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ワリオの森
メーカー：任天堂
開発：任天堂開発第一部
機種：ファミリーコンピュータ
発売年月日：1994年2月19日
価格：4900円
ジャンル：パズル（落ちモノ・アクション）
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| 映像 | 音楽 | 快適性 ＆操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
| 5 | 8 | 6 | 9 | 8 | 7 | 82 |
| 良ひ！良ひぞッ！ |
| ・落ちてくるパネル（＝モンスター）を回転させるのではなく、降ってくるモンスターを直接持ち上げやキックで移動させるシステムが独特過ぎる。落ちモノ系パズルゲームとしてはアクション要素が濃い。ムリヤリ分類すれば落ち物系のパズルなのだろうが、その楽しさの本質は他のメジャーどころのパズルでよくある『一度に豪快に消して快感を味わう』部分でなく、『プチプチと作業を効率化し、アドリブ性を楽しむ、楽しめる』所にあるのだと、わしは思う（※力説）。 ・序盤はハッキリ言って退屈。また、操作に手間取ってるようでは面白いとは思えない作りであるとは思う。ただ、キノピオを自在に操作できるようになり、スムーズに爆弾を捌けるようになると面白さが滲み出てくる、妙な中毒性を備えたパズルゲームだとは思う。個人的に面白いのは、味方であるはずの妖精が阿修羅の如く暴走して雨あられの如く爆弾を産みまくる中盤以降。次々と降り注ぐ爆弾をその場その場で巧く捌いて華麗にモンスターを消していく即興性の高さにある。気分はそう、超一流のジャズピアニストのように（なんやそれ）。 ・ゲームモードが豊富に用意されている。特に10ステージ毎にボスが待ち受けるＢモードは節目節目でデモも挿入されたりして楽しい。 ・スーパーマリオシリーズの脇役だったキノピオが主人公。敵のワリオや画面右上のウインドウでキノピオを応援するキャサリンなど、人選が渋過ぎる。ファミコンの発色数の関係で任天堂から出てんのにワリオの色がヘン（帽子が紫！）パチモノ臭いB級感がたまらないのだ！ |
| イカンぞね。 |
| ・操作感覚が重い。キー入力からキノピオが動作するまでやや間があるためか、操作感はあまり良くない。全体的にレスポンスが悪い＆クセが強い感じであり、相応に慣れは要る。 ・この手の落ち物系パズルとしてはルールがやや複雑で、直感で遊ぶタイプではない。狙わないとまず連鎖は出ない（もっとも、連鎖が必要なバランスでもないが）。コツコツモンスターを消していく展開になりがちで、爽快感だとかを追求してるスタイルのゲームではない。モンスターが一列に一定数以上並ぶと爆弾までモンスターに変わってしまうため、不利な状況であるほど辛いのも意地悪仕様かもしれん。 ・後半は味方であるはずの妖精が暴走、トンでもないスピードで爆弾を生み出すため、コイツに殺される事もしばしば。殺意ギンギンです（コワ〜ッ）。慣れてくると爆弾の降るスピードが落ちるワリオタイムの方が安心できたり（苦笑）。 ・ファミコン末期のソフトとしては正直グラフィックはショボい。 |
| 感想であーる！ |
| 任天堂製としては最後のファミコンソフト。任天堂製としては『ゼルダの伝説1』と共にファミコンのラストを飾った。…のだが、かのハミ痛さんのクロスレビューなんかでは『ゼルダ1』は大絶賛だったくせに、こちらの『ワリオの森』はシステム面を全否定されるとか必要以上にケチョンケチョンに貶されまくっていたような記憶がある（苦笑）。 当時、時代はスーパーファミコン全盛でこの作品は完全に埋もれてしまったが、出来自体は決して悪くない。キノピオが主人公って点もシブい！プレイヤーを殺す気満々の妖精さんにも注目だね！！一気に消しての爽快感を味わう類のゲームではなく、とことん作業効率を高めてアドリブ性を楽しむタイプのゲームだとは思う。個人的にはSFC版のパネルでポンと並んで任天堂のパズルゲームでは一番好きなタイトルだったりする。 『ドクターマリオ』や『ヨッシーのクッキー』同様、任天堂内部で作られたと思われるパズルゲームであると思うのだが、何故かまったく新作が出ない。ファミコン末期と言う時期が悪いことはあったろうけど、そんなに売れてなかったのかなぁ！？サテラビューなんかで一応配信もされてたけれど、パッケージソフトとしては出てないのが悲しい。個人的には凄く好きなんですけどねェ。3DSの川島教授の鬼トレでまさかのリメイクがあったが、ゲーム内のオマケでなく、完全新作とか、DL販売で良いから出ないもんかねぇ。 昨今はDLタイトルとしてパズルゲームも多く出てるので、リメイク・もしくは完全新作なんて出たら、もう速攻で買っちゃいますケド。 |
掲載日：2004年11月5日
更新日：2021年12月28日
ワリオの森攻略ページもどうぞ → こちら
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