バッジとれ〜るセンター
メーカー:任天堂
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2014年12月17日
価格:基本無料(5プレイ90円)
ジャンル:ミニゲーム集


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 6 8 7 8 68
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
スゲェっす!マジパネェっす!
・3DSのホーム画面を飾る事ができるバッジをゲットする事ができるゲーム。基本的にはUFOキャッチャーみたいな機械でバッジを取るが、他にもハンマーで横にふっ飛ばして取るタイプや爆弾を投下して爆発の勢いでバッジを落とすタイプがあり、どれも特徴があるので面白い。

・バッジを取る時の画面では奥行きが全く無くなっており、プレイヤーは横への動きのみしか動かさないので難易度はそれほど高くない。わりと適当にやっても一回で、3つ4つとれる事もあるので一般的なUFOキャッチャーとは別物。それでも取れない場合でも、5プレイしたら一つバッジが貰えるので安心。

・ゲームの説明をしてくれる、このゲームにおける唯一と言ってもいいキャラである『バイトくん』が面白い。わりとバイトくんとの会話数が多いのだが、その度に見せるリアクションや言動がチャラい若者のような感じで、それでいて言うことも嫌味ったらしくない。
リアクションも例えるなら、どうぶつの森の住人達が見せるリアクションのような感じでコミカルな動きを見せてくれる。

・一般的なカキンゲーでは、子供がクレジットカードを勝手に使って何十万円も無くなる…なんてことがあるそうだが、今作は月々の課金額の上限が一万円に設定されているので一応、親御さんも安心…かと思われる。
ダメっす!マジダサっす!
・えーと…ここについては触れねばならない…一応、5プレイ90円(税込)というそこまで高くはない値段だが、UFOキャッチャーというその性質上しょっちゅうリアルの金が飛んでいくのでプレイしていくと、課金する時のためらい感や、後々の後悔感等、人にもよるだろうが、やっぱり"カキンゲー"特有の問題点がある。

・プレイするには毎回ネットに繋ぐ必要があり3DS自体の問題もあるが、そのせいでまともにプレイ開始するまでに少し時間がかかる。ネット環境前提なのもあり、出掛けた先でお手軽に…とはいかない。

・バイトくんの言動は面白いのだが、ノリや口調に関しては嫌いな人もいそう。さらに、自分の給料はお客さんの課金によって出ていると言ったり、ちょいちょい課金をすすめる発言が見られるので、基本的に課金はしない身としてはここはちょっと鬱陶しい。

・ゲットできるバッジの種類は凄まじく、しょっちゅう行われる更新によって最近の任天堂ゲームのバッジなら間違いなく置いてあるのだが、更新により取得できなくなるバッジも多いので狙ったバッジがいつでも手に入るとは限らない。

・これを言うと致命的なのだが、バッジの利用方法は3DSのホーム画面を飾るというそれだけなので、これに価値を見いだせないと、このゲームに対する大きな魅力は感じられなくなる。
分かりました!感想っすね!
 3DSのホーム画面に飾る事ができるバッジを手にいれるだけなら、それこそ普通に売っても良かったがそれだけでは面白くないと工夫を加えたゲーム。バイトくんの言動やバッジ取得の楽しさは中々の出来で、バッジがほしいというところに魅力を感じる事さえできれば普通に良ゲーとなると思う。ただ、バッジが特に欲しい訳ではなかったり、課金するのが嫌だったりすると長期的にはそれほど楽しめなさそう。

 システム面でもネットに毎回繋ぐ必要があったり、プレイできる台がしょっちゅう変わったりと少し不便な所があるので、ここはもう少し改善してほしいところである。

掲載日:2016年4月4日


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