おさわり探偵 小沢里奈
メーカー:サクセス
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2006年4月13日
価格:4800円
ジャンル:アドベンチャー


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 6 6 7 5 5 6 70
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
んふんふ(良いところ。)
・世界観が極めて独特。主人公の女の子の助手が『んふんふ』しか喋らない『なめこ』だったり、ガイコツが普通に歩いていたり、町全体が妙にブラックな雰囲気だったりする。そういった街中にある様々な物を『おさわり』して調べたり、反応を見たりするのが面白い。

・主人公の小沢里奈は寡黙な少女だが、DSの上画面では心の声が表示されており、真面目な対応をしていても結構ツッコミを入れていたり毒を吐いていたりしていて愛嬌がある。

・探偵とはいうものの、殺人事件があったりする訳ではなく大した事件は起こらない。全体的にゆる〜い雰囲気で、緊迫感といったものもなく、難しくないので誰でもお手軽にプレイできる。
んふんふ(ダメなところ。)
・タイトルが狙いすぎている。おさわりという何ともいやらしい響きから、いわゆる大きなお友達を狙ったところがあるのだろうが、このタイトルでは小さなお友達及び小さなお友達の親が嫌がるだろう(笑)。しかも内容はそういうアダルトな内容を一切含んでいないので、タイトルからは狙っている客層が分からない。

・パッケージの時点でこれまた分かる事だが、世界観や絵柄がかなり独特で賛否が大きく分かれそう。自分は何でもホイホイプレイするタイプなので問題はなかったが、雰囲気が良いゲームであるのでこれを受け入れられないとキツいかもしれない。

・クリアまでの時間がけっこう短く、やり込みも大したことないのでボリュームは少ない。

・全体的に難易度が低く、詰まったとしても色々試したら何とかなる事が多いので、さほど考えないでクリアができてしまう。
んふんふ(感想です。)
 今や本作よりもスピンオフ元の『なめこ』の方が有名になってしまったが、本作は本作なりの見どころがある。かく言う自分も、無料スマホアプリの『なめこ』からこのゲームへたどり着いたクチではあるが、奇妙かつヌル〜い世界観や多数のキャラの変な魅力は『なめこ』とはまた違った面白さがある。
 難易度は簡単で、クリアまでのハードルはかなり低いので『なめこ』の方しか知らなく『なめこ』の初登場となった本作を知りたい!と言う人や、パッケージ等の絵柄や世界観がわりと好き!という人は、一度やってみてほしい。

掲載日:2016年3月21日


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