高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園
メーカー:タスケ
開発:彩WORKS
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2008年7月31日
価格:3990円
ジャンル:スポーツ(シミュレーション)


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DSカートリッジ

うらー!せっかくだから
ケツバットしようぜ!※キケン

執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 2 1 2 4 5 17
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ようござんす。
・ゲームボーイアドバンス版と『ほぼ全く同じ』移植版なので、それが好きだった人には良いのかも。または持っている機械がニンテンドーDS系しか起動できない機械のみだったり、このゲームをやりたいもののDSのGBAスロットが壊れている人には良いのかもしれない。

・ニンテンドーDSのカードスロットにGBA版の本作を挿して変化を比べたところ、微妙に画面が綺麗になったのと僅かに音が綺麗になったように感じる。
だめでござんす。
・このゲームのダメなところは移植元のダメな所とほぼ『全て』同じである(GBA版レビューはこちら)。何しろGBA版でダメだったところがほとんど修正されていない!大幅な修正が難しいかもしれないシナリオ面はともかく、練習試合なのに一試合丸ごとプレイさせられる、ボール球を投げ続けても相手は構わずバットを振る、内野に球を打たれてもボール付近の内野選手がベースカバーを優先して全く拾わずピッチャーが拾う羽目になる等、移植元をちょっとプレイした時点で明らかにおかしいと感じるはずのところもほとんど修正されていない。

・DSではXボタンやYボタンが追加されてるわけで、試合や一部操作で活かす事も出来るであろうに全く使う事がない。2、3塁に送球する時に有効活用する事も出来るだろうに、まるで変化がない。

・このゲームが発売された当時はDSiがまだ出ておらず、DSにはGBAスロットがついてるのが当たり前だったので、移植に当たってほぼ変化を加えずに出した本作の何処に需要があるのか全く分からない。

・移植元の時点でDSのタッチ対応を活かせそうなところもあったのだが、タッチ対応を活かせているのもタイトル画面くらいで他のミニゲーム等でも活かせそうなのに活かせてない。
感想でござんす。
 移植元の時点で問題まみれだったのにバグや仕様の上での問題をほとんど変えずに移植するとは何を考えてるんだ!?と言いたくなる。移植した事により悪くなるゲームもあるが、このゲームは元から悪かったのでゲームそのものの面白さとしては大きく変化していない。

 ニンテンドーDSならではの要素もあるのにそれらを大して活かす事もできず、ゲーム内容に大差無いのならばGBA版をプレイすればよいのではとなってしまう。今になって強いて利点を言うなら現在はニンテンドー3DSしか持ってない人もいるので、3DS本体でプレイしたい人にとっては需要があるかもしれないが、当時で考えれば大量の問題点をほとんど改善せずにわざわざDSに移植した理由が見つからない実に謎のゲーム。

掲載日:2017年9月5日


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