絶対絶命でんぢゃらすじーさん
〜史上最強の土下座〜

メーカー:キッズステーション
開発:六面堂
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2003年9月26日
価格:4800円
ジャンル:アドベンチャー


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GBAカセット


原作全20巻完結セット

執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
5 6 6 8 5 5 6 71
プレイ時間…7時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
いいところなのじゃ!!
・とにかく笑える要素がたっぷり。効果音一つとっても、肉声がすごく力が抜けるような声だったり、屁の音だったりする。原作のでんぢゃらすじーさんで笑えた人なら本作のノリでも笑えると思われる。

・操作性が笑える意味で滅茶苦茶。選択肢の決定ボタンがRボタンってなんなのよこれ(笑)。もちろんこれらはわざとやっている事であって、ゲーム全体の謎要素に対する受け入れにくさは最初はあるものの慣れてくると慣れてしまった自分にまた笑ってしまう(笑)。

・ミニゲームが豊富で、音ゲーやマリオのような横スクロールアクション(しかし左に進むというまたもや謎仕様)やパズルゲー等、普通とは違うが一般的なゲームと似たジャンルのミニゲームが揃っている。さらにじーさんの姿によって操作性や有利性が大きく変わる仕様があり、クリアするのが絶望的なじーさんの姿もあったり、難しいミニゲームでも一瞬でクリアできるじーさんの姿があったりととにかくミニゲームもバランスが(良い意味で)壊れている。
悪いところなのじゃ!!
・原作のノリを綺麗にゲームに移しているので、このハチャメチャギャグが受け入れられない人だと一気につまらなくなると思われる。

・何度も周回プレイするゲームなのに文章のスキップやマルチエンディング集といったものが用意されていない。不便です。

・笑えるネタもある程度見たら飽きてくるので、基本的にはやっぱり一発ネタのゲームなのは否めない。
感想なのじゃ!!
 うーん、バカバカしい(笑)。ゲームとしての突っ込み所は多いんだけど、なんとも原作の再現がいい感じに出来ているんだなあこれ。笑い上戸かつ原作をチビの頃に読んでいた自分としてはこういうノリのゲームはかなり笑ってしまう。

 微妙に大人にしか分からないであろうパロディネタを入れてくるのもツボにくる。ある程度、色んな知識が入っている年代ながら中身は空っぽの子供な自分にはうってつけだったんじゃないかな。

 原作のノリをゲームに見事に再現できている。周回プレイが微妙にしにくいのが気になるが、わりとバカゲーとしては良質だったと思う。

掲載日:2016年9月5日


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