カルドセプトDS
メーカー:セガ
開発:大宮ソフト
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2008年10月16日
価格:5040円
ジャンル:カードゲーム(ボードゲーム)


かいたひと : アルツ社長 (ファーストインプレッション)

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
10 86
プレイ時間・・・4~5時間程度
※映像~シナリオは10点満点、総合は100点満点
素晴らしいですぢゃ! これ、イカンですじゃ。
・ボードゲームとカードゲームの融合。やること覚えることが多くてかなり大変だけど、その分の奥深さはしっかり備えてることは分かる。DSでは貴重な重量級の大作だと感じられた。

・インターフェイス部分は堅実な出来で非常に遊びやすい。また、ヘタにタッチペン限定操作とかにしなかったのは正解だと思う。細かいマスをつついたりしてるとポカミスも増えると思うので。

・他機種版のプレイヤーの中には演出面で不満を持った方も少なからずいらっしゃる模様だが、個人的にはまぁ、「DSだしこんなもんかな。良く作り込んでるんでない?」って印象。うん、悪くないです。

・背景を構築している世界観がしっかりした豪華な作り。全体的に渋いデザインで華やかさには欠けるのだが、何と言っても重厚感が魅力。丁寧な練り込みには頭が下がります。

・Wi-Fi対戦ができる(個人的にはまだ駆け出しなのでやってみようって気にはならんけど)。
・1回のバトルに結構な時間がかかる超重量級の作り。軽く一勝負!・・・と行けないのが欠点と言えば欠点。始めのうちなんかはどう行動すればいいのかさっぱり分からない。最初の方はどうすれば勝ちに結びつきやすいか、もうちょっと丁寧に教えてくれてたら言うこと無しだったんだけどね。

・色々覚えることが多いので、慣れるまでがかなり大変。説明は充実してる方だとは思うけど、やっぱり苦労した。用語・ルールを覚えただけでは勝てない。その辺、やっぱり敷居高いよなあ。

・グラフィックは古風。キャラデザインを中心にスーパーファミコン時代を思わせる古さがあるのは否めない。個人的にはそれも味の一つだと思うから、そんなに悪いとは思わないけどね。あと、「暗い」、「重苦しい」と言う言葉も見事に当てはまる。華やかさからは程遠いのは事実。
ホレッ、総評じゃい。
 結構昔から目を付けていて、やろうやろうと思いつつやらずに過ごしてきたタイトルだが、このたび、元祖プレイステーション・セガサターン版のリメイク的位置付けの作品が発売・・・とのことで手を出してみた。
 う~む、何と言うか、ボードゲームとカードゲームが一体化した感じのゲームかな?とにかく色々と重厚で重みのある作り。ニンテンドーDSだとどうしても「気軽さ」とか「ライトさ」とかに向かいがちだが、このソフトはそれらの姿勢に背中を向けて全力投球してる感じがする。全身全霊の“力”を感じる完成度を持った大作と言ってもいいと思う。これまでワシみたいに敬遠してる方。遊んでみれば意外とハマれるかもしれませんぜよ。

掲載日:2010年5月15日


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