタ弓兵
 ・お兄様ラブの姫君
 ・バカ兄貴 (10/1/18更新)
 ・イラナイツ
 ・居眠り騎士

<頼れる味方>
 ・三姉妹 (09/5/14更新)
 ・傭兵アニキ (09/5/14更新)
 ・凄腕の女剣士 (10/3/18更新)
 ・風の魔道士 (10/1/11更新)
 ・銀髪雷魔道士 
 ・炎の魔道士 
 ・大賢者様 
 ・マジ・サジ (10/1/11更新)

 ・竜の幼子 (10/1/11更新)
 ・密偵 (10/1/18更新)
 ・少年盗賊


<寝返り組>
 ・赤き竜騎士 (10/3/18更新)
 ・美形ロン毛剣士
 (10/1/11更新)



<敵方>
 ・皇帝 (10/1/11更新)
 ・闇の司祭 (10/1/18更新)
 ・暗黒王子 
 ・化け物 
 ・美形の騎士 
 ・敵方ナルシスト


<その他もろもろ>
 ・アンナ
 ・主人公の父



 表中のマークの意味は以下の通りです。
  :強く当てはまる
  :当てはまる
  :あまり当てはまらない
  ×:まったく当てはまらない
  :該当なし


【坊ちゃま主人公】
 条件(1)基本的には高貴な家の出身。
 条件(2)使用するメイン武器は剣。
 条件(3)世間知らずな面はあるが基本的に正義感が強い。
 条件(4)本人専用の特別な武器を持っている、もしくは後々に手に入れる。
 条件(5)初期能力は低いが、成長率自体は平均的もしくは平均より上回る。
 条件(6)エンディング後は(多少苦難はあるにせよ)明るい未来が待っている。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) (5) (6) コメント
暗黒竜 マルス 「スマブラ」シリーズで登場し、飛躍的に知名度が伸びた亡国アリティアの王子様。(1)〜(5)までの条件を満たすが、「暗黒竜と光の剣」の後の時代にあたる「紋章の謎」第二部ではアカネイア帝国に侵攻されるなど、苦難の未来が待ちうけている。
外伝 アルム 物語の冒頭では伏せられ辺境の村で暮らしていたが、実は大国の王子サマ。平均的なレベルで落ちつくことの多い主人公にしてはかなり育つ部類かと。剣だけではなく弓も扱えるなど、多芸さが光る。
紋章(二部) マルス 基本的には「暗黒竜」の時と同様。ただ、エンディング後は生き残った各国の王位継承者がこぞって継承を辞退したため、アカネイア大陸全体を治めるという破格の出世を遂げることになる。
聖戦 セリス 父親はグランベル王国の一公子に過ぎなかったが、母親が王国王女と言うことが判明し、「光の公子」と持ち上げられ、イザーク王子シャナンを抑え解放軍のリーダーに担がれる。ただ、この措置については、グランベルの跡継ぎと言う面でだけで無く、本人の持つ資質に拠る部分も大きいとされる。最初は弱いが後々は主力級に育っていく。一方、クラスのパラメータ上限が低いのが少々残念。魔防が上がるティルフィング入手後は最前線での活躍も可能に。
トラキア リーフ 初期値・成長率共に平均以下で、能力的にはアイテムで補強しないと最前線に立たせるには辛い。後の展開を描いた「聖戦」後半では多種多様な武器を操りパラメータの高いマスターナイトに転職可能で高い戦力を見せる。「聖戦」のエンディング後、トラキア半島を統一、新王国の王の座に就き、後には“賢王”と称えられる存在にまで登りつめる。
封印 ロイ 設定的にはマルスを彷彿とさせる点が多い。違うのは国が滅んでない事と父親が存命であること(ただし、病のため戦場には出れない)。規模は小さいながら地方貴族の嫡男。正義感の強さは父親エリウッド譲りと言える。専用武器「封印の剣」は対魔竜戦の切り札。戦後は支援相手などによって多少異なるが、良い君主になったという点は変わらない。
烈火 エリウッド 貴公子然とした風貌だが、平民にも分け隔てなく接し、民からの人気は高い。多少世間知らずな面はあるが、正義感が強い性格で、自らの危険を顧みず、竜の力を手に入れ世界を破滅させようとする闇の賢者ネルガルと対決する。エンディング後は無事リキアに帰還し、フェレ侯爵の座におさまるが、20年後の「封印の剣」時代には大病を患ってやつれた姿で登場。最早、戦もできない体になってしまっていた。
聖魔 エイリーク 典型的な坊っちゃんタイプで自国ルネスを滅ぼされ同盟国フレリアに亡命するが、他と決定的に違うのが“女性”であること。本来は戦を好まぬ穏やかさを持つが、世界の危機を前に自ら剣を手に取ることを決意する。純真な性格で民からも部下からも慕われる、政治家で例えると“鳩山一郎”タイプで(?)カリスマ性があり、自然と周りに人が集まる。一方で世間知らずで人を疑うことをしらないため、危ない目に遭ったり希望の芽を潰してしまったりしている場面もある。他の作品の主人公に比べ、心の弱さ・スキが強調されて描かれている印象。
蒼炎 該当者なし
(参考:アイク)
× 主人公は傭兵団の団長の息子のアイクで貴族ではないし、生活も豊かには見えない(まぁ、デイン王国の将軍だったワケだから、血筋的には貴族の出ということにはなるが)。主人公も型破りな熱血漢。・・・と言うことで該当者なし。
該当者なし
(参考:アイク)
× 主人公は複数いるが誰をメインに描かれているかというとやはりアイクに軍配が上がる。ぶっきらぼうさは相変わらずだが、マッチョへの変貌ぶりに戸惑うユーザーも少なくなかった模様(苦笑)。
新・暗黒竜 マルス リメイクと言うことで3度目の登場となったマルス様。今回もクラスチェンジは無いが、LVの上限が30まで上がり、戦闘での活躍も期待できるようになった。
新・紋章 マルス 人の好さに磨きがかかって再登場。リメイクにあたり、成長率が良くなり、前線でも活躍できるようになった印象。相変わらずクラスチェンジできないのはお約束(涙)。

書き出してみると、総じてFEの主人公は高い身分で典型的ないい人が多いなあ、と言った印象。
条件(2)のメイン武器が剣、というのも全員満たしている。また、専用武器が必ず用意されていることが分かる。
蒼炎・暁の主人公アイクは例外で、平民出で粗野や性格だったりする(根がいい人ってのは変わらんけどね)。

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【熱血主人公】
 条件(1)口数が多いか少ないかは別として、とりあえず基本的に熱血である。
 条件(2)物事を深く考えず直感で行動する。
 条件(3)専用武器を複数持っている。
 条件(4)クラスチェンジ後は複数の武器を装備可能。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 該当者なし
外伝 該当者なし
紋章(二部) 該当者なし
聖戦 該当者なし
トラキア 該当者なし
封印 該当者なし ヘクトルが竜を擁するベルン軍に敗れ、エリウッドの息子ロイにリキア同盟軍と娘のことを託し亡くなる。「烈火」であったアルマーズの呪い(安らかな死は訪れない)が見事に当てはまる結末だった。
烈火 ヘクトル 主人公の一角を占める。オスティア侯ウーゼルの弟。城を抜け出して闘技場で武術の腕を磨きに行くなど、型破りの行動が多い。窮地に陥るエリウッドを助けるために単身(密偵のマシューもついてくるけど)エリウッド達と合流する。使用武器は「斧」というのもこれまでの常識を打ち破る。HP・攻撃力・守備が圧倒的に高く、クラスチェンジ後は弱点の魔防も上がるため、常に最前線での活躍が可能。間違いなく、最強の一角を占めるユニットである。
聖魔 エフラム × こちらも「主人公=剣」の常識を打ち破るお方。初陣ながら戦いの進め方を熟知しており、少ない手勢でグラド軍と交戦する。突撃バカではあるが、民への心配りを忘れない優しさがある。双子の妹エイリークとは強い絆で結ばれている。
蒼炎 アイク × グレイル傭兵団の団長グレイルの息子。冒頭ではまだまだ半人前といった感じだが、物語が進むにつれ、成長が感じられるように。また、ベオク・ラグズ間の差別にとらわれず行動し、ラグズからも信頼を得る。終盤は専用武器ラグネルを手に、圧倒的な強さを見せる。エンディング後は功績を称えられ貴族の地位を手にする。
アイク 物語も中盤に差し掛かった第三部にて登場。爵位は返上し、元の傭兵団に戻っていた。マッチョ化したその姿に腰を抜かしたユーザーも多かったらしい。ユニットとしては最初からかなりの強さを持ち、育てることで更なる上積みも期待できる。終盤はまたしてもラグネルを手に近づく敵を斬り伏せていく。
新・暗黒竜 該当者なし
新・紋章 該当者なし

「烈火の剣」のヘクトルから始まった熱血主人公の歴史。比較的最近の作品から登場したことになる。
リメイクの「新・暗黒竜」を除くすべての作品に登場しており、今後もこの流れが続くかどうかに注目が集まる。

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【ジェイガン】
 条件(1)お爺ちゃんである。
 条件(2)聖騎士である。
 条件(3)銀の槍(もしくはそれに準ずる強力な武器)を持っている。
 条件(4)序盤の助っ人である。
 条件(5)あまり成長しない。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) (5) コメント
暗黒竜 ジェイガン ジジイ・聖騎士・育たない、と3拍子揃った元祖ジェイガン。彼こそがすべての始まり。
外伝 マイセン × 立場的には主人公の後見役的な位置付けにあり、完全にジェイガンだが、仲間に加わるのは最後の方になってから。成長率が悪いのはお約束。
紋章(二部) アラン 「ジジイ」を「病弱」と置き換えればまんまジェイガンに該当するお方。ただ、紋章二部は序盤の難易度が高いため、おとり役・削り役として見せ場はある。
聖戦 オイフェ ヒゲのせいで老けて見えるが、実際はまだ30代前半。10代の少女とのイベント(ペガサスナイトのフィー)とのイベントが用意されてるあたり、すみにおけない。
トラキア エーヴェル × × 美人の奥様ということで、見た目的にはジェイガンとは異なるが、装備が強力・成長しない・終盤はお荷物といった点では見事にジェイガンキャラの条件を満たすお方。
封印 マーカス 設定的にかぶることの多い「暗黒竜」と「封印」ですが、見事に「ジェイガン=マーカス」の位置付けに当てはまっています。
烈火 マーカス 20年若い分、初期値も高く若干育ちも良いが、それでも終盤になると息切れしてしまうのはジェイガン役の悲しさか。
聖魔 ゼト × × 若い・育つ・姫とのカップリングエンディング有り、ととことん優遇された、ジェイガンキャラの常識を打ち破るキャラクター。強いです、ホント。
蒼炎 ティアマト × 結構育つオバさ・・・いや、お姉様。終盤やや息切れするも、序盤の強さは圧倒的。ただ、立場的には主人公の後見人と、完全にジェイガン。
サザ × × ポジション的にはまったく別物に見えるが、最初は圧倒的に強く、中盤以降にかけて上限値の低さによりだんだん使えなくなっていくという意味では「ジェイガン臭さ」がある。シリーズ最年少のジェイガンですな。
新・暗黒竜 ジェイガン 元祖のリメイクと言うことで再登場のジェイガン氏。相変わらず、育ちません。今回は兵種変更があるので杖振り役として終章まで連れてくことも可能ですがね。一桁のパラメータがズラリと並ぶのはさすがに不安が残ります。

こう書き出してみると、お助けユニットは外伝以外はしっかり存在する事が分かる。
特に「トラキア776」等は美人なオバさ・・・ひとづ・・・いや、お姉さんが該当。結構伝統が崩れてますね。
その後も、育ったり若かったりなど、意外と種類は多種多様。

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【赤・緑ナイト】
 条件(1)騎士のコンビである。
 条件(2)ライバルかつ友。
 条件(3)性格は対照的。
 条件(4)育てると強くなる。片方がパワータイプでもう片方が技能派。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 カイン&アベル 記念すべき最初の赤と緑。性格についてはセリフ・描画が無いので詳しいことは不明。でも、アベル(緑)はペガサス3姉妹の末妹と仲良くなったりして、軟派なイメージがあった。能力の成長率は同等。
外伝 該当者なし
紋章(二部) ルーク&ロディ 始めからいるソシアルナイトのコンビだが、ロディがグングン強くなるのに対し、ルークはあまり強くならない。格差のあるコンビは結構珍しいかも。
聖戦 ノイッシュ&アレク 軟派なアレク(緑)と硬派のノイッシュ(赤)。平民キャラ冷遇の聖戦だけあり、本人たちの能力は微妙なレベル。親としてはスキルが優秀なので結構面白い存在だったりする。能力の成長は技能タイプの緑とパワータイプの赤、と言った具合。
トラキア ハルヴァン&オーシン × スタートが義勇軍ということで、恒例の赤緑ナイツもなんと斧を持った戦士!それ以外は大体伝統通り。ただ、片方(オーシン:緑)が明らかに優遇されている(専用武器や支援相手など)。
封印 アレン&ランス どちらも騎士団所属だが、名家出身で熱血漢のアレン(赤)と外様出身で冷静沈着なランス(緑)といった具合で背景は異なる。成長は力の赤、技能の緑。
烈火 ケント&セイン 女性なら誰でも口説くナンパなセイン(緑)と徹底したカタ物のケント(赤)の性格の対比が楽しい。成長率も力ばかりグングン伸びる緑と幸運以外はバランス良く伸びる赤といった具合で個性的。
聖魔 フォルデ&カイル どちらも代々続く騎士の家系の出。性格は対照的で、マイペースなフォルデ(赤)とカタ物のカイル(緑)といった感じ。成長は、赤が技能派、緑がパワー派。
蒼炎 ケビン&オスカー 騎士のコンビではあるが、ケビン(赤)が王宮騎士団所属、オスカー(緑)が傭兵団所属と、結構境遇に違いがある。装備武器も斧(赤)と槍(緑)、といった具合に異なるのは珍しい。成長率は同等。緑がトライアングルアタック可能という点はポイント高し。
ケビン&オスカー クラスが異なる点、背景は前作と同等だが、能力の伸びは変更され、力の赤、技能の緑といった具合になった。
新・暗黒竜 カイン&アベル 初代のリメイクと言うことで、特徴は大体同じ。能力の伸びも大差ないが両者ともやや成長率が落ちたかな?・・・という印象はある。
新・紋章 ルーク&ロディ 一応騎士のコンビだが、赤・緑では無い。オリジナル版ではロディの方が圧倒的に伸びが良かったが、リメイクにあたり、同等に調整された。ルークがやたらと軽薄に、ロディが妙にクールになっている。

「外伝」・「トラキア」を除けば、キッチリと存在するのが赤緑騎士。位置付けもどの作品も似てることが多い。
基本的にはパワー重視でカタ物の赤、技能重視で軟派な緑だが、逆もしくは当てはまらないことも多い。

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【いかつい重騎士】
 条件(1)いい体格をしており、見た目が漢である。
 条件(2)貴重なアーマーナイトである。
 条件(3)好青年 or いい人。正義感が強い。
 条件(4)主君からも信頼されている。
 分類:筋肉系とポッチャリ系の2系統がいらっしゃります。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) 分類 コメント
暗黒竜 ドーガ
ポッチャリ 板前系の髪形で颯爽と登場するお相撲さんタイプの重騎士。序盤では貴重なアーマーナイト・・・なのだが、この作品においては、アーマーナイトはクラスチェンジできない!!なんと気の毒なことか・・・。
外伝 バルボ
筋肉 物語にはほとんど絡まないクセに、ちゃっかりパッケージイラストにも載ってるお方。若い衆を引き連れ、家族を殺された復讐で海賊たちに立ち向かうが多勢に無勢状態で敵陣中で孤立。そこへ駆けつけたセリカ御一行に助けられ、その後は行動を共にする。
紋章(二部) ドーガ
ポッチャリ 体重が増えたドーガ様、遂に念願のクラスチェンジが可能に。グラディウスを持たせて活躍させたユーザーも多いことでしょう。マルスの命でグルニアを預かるなど、信頼が厚いことが伺える。
聖戦 アーダン 筋肉 同僚アレク曰く、「強い・固い・遅い」でお馴染みの好漢。主君シグルドも「守りにおいて中核をなす、頼りになる男」と見ているが、気の毒な事に「聖戦の系譜」で防衛が主目的のマップが無く、機動力が重要視される野外での戦いばかり。よって、活躍の機会が全然無い。それ以前にゲーム内でそもそもネタキャラ扱いされてるのがまたなんとも・・・。嗚呼、無情。
トラキア ダルシン
筋肉 無理矢理徴兵されて子供狩りを強制されていたが、我慢が限界に達し、トラキア解放を目指すリーフ軍の一員となる。高い守備力を活かしてリーフ軍の盾となる・・・とはいかなかったのがお気の毒(敵にアーマー特効武器持ちが多いとか、遅くて行軍の足を引っ張るとか)。
封印 ボールス
ポッチャリ 主君ヘクトルの娘であるリリーナ姫の安否が心配で仕方ない、太っちょアーマーナイト(鎧から贅肉がはみ出てるYO!!)。戦いの実力はありながら、争いを好まぬ穏やかな性格の人格者で、騎士の鑑として若手からも目標にされている。
烈火 オズイン 筋肉 平民の出ながら、その働きによって主君の信頼を勝ち取り、騎士の身分を手に入れた叩き上げの苦労人。主君ウーゼルの命で、頭に血が上って暴走しがちな侯弟ヘクトルのお目付け役となり、エリウッド一行に同行する。ヘクトル曰く「老け顔」。正義感が強く機転が利く性格でオスティア軍の重鎮とも言える存在。だが、国益を第一に考えており、時にはやや冷徹とも見れる判断を下し、逆にヘクトルに諭され「眼からウロコ」な場面もあった。
聖魔 ギリアム 筋肉 筋肉・剛毛・ヒゲ。汗臭さがにじみ出てくるような風貌のアーマーナイト。見た目通りドッシリと構え、冷静さを失わない。ただ、熱血なのはよろしいのだが、他国の兵(ルネス王国の新人騎士フランツ)を一喝する場面もあるなど、ちょっとやり過ぎ感も・・・(笑)。
蒼炎 ガトリー 筋肉 この手のアーマーにしては珍しいのが明らかに「軟派」な性格であること。惚れっぽい性格で色んな女性にアタックしては失敗し、兄貴分のシノンから散々バカにされていた。ただ、戦いの腕は上々で、若葉マークの人材が多いグレイル傭兵団の中ではやり手とされ、グレイル団長からも信頼されていた。
ガトリー 筋肉 人間の次は遂に「ネコちゃんラヴ!!」。ラグズの猫娘まで恋愛の対象になった、我らがガトリーさん。相変わらずシノンからは呆れられている。前作で弱点だった「遅さ」も綺麗に解消され、バリバリ一軍のヨカン。
新・暗黒竜 ドーガ ポッチャリ リメイクにあたり、ドーガの機転で王子マルスがアリティアを脱出する、と言う見せ場も追加!そして序盤では貴重な盾役!!・・・と思いきや、なんと今作ではユニットの職種を変更可能になってしまった!!我らがドーガ様、ピンチ?・・・いやまぁ、技・速さの伸びが良いので使い勝手は悪くないですけども。

表に載ってる以外の人も含めて、みんないい人ばっかり。気は優しくて力持ち。
味方アーマーナイトに悪人はなし。
初期の作品では色々冷遇されてますが、その辺はプレイヤーの愛でカバーしてあげましょう。

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【頑固将軍】
 条件(1)重騎士である。
 条件(2)最初は敵対勢力に信念を持って加わっていることが多い。
 条件(3)最初からある程度完成した能力を持つ。
 条件(4)成長率は悪い。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 ロレンス 最初は敵対勢力のグルニアの将軍として登場。グルニアの姿勢に疑問も感じており、タリス王女シーダの説得でマルス軍に加入する。
外伝 該当者なし
紋章(二部) ロレンス 第二部の初っ端からボスとして登場。グルニアの王子・王女を傭兵オグマに託す。マルスで会話可能だが仲間にはならず、自らは反乱の責任を取って自害する。爆死する様に腰を抜かしたユーザーも多いはず(苦笑)。
聖戦 ハンニバル 元より平和主義者で「南北トラキア統一」を願っており、敵対しているはずの北トラキア兵をかくまったりする等、トラキア王国の有力者としては異例の行動を取っていた(これは次回作「トラキア776」で判明する)。南北トラキアでの内紛を良しとせず国王トラバントに直訴するも、忠誠心を疑われることに。逆に養子コープルを人質に取られ、やむなく出陣。セリス軍が先にコープルを助けた場合、投降して仲間に加わる。年のせいか成長率は悪い。敵として出てきた時の指揮能力が発揮されればかなり使えたのだが・・・。
トラキア ゼーベイア レンスターからの裏切り者の汚名を被りつつも、フリージ公国から統治者となったグスタフ侯爵の軍門に降り、グスタフの横暴から部下や民を守る盾として身を投げ打つ。仲間にするには敵として登場するレンスター兵と人質を解放後でないといけないので、非常に手間がかかる。
封印 ダグラス ベルン王国にモルドレット王を人質に取られ、やむなくロイ軍と対峙する。いかなる説得にも耳を貸さず、ひたすら戦い続ける。仲間にするには生かしたままクリア(モルドレット王を奪還)するのが条件。最初から完成した能力を持ち、成長率は悪い。
烈火 ワレス 「ふははははは」の笑い声でお馴染み(?)の豪快な性格の重騎士。騎士団から引退していたが、侯弟ラングレンの「公女の偽物討伐」の命により出陣、リンの前に立ちはだかる。しかし、リンの澄んだ眼を見て本物であることを見抜き、仲間に加わる。ノーマルモードではレベルが上限に達して無いくせに無理矢理クラスチェンジしてしまう。成長率は悪くないが、後から出てくる同クラスのオズインよりは劣る。
聖魔 デュッセル グラド帝国の軍事部門の最高権力者。皇帝からルネス王子エフラムの討伐を命じられるが反論、やむなく出陣する。・・・が、話し合いで解決を試みようとしたことから反逆者とされ殺されかけたところをエフラムに救出される。一応アーマー系ではあるが、馬に乗っている。
蒼炎 タウロニオ デイン王国の将軍。最初はやむなく出陣するものの、無暗に戦乱を拡大しようとするデイン王アシュナードの方針には納得しておらず、疑問を感じていた。元は同じデインの将軍だったグレイルの息子であるアイクの説得でクリミア軍に投降。最初から完成した能力を持つが、成長率はあまり良くない。
タウロニオ デイン・クリミア戦争の後、ベグニオンの支配下に置かれたデインに戻り、将軍職に復帰する。アシュナードに仕えていた学者イズカが見つけたという遺児ペレアスを旗印にベグニオンからの独立を目指す。最初から敵軍を一人で壊滅させるほどの能力を持つが、出撃できる機会が極端に少ない。
新・暗黒竜 ロレンス 基本的には「暗黒竜」と同じだが、カミュとロレンスの位置が入れ替わっていたり(ロレンスが拠点に陣取っている)、マルスでも会話できたり、と細かい変更点はある。

「外伝」以外にはきっちり存在する定番の頑固将軍。
信念を持って行動しており、主人公達の軍と敵対することも少なくない。
エンディング後はそれぞれの国の重鎮として若い者を支えていく立場をとることが多い。

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【お兄様ラブの姫君】
 条件(1)基本的に兄妹仲が良い。
 条件(2)王族・貴族である。
 条件(3)意外と気が強い。もしくは芯が通った性格の持ち主。

作品 名前(兄&妹) (1) (2) (3) コメント
暗黒竜 ミシェイル&マリア (マリアが世界で最も好きだという)兄王であるミシェイルの「マケドニアのために人質となってほしい」との要求を喜んで受け入れ、以後4年に渡りドルーアの人質として過ごす(ゲーム中では触れられていないが、現在閉鎖されたインテリジェントシステムズのHP、「デザイナーズノート」内にてその旨の記載がある)。
外伝 該当者なし
紋章(二部) ミシェイル&マリア 一旦はマルスに倒されたはずのミシェイルが第二部に現れ、マルスにファルシオンを渡すイベントがある。ミシェイルは第一部(暗黒竜)でマルス軍に討たれたのに何故ノコノコと第二部でも出てくるのか?その背景にはマリアが密かにミシェイルを救ったという事実が隠されていたのである。
聖戦 エルトシャン&ラケシス 出てきた当初は「お兄様以外の嫁にならない」的ブラコン発言で部下の騎士を呆れさせていたが、物語が進むにつれ、兄依存症から脱却できていく様子がうかがえる。一方で、尊敬の対象であったことは生涯変わらなかった模様。
トラキア ラインハルト&オルエン 上官であるケンプフの「オルエンにとって自慢の兄であるラインハルトを侮辱し、彼女を挑発する」という罠にかかり反逆罪の罪で投獄され、その際に帝国、更には自らが属するフリージ騎士団が推し進める子供狩りの実情を知る。後にリーフ軍へ加入。ラインハルトとの決戦時には会話イベントがあり、彼女の成長ぶりが見てとれる。
封印 クレイン&クラリーネ イメージとしては「聖戦」のラケシスとそう大差ない典型的なお嬢様。ただ、こちらは終始変わらず「理想の男=兄」である模様。突拍子の無い行動で周りを振りまわすが、その中にも彼女なりの優しさや思いやりが見てとれるあたりが憎めない。
烈火 レイヴァン&プリシラ こちらも典型的なブラコン。基本的には穏やかでおとなしい深窓の令嬢といった感じだが、兄レイヴァンに対し頑固な態度を見せたり、兄と行動を共にしてきた修道士ルセアに対し嫉妬するなど、意外な一面を見せることも。
聖魔 エフラム&エイリーク 主人公のうちの一人。ラケシスやクラリーネのように兄に対して過剰な想いを持つことは無い様子だが、互いに強い信頼感で結ばれており、その仲の良さはフレリア王女ターナが羨むほど(ただ、ターナ自身も兄ヒーニアスととりわけ仲が悪いというわけではない)。
蒼炎 該当者なし
該当者なし
新・暗黒竜 ミシェイル&マリア リメイク作品なので、暗黒竜のときと描かれ方に差は無い。成長率がイマイチなのも一緒(涙)。

外伝とテリウス2部作(蒼炎&暁)を除くすべての作品に登場するお兄様サイコー!・・・なお嬢様方。
ただ、登場のし方は殆ど一緒でもストーリー中での心情の変化やエンディング後の未来の描写はバリエーションは豊かと言える。

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【バカ兄貴】
 条件(1)出来のいい妹がいる。
 条件(2)とりあえず、結構良い家柄である。
 条件(3)あんまり強くない or 強くならない。

作品 名前 (1) (2) (3) コメント
暗黒竜 マチス 「レナ・・・。お前はどこにいるんだ・・・」などと言っときながら、平気でレナに槍を向ける真正の馬鹿。貴族のボンボンで無理矢理徴兵されたせいか、初期値・成長率ともにいま一つ。
外伝 リュート エクスカリバーを手に参上する魔道士。特に馬鹿な点は見当たらないが、育ててもあまり能力が上がらないあたりが“バカ兄貴”。明らかに妹のデューテの方が役立つってのが悲しい。
紋章(二部) マチス またしても敵方から登場のマチス様。今度は妹の恋人であるジュリアンからの説得で仲間になると言う体たらく。終章でレナを正気に戻せるのもジュリアンだけで、マチスでは絶対不可能。この辺りがいかにも“馬鹿アニキ”。
聖戦 該当者なし
(参考:シグルド)
シグルドの妹エスリン曰く「父上も兄上もどうこう・・・」と言ったセリフがあり、平時においては意外とヌケたこともあったのだなあと思える、微笑ましいシーン。もしもマンフロイ&アルヴィスが戦乱の種をまかなかったなら、シグルドも穏やかな性格で部下や民から好かれる一公爵として生涯を全うできたかもしれない・・・。
トラキア 該当者なし
封印 クレイン 名家出身の典型的な坊っちゃん育ち。19歳という若さで将軍となるが、「妹を探している」と言いつつ妹の「クラリーネ」に容赦なく弓(しかも威力のある銀製)を放ち続けるあたりが“バカ兄貴”。自分の戦闘能力の低さを自覚していたのか、戦乱終結後は軍人の道を諦め外交官となる。
烈火 該当者なし
聖魔 該当者なし
(参考:エフラム)
× 勉強できない&突撃バカではあるが、頭のキレが悪いと言うわけではない模様。
蒼炎 マカロフ ギャンブルでカネを使い果たし、挙句の果てに借金まで繰り返し、それにより妹も居場所を無くし帝国軍を抜けるところまで追い詰める。マーシャの仲介によって仲間になるあたりがいかにも“馬鹿アニキ”。まぁ、マチスと違ってそれなりに強くなるのはいいんだけど。
マカロフ 妹を頼って規律の緩いクリミア軍に配属された。・・・が、平時には昼間からラルゴとカリルの酒屋で入り浸ってるあたりが“馬鹿アニキ”。エンディング後も怠惰な生活を送りつつ、奇跡的にもクビにならずに済んだ模様。どんだけ寛容なんだ、クリミア軍?
新・暗黒竜 マチス リメイクなので基本的には「暗黒竜」と一緒。ただ、成長率は少し改善され、HPや守備が伸びるようになったため、使い込めばそこそこ活躍も期待できるようになってはいる。でもやっぱりレナに向かって突進してくるので“馬鹿アニキ”・・・。

馬鹿アニキの二大巨頭マチス&マカロフ。
とりあえず、通して言えるのは一軍級ではない、と言うこと。
今後も出来の悪い男が出てきて妹がいたならば、存在を疑いましょう。

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【三姉妹】
 条件(1)三姉妹である。
 条件(2)ペガサスナイト系である。
 条件(3)トライアングルアタックを使用可能。
 条件(4)年食ってるほど初期値が高く、若いほど成長率がいい。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 パオラ&カチュア&エスト 三人とも中盤以降での参戦ながらレベルが低く、育成は苦労するがそれに見合うだけの強さはある。特に、次女カチュア・三女エストが強い。
外伝 パオラ&カチュア&エスト 長女パオラ<次女カチュア<三女エスト、と能力の差が顕著。ただ、上級職のファルコンナイトが非常に強いので、三姉妹の中ではイマイチな能力のパオラも、全体の中ではそれなりに強い部類に入る。
紋章(二部) パオラ&カチュア&エスト 外伝ではイマイチだった長女パオラだが、今作では圧倒的な初期値の高さを誇り、ドラゴンナイトの群れを相手に孤軍奮闘してくれる。次女・三女も相変わらずの強さ。
聖戦 ヴァンパ&フェトラ&エリウ × 敵として登場する、フリージ軍配下の魔道士三姉妹がシリーズ伝統のトライアングルアタックを継承。発動時には味方がほぼ確実に死んでしまう恐怖のワザである。
トラキア 該当者なし  
封印 ユーノ&ティト&シャニー 長女は人妻で子持ちという結構衝撃の三姉妹。三女のシャニーなんかは結構幼く見えるので、これは年齢かなり離れてますかねえ(少なく見積もっても12〜13位は離れてる?)。能力率の差も顕著で、三女・次女がそこそこ使えるのに対し、長女はトライアングルアタックのスイッチ役としてしか使えないのも極端。一旦は引退した身なんで仕方ないですかね・・・。
烈火 フィオーラ&ファリナ&フロリーナ 条件(4)を△としたが、この三姉妹の場合は次女の初期値が一番高いため(最終的にはHPが男性級の50、守備が前衛向きの20以上まで伸びる事が多いのも天馬騎士としては異例)。三姉妹いずれもが成長率が高い。シリーズ全体を見ても屈指の強さを持つ姉妹ではなかろうか。
聖魔 該当者なし
(参考:シレーネ&ヴァネッサ&ターナ)
× 三姉妹に該当する者はいないが、フレリア出身の3名の天馬騎士(ターナ・ヴァネッサ・シレーネ)がトライアングルアタックを使用可能。
蒼炎 オスカー&ボーレ&ヨファ × 三“姉妹”でなく三“兄弟”。装備を弓に揃えればトライアングルアタックも発動可能。兵種が3人とも異なるので出撃バランスが偏らないのもいい。
オスカー&ボーレ&ヨファ × 再登場の三兄弟。三人とも単発でもそこそこの強さを持ち、安定した戦力として計算できるのが頼もしい。
新・暗黒竜 パオラ&カチュア&エスト 3人とも強い上に、新システム兵種変更のおかげで自由な編成で同時出撃させることができるため、トライアングルアタックを使用しやすい。能力値上限が20以上に変更された恩恵を受けやすく、強さがさらに際立っている。

こちらも定番の三姉妹(三兄弟)。強さはまちまちなれど、大抵は単独でも通用することが多いみたいです。
これからも、3人で出てきたらトライアングルアタックの存在を疑いましょう。

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【傭兵アニキ】
 (1)強い(または強かった)。
 (2)結構悲惨な過去を持つ。
 (3)面倒見がよく、部下・同僚から頼りにされている。
 (4)部外者にも名前が知れ渡っている。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 オグマ 元は奴隷剣闘士(ただし、親はグルニアの地方貴族だったとの噂もある)で、タリス王女シーダに救われ、以後、タリスに仕えるという経歴を持つ。とにかく強さが圧倒的。密かにシーダに想いを寄せている。
外伝 該当者なし  
紋章(二部) オグマ 敵将から「あのオグマ」と呼ばれるほどの知名度を持つ凄腕の傭兵。グルニア王家の遺児を保護するなど、第一部でえは見せなかった行動力・ワイルドさを持ち、その中からも良い人オーラがにじみ出ている。渋いね、コノコノ〜!
聖戦 ホリン × 無敗の剣闘士として闘技場で過ごしていたが、シグルド軍に敗れたのを契機に仲間になる。剣聖オードの血を引いていることから、元は貴族の出であることがうかがえるが、詳しい経歴は不明。
トラキア ガルザス イザーク王家の傍流、没落したリボー王家の出で、日々転々と傭兵として暮らす、娘を奴隷商人にさらわれるなど、悲惨な過去を持つ。最初は敵ユニットとして登場。仲間になった後は流星剣・月光剣で敵をなぎ倒す。
封印 ディーク ディーク傭兵団を率いる。傭兵団内の支援会話からは面倒見の良さがうかがえる。彼もまた、オグマ、ホリンらと同様、闘技場の剣闘士出身。貴族の子息を救い、その貴族の家庭で数年を過ごしたという経歴を持つ。
烈火 レイヴァン × 実は貴族のおぼっちゃまの出。年はまだ10代と若いが、家が没落して両親が自害しているなど結構悲惨な経歴の持ち主。部下かつ女房役(注:男)のルセアから慕われている。
聖魔 ジスト 圧倒的な初期値の高さを持つ、オグマの再来。面倒見がよく(お人よし?)、部下から慕われている他、ひねくれたフレリア王子ヒーニアスからも一目置かれている。
蒼炎 グレイル 「アニキ」ではなく「オヤジ」。部下からの信頼も厚く、組織を率いるに値する人物。メダリオンの負の気に拠って暴走し、妻や部下らを自らの手で殺害してしまったため、戒めとして自らの利き手を傷付けてはいたが、それでも圧倒的な強さを持っていたらしい。序盤で早々と死んでしまうため、自軍ユニットとして使えなかったのが残念。
アイク 前作から体格もすっかり成長し、まさに漢のニオイが漂う人物に成長。やけに魔防が低いが、圧倒的な戦力を持つ。種族の垣根を超えて頼りにされる、スゴイ奴。
新・暗黒竜 オグマ 成長率はやや下がった感じだが、それでもまだ強い。部下の三戦士の死に際のセリフ「オグマ隊長すまねぇ」からも、よく慕われていることが分かる。

「外伝」にも傭兵はいるが、兄貴っぽくないので除外。
傭兵と言うと「金がすべて」的に思われがちだったりするけど、FEで味方になる傭兵は“いい人”が多い気がする。
「アニキ=世話好き」って等式が成り立つことが多いです。

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【凄腕の女剣士】
 条件(1)凄腕と名の知れた剣士、という設定がある。
 条件(2)実際に反則級に強い。
 条件(3)気も強い。
 条件(4)守りに転じると意外ともろい。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 該当者なし
外伝 該当者なし
紋章(二部) 該当者なし
聖戦 アイラ 女剣士の歴史。すべてはここから始まる。イザーク王家の王女で兄マリクルの息子で嫡男であるシャナンを人質に取られ、やむなくシグルド軍に刃を向ける。シャナン奪回後は投降し、以後、「流星剣」による反則的強さにより、シグルド軍の主力戦力として活躍する。恋人との会話では結構純朴な姿を見せることも。
ラクチェ クラスは母親と同じソードファイター。父親を誰にするかで強さは変わってくるが、大概の場合は母親より強くなる。母親のアイラは「気が強い」程度だったが、セリフを見る限り、こちらの方が一層磨きがかかり、じゃじゃ馬で「お転婆」ではありそうである。
トラキア マリータ イザーク王家に繋がる娘だが、父親とはぐれ奴隷商人に捕まった際、フィアナ義勇軍のリーダーであるエーヴェルに助けられ、そのまま養女となる。最初は弱いものの、成長率が抜群にいいのですぐに最強の一角に加わる。スキル「月光剣」、「流星剣」も持ち、殺傷能力は作品の中でもトップクラス。ところで、“聖痕”って直系にしか出ないんじゃなかったの?
封印 フィル 「烈火の剣」のバアトルとカアラの娘。剣士としてはまだまだヒヨっこのLV1だが、育ててクラスチェンジさせると必殺率に+30%され抜群の強さを見せる。だた、やっぱり打たれ弱いので、最前線で壁にするのはちょっと勇気が要る。
烈火 リン × この系統の女剣士としては、初の主人公に大抜擢。最初はその容貌から「封印の剣」に出てくるフィルの母親ではないか?・・・説も流れた程。他の剣士系と違い、クラスチェンジしても必殺率は伸びないが、その代わりとして弓も使用可能になる。エンディング後は支援相手によって異なるが、祖父が亡くなったのを契機に、キアラン領を返上するのは変わらない。
カアラ ヘクトル編で戦士のバアトルを一定以上(上級職LV5)まで育てたときのみ仲間になる特殊なユニット。終盤で出てくる割に能力値が低く、育てるのも難しいため、仲間になる→即二軍行きとなることが多いお気の毒な存在でもある。「病弱」と言う設定があり、ゲーム終了後間もなく、娘を生んでお亡くなり、と言うのもなんだか・・・。合掌・・・。
聖魔 マリカ 「緋閃」の通り名で恐れられる凄腕の傭兵。ジストの部下だったが、ギルドの手違いにより敵対する。ジストと会話後はエイリーク軍に加わり、敵を堅実に倒していく。強いことは強いのだが、戦闘で必要な力と守備が伸びないので若干使いづらいのは否めず。
蒼炎 ワユ クリミア軍に雇われていたが、クリミア軍は敗退。自身も危険にさらされたが、グレイルの手によって助けられ、後にアイク軍と行動を共にする。ユニット性能としては、「剣士弱体化」の煽りをモロに受けた人。打たれ弱い&非力&剣しか装備できない&上級職での必殺率ボーナスが無い・・・などなど、色々な使いづらさがあり、彼女を一軍として使うのはかなり勇気が要る。
ルキノ クリミア王女エリンシアとは姉妹同然に育った側近中の側近。貴族の家柄の女性ながら、自ら剣を手に戦う。ワユ同様、こちらも攻撃面・守備面で大きなハンディを抱えており、口が裂けても強いとは言えない。せめて必殺率が高いなどの厚遇措置があれば・・・。
ワユ 「グレイル傭兵団」にすっかり馴染んだワユ。前作では趣味で使うようなユニットだったが、「暁」では初期能力で技と速さが特出している上、力・守備も伸びるようになり、必殺率のボーナスも復活した。育て方次第では十分一軍として使えるユニットになったという印象。良かったね。
ルキノ クリミア王国内での反乱の動きをキャッチし、単身敵のアジトに潜り込むが、逆にとらわれてしまう。イベント上では見せ場が多いが、実際にユニットとして使える期間は非常に短い。初登場時こそ圧倒的な能力で敵をなぎ倒していくが、成長率的が偏っており、力と守備が殆ど伸びないので再登場後は「かなり辛い」というのが率直な感想。
新・暗黒竜 アテナ ×
リメイクに当たり追加されたキャラで初期クラスが剣士。育て方次第ではナバールを超えるユニットに仕立てることも可能(まぁ、ナバールが弱くなったから、とも言えるが)。村で民間人の娘とマルスに勘違いされたのを怒る。そして、何故か口調が片言。「アテナ、剣士。見れば分かる、ばか」(苦笑

とりあえず書き出してはみたものの、実際に共通するのは気が強い&打たれ脆いと言う点だけだったり・・・。
そして・・・作品を経るたびに弱くなってるのは気のせいか?昔は明らかに「剣の使い手贔屓」だったが、昨今はちょっと弱体化させ過ぎの感あり。
特に、蒼炎以降は剣士弱体化の煽りを受け、ユニットとしてはイマイチのことが多い。
「烈火の剣」以降はどちらかと言うと趣味で使うユニット、と言った方がいいかもしれない。

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【風の魔道士】
 (1)専用のもしくはそれに準ずる風魔法を持つ。
 (2)強いもしくは育てると強くなる。
 (3)実は結構いい家柄の出。
 (4)主人公との関係が深い。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 マリク アリティア王国の貴族の出。主人公マルスとは幼馴染の仲。専用武器「エクスカリバー」を持って敵をなぎ倒していく。
外伝 リュート × × 「エクスカリバー」持ちと言えば強くなるのが相場だが、このリュートはそれを覆す弱さを見せる。速さなどがまったく伸びないのが辛いところ。育てきっても20まで届かないようなパラメータが多い。
紋章(二部) マリク 基本設定は「暗黒竜」と同様。更に、クラスチェンジで他の魔道士系ユニットよりも伸び分が多く明らかに優遇されている。おまけにエンディング後は王様の姉とくっついちゃうと言う、つくづく幸せなお方である。
聖戦 レヴィン 吟遊詩人の姿をしているが、実はシレジア王国の王子様。親世代編4章で神器フォルセティを手に入れるともはや無敵。圧倒的な威力と回避率で単独で敵を倒しまくる存在となる。子供編では主人公セリス公子の後見人兼軍師として参戦。解放軍を裏側から支える。
トラキア アスベル フレスト司祭の孫で、司祭の元にリーフ王子が身を寄せた際、親友となる。マギ団を率いる風の賢者セティに師事し魔法を学んだ後、リーフ軍に合流する。必殺率が非常に高い「グラフカリバー」は対ボス戦の切り札。
封印 該当者なし
烈火 該当者なし
聖魔 該当者なし 風の魔道士はいないが、双聖器である風魔法「エクスカリバー」は存在する。
蒼炎 セネリオ × 条件的には典型的な風魔道士だが、陰気くさいとか黒い装束を身にまとってるとか、他の風魔道士と異なる雰囲気を持っているお方。超現実主義者でもある。専用魔法は無いが、初期の風の武器レベルが高い。
セネリオ グレイル傭兵団長であるアイクに極度とも言える信頼を寄せる軍師である、風魔道士。幼少期は暗く孤独な生活を強いられたせいか性格がヒネクレ気味。隠されてはいるが、実はとある王家に連なる血筋に当たる。
新・暗黒竜 マリク カダイン留学後、祖国の危機を耳にし、マルス達と合流する。エクスカリバーは専用武器扱いでは無くなったが、マリクのみ、武器レベルに関わらず使用が可能である。

基本的には対ボス戦の切り札となりうる強力なユニットが多い。家柄がいいのも特徴。
シリーズを通じてあまり立場が変わらないのも特徴と言える。
その中で異彩を放つのが外伝のリュート。弱さ、存在感の薄さばかりが気にかかる。

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【マジ・サジ】
 条件(1)コンビである。もしくは対になる存在として扱われている。
 条件(2)似たような職に明らかに格上の者がいる。
 条件(3)仲が良い。もしくは息が合う。
 条件(4)戦争終結後は戦いを捨てる者が多い。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 マジ&サジ
似たような名前、似たような境遇、そして、明らかに2人より優れるバーツという存在。とことん冷遇されているコンビである。それを意識したのか(?)戦争終結後は2人とも木こりに転身している。2人の仲に関して、作中では特に記述は無いが、イメージではいいコンビという感じはする。
外伝 該当者なし 斧使いそのものの存在が否定されている。仲間に一人もいないとは!なんという扱い!!
紋章(二部) 該当者なし 「銀の斧」が出てくると思いきや換金用かよ。おいおい・・・。
聖戦 ヨハン&ヨハルヴァ × 他の斧コンビと決定的に違うのが「仲が悪い点」と「同時には仲間にならない」点。また、貴族の家柄の出というのも他のコンビと異なる(ヨハルヴァの格好なんかはどう見ても蛮族!!・・・って感じで貴族のそれとは思えないが・・・)。終戦後はドズル家を継ぐとの解説文が流れる事が多いが、その後各地(シレジア・アグストリア等)を解放する戦いをセリス御一行と続けたかどうかまでは定かではない。
トラキア ハルヴァン&オーシン 基本的にはマジ・サジそのもの。親友同士でライバル、同じ職種で戦争終結後は村に戻り平和に暮らしている。ただ、通常のマジ・サジと違うのはしっかり使える強さがあること。「体格」システムの導入で「遅い」・「当たらない」の内、「遅い」が解消された。技も両者それなりに高いので「当たらない」ほど酷くも無い。特に、専用武器プージを持ち支援相手のいるオーシンはかなりの強さを持つ。
封印 ワード&ロット 典型的なマジ・サジ。成長傾向も力重視のサジ=ワード、バランス型のマジ=ロットと完全に被っている。同郷で仲が良く、戦争終了後には共に傭兵を辞めて故郷の西方三島に戻り、挙句の果てには義理の兄弟にまでなっている。そして、2人よりも圧倒的に使い勝手の良い(CC後に必殺率+30%)海賊ギース、山賊ゴンザレスがいる時点で明らかに冷遇されている。
烈火 ドルカス&バアトル どちらかと言うとバアトルが勝手にドルカスの事を相棒だと思い込んでいるフシが強いが、ドルカスもそのこと自体は否定はしていない。バアトルはなかなか強いが、同じ斧使いというくくりでは明らかにヘクトルより劣る。戦争終結後の2人は対照的でドルカスは戦を捨て妻の元へと戻るが、バアトルは妻を娶り、夫婦揃って己を鍛える戦いを続けていく。
聖魔 該当者なし 斧使い自体はいるが、コンビとしての登場は無し。
蒼炎 該当者なし 同上。
該当者なし 同上。
新・暗黒竜 マジ&サジ
基本的にはファミコン版「暗黒竜」と同様。ただ、クラスチェンジが可能になった分、オリジナル版よりは使えるようになった。特に、マジはバランスの良い成長を見せ使い勝手は悪くない。・・・でもやっぱりバーツよりは格下・・・。

コンビでほぼ同時期に仲間になるのが特徴。
そして同クラス、または似たクラスに格上の存在がいるのも伝統。
ハルヴァン&オーシン以降久しく出ていない、強いマジ・サジは今後出てくるのか!?注目である。

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【竜の幼子】
 条件(1)子供である、もしくは若い。そのくせ長い時を生きている。
 条件(2)大抵、高貴・神聖な存在として描かれている。
 条件(3)能力的には強いのだが、意外と穴もある。
 条件(4)戦争終了後は姿を消すか、人里離れた場所にひっそりと暮らすことが多い。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 チキ 保護者バヌトゥからはぐれたところを暗黒司祭ガーネフの暗示で操られ、ダーマン神殿を守っていた。性格的には見た目同様の幼さがある。戦争終結後は“獣への退化”を防ぐために氷の神殿で大賢者ガトーの手により封印、眠りにつく。
外伝 該当者なし
紋章(二部) チキ × 基本的には暗黒竜・紋章一部と同様。ただし、エンディング後はマルスに保護され城下町で暮らすことになる点は他の竜人とは決定的に異なる点であると言える。うまくやっていけてるかな?
聖戦 ナーガ 伝承の中に記される神竜族の長。幼い外見の女児(チキ?)とされる。ロプトウスと戦う聖戦士に自らの血を与え、力を授けた、とされる。
トラキア 該当者なし
封印 ファ 印象としては「チキの再来」。圧倒的な能力を持つのだが、30回しか攻撃できないのが悩みのタネ。戦乱終結後はお約束通り姿を消してしまう。外見は完全に「ポケモン」(苦笑)。最高に懐いた状態でレベルを上げると“コリュウ”から“シンリュウ”に進化します(うそ)。
烈火 ファ イベントでちょっくら顔を出す程度。ただ、容姿は20年後の「封印」と全く変わらない。
聖魔 ミルラ 条件を完全に満たす、典型的なマムクート(って言ったらポカラの大婆に怒られますかね)。ただ、他の者とは違い、ちょっと影のある性格として描かれている。守備は非常に高く動く要塞として扱えるが、実は飛行系で弓に弱いと言う弱点もある。
蒼炎 クルトナーガ 「蒼炎」では顔見せ程度に出てくるだけ。彼の正体が明かされるのは次回作「暁」の終盤になってからである。
クルトナーガ イナの息子が生まれるまでは種族の最年少と言われる(どんだけ繁殖力低いんだよ!)。竜族の中では戦争終結後は他国と交流を持たないと言う前王の方針を転換。積極的に他の国と交流を持つ方向に変化させていく。
新・暗黒竜 チキ 神竜族の王族に生まれ、神竜石の効果が高く、圧倒的な戦力を持つお方。各種能力が高く、頼りになるが、竜石の使い方はアドバンス版方式に変更された。

人と竜の戦いを描くことの多いファイアーエムブレムだけあって、該当者は多い感じです。
性格は人様々ですが、どこか人とは異なる神聖的な雰囲気を持ってる人が多い感じですね。

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【密偵】
 条件(1)本業を隠して盗賊と名乗る事が多い。
 条件(2)装備できる武器やパラメータの低さなどから戦闘能力は他の戦闘専門ユニットより劣る。
 条件(3)恋人がいたとか妻がいたとか、エンディング後に結ばれるとか、女絡みのエピソードがある。

作品 名前 (1) (2) (3) コメント
暗黒竜 該当者なし
外伝 該当者なし
紋章(二部) 該当者なし
聖戦
トラキア
封印 アストール オスティア城に忍び込んだところ、公爵であるヘクトルに見つかり、勧誘されたことを理由に密偵として働くことを決める。オスティア内乱の情報を得られなかった事を恥じ、表に姿を出し、ロイ軍に協力を申し込む。
烈火 マシュー
ラガルト



リン編で陽気な盗賊として活躍するが、真の姿はオスティア侯爵家のかかえる密偵でドライで冷たい一面も見せる(むしろこちらの方が地の性格なのかも・・・)。暗殺集団「黒い牙」に同僚であり恋人でもあるレイラを殺され、復讐を誓う。
自らが所属する「黒い牙」がネルガル一派に乗っ取られかけていることを見抜き、アジトから脱出する際、「真実を見つけるために」と説得するエリウッドにの言葉に共感し仲間になる。戦力としてはマシューよりも格上と言った感じだが力の伸びは鈍い。
聖魔 レナック ロストン王国のラーチェル王女に付き従っていたが、元々は家臣と言うわけではなかった。ラーチェルの命令で臣下に戻るが、その落ち込みぶりは見る者にとっては滑稽でもあった。戦力としては速さ以外の初期値・成長率共に低いので、戦力としては全然頼りにならない。
蒼炎 フォルカ × クリミア兵の捕虜を助けるためにやってきた収容所の入り口で自分の盗賊の腕を売り込み、アイク軍に加入する。謎の多い人間で、彼の本当の目的が判明するのはかなり後になってからである。
サザ
フォルカ
×
×


×
終盤で公式に「密偵」にクラスチェンジするが、装備が威力の低い短刀のみ、各種能力の最大値が少ない、似たクラスに明らかに格上の者がいる、といった点で戦闘ではあまり活躍できない。一応は主人公の一人に入るのだが、立場的にはあまり恵まれているとは言い難い。
前作では身分を隠しての登場だったが、今回は最初から暗殺者と名乗っての登場である。最初からほぼ完成した能力を誇り、敵を一撃で仕留めるスキル「滅殺」を持つ。終章まで連れて行く価値も十分あるだろう。
新・暗黒竜

 「封印の剣」以降は定番となった密偵の登場。ただ、クラス上は盗賊という者も少なからずいる。
 戦力的には普通の戦闘系ユニットより一回り見劣りする感は否めない。

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【赤き竜騎士】
 (1)赤毛、もしくは赤い甲冑を装備している。
 (2)結構高い身分のお方。
 (3)最初は敵対している。
 (4)結構ガンコ。信念を持って行動する。
 (5)揃いも揃って美人さん。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) (5) コメント
暗黒竜 ミネルバ 初登場時は妹マリアが人質として捕えられておりマルス軍と対立し、ハーディン率いるオレルアン軍とも小競り合いを繰り返していたが、騎士らしからぬ部下の非道な戦い方を良しとせず、部下のペガサス三姉妹と共に戦場から離脱。後に騎士カチュアを通じて密かにマリア救出の救援を要請する。マルス軍が人質とされていたマリアを救出するのを見届けた後、アリティア軍に合流。一騎士として父王を殺しドルーアに与する兄ミシェイルを討つ機会をうかがう。
外伝 該当者なし
紋章(二部) ミネルバ 暗黒戦争後、暫定的にマケドニアの最高指導者となるが、野心的な部下のクーデターにより幽閉される。ここまでかと思われたが、死んだと思われていた兄ミシェイルの手によって辛うじて助けられ、身を隠して体を癒していたカダイン砂漠の民家でアリティア軍に合流。ガーネフによって拉致された妹マリアを救うために再び戦いに身を投じる。戦争終結後は「自らは王の器にあらず」として、新アカネイア王となったマルスにマケドニアを託し、自らは武器を置いてレナの修道院で孤児たちの世話にあたった。
聖戦 アルテナ トラキア王トラバントの娘として育てられたが、ホントは敵国レンスターのキュアン王子の娘であり、地槍ゲイボルグの継承者でもある。兄であるアリオーンには淡い恋心を抱いている(そのせいで味方になった後でも誰も恋人関係にはならない)。トラキア人以外を人と見ようとしない残虐なトラバントの政策に異を唱え、北トラキアとの和解策を探る。その最中に本当の弟であるリーフから真実を告げられ解放軍に加わるよう説得されるが、その事実に動揺しトラキア城に戻り、逆にトラバントに幽閉されてしまう。トラバントの死後は兄により解放され、弟リーフの片腕として地槍を振るう。「凛とした」だとか「真っ直ぐな」とかの言葉がよく似合う女性。
トラキア エダ × トラキアの騎士であったが、ターラ市長リノアン護衛のため、トラキア王子アリオーンに命令され、兄と共にターラ市に赴く。リーフがターラ市通過後はリノアンと共にリーフ軍に加入する。戦乱終結後は兄アリオーンを失って失意のアルテナをひたすら支え続けた。ウ〜ン、健気ですねぇ・・・。
封印 ミレディ 騎士の家柄に生まれ、ドラゴンナイトとしてギネヴィア王女親衛隊に所属する。何事においても王女を第一に考える忠臣で、ギネヴィア王女の「兄の暴走を止めたい」と言う願いを聞き入れ、ベルン支配下の砦から脱走を手助けする。自らもまたロイ軍の一員として祖国と戦うこととなる。各種パラメータの伸びが良いため、非常に頼りになるユニット。
烈火 ヴァイダ いずれの条件も満たす女性だが、ちょっと思想的に過激で見た目もコワイ(って言うか顔グラフィックが完全に敵)。ただ、部下の面倒見が良く信頼されてるアネゴ肌。堕落した祖国の復興をひたすら願い、希望の光であるゼフィール王子を暗殺から救ったエリウッド一行に力を貸す。
聖魔 グレン  えー、一言。まず男性です。そして、味方になる前に殺されます。それを除けば他の女騎士たちと大差ない描かれ方はしているように感じますね。
 貧困層の出ながら勇敢さを買われ王様から直々にスカウトされ軍に入り、正義感の強い優れた軍人として若くして将軍職にまで登りつめる。「民間人を虐殺した」とされたルネスのエイリーク王女討伐のために出撃を命令されるが、直接エイリークと接触し、王女の態度から王の命令が真実であるか、疑いを持つ。王を問いただす為に帰国しようとするも、途中で同じ将軍職で因縁のあるヴァルターに惨殺されてしまう。
蒼炎 ジル ラグズ差別の顕著な国で生きていくために「ラグズ=悪」と父親にたたき込まれた、地方貴族のお嬢様。新米騎士で手柄目当てに部隊を離脱、単騎でアイク一行を倒すため後を追う。アイクの乗る船がキルヴァスのカラス達に襲われているのを見かけ、一時休戦し一方的に味方に加わるも、戦いの後、アイクからラグズへの差別意識を一喝される。敵方の兵士ながらその後も傭兵団に留まりアイクとラグズ達の姿を見ることにより、自らの信じていたことが間違いであったことを確信。信念を持って父親と対峙する。
ジル  前作のエンディング後、デイン王国軍籍に復帰。祖国再興のため、再び戦いの中に身を投じる。度々ラグズ同盟に味方するアイク達と立場の違いから敵対するも、最終的には女神と戦うため協力することとなる。戦争終結後は父の治めた領土を継ぎ、領主となった。
 前作と異なり、「槍」でなく「斧」で戦う。能力的にはHPが低く、若干打たれ弱くなった感じはする。
新・暗黒竜 ミネルバ リメイクなので基本的には「暗黒竜」と描かれ方に差は無い。ところが、いつの間にか「オートクレール」なる破格の性能を持つ斧を装備しており、加入直後から一線級の働きを見せてくれるようになった。

 「ドラゴンナイト」という職自体が敵方の主力部隊であることが多く、上に挙げた以外でも大抵のドラゴンナイトは敵方からの寝返り組である。「赤き竜騎士」な立場の女性(一部男もいるが)は「外伝」を除くすべての作品に登場。
 みんな真っ直ぐで正義感・使命感の強いお嬢様方が多いですね。結末的にはあんまりハッピーエンドにならない人が多いのが少々気の毒に感じます。
 今後も赤っぽいドラゴンナイトの女性が出てきたら、まず味方になると思って間違いないでしょう。

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【美形ロン毛剣士】
 (1)美形。ロン毛。
 (2)キルソード(もしくは法外に強い武器)を持っている。
 (3)育つと強い。もしくは初期値が高い。
 (4)口数が少ないけどいい人。
 (5)敵から寝返って仲間になる。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) (5) コメント
暗黒竜 ナバール 初登場時はそれほど美形じゃなかったナバール様。セリフもちょっとナルシスト系?
外伝 該当者なし  
紋章(二部) ナバール × グッと男前になった我らがナバール様。成長率もアップしてバリバリ一軍の予感!!
聖戦 シャナン × 本人の能力はともかく、なにはなくとも専用武器のバルムンク!命中率・回避率がほとんど100%ってのは反則級。
トラキア シヴァ 本作のデザイナーH田氏曰く「美形ではない」らしいが、ドット画を見る限りは美形。キルソード持ちで育つと強いのは伝統通り。
封印 ルトガー 性格は根暗系?家族を惨殺されたという暗い過去が彼を歪めてしまった。ユニットとしては必殺率+30%の上級職ソードマスターが反則級の強さ。文句なしの一軍キャラです。
烈火 カレル × 人を斬るのが楽しくて仕方ないお年頃。思想的に危ない・・・ってか、狂人入ってます、確実に。こんなの仲間に引き入れるエリウッド氏、なんでもありですなぁ。
聖魔 ヨシュア 賭けが三度の飯より好きな剣士。力・守備があまり伸びないので最前線での活躍はあまり期待できなかったりする。トドメを刺す役ならば務まる。実はジャハナ王子であることが物語の中盤で判明する。
蒼炎 ツイハーク この手のキャラには珍しく、「密かに」ではなく明らかにいい人。好青年。非力・脆い・必殺出ない、と剣士系弱体化の煽りをモロに受け、育てても使えない、という例多し。
ツイハーク × 引き続き登場の獣好きの好青年。バランスが改善され、前作よりは使える印象に。とは言え、後からもっと強力な剣士が入ってくるのが悲しいところ。
新・暗黒竜 ナバール 美形度は維持されるも、成長率がファミコン版ベースに近づき、弱体化してしまった。・・・とは言え、育てばそれなりに強いことは変わらない。

全体を通してみると、(「烈火」のカレル以外は)いい人だってのが共通する。
最初は敵だが、寝返って仲間になる、と言うケースも多い。
エンディング後は「風のように去っていく」割合が高め。

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【皇帝】
 条件(1)圧倒的な能力を誇る。
 条件(2)圧倒的な性能の武器を持つ。
 条件(3)同情できるような凄惨な過去を持つ。
 条件(4)どうやっても仲間にできない。
 条件(5)黒幕が他にいる。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) (5) コメント
暗黒竜 該当者なし
外伝 ルドルフ 実は衝撃的なプロフィールを持つ彼。天使の腕輪装備で運も高かったハズ。(2)の武器の欄、スミマセン、忘れちゃいました。後で調べなおしておきマス!!
紋章(二部) ハーディン 憧れのニーナと結婚できたと思ったら、当の本人は他の男に夢中と言う悲しさ。そこをガーネフに突かれた悲劇の皇帝、ハーディン様。戦乱を起こしアリティア他周辺国を次々に滅ぼした張本人とは言え、同情せずにはいられない背景があります。
聖戦 アルヴィス 沢山の女に手を出し母親シギュンを悲しませる父親ヴィクトルを目にし、暗い少年時代を送った彼。暗黒司祭ガレの血を継承するのが発覚するのを恐れ、ロプト教団に操られる。帝国建国後は自分の理想とはかけ離れた政策を展開せざるを得ない状況に追い込まれていく。前・後編通じて登場。「聖戦」のもう一人の主人公と言って差し支えない存在だと思います。
トラキア 該当者なし
(参考:レイドリック)
× 元はマンスター地方コノート王国の将軍。密かにロプト教団と通じており、裏切りを繰り返しつつコノート王カールとレンスター王カルフを殺害、マンスター地方の実権を握る。ロプト教団から相手の行動を封じる魔剣「ロプトの剣」を与えられ、初めて戦う際はリーフ軍は敗走を余儀なくされる。しかし、リーフ軍がロプトの剣の効果を打ち消す聖剣「ブラギの剣」を入手した後の戦いで敗北。死後もロプト教団司祭ベルドによって死体を使った操り人形“魔戦士”として利用されることになる。
封印 ゼフィール 裏切り・謀略を繰り返す“人”に絶望し竜に世界を託そうとする悲劇の王、ゼフィール。英雄ハルトムートを先祖に持ち、神将器エッケザックスを手に、回転しつつエトルリアの魔道軍将セシリアを倒した姿が記憶に残るユーザーも多いはず。
烈火 デズモンド
× 息子ゼフィールとは逆に自分勝手で凡庸、器の小さな男として描かれている。戦う相手ではないが、数値化しても「勉学も武術も普通だった」とコンプレックスを抱いているあたり、ゼフィールほどの能力を持っているとは想像しにくい。
聖魔 ヴィガルド 持病の悪化で崩御後、息子のリオンの手によって蘇る。・・・が、実体は意識を持たないただの操り人形であり、彼本来の温厚で民思いの性格は無くなっていた。他の作品と異なり中盤での登場なれど、攻撃力・必殺率の高さは目を見張る物があり強さ自体はなかなかと言って良さそうです。
蒼炎 アシュナード × 暗殺や「血の盟約」によって次々と肉親を手にかけ、強引に国王の座を手に入れた“狂王”。過去は悲惨と言えば悲惨だが、同情できるのは彼ではなく犠牲になった人々。後々に黒幕が存在する他の作品と異なり、珍しく王様である彼本人が最終ボスである。ただ、真の黒幕は次回作「暁」で明らかになり、彼自身が親玉、と言うわけではない。
サナキ × × まず決定的に他と異なるのは「自軍の仲間になる」ことと女性、しかも幼いと言うこと。成長率自体はなかなかいいのだが、初期値は実はあんまり強くない。帝国内では民・天馬騎士団から絶大な支持を得るも元老院とは対立関係にあるなど、結構複雑な事情を持つ。
新・暗黒竜 該当者なし

まとめてみると、結構該当者が多い印象です。どちらかと言うと背後に別な黒幕が居ることが大半ですね。
敵とは言え、同情せざるを得ない者が多いのも印象的です。
とりあえず、何者かに操られてるケースが大半なので、
敵方の王様・皇帝が出てきたら、その背後にいる人物には注目してみましょう。

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【暗黒の司祭】
 条件(1)プレイヤー側から見て敵にあたる。
 条件(2)同情の余地が無い残忍な性格。ずる賢い策士である。
 条件(3)絶大な力を持つ者と手を組んでいる or 影で操って(操ろうとして)いる。
 条件(4)闇魔法、もしくはプレイヤーが使えない魔法を使用する。

作品 名前 (1) (2) (3) (4) コメント
暗黒竜 ガーネフ 相手の攻撃を完全にシャットアウトする効果を持つ闇魔法「マフー」を持ち、最初に戦う時は傷一つ与えられない(ただ、忙しいと言い残し、数ターンでいなくなる。この時手間を惜しまずにカダインの寺院の拠点に構えていれば、マルス軍の勝ち目はゼロだったのにネ)。再度マルス軍と戦う際には影武者を使ってマルス軍を混乱させようとするあたり、抜け目が無い。
外伝 ジュダ ドーマ教団の最高司祭。竜の火口に閉じ込められたアルムを助けたいと願うセリカを巧みに誘導し、罠に陥れる。彼との最終決戦は最後のマップまで続いていく。
紋章(二部) ガーネフ 一旦は倒されたかと思いきや、闇のオーブの力によって復活、ニーナの心に秘めた想いを知り失意の日々を送るアカネイア帝国皇帝ハーディンに接近し、罠に陥れる。結果、再びアカネイア大陸はほぼ全土を巻き込んだ戦乱の渦に巻き込まれるハメになるのであった・・・。
聖戦 マンフロイ ロプト教団の最高指導者。シグルドの妻でありガレの血を継承するディアドラを拉致し、同じくガレの血筋を薄いながらも持っている異父兄妹アルヴィスの妻とさせる。その後、息子であるユリウスはロプトウスの血に覚醒し帝国の実権を掌握。子供狩りや集落の焼き討ちなど、残虐な手段を持ってユグドラルのほぼ全土を支配下に置き、セリス率いる解放軍と対峙する。マンフロイ本人はその間にも大陸各地を巡って部下に策を指示。また、自ら動いてセリス軍の隙をぬってディアドラの娘ユリアを拉致し、セリス軍と戦わせるなど、したたかで陰険な手法をとっている。ただ、ここまでマンフロイが歪んでしまった背景にはガレの血筋に対する過剰な刑罰・執拗な差別などもあり、単純に「マンフロイ・ロプト教団=100%悪」とも言いきれない側面も。
トラキア ベルド ロプト教団の幹部でトラキア方面の指揮者。マンフロイの部下にあたる。野心の強いコノート王国将軍レイドリックに目を付け、彼を動かすことで自分の手を汚さずにトラキア半島全体の支配を目論む。リーフ軍の剣士マリータの義母エーヴェルを魔法で石化させたのもベルドの仕業。この立場の人間としては珍しく最終ボスではあるが、自軍ユニットの育て方によっては武器を根こそぎ奪うこともできたりして、結構悲惨な最期を遂げる(苦笑)。
封印 該当者なし
烈火 ネルガル かつての英雄大賢者アトスの友として“竜の郷”にて、竜の知識を取り込むために研究に没頭した。その後、彼は熱心な研究の末、他の生物から力(エーギル)を奪い取り、自らの力を増幅させる能力を身に付ける。ナバタの住民&大賢者アトスはこれを良しとせず、力を合わせ彼を殺害しようとするが失敗。この事件にてネルガルは人間不信となり、命からがら脱出、単独で研究に没頭、高い能力を有する人造人間(モルフ)の開発に成功する。更に強大な竜の力を手にするためのエーギルを手に入れるために、各地で戦争を引き起こすよう各国に部下のモルフを派遣し、色々な策を巡らせることになる。
聖魔 アーヴ × 元はロストン王国の司祭であったが、地位を利用して私腹を肥やしたり不正を働いたりしたため、破門された。後、グラド帝国の将軍の座に就き、虎視眈眈と魔王フォデスの覚醒を目論む。典型的な“ガーネフ”タイプの人物だが、決定的に違うのが使う魔法が「光」だということ。これはかなり珍しい。
蒼炎 イズカ
プレイヤーから見ると間違いなく敵側の人間。捕虜にしたラグズの兵士を生体兵器(「なりそこない」と呼ばれる)として使うなど、その手口は残虐そのもの。ただ、彼本人は戦いが始まるとソソクサと逃げ出してしまう。本作の中では彼の正体は明らかにされない。
イズカ 登場時はなんと味方の軍師として現れる。これには大半のユーザーが驚いたのでは?王子の代弁者として非人道的な戦い方を強引に提案するも、カリスマ的人気を持つ暁の巫女ミカヤの予言に阻まれ次第に立場が危うくなっていく。暫くストーリーから離れたのち、結局は敵として再登場。スキル「陽光」を持ち、意外と侮れない存在。
新・暗黒竜 ガーネフ 「暗黒竜」のリメイクにあたる作品なので、立場的には変化無し。ただし、イラストは若干変化。顔色がますます悪くなっている(苦笑)。

「封印の剣」以外には例外なく存在するガーネフタイプの人々。
残虐な存在として悪の象徴として登場することが多いみたいです。
ストーリー上、見せ場が多めなのも共通。

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