大神伝 ~小さき太陽~
メーカー:カプコン
機種:ニンテンドーDS
発売日:2010年9月30日
定価:5040円
ジャンル:アクション(アドベンチャー)
かいたひと : アルツ社長
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
6 | 9 | 6 | 7 | 8 | 7 | 6 | 76 |
ヨロシイ。 | イッカ~ン!! |
・「筆調べ(戦闘や謎解きに使用する、各種の特殊能力)」の操作とタッチペンとの相性が抜群にいい(ボタン操作と並行して行うため、多少慣れは要るけど)。快適に遊ぶことができる。 ・チビテラス(主人公の犬・・・じゃなくて狼)はアマテラス同様もふもふしていてかわいい。 ・前作(PS2/Wii)より二回り以上性能の劣ると思われるDSでのリリースとなった本作だが、グラフィックは(DSにしては)頑張ってる部類か。墨絵っぽいイメージのグラフィックはある程度再現できている。 ・純和風のBGMは健在。こちらも性能が貧弱なDSの割には頑張ってる感じ。音質も悪くないね。新規の曲も凝ってるものが多くて好印象。 ・前作同様、かなり抑え目の難易度なので、アクションが苦手な方でも楽しめると思う。そう言った意味ではDSの客層に合ってるとも言える(もっとも、前作プレイ必須級のストーリーについてけるかは別の話だが)。 |
・ストーリー面に関しては、完全に前作プレイが前提である印象。登場人物や各々のエピソードに関する細かい説明は殆ど無いので、新規で入ったユーザは戸惑うこと間違いなし(説明が無いワケではないが、どうにも断片的で判り辛いので)。あと、一部キャラクターのイメージがガラリと変わってるのはちょっと違和感あり。主人公の相棒キャラが使い捨てになってるのもなんか違和感があるなあ・・・。 ・アクションのスピードがかなり落ち、マップが狭くなったこともあり、疾走感とかは大幅にスケールダウンとなった。ハードの性能に拠る部分が大きいとは言えど、前作の大きな長所の一つだったので誠に残念と言わざるを得ない。 ・DSのソフトなのだがデータの解凍に時間がかかるのか、所々で待ち時間が発生してるのが惜しい。頻度がかなり高いので意外とストレスになる。 ・カメラの動きが悪いのは×。戦闘中不自由を感じることが多い。 ・DSではありがちだが、セーブデータ1個ってのはチト気になるわな。 |
感想なり。 |
前作のイメージを壊さず、アクションより謎解きに比重を置くことで、うまくDSの利点を引き出してるなあ、と言った印象。特に、タッチペンとの相性はいい。 一方で、ハード性能の関係上、“色々と無理してるなァ”感が随所で漂ってたので、DS末期のこの時期に出されるよりは、性能的にだいぶ余裕があるであろう、来年出る3DSで発売してもらった方が個人的には嬉しかったのだが・・・。基本的には、DSであるが故の劣化部分が許せる方向け。 前作は文句なしで傑作だったが、今回は色々劣化してたり前作プレイが必須の物語だったり、気になる点も多いので、まぁ「佳作・良作」レベル止まり、と言った感じ。ま、「スタッフも変わってるし、DSだから色々劣化してて、前作並の感動は多分得られないだろう」と構えて遊んでたので、そんなに落胆は無かったが。 まぁ、結論としては、「いろいろ劣化してるけど仕方ないよなぁ。だってDSだもの。 みつを」精神で遊ぶとよろしいでしょう(苦笑)。今回は今回で頑張ってたと思われるけど、次回作に期待、ってとこですかね。「性能が低い機種でも良い物は作れる」と同時に、真逆の「やっぱり性能はあるにこしたことはない」とも思わされる、なんとも不思議な作品。 |
掲載日:2010年11月14日
更新日:2010年12月12日
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・大神 (2009年・Wii) |
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