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逆転裁判4
メーカー:カプコン
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2007年7月24日
価格:4800円
ジャンル:アドベンチャー
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映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
7 | 7 | 7 | 6 | 5 | 7 | 5 | 68 |
異議なし!良い出来と言えます! |
・前作までとは方向性が多少違っているものの、発言のムジュンを見付けたり事件が次々と解明していく面白さは従来作通りクセになる。DSだからこそ出来るタッチ操作による科学捜査等も追加された。物語を読み進めていくほどに謎が判明していく、最低限の面白さは保っている。 ・前作から引き続き曲はどれも特徴的で良曲揃い。シチュエーションによくマッチしてるものが多い。 ・後述のシナリオ面以外に関してはいつも通りのクオリティは保てている。そのシナリオ面も、ちょっとしたギャグやリアクションの面白さはいつも通り楽しめた。 |
異議あり!問題大有りです! |
・全体的にシナリオの作りが破綻している。ご都合主義満載な展開がかなり多く、キャラの動機や犯行のトリック等がかなり支離滅裂な事が多い。状況を冷静に考えると意味不明な行動をしているシーンもかなり多く、プレイヤーが置いてきぼりにされる事が多々ある。 ・新主人公の王泥喜くんが熱血キャラという設定のはずなのに、ゲーム内では他のキャラに振り回されるばかりでかなり影が薄い主人公と化してしまったのも魅力が無い。 ・新しく追加された『みぬく』システムだが、矛盾を追求するスタイルのゲームなのにどちらかと言うと間違い探しをさせられてる気分でダレる。しかも法廷で人の動きやクセにイチャモンを付けるのは証拠と矛盾を重視する逆転裁判シリーズらしからぬ行動で、ゲーム全体の流れ的にも違和感を覚えた。次作以降は主に探偵パートで使われるようになり、まだそこまで違和感は減った。 ・主人公や登場人物が一新されたはいいものの、前作までに登場したキャラクター達の扱いがことごとく悪くなっている。特に前作まで主人公を努めてきた成歩堂くんの扱いはあまりにも酷く、前作までの真面目な弁護士像が破綻しきって自堕落な人間として堕ちている。その他の続投キャラも性格が変わっていたり、前作までのキャラ好きにとっては不満が残る。 |
王泥喜くん、感想だよ! |
久し振りの逆転裁判シリーズ新作!!…であったがかなり問題点が多い。音楽や操作性の良さ等は変わらないのだが、アドベンチャーゲームとしては何より重要とも言えるシナリオ面がかなり荒っぽい作りになっているのである。御都合主義多めのシナリオや、動機・理由付けがかなりいい加減な犯行等、逆転裁判シリーズの魅力だった奥深いシナリオがあまりにも軽薄すぎた。完全にアドベンチャーゲームとしての基本が破綻してるという訳ではないのだが、これまでのシリーズと比べるとあまりにも問題が多すぎて…。シリーズ全体から見ても本作は明らかに出来が悪く、正直言って黒歴史扱いされてるゲームになっている。 ただ、逆転裁判5以降のシナリオは本作を踏まえて作られているので、5以降をプレイしたい場合は本作をなるべくプレイした方が良い。5以降では本作の失敗を蔑ろにしたりはせず、むしろ良い塩梅に引き継いでくれているので、5以降をプレイしたい人はちょっと我慢して本作をプレイした方が良いと思う。 |
掲載日:2018年10月16日
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