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燃えろ!!プロ野球
メーカー:ジャレコ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1987年6月26日
価格:5800円
ジャンル:スポーツ


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この練習球、暗闇で光るんだぜ!?

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 3 7 3 5 36
プレイ時間…20〜25時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・見た目が当時としては珍しいリアル等身でインパクトはあった。合成音声で審判が喋るのも斬新で驚きがあった。画面の構成が投手視点であり、TVの野球中継の雰囲気で遊べるって意味でユニークさがあった。

・当時は「勝手に合同チームにさせられている」など酷い扱いで端折られる事が多かった悲劇のパリーグ球団がちゃんと収録されているのがちょっと嬉しい。

・バグとか作りの粗さに起因するシュールさが味と言えば味なのかもしんない(苦笑)。
だめですばい。
・作りが全体的に粗末。「選手を使い切るとフリーズ」やら、バットを振った判定が残っているのか「ファールの次は絶対にストライク」やら、細かなバグが多い粗末さが目立つ。

・バランスやら挙動やら、全体的に色々おかしい。パワーヒッターでバットを半分出したままにしとけばホームランになる「バントホームラン」を筆頭に、殆ど存在する意味の無いパラメータ、運で全て決まってしまう打撃の方向とか色々ツッコミどころは多い。

・リアル等身で見た目は良いのだが、動きはぎこちない。当時のROM容量の都合上、滑らかなアニメーションを用意するのはキツかっただろうけども。
感想なり。
 当時の主流派の野球ゲーム『ファミスタ』に対抗して作られた、別路線を征く孤高の野球ゲーム。…なのはよろしいのだが、野球ゲームとしての作りの根っこ部分が粗末過ぎて、マトモに遊ぼうとすると色々とストレスが満載な点がトホホ。ただ、あんまりトホホ部分が多いせいで別な方向にブッ飛んでいってしまい、逆にシュールさとか他の同ジャンルのゲームには無い変な味わいが生まれている事もまた確か。

 こういう出来でも子供時代にはなんだかんだで熱中して遊んでたもので、『愛すべきクソゲー』とは言えるのかもしんない。

掲載日:2017年10月10日
更新日:2023年5月2日


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