ルパン三世 史上最大の頭脳戦
メーカー:バンダイナムコゲームス
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2010年2月11日
価格:5229円
ジャンル:アクション(アドベンチャー)


執筆:アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
67
プレイ時間…10時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
ふっじこちゃ〜〜ん!
最高じゃな〜いの〜〜!(ルパン風に
ダメだな、コリャ。
俺はァ寝る。(次元大介風に
・完全に2Dグラフィックだけども、DSレベルの3Dだとかえって見栄えが悪いので、2Dドット画スタイルなのは支持したい。チマチマとしてるけど“らしさ”は感じられるし、動きも良い。

・右で挙げてるような諸々詰めの甘さはあるけども、全体としては丁寧に作られてるな、と言う感じがする。ゲームとして面白いと感じる物が極端に少なかった過去のルパン三世のゲームと比べれば一本の作品として良く出来ている。

・謎解きはかなり難易度が高いが飛ばす事もできる。ヒント等が用意されているのは親切。
・謎解きなんかは同時期に流行った『レイトン教授』のノリそのままですやね…。アクションパートの中に無理矢理“レイトン”系パズルが入ってる感じで、しょっちゅう細切れにイベントが発生して足が止まるんで、プレイにおけるリズム感がブツ切れになって印象がよろしくない。

・アクション部分が実にもっさり。もうちょいきびきびとスピーディに動いて欲しいと感じたのは私だけでしょーか?無駄に使用するボタンが多過ぎるのも考え物。

・パート毎(更に言えば道中のクイズ・謎解きとか全部)で操作方法に統一感が無く、「あれ?これはボタン操作ダメなの?」とか「ここタッチペン使えないの?」とか感じる事が多い。操作の切り替えが頻繁なんで余計痛い欠点。
感想だァァ!逮捕する〜〜!(銭形警部風に
 アレですな、『ルパン三世版のレイトン教授』って感じ。この一言で完全に説明がつくな(苦笑)。若干アクションの比率を上げてアドベンチャー的な比重を落とした感じ。作りとしてはシステム的に完成しているレイトン教授に則った作りなんで、安定の出来。
 ルパン三世のゲーム(特にバンダイ系のトロトロアクションとかアスミック系のアドベンチャーゲームとか)って見た目は良いけどゲームとして余りにもストレスだらけでイライラさせられっぱなしだったけど、このゲームはルパンらしさを残しつつしっかり遊べる内容になっていると思う。

 …ま、ちょっと脱線的な話になっちゃいますがネ、一ルパンファンの管理人アルツ的にはもっと軽やかなアクションとルパンファミリーの戦闘能力の高さを堪能できる純粋なアクションゲームの方が世界観に合ってると思うんだけど(アニメ版とかにしても潜入や工作はさらっとこなしてるわけだし、原作にしても絵柄的に動きとか躍動感とか重視した画風なんでネ)…そういう超絶アクションルパンって…出ませんねェ。ま、操作していてルパンらしさを感じるだけのアクションゲームってのが他のジャンルよりも開発するの大変そうだけど。

掲載日:2013年10月21日


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