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マリオテニスGB
メーカー:任天堂
開発:キャメロット
機種:ゲームボーイ(カラー専用)
発売年月日:2000年11月1日
価格:3800円
ジャンル:スポーツ(テニス・育成)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 7 8 8 7 8 7 79
プレイ時間…50〜60時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高ばい。
・自分で好きなようにキャラクターを育てていくのが楽しい。育てたキャラクターをニンテンドウ64『マリオテニス64』で使用できるのも面白い。ゲームボーイ側では何か特化型でもゲームを進めるのにはそれほど難儀しないため、育成の自由度は高い(完全にスピンのみ、とかだと流石にツライが)。

・「使いやすくて強いキャラ」を作ろうとするとスピン以外に経験値を集中させていくのが良い感じだが、パワー等を度外視してサイドスピンやコントロール特化の変なキャラも作れるのは面白い。64版のマリオキャラはある程度バランスが取れた能力になっているが、本作で育てて持っていったキャラは「クッパ並のパワーとヨッシーのスピードを併せ持つ」とか「移動すら難儀するが変なスピンが掛かる」とか、妙な味わいのキャラも作れる。

・携帯機ながら操作は据置機版と同様に遊べるのが嬉しい(…というか、恐らくは最初からゲームボーイのボタン数でも違和感なく操作できる事を優先して64側も設計されたものと思われる)。64版と同様にタイミング型ではなく溜めて自動で打ち返すタイプなのでラリーが続きやすく、その点でも慣れやすいのは◎。

・グラフィックは派手さは無いもののクッキリ見やすく仕上がっている。サウンドも64側で使われた曲がゲームボーイ音源で無理なくアレンジされており好印象。
イカンぜよ。
・トーナメントの決勝なり、節目節目でフルセットの試合があるが、試合の時間が長くなりがちでダレる。中断できるのは一応救いではあるが。

・あくまでメインはオリジナルキャラの育成パートであり、マリオキャラは本編では終盤まで姿すら拝めず影は薄い。エキシビジョン等のメインモード以外で使えるキャラも少なめ。

・ゲームを進める上でそれほど致命的ではないとは思うが、一部のミニゲームに法外な難易度の物(ひたすら連打を求められる物とか妙に運が絡む物だとか)があったりする点は理不尽であり、なんとかして欲しかった。

・テニス部分のバランスは『マリオテニス64』と比べるとコート後ろに下がってのストロークプレイが弱く、前に出てドロップショット→反対側に打ち返す戦法があまりに強すぎる印象(コレだけでラスボスまで行けてしまうのは極端過ぎるのでは)。
感想じゃい。
 『マリオテニス64』のゲームボーイ版。同じく対になっていた『マリオゴルフ64』・『マリオゴルフGB』と同じような作りになっている。
 先に出た64版は対戦に比重を置いた作りだったが、こちらは育成をメインに据えたRPG的な作りとなっており、一人でチマチマ遊ぶのが楽しいタイプ。相互の連動要素もあり、育成したキャラを64に持っていって使える等の要素もあり。『シャイニングフォース』や『黄金の太陽』等のRPG作品を手掛けたキャメロット社の強みも出せてたと思う。

 だんだん育成部分の比重が軽くなり連動等による楽しみ方も無くなった後のマリオテニスシリーズ作品に比べると、携帯機版1作目の本作の方が一番RPG的な楽しみ方ができ、ゲームバランスも整っててボリュームもあったよなァ…と思ったり。最近のキャメロット製のマリオゴルフ/テニスは良くも悪くも対戦特化&見栄え重視のイロモノショット多めなどのパーティゲー的な作りにシフトしてて、単純な物量って意味ではだいぶ見劣りするようになって来た感が否めず。
 本作みたいな本格的なRPG・育成要素も備えたマリオテニス/ゴルフもおそろそろ作ってくれんですかねー、キャメロットさん(あとほったらかしの『黄金の太陽』もな!)。

掲載日:2008年3月17日
更新日:2026年4月28日


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